茂木敏充議員
自由民主党・無所属の会
中立
発言20回
スタンス判定の根拠
人道と安全保障を勘案したバランスある議論でのルール作りに積極的・建設的に参加すると表明
「我が国としては、今後とも、一つは人道、そしてもう一つは安全保障、こういった視点を勘案したバランスの取れた議論を通じて、広く国際社会において共通の認識が得られるように、LAWSに関する国際的なルール作りに積極的に建設的に参加をしていきたい、こんなふうに考えております。」
LAWSの国際規制をめぐり、原則禁止か人道・安保バランス重視かが争点となっています。
自律型致死兵器システム(LAWS)とは、人間の直接的な介入なしにAIが標的の選択・攻撃を判断・実行する兵器システムを指します。本テーマは、こうしたLAWSの開発・使用を国際的にどのように規制すべきかを巡る議論です。国会では、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みを活用した国際ルール策定への日本の関与のあり方が問われています。議論の中心は、LAWSを一切製造・使用しないという原則的禁止の立場と、人道的観点と安全保障上の現実を両立させながら幅広い国際合意を目指すバランス重視の立場との間にあります。公明党はAIの軍事利用規制を平和創出の観点から重視し、明確な禁止方針を求めています。一方、政府(外務省)は、人道と安全保障の双方を考慮した議論を通じて国際社会での共通認識の形成に積極的・建設的に参加するとの方針を示しています。技術の急速な進展とともに国際的なルール形成の緊急性が高まっており、日本がこの議論においてどのような立場を取るかが問われています。
LAWSをそもそも製造・使用しないという原則的禁止の立場と、安全保障上の現実を考慮しながらルール形成に参加するという立場が対立しています。前者は人道的・倫理的観点を優先し明確な禁止を求めますが、後者は広範な国際合意の形成を重視し、禁止よりも規制の枠組み構築を優先する姿勢を示しています。
LAWSの規制議論において、人道的観点を最優先とするか、安全保障上の必要性も同等に勘案するかという点で立場が分かれています。政府はこの二つの視点をバランスよく考慮した議論を主張しており、どちらを優先するかが規制の内容や強度に大きく影響します。
国際的なルール作りの場として特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みを活用することの有効性についても議論があります。CCWを通じた多国間交渉で実効性のある合意が得られるか、あるいは別の枠組みが必要かという問いが背景にあります。
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LAWSの製造・使用・移転を国際条約によって全面的に禁止するアプローチです。対人地雷禁止条約(オタワ条約)やクラスター弾条約と同様に、人道的観点を優先した法的拘束力のある禁止条約の締結を目指します。市民社会や一部の国々がこの立場を支持しています。
関連する争点: LAWSの製造・使用禁止の是非
メリット
デメリット
LAWSを全面禁止するのではなく、攻撃の最終決定に必ず人間が関与すること(「meaningful human control」)を国際的に義務づける規制枠組みを構築するアプローチです。禁止ではなく行動規範や基準の設定により、幅広い国の参加を促しながら人道的リスクを低減させることを目指します。
関連する争点: 人道と安全保障のバランス
メリット
デメリット
既存の特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の政府専門家会合(GGE)の場を活用し、法的拘束力のある文書または政治的宣言の形でLAWSに関する国際規範を策定するアプローチです。日本政府も現在このアプローチを支持し、建設的に議論に参加する方針を示しています。
関連する争点: CCWの枠組みの有効性と適切性
メリット
デメリット
CCW交渉と並行して、同志国・有志国間でLAWSに関する共通基準や行動規範を先行して策定し、国際社会への波及効果を狙うアプローチです。CCWでの全体合意が難しい場合のオルタナティブとして、または補完的手段として機能することが期待されます。
関連する争点: CCWの枠組みの有効性と適切性
メリット
デメリット
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