テーマの概要
処遇改善加算中心の賃上げ策に対し、基本報酬の引上げを求める議論です。
介護事業所の経営安定と基本報酬の引上げをめぐる議論です。現行の介護報酬制度では、賃上げ手段として処遇改善加算が中心的な位置づけとなっていますが、この加算措置が適用される事業所は限られており、すべての介護事業所の経営安定に直結しないという指摘があります。基本報酬は介護サービスの提供に対して広く支払われる報酬であり、その引上げは事業所の経営基盤全体を底上げする効果が期待されます。2027年度の介護報酬改定に向け、処遇改善加算に依存した賃上げ策から、基本報酬そのものの引上げへと政策の重心を移すべきかどうかが問われています。特に、加算の要件を満たせない小規模事業所や体制整備が困難な事業所においては、処遇改善加算の恩恵を受けにくく、経営の持続可能性への懸念が高まっています。こうした現場の実態を踏まえ、基本報酬の引上げを行わない理由と今後の方針について、政府の明確な説明が求められている状況です。
