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マーカーワクチン実用化により豚熱清浄国ステータスの回復を目指す取り組みです。
豚熱(CSF)は、かつて日本が清浄国ステータスを維持していた疾病ですが、近年の国内での豚熱発生により、そのステータスが失われています。清浄国ステータスの回復は、日本の養豚産業における輸出競争力や国際的な信頼回復に直結する重要な課題です。現在、国内ではワクチン接種による豚熱の封じ込めが行われていますが、通常のワクチンを使用した場合、抗体検査で感染と予防接種の区別がつかないため、清浄国認定の要件を満たすことができません。そこで注目されているのが「マーカーワクチン」です。マーカーワクチンは、感染由来の抗体とワクチン由来の抗体を区別できる検査(DIVA戦略)との組み合わせにより、ワクチン接種を継続しながらも清浄国ステータスの回復を目指すことを可能にする技術です。農林水産省はマーカーワクチンの実用化に向けた研究を推進しつつ、適時適切なワクチン接種や飼養衛生管理の徹底、野生イノシシ対策などの総合的な防疫対策を並行して進めていく方針を示しています。国会においては、こうした取り組みの進捗や実用化の見通し、清浄化に向けたロードマップについて議論が行われています。
