テーマの概要
障害のある女性の複合的困難を男女共同参画施策に反映させる方策が問われています。
このテーマは、障害のある女性が「障害者であること」と「女性であること」の両方の属性から生じる複合的な困難に直面しているという現状認識を踏まえ、男女共同参画施策や政策決定の場にその視点をどのように反映させていくかを巡る論点です。国会審議において、今井絵理子議員が障害のある女性の複合的困難の視点を施策や政策決定に反映するよう求め、黄川田仁志政務官がその指摘を受けて、障害者施策担当部門との連携や当事者からの意見収集を通じて施策を進める方針を表明しました。障害のある女性は、障害に起因する困難に加え、性差別や社会的排除といった課題が重なることで、より深刻な不利益を被る可能性があります。こうした複合差別への対応を男女共同参画の枠組みのなかでどのように位置づけ、実効的な施策として展開するかが問われています。政府側は問題意識を共有しつつも、具体的な施策の詳細については今後の検討に委ねられており、当事者の声をいかに政策立案に取り込む仕組みを構築するかが今後の課題とみられます。
