テーマの概要
憲法上に都道府県を明文化し、地方自治の充実強化と合区問題の解決を図る議論です。
地方公共団体の憲法上の位置づけと地方自治の強化に関するテーマは、現行憲法第八章における地方自治の規定が不十分であるとの認識を出発点としています。具体的には、都道府県という行政単位が憲法上に明文で位置づけられていないことが、参議院選挙における合区問題の根本的な原因の一つとして指摘されています。投票価値の平等という憲法上の原則と、都道府県単位での民意反映という地方自治の要請との間に緊張関係が生じており、その解決策として憲法改正による都道府県の明文化が議論されています。また、国と地方の関係における都道府県の役割が憲法上に明記されていないことも課題として挙げられており、広域自治体を参議院の選挙区と定める根拠を憲法に設けることで、地方自治の充実・強化を図るべきとの提案がなされています。この議論は、地方の民意をいかに国政に反映させるかという観点から、憲法改正の必要性を論じるものです。
