テーマの概要
洋上風力開発で得た海底地形情報の外資流出による安全保障リスクと管理策が議論されています。
浮体式洋上風力発電の開発に伴い、事業者が取得する海底地形情報の安全保障上の管理のあり方が議論されています。洋上風力発電の設置・運用には詳細な海底地形データの調査が不可欠ですが、このデータは潜水艦による海上作戦の基盤となる軍事的に極めて重要な情報でもあります。外資系企業が洋上風力発電事業に参入する場合、海底地形の調査情報が外資系企業を通じて海外に流出するリスクがあり、海洋国家である我が国の防衛の要である潜水艦の運用に支障を来す可能性が指摘されています。政府は、審査・誓約・外国為替及び外国貿易法(外為法)等の枠組みによりこうした情報を管理する方針を示しています。エネルギー政策としての再生可能エネルギー推進と、安全保障上の情報管理という二つの政策目標をいかに両立させるかが、本テーマの核心的な課題となっています。
