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豚熱対策として全頭殺処分を見直し、選択的殺処分制度の導入が進められています。
豚熱(CSF:豚コレラ)の感染拡大防止と農業現場の負担軽減を両立させるため、家畜伝染病予防法に基づく殺処分制度の見直しが議論されています。現行制度では、豚熱感染が疑われる農場において農場内の全ての豚を殺処分することが義務付けられていますが、この一律殺処分は農家への経済的・精神的負担が大きく、現場の疲弊が問題視されてきました。こうした課題に対応するため、政府は「選択的殺処分」制度の導入を法案として提出しました。この制度では、殺処分の対象を農場内の全頭から検査で陽性となった豚等、蔓延防止に必要な範囲に限定することが骨子となっています。農林水産省は法案公布後の即日施行に向けた準備を進めており、農家・消費者双方にとって有益な改革と評価する声も上がっています。一方で、都城市など特定地域での豚熱拡大防止に向けた防疫措置の万全な実施を求める要請もなされており、制度改正と現場の防疫体制の充実を同時に進めることの重要性が指摘されています。豚熱の清浄化という中長期目標を見据えつつ、現場負担の軽減と感染拡大防止を両立させる取り組みが進められています。
