テーマの概要
防衛産業を成長戦略分野に位置付けることの是非をめぐり賛否が分かれています。
本テーマは、防衛産業を国の経済成長戦略の一分野として位置付けることの是非と、防衛産業が民生部門に与える影響をめぐる議論です。政府側は、防衛産業がデュアルユース技術(民軍両用技術)の活用を通じて民生部門への波及効果をもたらし、経済成長に寄与し得る産業であるとの認識を示しており、危機管理投資・成長投資の戦略分野として位置付けることを正当化しています。一方、野党側はこうした位置付けに懸念を示し、軍事と経済は本来別に考えるべきであるという立場から異議を唱えています。防衛費増額と産業政策が交差するこの論点は、安全保障政策と経済政策の境界線をどこに引くかという根本的な問いを含んでおり、デュアルユース技術の活用推進が軍事と経済の一体化につながるのではないかという懸念も議論の背景にあります。
