テーマの概要
積極的な成長投資と財政健全化指標の達成を同時に追求する政府方針をめぐる議論です。
本テーマは、政府が掲げる「責任ある積極財政」という方針のもとで、経済成長への積極的な投資と財政の持続可能性をいかに両立させるかをめぐる議論です。具体的には、危機管理投資や成長投資といった分野への大胆な投資を通じて強い経済を実現することを目指しつつ、予算全体のめり張り付けによる歳出の効率化や、新規国債発行額の抑制、公債依存度の低下、さらにはプライマリーバランスの黒字化といった財政健全化の指標達成を同時に追求するものです。令和八年度予算においては、新規国債発行額を二年連続で三十兆円未満に抑え、二十八年ぶりにプライマリーバランスの黒字化を達成したことが成果として示されています。この議論は、財政出動による経済活性化と財政規律の維持という、ともすれば相反しうる二つの政策目標をどのように調整・実現するかという点に核心があります。
