テーマの概要
内密出産の法整備と子の出自を知る権利の保障をめぐり、推進と慎重論が対立しています。
内密出産制度とは、望まない妊娠などの事情により病院以外での出産や赤ちゃんの遺棄・死亡を防ぐため、母親が身元を明かさずに医療機関で出産できる仕組みです。本テーマは、この制度の法整備を進めるべきかどうか、またその前提として子どもが自らの出自(生みの親が誰であるか)を知る権利をどのように保障するかをめぐる議論です。賛成側は、まず命を守ることを最優先とし、その上で子どもの出自を知る権利も含めた包括的な権利保障を法整備によって実現すべきと主張しています。一方、慎重派は法制化の是非そのものも含めて幅広い観点から議論を積み重ねる必要があるとして、拙速な立法化に留保を示しています。こども家庭庁が所管する課題として位置づけられており、引き続き国会での議論が求められています。
