テーマの概要
大規模設備投資減税と繰越税額控除の導入を巡り、中小企業への適用範囲が争点となっています。
本テーマは、大規模かつ高付加価値の設備投資を対象とした減税制度の創設と、繰越税額控除の導入・活用を巡る議論です。政府・与党側は「強い経済の実現」を目標として、大胆な設備投資促進税制の創設を明言しており、賃上げ促進税制の見直しや研究開発税制の強化と合わせて経済の底上げを図る姿勢を示しています。一方、野党側からは制度の方向性そのものに一定の評価を示す声もありますが、適用要件の下限設定(投資額五億円)が中小企業にとって高すぎるという懸念が提起されています。三年間の繰越税額控除については、一部の野党会派が従来から強く求めてきた施策であるとして肯定的に評価しており、与野党間で一定の共通認識がある一方、制度設計の詳細—特に中小企業への適用可否—について意見が分かれています。このように、本議論は設備投資促進という大きな方向性では概ね一致しつつも、制度の恩恵が中小企業を含む幅広い事業者に届くかどうかを焦点とした論点が中心となっています。
