テーマの概要
ランピースキン病を家畜伝染病に格上げし、殺処分義務化と検疫強化を図る法案が提出されています。
本テーマは、牛に感染するウイルス性疾病であるランピースキン病を家畜伝染病予防法上の「家畜伝染病」に格上げするとともに、検疫体制を強化するための法案に関する議論です。ランピースキン病は牛に皮膚結節や発熱等を引き起こすウイルス感染症であり、海外での発生状況の変化や、輸入検疫を適切に受けずに持ち込まれる肉製品等の増加を背景として、国内への侵入リスクが高まっていることが立法の動機とされています。法案の主な内容として、ランピースキン病を家畜伝染病に追加し、感染牛を殺処分の対象とするとともに、死体の焼却等の措置を義務付けることが盛り込まれています。また、検疫体制の強化も一体的に図る方針が示されています。法案提出者である農林水産省側(鈴木憲和大臣政務官)が複数の国会審議の場でこの方針を一貫して表明しており、政府として積極的に推進する姿勢が見られます。スタンスデータにおいては反対意見や慎重意見は確認されておらず、政府提出法案として国会に提出された段階の議論状況が示されています。
