アクセス・無害化措置の要件設計が令状主義に反するかを巡る議論
このテーマは、警察官職務執行法の改正で新設される六条の二に基づくアクセス・無害化措置について、その要件の定め方と、憲法上の令状主義との関係をどう考えるかを巡る論点です。批判的な立場からは、同条に危害の切迫性要件がなく、警察官の権限行使の濫用を許さないとする警職法の趣旨を逸脱し、現場の権限を拡大するものだと指摘されています。また、当事者協定に基づくもの以外の通信情報の利用は刑事責任の追及に結び付き得るため、最高裁判決に照らしても憲法35条の令状主義が適用され、令状のない制度は違憲となる可能性があるとの主張があります。これに対し政府側は、外務大臣との協議により国際法上許容される範囲内で措置を行うことを確保しており、令状主義に反するとの指摘は当たらないと反論しています。さらに、同条第2項は国内法上の要件を定めたものであり、国際法上の対抗措置や緊急状態の要件を定めたものではなく、それらは別途適用されるという制度の立て付けを支持する見解も示されています。
六条の二に危害の切迫性要件がないことについて、警察官の権限濫用を許さないとする警職法の趣旨を逸脱し、現場の権限を拡大するもので令状主義に反するとの批判があります。
当事者協定に基づくもの以外の通信情報の利用は刑事責任追及に結び付き得るため、最高裁判決に照らしても憲法35条の令状主義が適用され、令状なしの制度は違憲の可能性があるとの主張があります。
政府側は、外務大臣との協議により国際法上許容される範囲内で措置を行うことを確保しているため、令状主義に反するとの指摘は当たらないと反論しています。
六条の二第2項は国内法上の要件を定めたもので、国際法上の対抗措置や緊急状態の要件を定めたものではなく、それらは別途適用されるという立て付けを支持する見解があります。
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六条の二に基づく措置の発動要件として、危害の切迫性を明確に位置づける方式です。警察官職務執行法が従来から権限行使に一定の限定を設けてきた趣旨に沿い、措置を行える場面を絞り込む考え方です。
関連する争点: 危害の切迫性要件の欠如
メリット
デメリット
通信情報の利用が刑事責任の追及に結び付き得る場合に、憲法35条の趣旨を踏まえ、裁判官の令状などの事前の司法審査を設ける方式です。
関連する争点: 通信情報の利用と憲法35条
メリット
デメリット
措置の実施に当たり外務大臣と協議し、国際法上許容される範囲内で行うことを確保する方式です。政府側が令状主義に反しないと説明する根拠の一つとされています。
関連する争点: 外務大臣協議による国際法上の担保
メリット
デメリット
六条の二第2項は国内法上の要件のみを定め、国際法上の対抗措置や緊急状態の要件は別途適用される立て付けとする方式です。
関連する争点: 国内法要件と国際法要件の別建て
メリット
デメリット
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