テーマの概要
災害バックアップ法案と国会移転法の目的・候補地要件の整合性が問われています。
本テーマは、首都直下地震や富士山噴火等の大規模災害に備えた国会機能のバックアップ体制を整備する法案と、既存の「国会等の移転に関する法律」(国会移転法)との整合性を巡る論点です。国会移転法は国会・行政・司法の中枢機能を一体的に東京圏以外へ移転することを目的とするのに対し、本法案は災害時のバックアップ体制の整備を目的としており、両者の目的は異なるとする見解が示されています。一方で、国会移転法が指定する候補地(栃木・福島、岐阜・愛知)と本法案が定めるバックアップ機能の要件との整合性についても議論となっています。具体的には、関東圏内での対応が現実的との意見や、栃木県が災害バックアップ上有効との見解があるものの、本法案の要件ではそれが難しいとの指摘もあります。国会移転法の議論を本法案の附則検討に活用すべきとの提案もなされており、両法の関係をどのように整理し、実効的なバックアップ体制をどこで・どのように構築するかが主要な争点となっています。
