テーマの概要
副首都バックアップ体制における国会・裁判所の位置づけと本則・附則の整合性が論点です。
本テーマは、大規模災害時に副首都が首都機能をバックアップする体制を構築するにあたり、国会・最高裁判所・中央省庁等をその対象にどのように位置づけるかを巡る論点です。政府側は、政治・行政・司法・経済に関わる中枢的機能を維持すべき必須機能として想定し、バックアップ体制の構築を支持しています。一方で、法案の本則では政治・司法を含む国家社会機能の継続性確保を目的として掲げながら、附則第四条では国会・裁判所のバックアップ機能を法案の直接の対象外とし、国会自身による検討に委ねる設計となっています。政府はこの設計について、三権分立の観点から国会に関わる事柄を政府限りで決定することは不適切であるため、国会において先に検討を行い、その結果を基本方針に反映させる仕組みとしたと説明しています。これに対し、本則と附則が矛盾しているのではないかという指摘もなされており、国会・裁判所の扱いについて国会においてじっくり議論すべきとの意見も示されています。
