テーマの概要
積極財政への転換による成長投資の是非と、アベノミクスとの連続性が争われています。
本テーマは、高市政権が掲げる「日本成長戦略」および「危機管理投資・成長投資」を軸とした積極財政への政策転換を巡る論点です。政府側(城内実・日本成長戦略担当大臣)は、長年続いてきた過度な緊縮志向や投資不足の流れを断ち切り、大胆かつ戦略的な危機管理投資と成長投資を通じて強い経済を構築するとの方針を明示しています。今年夏に向けて労働市場改革を含む日本成長戦略の策定を進めるとし、責任ある積極財政への転換を明確に宣言しています。一方、野党側(岡田悟・櫻井周)は、アベノミクスの8年間において実質GDPや実質賃金が低迷したという実績を根拠に、現政権の経済政策はアベノミクスの焼き直しに過ぎず、円安下での積極財政はリスクが大きく、間違った方向に進んでいると批判しています。また、与党寄りの立場からも(橋本幹彦)、積極財政の推進自体は支持しつつも、政策目標や根拠の不透明さ、支出のワイズスペンディング性について懸念を示す意見も存在します。このように、積極財政の方向性そのものの是非と、その具体的な根拠・効果に関して議論が行われています。
