テーマの概要
海水温上昇等の海洋環境激変に対応した水産資源調査強化と水産業適応策を巡る議論です。
海洋環境変化への水産業適応と資源調査体制強化は、日本近海における海水温の急速な上昇を主な背景として、水産業の持続可能な発展を図るための政策的取り組みを巡る論点です。日本近海の海水温上昇は世界平均の2倍超に達しており、漁獲対象魚種の変化や資源量の変動など、水産業を取り巻く環境が急激に変化しています。こうした状況に対応するため、国会では水産資源の調査・評価体制の強化、AI活用や海水温自動観測機器の導入によるリアルタイムデータの収集、漁業者へのタイムリーなフィードバック体制の整備などが議論されています。また、漁獲対象魚種の変化に対応した新たな操業形態への転換、労働環境の改善と収益性向上を両立する新型漁船の導入、養殖生産体制の構築や陸上養殖の導入、加工原材料の安定的な流通確保なども重要な課題として取り上げられています。さらに、未来の水産業を担う経営体・人材の確保と育成、担い手の経営安定対策の推進も議論の焦点となっており、令和7年度補正予算や令和8年度当初予算を活用した施策の推進が表明されています。
