テーマの概要
重要物資の特定国依存脱却に向け、供給源多角化・リサイクル・日米協力を柱にサプライチェーン強靱化を推進
本テーマは、経済安全保障の観点から、レアアースや半導体などの重要物資・重要鉱物のサプライチェーンをいかに強靱化・多様化するかをめぐる議論です。日本は現状、これらの物資の供給を特定国(主に中国)に大きく依存しており、有事や地政学的リスクが高まる中で、この依存構造をいかに改善するかが喫緊の課題とされています。議論の中では、供給源の多角化・調達ルートの切り替え、国内産業・技術基盤の強化、都市鉱山(リサイクル)の活用、日米協力を軸とした戦略的パートナーシップの構築など、多面的なアプローチが取り上げられています。特に日米間の重要鉱物サプライチェーン強靱化アクションプランや戦略的対米投資については、経済安全保障上の重要な成果として評価する声があります。また、レアアースリサイクル予算の拡充やEUの重要原材料法を参考にした取り組み、海洋鉱物資源の開発加速、同志国からの調達優先といった具体的な政策提言も示されています。半導体については経済安全保障法に基づく設備投資支援が継続されており、サプライチェーン途絶による産業活動停止を防ぐための取り組みが進められています。
