議院運営委員会では、会計検査院の検査官任命同意に関し、検査官候補の田中淳子氏と挽文子氏が所信を述べ、委員会が質疑を行いました。田中氏はNHK出身で初のメディア出身の候補であり、挽氏は管理会計専門の再任候補です。質疑では、会計検査院の人員体制、広報強化、検査結果のフォローアップ、民間人材の登用と育成、国会からの検査要請への報告の迅速化が取り上げられました。財政面では、プライマリーバランス、予算のPDCAと不用額、公会計制度、建設国債と防衛費、FMS調達の検査などが議論されました。そのほか、官房機密費の検査、政治資金の不記載と会計倫理、緊急輸送道路の橋梁耐震補強、大阪・関西万博の経費、財務会計のデジタル化についても、高木氏、高橋次郎氏、石橋氏、三上えり氏、岩渕友氏、青島健太氏、熊谷裕人氏、浜野喜史氏らが質問や発言を行いました。
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全25テーマ ・ 紐づく質疑42件
プライマリーバランスの赤字と財政健全化
政策立案の根拠となるデータ等のエビデンスは、会計検査院が会計検査において施策、事業の効果の検証を行う際にも重要なものであると私も認識しております。
プライマリーバランス(PB)の赤字と財政健全化について議論されました。挽文子氏は、令和五年度検査報告で一般会計のPBがマイナス八・三兆円に改善したと記載したと述べました。同氏は財政改善の重要性は認める一方、黒字化目標の設定は内閣に委ねるとして明言を避けており、立場は賛成寄りの中間(スコア0.60)です。高橋次郎氏は、PB黒字化を財政健全化と国際信用に資するものと位置づけ、肯定的な立場(スコア0.80)を示しました。提示された材料には、重要な結論や決定事項は含まれていません。
上下水道の老朽化対策と予防保全について、挽文子氏は予防の考え方や品質とコストの関係に関心を示し、財政難が課題であると述べました。同氏のスタンスは賛成寄り(スコア0.65)で、予防を重視し財政面を見ていく姿勢が根拠とされています。一方で、具体的な施策への言及は乏しい状況です。提示された材料の範囲では、他の発言者の見解や、結論・決定事項は示されていません。
上水道、下水道等について、まあこれは国民として、やっぱり予防ですね、品質コストの考え方、一部できているんですけれども、できない理由はやっぱり財政難にもあると思いますので、その辺をしっかり見ていきたいなと一国民としては思っておりますが。
中小企業の価格転嫁・労務費転嫁指針の周知徹底に関して、原価の販売価格への適切な転嫁の重要性が議論されました。挽文子氏は、原価を販売価格へ適切に転嫁することは経済成長に重要であるという一般論を述べました。ただし個別の見解は控えるとして留保を付しており、立場は賛成寄りですが明確な賛否の表明には至っていません。浜野喜史氏は、賃上げに伴うコストは適正に価格転嫁される必要があると述べ、転嫁を支持する立場を示しました。提示された材料の範囲では、両氏とも価格転嫁の必要性を認める点で共通していますが、具体的な施策や指針の周知方法、結論・決定事項に関する発言は確認されていません。
予算のPDCAサイクルと管理会計による進捗管理について議論されました。熊谷裕人氏は、予算のPDCAが回っていない現状を問題視し、管理会計の効果に期待を示しており、立場は賛成です。挽文子氏は、問題点として事業計画の甘さを挙げました。そのうえで、目標達成のためには月次決算等による進捗管理が重要であると述べ、賛成の立場を示しました。さらに挽氏は、計画と決算の単位や提出先を揃えること、およびデジタル化が進捗管理の鍵になると述べました。提示された材料の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
予算編成の適正化と不用額の検証をテーマに、多額の不用額が発生している点が論じられました。挽文子氏は、不用額が多額に生じた原因を究明し、その結果を次の予算編成に活用することが重要であると述べました。同氏は不用額の原因究明を踏まえた予算編成の適正化に前向きな立場で、スタンスは賛成寄りと整理されています。提示された材料では、他の発言者の意見や具体的な不用額の金額、対象事業、結論や決定事項は確認できません。
まずは、各種事業の執行状況等について明らかにし、その上で、多額の不用額等が生じた場合には発生原因等について究明し、次の予算編成に活用していただくことなどが重要であると考えております。
会計検査結果の実効性とフォローアップについて議論されました。田中淳子氏は、課題の一点目として実効性を挙げ、毎年同種の指摘がある点を問題として述べるとともに、フォローアップが重要であると述べました。田中氏は、検査結果を活用するサイクルの強化が大事であるとしており、フォローアップに対して賛成の立場です。提示された材料の範囲では、他の発言者の意見や、結論・決定事項に関する記載はありません。
せっかく検査をしているんですけれども、それが実際に生かされていくというサイクルを強化していくということが大事かなと思います。
会計検査院における民間人材の登用と人材育成について議論されました。田中淳子氏は、民間登用を含む多様な人材の戦略的な確保と育成が大変重要であると述べ、賛成の立場を示しました。あわせて、デジタル技術の活用を含め、事務総局職員の能力向上に取り組む考えを示しました。挽文子氏は、人材育成に関する研修プログラムの見直しを支援したと述べ、価値観や理念を共有する人材を育成することが重要だと発言しました。挽氏は民間人材の登用そのものには言及しておらず、人材育成の面で肯定的な立場です。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
会計検査院の人員体制の拡充について、石橋氏が体制の拡充を質しました。これに対し、田中淳子氏は千二百人体制に無理がないか検証したいと答えました。田中氏は、資源に限界があることを認めつつも、機能を果たせる体制は求めるべきであると述べており、スタンスとしては賛成寄り(スコア0.72)と位置づけられます。提示された材料には、人員の増減に関する具体的な数値目標や決定事項は含まれておらず、本件で結論や決定が示されたかどうかは確認できません。
もちろん、政府全体で限られたリソースを配分しなくてはならないのでその限界もあるかと思うんですけれども、委員が御指摘のとおり、大変重要な機能を担っている会計検査院でありますので、十分にその機能を果たせるような体制というのは求めていくべきではないかなというふうに思っております。
会計検査院の広報強化と国民への分かりやすい情報発信について議論されました。田中淳子氏は課題の三点目として広報強化を挙げ、国会と国民への分かりやすい説明が必要だと述べました。また、若年層への発信としてSNSの活用や学校訪問など顔の見える広報を挙げ、財政民主主義の基盤として国民が税の使途を知ることが重要であるとし、現状には改善の余地があると指摘しました。田中氏は広報の改善余地を認めて接点づくりに取り組む意欲を示しており、立場は賛成寄りです(スタンススコア0.80)。これに対し挽氏は、検査報告で図表を活用し、報道関係者の意見も取り入れたスライドを作成していると説明しました。さらに、院長自らが加わる発信改善のプロジェクトチームにより改善しつつあるものの、まだ十分ではないと述べました。決定事項は示されていません。
そういうそのリアルの接点づくりというのもますます重要になってくるのではないかなと思っていますので、仮に検査官に任ぜられることになりましたらば、その辺もちょっと取り組んでみたいというふうに考えております。
会計検査院の検査における有効性と安全性の重視について議論されました。田中淳子氏は、施策が目的を達成しているかを原因分析まで踏み込んで検査する有効性の観点に感銘を受けたと述べ、賛成の立場を示しました。また、安全性も観点の一つであるとして、橋や道路が耐震基準を満たしているかの検査例を挙げました。挽文子氏は、安全性が担保された上で経済性が重要になるとの考えを示し、これまで安全性と有効性を重視してきたと述べ、賛成の立場です。同氏は上下水道を含む安全・安心の分野に関心を持ち、品質コストの考え方を重視する姿勢も示しました。両氏とも検査における有効性と安全性の重視に肯定的で、反対や中立の立場からの発言は提示されていません。決定事項に関する記載もありません。
会計検査院の検査官会議の組織マネジメントについて議論されました。田中氏は、検査官会議の役割を取締役会に例え、広い視野とバランスの取れた判断力が必要であると述べました。あわせて、心理的安全性を確保し、風通しの良い組織づくりを重視する考えを示しました。挽文子氏は、業務改革を後押しするとともに、働きがいのある組織風土づくりを通じて検査の質の向上を目指す前向きな姿勢を示しました。スタンスデータ上、挽氏のスコアは0.75で、賛成寄りの立場として記録されています。提示された材料には、会議としての結論や決定事項は含まれていません。
いずれにしても、職員が働きやすい、働きがいのある組織風土をつくることによって、なお一層検査の質と検査報告の質を維持向上させていければと考えております。
公会計制度と発生主義会計について、発生主義に基づく財務情報の意義が議論されました。挽文子氏は、発生主義の財務情報は説明責任の向上に資するとして肯定的な立場を示しました。スタンスデータでは、賛否を0から1で表す指標で0.70と、賛成寄りの評価となっています。一方で、同氏は発生主義会計の制度上のデメリットについては見解を控えており、課題や懸念点についての意見は示されませんでした。提示された範囲では、他の発言者の立場や、制度導入に関する具体的な決定事項は確認できません。
メリットについて、これらの発生主義に基づく財務情報は、政府の国民に対するアカウンタビリティーの向上に資するものと理解しております。
国会からの検査要請への報告の迅速化が論点となりました。三上えり氏は、検査要請への報告に長期間を要している点を質し、報告にはスピード感が必要であるとして迅速化に賛成の立場を示しました。これに対し挽文子氏は、検査要請への報告をなるべく早期に行うよう努力していると述べ、迅速化に前向きな立場を示しました。その具体的な工夫として、中間報告などの取り組みを挙げました。両氏とも迅速化の必要性については同じ方向の立場であり、反対の立場を示した発言者は提示された材料には含まれていません。なお、提示された範囲では、報告期間の短縮に関する具体的な目標や決定事項は示されていません。
大阪・関西万博の経費と経済効果について、挽文子氏は、これらは検査結果に基づくものではないとして論評を控える姿勢を示しました。そのうえで、重要なのは経費の適正な執行と、それに見合う効果が得られることであると述べました。同氏のスタンスは賛否のスコアで0.60とされ、万博の開催を楽しみにしている一方で適正な会計経理を求めており、経費そのものへの賛否は明確ではないと整理されています。提示された材料の範囲では、他の発言者の意見や具体的な金額、経済効果の数値、結論や決定事項は確認できません。
一国民として申し上げますと、大阪・関西万博が開催されることを大変楽しみにしております。
女性活躍と夫婦別姓・通称使用のテーマでは、田中淳子氏の発言が確認されました。田中氏は、個々の状況や意向に応じた配慮を行うこと、およびキャリアパスを重視することを述べました。一方、夫婦別姓については見解を控えており、賛否は明らかにされていません。スタンスデータでも、田中氏は個々の状況や意向に応じた対応を述べるにとどまり、夫婦別姓への賛否は不明とされ、スコアは0.50(中立)です。提示された材料の範囲では、このテーマに関する他の発言者の立場や、重要な結論・決定事項は確認できません。
例えば子育て中の女性といっても、様々な、もうお一人お一人、育児環境であったり状況、目指すところ、目指すというか、自分のスタイルが違ったりしておりますので、その一人一人のやっぱりその状況と意向というのを丁寧に聞き取る、で、きめ細かく対応することが重要だなというふうに考えております。
官房機密費の透明性と会計検査をめぐり、岩渕友氏が官房機密費の透明性について質し、会計検査院による検査強化の必要性を問いました。岩渕氏は透明性を重視する立場から質問しています。これに対し、会計検査院の挽文子氏は、憲法上、官房機密費も含めて全てが検査の対象であるとの認識を示し、厳正に検査すると答えました。挽氏は検査対象とする点で肯定的な立場を示しています。提示された材料の範囲では、検査の具体的な方法や新たな制度変更、決定事項に関する言及はなく、議論は岩渕氏の質問と挽氏の答弁にとどまっています。
建設国債を防衛費の財源として発行することの是非が論点となりました。岩渕友氏は、建設国債を防衛費に充てることを「禁じ手」と呼び、重ねた大軍拡であるとして二度にわたり問題視しており、立場は反対です。これに対し、答弁に立った両氏は、財源をどうするかは政府および国会で議論されるべき事柄であるとして、自らの見解を述べることを控えました。本テーマについて、賛成の立場から根拠を示した発言者は提示された材料には見られず、結論や決定事項も示されていません。
こういう禁じ手と言われているようなことも重ねてこの大軍拡ということが進められているということは問題だというふうに考えているんですけれども、参考人がどのように考えるか、教えてください。
政治資金の不記載問題と会計の倫理について議論されました。青島健太氏は、不記載を「草野球以下」と強く批判し、倫理違反として問題視する立場(反対)を示しました。これに対し、挽文子氏は青島氏の質問に答え、真実性の原則と職業倫理・インテグリティーが会計の基本であると述べました。挽氏は職業倫理の重要性に言及しましたが、不記載問題そのものへの賛否は示されておらず、立場は中立と位置づけられます。提示された材料の範囲では、本テーマに関して明示された結論や決定事項はありません。
経済財政政策と財政出動をめぐり、経済停滞期における政府の対応が論点となりました。浜野喜史氏は、経済停滞期には国民負担を減らして消費を喚起すべきだとの立場から、財政出動や負担軽減への見解を質問しました。同氏のスタンスは賛成寄りで、財政的な景気刺激に積極的であると整理されています。これに対し田中氏は、予算編成は立法政策に属する事柄であるとして、論評を控えました。提示された材料の範囲では、財政出動の是非について具体的な結論や決定事項は示されておらず、浜野氏の質問に対して田中氏が見解を示さなかった点が議論の主な内容です。
我々国民民主党は、過去三十年にわたる経済停滞からの脱却のためには、経済停滞期の今は国民の負担を減らし、消費を喚起すべきであるというふうに考えているところであります。
検査官の任命同意をめぐり、田中氏と挽氏が検査官候補として所信を述べ、委員会が両氏に対して質疑を行いました。提示された要点からは、所信表明と質疑が行われたことのみが確認できます。個々の議員の氏名や賛成・反対・中立といったスタンスの情報は提示されておらず、質疑の具体的な論点や根拠、任命同意に関する結論や決定事項も、提示された材料には含まれていません。
歳出改革と無駄の削減について、青島健太氏が質問を行いました。青島氏は、日本維新の会が国政で歳出改革を打ち出していると述べましたが、氏自身の評価は明確ではなく、スタンスは賛成寄り(スコア0.70)とされています。これに対し挽氏は、何を無駄とするかという価値判断への言及を控える姿勢を示しました。そのうえで、多角的な検査を続けていくと述べています。提示された材料の範囲では、具体的な削減対象や削減額、結論や決定事項は示されておらず、議論は質問と答弁のやり取りにとどまっています。
国政においては、歳出改革、これを打ち出しております。
緊急輸送道路の橋梁耐震補強について、挽文子氏は、昨年十月の国土交通大臣への意見表示を、安全性を第一にしつつ効率的な耐震補強を促す代表例として挙げました。同氏は効率的な耐震補強の早期実施を促す立場で、スタンスデータでは賛成寄り(スコア0.75)とされています。田中氏は、橋や道路が耐震基準を満たしているかの検査に言及しました。ただし、田中氏の賛否や根拠を示すスタンスデータは提示されておらず、立場は明らかではありません。提示された材料からは、具体的な補強の対象や時期、予算などに関する議論や、結論・決定事項は確認できません。
本件は、優先して耐震補強を実施する要対策橋梁の選定に当たり地震時に緊急輸送道路のネットワークとしての機能に及ぼす影響を十分に考慮していない事態等を指摘したものであり、安全性を第一としつつ、効率的な耐震補強の実施を促すことでより早く地震時の緊急輸送道路のネットワークとしての機能を確保することを求めているところに、先ほど申し上げた私の考えがよく表れていると思います。
行政・財務会計のデジタル化について、熊谷氏が財務会計のデジタル化の遅れを指摘しました。これに対し、挽文子氏はドイツの事例を挙げ、デジタル化の推進に言及しました。挽氏のスタンスは、現場の負担に配慮しながらデジタル化を進めるよう求める条件付き賛成であり、賛否のスコアは0.70です。提示された材料からは、熊谷氏の賛否に関するスタンスデータや、具体的な導入時期・方法・予算などに関する決定事項は確認できません。議論は、デジタル化の遅れという課題の指摘と、海外事例を踏まえた推進への言及、および現場負担への配慮という条件が示された範囲にとどまっています。
それを、デジタル化を使いながら、現場の負担はなるべく掛けないようにしながら進めていただければいいなと、これは本院に関しても同じことですけれども。
適度な物価上昇に関する国民への説明について、会議では田中淳子氏が発言しました。田中氏は、物価については中長期的な影響を含めたビジョンを示し、エビデンスに基づいて説明することが重要であると述べました。スタンスデータでは、田中氏は国民への説明の必要性を認め、その方法論を提案する立場として整理されており、賛否のスコアは0.70です。ただし、物価上昇そのものへの賛否は提示された材料からは明らかではありません。なお、提示された要点は田中氏の発言のみであり、他の発言者の立場や、結論・決定事項に関する情報は含まれていません。
その際、データなどエビデンスを基にしつつ、受け手が自分事として捉えられるストーリーを伝えることが鍵になるというふうに考えております。
防衛費の増大に伴うFMS(有償軍事援助)調達の検査について議論されました。岩渕氏は、FMS支出の増加や後年度負担が九兆円を超えている点を指摘しました。これに対し田中氏は、参議院からの要請に基づく検査を実施中であると答えました。また挽氏は、令和六年六月の参議院の要請を受けてFMSを検査しており、コスト削減の観点から着眼して検査を進めると述べました。スタンス(賛否)のデータは提示されておらず、各発言者の賛成・反対・中立の立場は確認できません。決定事項に関する言及もなく、FMS調達の検査は現時点で実施中であるとの説明にとどまっています。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
検査官候補の両氏が所信を述べ、委員会が質疑を行いました。提示された材料の範囲では、任命同意に関する採決結果や各論点についての決定事項は示されておらず、議論は質疑と答弁が中心でした。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。