2025年6月11日開催の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)において、野田佳彦・立憲民主党代表、前原誠司・日本維新の会共同代表、玉木雄一郎・国民民主党代表が石破茂内閣総理大臣と物価高対策、社会保障改革、関税交渉等について討議した。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
野田佳彦氏(立憲民主党)は、ガソリン暫定税率(リッター25・1円)が五十年にわたり継続されてきたことを「異常」と指摘し、七党共同でガソリン暫定税率廃止法案を提出したと表明。「七月一日から実施しようということです。リッター二十五円下がるということは、四十リッター給油すると千円負担が下がる」と訴えた。石破茂首相(内閣総理大臣)は廃止の方向性について「一致しております」としつつも、国・地方合わせて一兆五千億円の代替財源を野党側が明示することを条件として提示し、「是非七党で共通してお示しをいただきたい」と求めた。前原誠司氏(日本維新の会)は、社会保険料引き下げを含む三党合意の文脈で本法案に言及。野田氏は財源について「〇・八兆円の財源だったら、つくり出すことは十分可能」と反論し、政府の姿勢を「やる気がない」と批判した。合意には至らず、財源をめぐる議論の継続が課題として残った。
七月一日から実施しようということです。リッター二十五円下がるということは、四十リッター給油すると千円負担が下がるということです。
先ほどこの社保の三党合意があったそうでありますけれども、そのときに御党の森山幹事長から、先ほど野田代表から話がありましたガソリンの暫定税率引下げというものについて、七党で出すのであれば、この社会保険の協議そのものを見直すということをおっしゃったそうです。
私どもは、この暫定税率、取りあえず税率、当分の間と申しましたか、これの廃止では一致しております。何が一致しないか、その財源をどこから見つけていくのかということでございます。
ガソリン・軽油の暫定税率廃止
前原誠司氏(日本維新の会)は、三党合意に基づき社会保険料引き下げに向けた改革が進んでいると評価し、「十一万床のベッドを削減する、あるいは今五〇%の電子カルテ、これを五年以内に一〇〇%にする、また、OTC類似薬についても見直しを進めていく」といった具体的成果を列挙し、石破首相への謝意を述べた。石破茂首相は、「病床の削減あるいは電子カルテ化、そういうものも含めて、国民の御負担になることがないように、これから先も努めてまいります」と述べ、歳出改革として継続的に取り組む姿勢を示した。三党合意の枠組みの中でこれらの施策が社会保険料上昇抑制策として位置づけられており、双方とも推進の方向で一致していた。
野田佳彦氏(立憲民主党)は、相互関税の停止期間が七月九日に切れることを念頭に、大筋合意の見込みや現状の進捗を「率直に」問いただした。また、交渉の範囲(スコーピング)が不明確であるとして「大統領の気ままなままに、気の向くままにゴールポストが動いているような気がしてならない」と問題視し、交渉原則の明確化と有利な条件形成の必要性を訴えた。石破茂首相は、「赤澤大臣がもう四週、五週連続してワシントンに行き、財務長官、商務長官、通商代表と物すごく長い時間議論をいたしております。間違いなく一つずつ前進をしている」と実務交渉の進展を強調しつつ、「最後は大統領が判断する」として進捗段階の具体的な言及は避けた。自動車や農業など国益は守ると表明した一方、合意の見通しについては明言されなかった。
前原誠司氏(日本維新の会)は、現在審議中の年金制度改正案が出生率の中位推計(長期的に一・三六)を前提としている点を問題視し、「この間発表されたのは一・一五じゃないですか。全くもって、中位どころか低位になっている」と指摘した。さらに、出生数が政府予測より十五年早く七十万人割れに近づきつつあるとして、「中位推計が駄目だということが分かっているのに」二〇二九年の財政検証まで財源議論を先送りすることへの強い反対を表明。社会保障国民会議の設置を提案し、野党も責任を共有しながら年金制度の前提を見直すよう求めた。石破茂首相は「そのような議論をする場というのは絶対に必要だと私は思っております」と場の必要性を認め、「出生率は専門家の意見を入れて決めているものであって、恣意的にやっているものではございません。低位推計の場合も併せて公表いたしておるところでございます」と説明した。具体的な制度見直しの決定は示されなかった。
前原誠司氏(日本維新の会)は、来年四月から導入予定の子ども・子育て支援金制度について、その財源を医療費のかさ上げに求めることを「筋違い」と批判した。「結婚や出産のハードルが高いのは、賃金が上がらないからなんです。生活が苦しいからなんです。実質賃金が下がっているからなんです。にもかかわらず、医療費をかさ上げして社会保険料を上げるというのは、むしろ少子化対策に逆行しているんじゃないですか」と強く反対し、財源の見直しを求めた。石破茂首相は、「この支援金が実質的に国民の御負担になるということがあってはならない」として、令和十年度までに歳出改革一兆円規模を実施し、社会保険料の上昇も抑えると表明。薬価見直しや病床削減・電子カルテ化などを改革工程に位置づけ、国民負担が生じないよう対応すると述べた。財源の見直し表明には至らず、双方の立場の相違が明確に示された。
玉木雄一郎氏(国民民主党)は、与党が税収の上振れ分を活用して選挙前に一世帯三〜四万円の現金給付を行うとの報道を取り上げ、「仮に何か返せることがあったら、それは減税で納税者にお返しするのが私は筋だと思います」と主張し、給付金でなく減税による還元を求めた。石破茂首相は当初「政府の中でそれを検討したということはございません」と否定しつつも、与党提案については「与党からよくお話を聞いてみなければなりません」と明言を避けた。税収の上振れを還元できる財政状況にあるかという問いに対しては「現在、そのような財政状況にあるとは認識をいたしておりません」と述べた。玉木氏は政府の姿勢について「明確に答えていただけない」と批判し、議論は平行線をたどった。
野田佳彦氏(立憲民主党)は、食料品消費税ゼロ税率化を臨時・時限的措置と位置づけつつ、逆進性対策の「理想形」として給付つき税額控除の制度設計を急ぐ方針を表明した。「給付つき税額控除のプロジェクトチーム、階猛さんを中心にチームをつくって、急いで制度設計したいと思います。所得の把握が肝でございますので、これについても海江田万里さん中心にワーキングチームをつくりました」と述べた。石破茂首相は「給付つき税額控除につきましては、私もずっと研究をいたしておるところであります」として、一つの理想形であることを否定せず、「所得のストックをどう把握するかということが一番重要」という課題を認めた上で「幾らでも議論もさせていただきたい」と前向きな姿勢を示した。
野田佳彦氏(立憲民主党)は、春闘での賃上げ努力を評価しつつも「一月から四月まで、実質賃金はマイナスでございます。四月の実質賃金は、マイナス一・八パーでございました」と指摘し、物価の上昇に賃金の伸びが追いついていないと政府対応を批判した。前原誠司氏(日本維新の会)も「実質賃金が下がっているからなんです。にもかかわらず、医療費をかさ上げして社会保険料を上げるというのは」と実質賃金低下が少子化の根本原因であるとして、社会保険料引き上げが賃金改善に逆行すると主張した。石破茂首相は「春闘の結果は御存じのとおりでございます。三十三年ぶりの賃上げ、それを上回る勢いで賃上げがなされている」と成果を強調し、「物価高を上回る賃金上昇」の実現を政策目標として明示した。実質賃金の現状認識をめぐり政府と野党側との評価が対立した。
野田佳彦氏(立憲民主党)は、食料品の消費税を現行八%からゼロ%にする臨時・時限措置(原則一年、最長二年)を提案した。「社会保障と税の一体改革を推進をしたザ・当事者」としての苦渋の決断であると述べ、財源(所要額五兆円)を明示した上で「唯一の道だと考えています」と主張した。石破茂首相は、社会保障財源としての消費税の重要性、システム改修に要する時間(半年〜一年)とコスト(補助金だけで七百億円超)、逆進性の問題(高所得者の減税額が相対的に大きくなること)を挙げ、「それを前提にしながらやるということであれば、消費税の減税は一年ぐらいかかりますよということをお認めをいただくべき」と指摘し、賛同しかねると明確に反対した。両者の立場は平行線をたどり、合意に至らなかった。
物価高対策をめぐっては、食料品消費税ゼロ税率化やガソリン暫定税率廃止など野党各党の提案に対し、石破首相は財源の不明確さやシステム改修コスト等を理由に応じない姿勢を示し、合意には至らなかった。社会保障分野では、子ども・子育て支援金の財源・年金制度の推計前提・医療効率化をめぐり論点が交わされたが、いずれも決定的な政策転換は示されず、引き続き与野党間での議論の余地が残された。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
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物価高対策をめぐっては、食料品消費税ゼロ税率化やガソリン暫定税率廃止など野党各党の提案に対し、石破首相は財源の不明確さやシステム改修コスト等を理由に応じない姿勢を示し、合意には至らなかった。社会保障分野では、子ども・子育て支援金の財源・年金制度の推計前提・医療効率化をめぐり論点が交わされたが、いずれも決定的な政策転換は示されず、引き続き与野党間での議論の余地が残された。
○内閣総理大臣(石破茂君) この物価高の状況、極めて深刻に受け止めているというのは、政府も全く一緒の感覚でございます。いかにして物価を下げるかということで、六年度補正予算あるいは七年度予算におきまして、働く世代の方々に、お一人二万円から四万円の所得税減税、そしてまた、低所得者の方々向けに、一世帯当たり三万円、お子さんお一人当たり二万円を加算する給付金というのを実施をしておるところでございます。 ...
○野田佳彦君 補正予算でどういう政策を入れていたか、また、今年度の予算でもいろいろ項目はあります。政策の総動員はされてきていると思いますけれども、四月までの話を今までの数字を挙げて申し上げました。四月までのところでは余り効果がなかったということです。今は、いわゆる備蓄米の放出等によって、米については意欲的に取り組んでいること、これは私も注目はしていますけれども、全体については、やはり危機感をもっと...
○内閣総理大臣(石破茂君) 消費税の重要性は、私は、野田代表が誰よりもよく御存じだと思っております。そうであるからこそ、私は、ずっと、総理大臣をお務めのときから、野田代表には敬意を払ってまいりました。今でも政治家として、人として尊敬する一人であります。 その上で申し上げますが、この社会保障の大切な財源である消費税、これを本当に今使っていいのだろうか、下げていいのだろうか、そうすると社会保障はど...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約17,619文字) |
AIによる自動生成のため、一部情報が省略されている場合があります。
