テーマの概要
観光集中による弊害を抑えつつ地方分散と持続可能な観光地域づくりを目指す議論です。
オーバーツーリズム対策と持続可能な観光地域づくりは、訪日外国人旅行者の急増に伴い、特定の観光地において過度な混雑やマナー違反が生じている問題への対応をめぐる議論です。東京・京都・大阪といった三大都市圏に観光客が集中する一方、地方への誘客が十分でないという偏在の問題も指摘されています。国会では、国土交通省を中心とした政府が積極的にリードすべきとの意見や、観光客の受入れと住民生活の質の確保を両立するための対策強化を求める声が多く上がっています。具体的な施策としては、料金設定のガイドライン策定、二重価格制度の導入、国際観光旅客税の活用、整備新幹線やリニア中央新幹線等による交通ネットワークの強化などが議論されています。また、単に観光客数を増やす「量」の追求から、地域に収益を残し文化や自然を保全しながら持続可能な形へ転換する「質」の向上への政策転換が重要との主張もなされています。対症療法的な対策にとどまらず、中長期的な視点から持続可能な観光地域づくりを進めることが求められており、「住んでよし、訪れてよし」の観光地域の実現が政策目標として掲げられています。
