本会議では、議長が元議員太田誠一氏の逝去を報告して弔詞を朗読した後、石破茂首相が2月6日から8日の訪米と日米首脳会談について報告し、これを受けて質疑が行われました。外交・安全保障では、日米同盟の強化、2027年度以降の防衛費の規模、防衛力の抜本強化、尖閣諸島への日米安保条約第五条の適用、辺野古の代替施設建設、能動的サイバー防御、拡大抑止と核軍縮などが論点となり、志位和夫議員、武正公一議員、和田有一朗議員、八幡愛議員、深作ヘスス議員、浜地雅一議員らが質問しました。経済・財政では、対米投資1兆ドル、日本製鉄のUSスチール投資、関税政策、為替・円安、基礎控除の引上げ、物価高対策が議論されました。環境・エネルギーではLNG購入、アラスカLNG開発、パリ協定離脱が、国土・交通では下水道の老朽化対策が取り上げられました。
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全37テーマ ・ 紐づく質疑36件
日米首脳会談の成果と日米同盟の強化
総理が、日米共同声明で、日米同盟の抑止力、対処力の更なる強化を宣言した上で、二〇二七年度より後も抜本的に防衛力を強化していくことを約束したことは極めて重大です。
米国に言われるまでもなく、防衛のために日本が主体的かつ適切に判断し、必要なら最優先に予算配分をして万全な抑止力を整備していくことは当然ではないですか。
その上で、二〇二七年度より後の防衛力整備の具体的内容及び防衛費の規模につきましては、その時点での安全保障環境等を踏まえまして、今後、何が必要かを検討し、実施すべき事項を積み上げてまいりますが、これはあくまで我が国自身の判断で決定していくことは言うまでもございません。
LNG購入と気候変動対策の整合性が論点となりました。志位和夫議員は、LNG購入の約束は気候危機の打開に逆行するものであり、暴走への加担にあたると批判し、反対の立場を示しました。これに対し石破茂首相は、LNGは化石燃料の中で排出が最も少なく、調整電源の役割を担うものだと説明しました。そのうえで、LNG協力は気候変動対応に逆行するとの指摘は当たらないと明確に否定し、擁護の立場を示しました。両者は、LNG購入を気候変動対策に逆行するものと見るか否かという点で主張が分かれました。提示された範囲では、この論点について結論や決定事項は示されていません。
アクセス・無害化措置と国際法上の評価をめぐり、能動的サイバー防御が国際法に照らして許容されるかが議論されました。石破茂首相は、能動的サイバー防御は武力の行使と評価されず警察権の範囲内で行うと答弁し、外国サーバーへの無害化措置についても国際法上許容される範囲に限ると述べました。首相は国際法上の許容範囲内であるとして、懸念を否定する立場(賛成寄り、スコア0.75)です。一方、八幡愛議員は、能動的サイバー防御を先制攻撃能力と呼び、安全保障のジレンマを加速させるおそれがあるとして懸念を示しました(反対寄り、スコア0.15)。提示された材料には、本テーマに関する結論や決定事項は含まれていません。
アラスカLNG開発とエネルギー安全保障をめぐり、日本の関与の方法と政府の負担が論点となりました。武正議員は、アラスカLNGへの巨額の資金拠出や政府保証を想定しているのかを質問しました。深作ヘスス議員は、共同事業への参画方法とロードマップ、日本の負担について質問し、地政学リスクの回避と同盟国からの調達という点で安全保障上歓迎すると明言しており、賛成の立場です。石破茂首相は、アラスカLNGについて日米の民間事業者間の議論を経済産業省を中心に促していくと答弁しましたが、賛否は明示しておらず、立場は中立的です。提示された範囲では、資金拠出や政府保証、日本の負担の具体的な内容、および決定事項は示されていません。
ウクライナ停戦をめぐる米ロの動きと日本の役割について議論されました。深作議員は、米ロ首脳電話会談など米国による仲介の動きを政府が事前に把握していたのか、またその中で日本が果たす役割は何かを質問しました。これに対し石破茂首相は、会談ではウクライナ情勢は取り上げなかったと述べたうえで、米国等と連携し、公正で永続的な平和の実現に取り組む姿勢を示しました。スタンスデータでは、石破首相は賛成寄り(0.75)とされています。一方、武正公一議員は、ウクライナ抜きで米ロが領土割譲を取引材料にすることに反対する立場で、反対寄り(0.25)とされています。本件について、会議で示された結論や決定事項は提示された材料には含まれていません。
トランプ米大統領のガザ、グリーンランド、メキシコ湾等に関する発言への対応が議論されました。石破茂首相は、会談でガザ等は取り上げておらず、大統領の発言の逐一に見解を述べるのは適切でないと答弁し、賛否を示さず中立的に対応しました。これに対し深作ヘスス議員は、メキシコ湾の呼称変更や領土に関する発言は法の支配から逸脱した現状変更だと指摘し、同盟国による現状変更の黙認は日本の正当性を損なうと懸念を示しました。志位和夫議員は、ガザ住民の追放や観光地化の構想を極めておぞましいと強く批判し、首相がこの発言を批判しなかった理由と国際法違反の点を追及しました。武正公一議員は、ガザ所有方針を日本は支持できないと表明すべきだと主張しました。八幡愛議員も、米大統領の発言を力による現状変更そのものだと明確に批判しました。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
イスラエルのジェノサイドによって深く傷ついたガザの人々への人道支援を強化し、停戦を恒久化するために国際社会が力を尽くすべきときに、住み慣れた土地から追放し、観光地にするというのは、余りにおぞましい構想です。
これらの発言は、力による現状変更そのものと考えます。
また、我が国として、このような方針を支持できないことを表明するべきではないでしょうか。
同盟国のこのような現状変更の試みを黙認をすれば、我が国が直面をする課題に対して向き合う際の正当性が問われることとなります。
その上で、御指摘のトランプ大統領の一連の発言については承知をいたしておりますが、これは米国内におきましても様々な議論がある現段階におきまして、大統領による発言の逐一について日本政府として見解を述べることは適切ではないと考えております。
パリ協定離脱と気候変動対策での国際協調について議論されました。志位和夫議員は、パリ協定離脱を進める動きを批判し、国際協調の重要性を指摘して翻意を促す立場から、離脱に言及しなかった理由を質問しました。これに対し石破茂首相は、米国の関与は重要であると認識を示したうえで、州政府や産業界、欧州・アジアと連携して取り組むと答弁しました。ただし、協調の具体的な姿勢は限定的でした。また、武正議員と和田議員は、パリ協定およびWHOからの離脱への対応や国際協調のあり方について質問しました。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
下水道の老朽化対策について、八潮市で発生した下水道管の破裂事故を受けた議論が行われました。武正公一議員は、管路検査の方法を見直すことと、国が責任を持って老朽化対策に取り組むことを求めて質問しました。これに対し石破茂首相は、有識者委員会を二月中に設置し、点検手法を見直す方針を答弁しました。また、下水道の老朽化対策を国土強靱化の中期計画に盛り込む方針を示し、検討を加速すると述べました。両者はいずれも対策を進める立場であり、賛成の立場として整理されています。提示された範囲では、有識者委員会の設置時期と中期計画への盛り込みが示された主な内容です。
二国家解決とガザ支援をめぐり、首相の立場と人道・復興面での関与が議論されました。石破茂首相は、二国家解決を支持する立場に変わりはないと答弁し、ガザに対する人道支援と復旧復興支援においても役割を果たす姿勢を示しました。志位和夫議員も二国家共存を支持する立場から質疑に臨み、二国家共存を否定する主張は許容できないと批判しました。両者のスタンスはいずれも賛成寄りで、スコアは志位議員が0.90、石破首相が0.80です。提示された材料の範囲では、二国家解決を支持するという点で両者の立場が一致しており、反対や中立の立場を示す発言者は確認されていません。なお、具体的な支援の規模や内容、新たな決定事項については、提示された要点には含まれていません。
共同声明に「法の支配」の文言が含まれていない理由について、武正公一議員と和田議員が質問しました。武正議員は法の支配を重視する立場から、文言が欠落している点を問う姿勢を示しました。これに対し石破茂首相は、交渉の詳細については答弁を差し控えるとしました。そのうえで、現状変更に反対することは法の支配の要素であり、法の支配を重視する立場に変わりはないと答弁しました。ただし、共同声明に当該文言が入らなかった理由そのものへの直接的な言及はありませんでした。スタンスデータでは武正議員が0.80、石破首相が0.75と、いずれも法の支配を重視する側に位置づけられています。本件について、特段の結論や決定事項は示されていません。
北朝鮮の非核化と、大統領による核保有国発言への対応が論点となりました。首相は首脳会談において、北朝鮮の完全な非核化への確固たるコミットメントを確認したと報告しました。これに対し、武正議員と和田議員は、大統領の核保有国発言の真意について確認を求める質問を行いました。和田有一朗議員は、核保有の事実上の容認は非核化を後退させるものだとして強い懸念を示しており、この問題について否定的な立場です。武正議員の立場については、提示された材料に明示されていません。なお、発言の真意に関する政府側の回答や、結論・決定事項については、提示された材料には含まれていません。
北朝鮮との間では、トランプ大統領が再び金正恩総書記と直接交渉を行い、日韓両国に断りなく北朝鮮の核保有を事実上認める形で関係改善を進めてしまうと、北朝鮮の非核化が後退し、東アジアの安全保障に深い影を落とします。
南西諸島における日米のプレゼンス向上と、沖縄の基地負担軽減が論点となりました。石破茂首相は、南西地域の防衛強化と日米同盟の対処力強化が抑止力を高めるという立場から、プレゼンス向上は共同訓練の増加などによって図るものであり、指揮系統は日米それぞれ独立していることが前提だと答弁しました。また、沖縄統合計画に基づく米軍施設の整理縮小等を通じて基地負担の軽減を進めると述べました。これに対し八幡愛議員は、共同宣言を南西諸島の軍事要塞化であると批判して明確に反対の立場を示し、沖縄が戦場になりかねないとの懸念を指摘しました。両者の間で、抑止力の強化を重視する見解と軍事要塞化への懸念を示す見解が示された一方、議論の中で特段の結論や決定事項は示されていません。
台湾との関係および台湾のCPTPP・WHO加入への支援について議論されました。和田有一朗氏は賛成の立場から、日米台連携の構築と、台湾のCPTPP・WHO加入に政府が真剣に対応することを求めました。これに対し石破茂首相は、日台関係を非政府間の実務関係として維持する立場で一貫していると答弁しました。CPTPP加入については、加入要請は歓迎するとしつつ、他国と相談のうえ適切に見極める必要があるとして慎重に対応する姿勢を示しました。WHOオブザーバー参加については支持すると答弁しました。本議論で、台湾のCPTPP加入に関する具体的な決定事項は示されていません。
日米豪印(クアッド)、日米韓、日米比といった同志国連携の強化をめぐる議論が行われました。石破茂首相は、これら多層的な協力を推進することの重要性を確認したと報告し、その内容は共同声明でも確認されたと述べ、賛成の立場を示しています(賛否スコア0.85)。これに対し、武正議員は、日米同盟を礎としたクアッド等の連携が明記されたことを評価しました。提示された範囲では、両者はいずれも同志国連携の強化を肯定的に捉えており、反対や慎重な立場を示す発言は確認されていません。なお、具体的な協力内容や今後の決定事項については、提示された材料には含まれていません。
今般の共同声明におきましても、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた絶え間ない協力の決意を表明し、その一環として、日米豪印、日米韓、日米豪、日米比といった多層的で共同歩調の取れた協力を推進することを確認したところでございます。
在日米軍による性犯罪への対応と日米地位協定の改定をめぐり議論が行われました。武正議員は、地位協定改定の議論を提起したか、また米兵の性犯罪対策を求めたかについて質問しました。これに対し石破首相は、綱紀粛正と再発防止の徹底を米側に働きかけていると答弁しました。スタンスデータでは、八幡愛議員が米兵犯罪対策として地位協定の改定は必須であると明言しており、賛成の立場(スコア1.00)です。石破首相は再発防止の働きかけに言及したものの、地位協定改定そのものへの立場は示されておらず、立場は不明です(スコア0.60)。提示された内容からは、地位協定改定に関する結論や決定事項は確認されていません。
中国・北朝鮮・ロシアを含む多国間の対話と信頼醸成の枠組みを日本が主導すべきかが論点となりました。八幡愛議員は、全当事者を含む多国間対話と信頼醸成の枠組みを強く支持し、日本が主導するよう求めました。志位和夫議員は、大軍拡が安全保障のジレンマを招くと懸念しており、対話枠組みに親和的な立場です。石破茂首相は、抑止力と外交力の双方が必要であるとしたうえで、対話と信頼醸成の努力も必要かつ重要だと答弁し、これを肯定しました。提示された材料では、発言者はいずれも対話・信頼醸成に賛成の立場で、反対や中立の発言は含まれていません。日本が主導する枠組みの具体的な内容や、決定事項に関する言及もありません。
対中政策と米中関係について、首相の答弁を中心に議論が行われました。石破茂首相は、力や威圧による一方的な現状変更に反対することを大統領と確認したと報告しました。また、米中関係の安定は重要であるとして、中国に責任ある行動を働きかけていく考えを示し、戦略的互恵関係を推進する方針を述べました。訪中時期については未定と答弁しました。石破首相のスタンスは中立的(スコア0.55)で、米国と連携しつつ米中の安定を重視する姿勢が根拠とされています。浜地雅一氏は中立(スコア0.50)で、米国追随を否定し、独自の対中政策で対立緩和を求める立場です。武正公一氏はやや賛成(スコア0.65)で、中国との対話の積み重ねを評価していますが、根拠となる証拠は単一かつ断片的です。会議の中で、結論や決定事項として示されたものはありません。
尖閣諸島への日米安保条約第五条の適用をめぐり、首相は首脳会談で同条が尖閣諸島に適用されることを改めて確認したと報告しました。あわせて首相は、尖閣諸島は固有の領土であり領有権問題は存在せず、米国も日本の立場を理解していると答弁しました。これに対し和田議員は、尖閣防衛は一義的に日本が担うべきであり、ガイドライン上も主体的な責任は日本にあると指摘しました。石破茂氏のスタンスは賛否スコア0.70で、尖閣を断固守り米国と連携するという立場ですが、第五条の適用そのものへの直接の言及はないとされています。提示された材料に、決定事項として明示されたものはありません。
我が国としては、引き続き、領土、領海、領空を断固として守り抜くとの決意の下、合衆国とも連携しつつ、尖閣諸島をめぐる情勢に対して冷静かつ毅然と対応をいたしてまいります。
所得税の基礎控除及び給与所得控除の引上げについて、いわゆる「壁」の引上げが論点となりました。深作ヘスス議員は賛成の立場で、基礎控除の引上げを家計支援であるとともに生産能力の向上にもつながると評価し、三党幹事長合意で示された178万円を目指して壁を引き上げるよう求めました。これに対し首相は、三党合意を踏まえ、政党間で誠実に協議が進められていると承知していると答弁しました。首相は引上げの賛否や具体的な内容には触れておらず、協議の状況について述べるにとどまっています。本件について、今回提示された範囲では、引上げの実施や時期に関する結論・決定事項は示されていません。
基礎控除を引き上げ、手取りを増やすことは、家計に対する支援でもありますが、内需主導型の経済の我が国においては同時に生産能力を高めることにもつながります。
手取り増加と可処分所得の向上策について、個人消費が内需主導の経済にとって重要であるとの観点から議論が行われました。深作ヘスス議員は、個人消費の拡大には手取りの増加が必要であると主張しました。同議員は、178万円への壁の引上げが手取りの増加と国力の向上につながるとして、これを推進する立場(賛成、スコア0.90)を示しました。これに対し首相は、賃上げと投資が牽引する成長型経済の実現が基本であると答弁しました。提示された内容からは、首相が178万円への壁の引上げに賛否いずれの立場を示したかは明らかではなく、結論や決定事項も示されていません。
また、現在、百二十三万円まで広げられた壁を三党合意で合意された百七十八万円まで広げていくことが手取りを増やすことにつながり、ひいては、内需主導型の我が国の経済、産業政策を後押しし、国力を上げることにつながると考えますが、総理は、どのように考え、忘れ去られたと感じる多くの人たちの声に応えていただけるのでしょうか。
拉致問題と北朝鮮との連絡事務所設置案をめぐり、首相が大統領との会談結果を報告しました。首相は、拉致問題の即時解決について大統領から全面的な支持を得たと述べています。また、米朝間交渉の可能性も念頭に置き、理解と協力を求めたと答弁しました。発言者のスタンスでは、浜地雅一氏が賛成寄り(スコア0.75)の立場を示しており、拉致問題の即時解決に向けた協力の具体化を求めています。ただし、同氏の発言には連絡事務所設置案への言及はありません。提示された材料の範囲では、連絡事務所設置案そのものに対する賛否や根拠、結論・決定事項は示されていません。
今回、首脳会談で拉致問題解決の必要性が表明され、米国の支持を得られたことは大きな成果ですが、今後は目に見える形で拉致問題の即時解決に向け協力を具体化すべきと考えます。
拡大抑止の強化と核軍縮をめぐり、日本の安全保障政策と北朝鮮の非核化との関係が論点となりました。石破茂首相は、米国の核を含む拡大抑止は不可欠であるとし、日米拡大抑止協議等を通じて強化を進めると答弁しました。和田有一朗議員は、米国の拡大抑止の信頼性を制度的に担保すべきだと主張し、強化に賛成の立場を示しました。一方、八幡愛議員は、核抑止力が常に有効だとする考えは危険であるとしてリスクを重視し、核の傘の強化は北朝鮮の非核化に逆行すると批判しました。これに対し首相は、拡大抑止と核なき世界は矛盾しないと答弁しました。提示された材料の範囲では、首相による核軍縮への具体的な言及は確認できず、議論の結論や決定事項も示されていません。
日本企業の対米投資を7830億ドルから1兆ドルへ引き上げる意思を、石破首相が米大統領に伝え、大統領が歓迎したことを受け、国内投資との関係が議論されました。和田議員が1兆ドルの根拠を問うたのに対し、石破首相は期限は切らず、民間投資を把握しつつ環境整備を行うと答弁しました。八幡愛議員は、対米投資に偏重せず国内投資へ誘導すべきだと主張し、対米投資には否定的な立場を示しました。石破首相は、国内投資目標に向けた投資促進策を進めると答弁し、国内投資拡大も重要と位置づけています。深作議員が日本側の利益は何かと質したのに対し、石破首相は国内雇用の拡大など国益に資すると答弁しました。石破首相は引き上げを自ら表明した賛成の立場です。本要点には、採決などの決定事項は含まれていません。
日本製鉄によるUSスチールへの投資計画をめぐり、政府の関与と交渉の進め方が議論されました。石破茂首相は、単なる買収ではなく大胆な投資とすることで日米双方に利益のあるウィン・ウィンの関係とする認識を共有したと答弁し、前向きに位置づけました。また、首脳会談では具体的な出資割合の議論はなく、民間で調整が進むとの認識を示しました。和田有一朗議員は、最終決着は見通せないものの、買収から投資への転換をひとまず前進と評価しました。深作ヘスス議員は、対等な交渉を行うため政府の側面支援の具体策を質問しましたが、投資計画そのものへの賛否は明確ではありませんでした。提示された材料の範囲では、政府の支援策の具体的内容や、結論・決定事項は示されていません。
日米2プラス2の早期開催と安全保障協力の具体化が論点となりました。石破茂首相は、首相と大統領が関係閣僚に日米2プラス2の早期開催を指示したと答弁しました。浜地議員は、指揮統制枠組みの向上など安全保障協力を具体化する方針について質問しました。これに対し首相は、2プラス2等の場で具体化を進めていくと答弁しました。スタンスデータでは、石破首相は賛成(スコア0.90)とされ、その根拠として、首脳会談で2プラス2の早期開催を指示し、安全保障協力の具体化に意欲を示したことが挙げられています。提示された範囲では、具体化は今後の2プラス2等で行うとされており、個別の協力内容に関する決定事項は示されていません。
首脳会談におきましては、私と大統領から関係閣僚に対し日米2プラス2の早期開催を指示いたしましたが、こうした枠組みも通じまして、安全保障協力の更なる具体化に努めてまいる所存でございます。
日米合同委員会議事録の公開について、公開の可否と条件が論点となりました。武正公一氏は、三十年が経過した議事録は原則として公開すべきであると主張し、賛成の立場を示しました。これに対し、石破茂首相は、公表に努める意向を示しつつも、公表には日米双方の同意が必要であると留保を付けました。首相は、公表できるものについては公表するよう努めると答弁しています。提示された内容の範囲では、公開の具体的な時期や範囲、方法に関する決定事項は確認できず、議論は公開の原則と日米双方の同意の要否をめぐる見解の提示にとどまっています。
日米首脳会談の成果と日米同盟の強化が論点となりました。石破茂首相は、日米同盟を新たな高みに引き上げることを確認したと述べ、共同声明を協力の羅針盤と説明しました。また、会談を信頼関係構築への一歩と位置づけ、個人的なやり取りを通じて人間味ある対話ができたとしました。さらに、黄金時代という表現について、日米同盟を強化し世界の平和と繁栄に貢献する決意を示すものだと説明しました。他の発言者の評価は、いずれも肯定的です。浜地雅一氏は会談を高く評価し、国民に安心を与えたと述べました。星野剛士氏は訪米と初の対面首脳会談を大変意義深いとし、和田有一朗氏は成果ありと評価しました。深作ヘスス氏は不安が杞憂に終わり順調な船出だとし、武正公一氏は概ね良好と評価しましたが、同盟強化への言及はありませんでした。反対の立場の発言は提示されていません。
今回の成果を踏まえつつ、日米同盟を新たな高みに引き上げるとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、米国と更に連携協力を深めていく考えでございます。
会談では、視覚に訴える分かりやすい資料を基に日本の米国への貢献度をシンプルに示し、トランプ大統領に対して日本がいかに重要なパートナーであるかを理解させ会談を終えたことで、経済界のみならず、多くの国民に安心材料を与えたと思います。
安倍元総理が第一次政権時代のトランプ大統領との間で築き上げた遺産もありましょうが、成果を収めたと率直に評価をいたします。
まず、今般、第二期トランプ政権の発足から間もないタイミングで日本の総理として訪米し、トランプ大統領との初めてとなる対面での日米首脳会談を実施したことは、大変意義深かったと考えております。
隣国や周辺諸国との歴史的な関係性よりもディールを優先するトランプ氏の政治手法に、我が国も高い要求を突きつけられるのではないかといった不安は杞憂に終わり、両首脳間の関係構築の第一歩として、まずは順調な船出を見届けることができたと評価をしています。
会談は、おおむね良好に進んだと受け止めます。
普天間飛行場代替施設の辺野古建設と軟弱地盤をめぐり、工事の実施可能性と日米間の再編方針が論点となりました。首相の石破茂氏は、地盤改良工事によって安定した護岸施工が可能であることが確認され、この点について米側とも合意済みであると答弁しました。また、首脳会談において、辺野古での代替施設建設と普天間飛行場の返還を含む再編を着実に実施していくことを確認したと述べました。石破氏のスタンスは賛成寄り(スコア0.80)で、根拠は首脳会談で辺野古での代替施設建設を含む再編の着実な実施を確認した点とされています。提示された材料では、反対や中立の立場の発言者およびその根拠は示されておらず、結論や決定事項として明示されているのは、日米間で再編の着実な実施を確認したことです。
首脳会談におきましても、辺野古における普天間飛行場代替施設の建設及び同飛行場の返還を含みます沖縄統合計画に従った在日米軍再編を着実に実施してまいる旨、確認をいたしたところでございます。
核兵器禁止条約へのオブザーバー参加をめぐる議論です。首相の石破茂氏は、首脳会談では核兵器禁止条約について特段のやり取りはなかったと答弁しました。オブザーバー参加については、日本が主体的に判断するものだと述べています。また、検証の上で適切に判断するとし、賛否は示していません。立場は条件付きの中立です。一方、武正議員は、共同声明に核兵器禁止条約や核軍縮への言及がなかったと指摘しました。そのうえで、トランプ大統領に被爆地を訪問するよう求めました。会議では、オブザーバー参加の可否についての結論や決定事項は示されていません。
従来から申し上げておりますとおり、核兵器禁止条約締約国会合に関する対応につきましては、これまでオブザーバー参加をした国々の状況等に関する検証を行った上で、政府として適切に判断をいたします。
為替・円安と政府・日銀の共同声明をめぐる議論です。武正公一氏は、円安が物価高の原因になっているとの認識を示し、共同声明の見直しを求めました。これに対し石破茂首相は、為替に関するやり取りは差し控えるとしたうえで、この件については日米の財務大臣間で議論が続けられていると答弁しました。また、共同声明に沿った政府と日銀の連携を継続することが重要だとして、現時点で共同声明を見直す考えはないと述べました。見直しを求める立場の武正氏と、見直さない立場の石破首相との間で、主張は分かれたままです。
円安の進行に伴う国際機関への拠出金およびFMS(有償軍事援助)の支出増への対応が論点となりました。武正公一議員は、支出増が約2500億円に上るとして対策を提案し、支出増を避けるための当初予算への計上や後年度負担の回避を挙げるなど、対応に積極的な立場(賛成寄り、スタンススコア0.80)を示しました。これに対し首相は、当初予算への計上などを行っても支出増が必ずしも小さくなるとは限らないとの認識を示しました。また、外国為替資金特別会計(外為特会)は外貨建てでの支出ができないと答弁しました。提示された材料の範囲では、具体的な対応策についての結論や決定事項は示されていません。
円安による支出増額を回避するため、拠出金、分担金は補正予算でなく当初予算に計上すべきであり、FMS支出は後年度負担による複数年度の支払いを避けること、あわせて、外為特会の外国為替及び外国通貨の活用を図ってはいかがでしょうか。
物価高対策の論点として、深作議員が実質消費が2年連続でマイナスとなっていることや物価高が続いていることを指摘しました。あわせて深作議員は、米国の関税による輸入物価の上昇や円安の波及について、政府側の認識を質問しました。提示された材料には、発言者の賛否を示すスタンスデータはなく、他の発言者の立場や根拠、答弁の内容、結論や決定事項も含まれていません。そのため、本テーマについては深作議員による現状の指摘と質問が確認できる範囲にとどまります。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
米国のICC制裁への対応をめぐり、和田有一朗議員は、ICCへの支持を示す共同声明に日本が加わらなかった理由を質問しました。和田議員はこの対応を批判しており、制裁への消極的な対応に否定的な立場です。これに対し石破茂首相は、総合的に勘案して決定したと述べました。また、ICCを一貫して支持してきたとし、今後の動向を注視していくと答弁しました。首相はICCの独立性を保ち活動を全うすることを望む立場を示しましたが、制裁そのものへの明確な評価は避け、注視するにとどまりました。議論では、共同声明に参加しなかった判断の理由が主な論点となりましたが、参加しなかった具体的な理由や新たな方針は示されず、結論や決定事項は提示されていません。
経済安全保障の観点から、AI・先端半導体分野での日米協力が議論されました。浜地雅一議員は、日米の経済協力を経済安全保障の視点で戦略的に進めるべきだと主張し、賛成の立場から質問しました。これに対し石破茂首相は、AI、量子、先端半導体の分野で世界をリードしていくこと、またサプライチェーンの面で米国と協力することで一致したと答弁しました。さらに首相は、米国との経済協力を経済安全保障の視点で一層強化する考えを示しました。両者とも協力強化に賛成の立場であり、反対や中立の立場からの発言は提示された材料にはありません。具体的な施策や数値目標、決定事項については、提示された範囲では明らかにされていません。
米国の関税政策への対応をめぐり、鉄鋼・アルミニウム関税や自動車等の関税発言への対処が議論されました。石破茂首相は、鉄鋼・アルミ関税は会談時点で未発表であり会談で議論はなかったとし、日本の除外を申し入れたと答弁しました。また、自動車等の関税に関する発言も会談では議論されなかったとして、影響を精査したうえで適切に対応する考えを示しました。スタンスは中立・条件付きの姿勢と整理されています。浜地雅一議員は、高額関税は米国経済にも不利益になるとの認識から、関税に批判的な立場で、関税引上げを阻止するため粘り強い交渉を求めました。提示された材料には、本テーマに関する決定事項は含まれていません。
防衛予算と暮らしの予算の優先度が論点となりました。志位和夫議員は、軍事費だけが9.5%増となる一方で暮らしの予算は実質マイナスであると批判し、軍事費の突出が暮らしの予算を圧迫するとして、暮らしを優先する立場(反対)を示しました。これに対し石破茂首相は、社会保障や教育の予算も計上しており、暮らしを無視した予算案との指摘は当たらないと答弁しました。首相は防衛力強化と社会保障等の両立を主張しており、両者の優先度は明示せず、中立の立場です。提示された範囲では、この論点について結論や決定事項は示されていません。
防衛力の抜本的強化と軍事費の増加が論点となりました。首相(石破茂議員)は防衛力の抜本的強化を表明し、トランプ大統領が歓迎したと報告しました。石破議員は、防衛力強化は安全保障環境に不可欠であると答弁し、安全保障のジレンマを防ぐために透明性の確保と信頼醸成を挙げました。これに対し志位和夫議員は、従来の「維持」から「抜本強化」へ方針が変わった理由と、国会に諮ることなく約束した点を追及し、大軍拡の中止と対話による平和外交を求めて反対の立場を示しました。浜地雅一議員は、防衛力強化は必要としつつ、GDP比の数値目標には慎重な姿勢を示し、賛成寄りの立場でした。提示された材料には、結論や決定事項に当たる内容は含まれていません。
首相は日米同盟を新たな高みに引き上げることを確認したと報告し、辺野古での代替施設建設を含む再編の着実な実施を確認したと述べました。下水道の老朽化対策では、有識者委員会を二月中に設置する方針が示されました。その他の多くの論点では、結論や決定事項は示されず、見解の相違が残りました。
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