参議院厚生労働委員会において、戦後80年を機に戦没者等の遺族に対する特別弔慰金の支給を継続・増額する改正法案が審議され、全会一致で可決された。審議では法案の内容に加え、空襲被害者など民間戦災者への補償、遺骨収集の推進、浮島丸事件の対応、核兵器禁止条約批准など戦後処理に関わる幅広いテーマが議論された。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
天畠大輔氏(れいわ新選組)が、元日本兵のPTSDによって家族が受けた被害について取り上げ、しょうけい館を視察した結果、該当情報が存在しなかったことを指摘した上で、「元日本兵の家族への影響を早急に調査すべき」と主張しました。また、英国・カナダの軍人家族支援制度を紹介し、日本でも施策化すべきと求めました。福岡資麿厚生労働大臣(中立)は、令和6年4月からしょうけい館で展示に向けた調査を実施中であり、本年夏に期間限定のパネル展示、来年2月を目途に常設展示の見直しを進めると説明しましたが、家族への影響に特化した早急な調査の実施については積極的な言及を避けました。天畠氏は「政府が元日本兵とその家族に対する実態把握と支援にしっかり取り組むよう要求する」として質疑を締めくくりました。
元日本兵の家族への影響を早急に調査すべきです。
心の傷を負われた元兵士やその御家族の実態を語り継ぐことは、戦傷病者とその御家族が戦中戦後に体験された御労苦を次の世代に伝えていくためにも大変重要であると認識をし...
福岡資麿大臣(賛成寄り)は、山口和之氏(日本維新の会)からの発言を受け、「平和の語り部事業等でさきの大戦を決して風化させることがないよう後世に引き継いでいくことの重要性」を述べました。また、附帯決議において、森本真治氏(立憲民主・社民・無所属)が提出した案文に「戦後八十年を迎え、先の大戦の記憶が風化しつつある現状に鑑み、当時の記憶及び教訓を次世代に継承していくため、学校教育の充実並びに啓発及び広報等の取組の更なる強化を図ること」が明記され、全会一致で可決されました。
星北斗氏(自由民主党)が遺骨収集推進法の改正後の状況と今後の方針を質問しました。星氏は「一日も早く、一柱でも多くの戦没者の御遺骨をふるさとにお迎えすることが喫緊かつ重大な課題」と強調しました。福岡大臣(賛成寄り)は、現在はおおむね計画どおり実施できるようになってきており、ペリリュー島では昨年9月に集団埋葬地が確認されるなど成果が出ていると説明しました。また、硫黄島訪問の体験を踏まえ、「一日も早く御遺骨を収集し、御遺族にお返ししたいという思いを一層強くした」と発言しました。附帯決議においても「遺骨収集の加速化を図ること」が全会一致で決議されました。
本委員会の主議題として、戦後80年を機に特別弔慰金の支給を継続・増額する改正法案が審議されました。倉林明子氏(日本共産党)は「法案に賛成する」と明言しました。星北斗氏(自由民主党、賛成寄り)は、国が弔慰の意を示し続けることの意義と大切さを訴え制度継続を支持しました。山口和之氏(日本維新の会、中立)は制度継続に大きな異論はないとしつつも、今回の5万円増額の根拠と透明性を問い、物価高を踏まえると「納得できない」と述べました。石橋通宏氏(立憲民主・社民・無所属、中立)は、本来弔慰を示すべき相手ではない者が国債を相続するという制度上の問題が十年前から未検討のまま放置されていると強く批判し、次回に向けた幅広い再検討を求めました。田村まみ氏(国民民主党、中立)も、支給対象・方法の在り方を含む本格的検討を強く求めました。法案は最終的に全会一致で可決されました。
提案されております法案は、戦没者等の遺族に対する特別弔慰金の支給を継続するための必要な改正であり、二回の交付で合計五万円を上乗せするとしており、賛成したいと思い...
国が支給し続けることの意義と大切さを感じます。
特別弔慰金の基本的な趣旨については、十年前にも全会一致で改正案が成立したところでありますので、大きな異論はございません。
もちろん、国の責任において弔慰を表すべき方々に対して弔慰を表すこと、これは必要なことだろうというふうにも思います。
国として弔慰の意を表する方策について具体的に検討を行って、国民の理解と支持を得た上で、本当に弔慰を示すべき方たちにこの支給をするということを私はしていただきたい...
石橋通宏氏(立憲民主・社民・無所属、賛成寄り)が、日韓議連において超党派で検討してきた朝鮮半島出身の元BC級戦犯の名誉回復・弔慰を目的とした法案について言及しました。石橋氏は「自民党内での手続を待っている状況」であるとして、福岡大臣に「一日も早く実現されるよう政治家として御努力いただきたい」と強く求めました。福岡大臣は、同法案が超党派の日韓議員連盟において平成28年に了承されているとした上で、自民党においてはまだ党としての審査がされていないと認識していると説明し、「動きをしっかり注視してまいりたい」と述べるにとどめました。
大臣、今の自民党の中でも重鎮のお立場だと思いますので、是非この法案が一日も早く実現されるよう、大臣として、政治家として御努力をいただきたいと思うのですが、大臣、...
天畠大輔氏(れいわ新選組、賛成寄り)が、核兵器禁止条約非締結国の国会議員会合への参加を踏まえ、日本政府が同条約のオブザーバー参加すら拒んでいることを批判し、「核兵器禁止条約の批准に向けて取り組むと今日ここで明言してください」と宮路拓馬外務副大臣に求めました。宮路副大臣(反対寄り)は、核禁条約は「核兵器のない世界への出口ともなり得る重要な条約」としつつも、「核兵器国を交えずに進めることは難しく、NPT体制の下で進めることが引き続きより望ましい」と述べ、批准には否定的な姿勢を示しました。天畠氏はさらに「せめてオブザーバー参加を検討すべき」と重ねて求めましたが、明確な回答は得られませんでした。
倉林明子氏(日本共産党、賛成寄り)が浮島丸事件に関する進捗状況を質問しました。政府参考人の岡本利久氏から、韓国政府の要請を受け、浮島丸関連の名簿と名が付く文書75件を外務省を通じて韓国政府に提供完了したと報告がありました。倉林氏はこれを「よかった」と評価しつつ、祐天寺に現在も残る280柱の遺骨の早期返還と、名簿がここまで明らかにならなかった経緯の検証を強く求めました。福岡大臣(賛成寄り)は「引き続き、関係省庁とも連携し、人道的な観点から可能な限りの対応を検討してまいりたい」と述べましたが、検証の実施については明確な言及を避けました。倉林氏は「残念ながら明確な答弁なかった」として、真相解明・検証を含む正面からの対応を求めました。
山口和之氏(日本維新の会、賛成寄り)が、申請手続のデジタル化についてマイナポータル活用の具体的な導入時期を質問しました。政府参考人の岡本氏から、次期特別弔慰金について令和7年10月からマイナポータルの「ぴったりサービス」を活用した請求書等の提出ができるよう検討していると回答がありました。福岡大臣(賛成寄り)は「デジタル技術を活用し国民の利便性向上に取り組むことは大変重要」と述べ、行政デジタル化を推進する姿勢を示しました。
大椿ゆうこ氏(社民党、賛成寄り)、石橋通宏氏(立憲民主・社民・無所属、賛成寄り)、倉林明子氏(日本共産党、賛成寄り)が、空襲被害者や戦災孤児など民間戦災者への謝罪と補償の実現を求めました。大椿氏は旧防空法による消火義務や退去禁止命令を根拠に「国が市民を戦争に駆り出していた」として軍人軍属との区別は不合理と主張し、国が正式に謝罪し不戦の誓いをすべきと訴えました。石橋氏は「政治家として、この八十年という節目にこういった方々にも改めてきちんと国としての弔慰を示すべきだ」と行動を求めました。倉林氏は空襲議連による救済法の早期実現に向け、大臣が直接被害者の声を聞く機会を持つべきと要求しました。福岡大臣(反対寄り)は、民間戦災者は国との雇用関係がないため特別弔慰金の対象外であり、全国戦没者追悼式で全ての戦没者を追悼していると繰り返し答弁し、謝罪・補償については「超党派議連の動きを注視する」として積極的対応を示しませんでした。
空襲被害者、この民間人の被害者に対しても正式に謝罪をし、不戦の誓いをすべきではないかと考えますが、大臣のお考えを聞かせてください。
私、戦後八十年、問われているのは、空襲被害者、戦災孤児などに対する謝罪と補償、これ実現するということが求められていると思うんですね。
政治家として、大臣、こういった方々にも改めてきちんと国としての弔慰を示すべきだと。行動に移されませんか、大臣。
一般の戦災者の方々につきましては、国家が強制的に戦地における戦闘行為であったり軍需工場における就労等に参加させたという事情にないことからその対象とはしてございま...
改正法案は全会一致で可決され、請求手続の支援・周知徹底、統一的な運用確保、支給対象・方法の在り方を含む戦後90年に向けた検討、次世代への記憶継承、遺骨収集の加速化を求める附帯決議も全会一致で採択された。一方、空襲被害者等民間戦災者への謝罪・補償については政府が否定的な立場を維持し、超党派議連の動向を注視するとするにとどまるなど、戦後80年を経ても未解決の課題が複数残されていることが浮き彫りとなった。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
○委員長(柘植芳文君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、厚生労働省大臣官房審議官岡本利久君外一名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約36,083文字) |
AIによる自動生成のため、一部情報が省略されている場合があります。
