令和七年度予算三案の一般的質疑が安住委員長のもとで行われました。外交・安全保障では、太栄志氏が日米首脳会談を評価しつつ、在日米軍駐留経費、関税、防衛費、法の支配の記載、対中査証緩和などを岩屋毅外相や中谷元防衛相に質しました。鈴木隼人氏は歴史戦の司令塔機能や女子差別撤廃委員会の勧告を取り上げ、田村貴昭委員は B52 の共同訓練参加や戦闘機の豪州展開、馬毛島基地建設を追及しました。国土・交通では、河西宏一氏が八潮市道路陥没事故の原因究明と下水道の老朽化対策を中野洋昌国土交通大臣らに質しました。社会保障では、高額療養費、認知症施策、年金、少子化対策などが議論され、経済・財政では不用額や予備費、農林中金の赤字が取り上げられました。
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全38テーマ ・ 紐づく質疑38件
農林中金の巨額赤字と運用体制の見直し
TPPへの米国復帰とCPTPPを通じた経済秩序をめぐり、議論が行われました。太栄志氏は、米国で保護主義化が進む中、CPTPPは我が国がリードしていくことが大事であるとして、日本が主導し米国復帰に向けて働きかけるよう求めました。同氏の立場は賛成寄りです。これに対し岩屋毅外相は、TPP復帰については詳細な議論に踏み込まず、CPTPPを活用して自由で公正な経済秩序の拡大に取り組むと答弁しました。同外相もCPTPPの活用については前向きな姿勢を示しています。両者ともCPTPPの意義を認める点では一致していますが、米国復帰への働きかけについて、外相から具体的な方針や決定事項は示されませんでした。
パリ協定およびWHOからの離脱をめぐる日本の発信のあり方が論点となりました。太栄志氏は、多国間協定を推進する共同声明に関連して、日本側からの発信がなかったことを残念だと指摘し、日本が離脱について発信すべきだという立場を示しました。これに対し岩屋毅外相は、パリ協定・WHO離脱の話は会談では出ていないと答弁し、今後意思疎通を行っていく考えを述べました。岩屋外相は離脱そのものへの賛否には触れておらず、立場は中立です。議論の中で具体的な結論や決定事項は示されていません。
モーダルシフトの推進と物流の2024年問題をめぐり、推進が進まない要因と政府の施策が議論されました。中野洋昌国土交通大臣は、進まない要因としてリードタイムの長さ、コスト増、希望する輸送枠の確保が困難なこと、災害による輸送障害を挙げました。そのうえで、計画策定支援、機材導入支援、改正物流法によるリードタイムの確保、標準的運賃の拡充を通じて推進し、新モーダルシフトの推進と倍増目標の実現に取り組むと答弁しました。これに対し臼木秀剛氏は、十年で倍増という目標に比べて施策はパンチが足りないと指摘し、現行施策は弱いとして、モーダルシフトをより強力に進めるべきとの立場を示しました。提示された範囲では、両者ともモーダルシフトの推進自体には賛成の立場で、論点は施策の強度に置かれています。
下水道管の老朽化と更新ペースが議論されました。河西宏一氏は、設置から50年を経過した管が年1.2〜1.65%ずつ増える一方、更新率は年0.15%にとどまり、老朽化の進行が更新の約10倍の速さであると指摘しました。そのうえで、空洞調査やAI画像判定などの新技術を活用した点検・補修の強化を国土交通大臣に質し、新技術への効果的な予算措置を求めました。立場は賛成寄りです。これに対し中野洋昌大臣は、予防保全が重要であるとの認識を示し、AIによる異常検知や更生工法などの新技術の実装を進めると述べました。老朽化対策の高度化・効率化が必要という立場で、賛成寄りです。具体的な取り組みとして、自治体向けのDX技術カタログを今年度中に取りまとめ、5年程度でDX技術の実装を目指すことが示されました。
児童養護施設・里親制度の支援と社会的養護経験者の自立支援について議論されました。三原こども相は、令和七年度予算案でタブレット学習補助や障害児里親等支援体制強化事業の創設を行うと説明しました。また、児童福祉法改正により年齢要件を弾力化し、自立支援拠点事業も創設すること、ニーズ把握の補助を予算に計上していることを述べ、実態把握を進める方針を示し、支援に前向きな立場でした。これに対し徳安淳子氏は、退所後の実態把握がなお不十分であるとして、よりきめ細かな把握と支援を求め、退所後の若者への支援を最大限強化するよう強く要望し、賛成の立場を示しました。なお、提示された材料には、結論や決定事項に当たる記述は含まれていません。
八潮市の道路陥没事故を受け、国土交通省が大規模下水道の点検手法の見直し等を検討する有識者委員会を設置することが示されました。議論では、破損した管が法定点検の対象外で、埼玉県が5年に1回の自主点検を行っていた点が取り上げられました。また、令和3年度のカメラ点検では緊急度判定で区分1と見極められなかったことから、判定基準の見直しが焦点であると指摘されました。松原誠氏は事故を重く受け止め、法定点検の対象範囲の見直しを含め必要な対応を検討すると答弁し、前向きな立場を示しました。河西宏一氏は緊急度判定の検証と更新を求め、点検の見直しに前向きな立場でした。中野洋昌大臣は、判定基準や補修優先順位に関する指摘も踏まえ、委員会の議論内容を整理すると答えました。中野大臣の発言には明確な賛否は示されていません。
八潮市の道路陥没事故の被災事業者に対する雇用調整助成金の適用が論点となりました。河西宏一氏は、対象となる事業者が漏れなく制度を利用できることが大事だと述べ、制度の利用に前向きな立場(賛成寄り)を示しました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、客の減少や取引先の停止により事業の縮小を余儀なくされた場合は、雇用調整助成金の対象となり得ると答弁しました。あわせて、埼玉労働局等に指示を出し、県・市・経済界と連携してプッシュ型で周知を行うと述べ、制度の活用に積極的な姿勢(賛成寄り)を示しました。
公的病院の経営危機と財政措置に関し、物価高騰や賃金上昇に直面する医療機関への対応が議論されました。厚生労働省は、補正予算による支援パッケージを説明し、その内容として入院時食事基準の引上げ等を挙げました。また、厚生労働省の医薬局長は、物価高騰対応の重点支援交付金の活用を自治体に依頼するとともに、薬局の状況把握に努めると答弁しました。なお、発言者ごとの賛否・立場を示すスタンスデータは提示されておらず、個々の議員の賛成・反対・中立の別や根拠は確認できません。また、本テーマについて示された要点の範囲では、特段の結論や決定事項は確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
台湾海峡の平和と安定、および日台防衛当局間の情報共有のあり方が論点となりました。太栄志氏は、台湾との防衛当局間の情報共有を平時から進めるよう明確に要請し、この取り組みに賛成の立場を示しました。これに対し中谷防衛相は、台湾とは非政府間の実務関係を維持するという立場を示したうえで、適切に対応すると答弁しました。防衛相の答弁は、情報共有の推進そのものへの賛否を明示するものではなく、中立的な対応方針にとどまっています。提示された内容の範囲では、日台防衛当局間の情報共有について具体的な決定や合意事項は示されていません。
特に、台湾と今、防衛当局間同士の情報共有というのがなかなか進んでいないということがあると思っていますので、平時から是非ともこれを進めていただきたいというのをちょっとお願いしたいということと、済みません、時間になりました。
国家公務員の超過勤務手当の予算計上と働き方改革が論点となりました。平将明大臣は、定員割れや災害対応といった変動要因があることを踏まえつつ、デジタル化やAIの活用によって働き方改革を進め、過度な残業を抑える意向を示し、この方向を推進する立場(賛成寄り)で答弁しました。徳安淳子氏は、予算と実績の乖離の見直しを求めるとともに、上司が帰らないために部下が帰れないという慣行を挙げ、管理職の意識改革による働き方改革の推進を求め、同じく推進の立場(賛成寄り)を示しました。提示された範囲では、両者とも働き方改革を進める点で方向性が一致しており、反対や中立の立場からの発言は示されていません。また、この論点に関する決定事項は示されていません。
国際世論戦・歴史戦における内閣官房の司令塔機能が議論されました。鈴木隼人氏は、対応を副長官補室任せにせず、内閣官房が戦略を立てて各省庁を厳しく監督すべきだと主張しました。これに対し林芳正官房長官は、補室任せにはせず、官房長官や副長官ら政務が司令塔の役割を果たすと答弁し、積極的に取り組む姿勢を示しました。また鈴木氏は、民間の実動部隊が重要であると指摘しました。林官房長官は、この提案も念頭に置きながら政府全体で取り組むと答えました。スタンスのスコアは林氏が0.85、鈴木氏が0.90で、両者とも司令塔機能の強化に賛成の立場です。なお、具体的な決定事項は示されていません。
在日米軍駐留経費の負担をめぐり、日米首脳会談での議論の内容が取り上げられました。岩屋外相は、首脳会談において在日米軍駐留経費の負担増の要求はなかったと答弁しました。これに対し、太栄志議員は、米国の強硬姿勢により日本の負担が増える可能性が高いとの懸念を示し、慎重な立場(賛否スコア0.25)をとっています。提示された内容からは、首脳会談で負担増の要求があったか否かという事実認識と、今後の負担増の可能性への懸念という二点が論点となったことがわかります。なお、本件に関して結論や決定事項は示されていません。
トランプ政権、今、同盟国に対しても強硬的な姿勢を取っているということで、例外なく我が国も、これからまさに負担増しということがあり得ると思いますので、可能性は高いです。
多額の不用額や予備費の使い残しと、予算の見積りのあり方が論点となりました。加藤勝信財務相は、コロナ禍や物価高騰に特有の事情があったことを挙げたうえで、予備費を4兆円から1兆円に減額したと答弁し、予算査定を通じて適切な見積りに努める意向を示しました。同財務相は、決算剰余金は国債発行を調整した結果であり、防衛費の財源にも活用される流れになっていると説明しました。スタンスデータでは、加藤財務相は賛成寄り(0.65)ですが、根拠は見積りに努めるという一般論にとどまるとされています。一方、徳安淳子議員は反対寄り(0.20)の立場で、予備費の必要性に疑問を示し、巨額の予算計上の見直しと検証を求めました。なお、本資料から確認できる範囲では、結論や決定事項は示されていません。
女子差別撤廃委員会(CEDAW)による皇室典範改正の勧告への対応が議論されました。岩屋外相は、CEDAWが勧告を維持したため、削除要求を書面で提出しウェブ上にも掲載したと説明しました。あわせて、OHCHR任意拠出金の使途からCEDAWを除外し、委員の訪日プログラムも見合わせたと述べ、削除要求が受け入れられなかったことを遺憾としています。これに対し鈴木隼人氏は、勧告を強く批判し、女子差別撤廃条約の破棄も含む更なる対応を求めました。岩屋外相は、条約の効力を失わせることは適当でないと答弁し、破棄を否定しました。また鈴木氏は、recommendを「勧告」と訳すのは誤解を招くと指摘しましたが、岩屋外相は、強制力のない勧め促す意であり、「勧告」の訳は適切だと答弁しました。条約破棄をめぐっては両者の立場が分かれたままです。
対中査証緩和のタイミングと邦人保護が議論されました。岩屋外相は、中国による短期査証免除の再開を受け、団体観光の滞在期間を30日とするなど日本独自の査証緩和を発表したと説明しました。これに対し太栄志氏は、邦人刺殺事件や拘束が続く中での緩和はタイミングが悪く、中国に軸足を置かずすり寄る姿勢だとして批判し、反対の立場を示しました。岩屋外相は、懸案事項は外相会談で申し入れており、中国の危険情報は一部地域でレベル1であるとし、情報発信によって邦人の安全確保を図ると答弁しました。岩屋氏は観光推進等を勘案して緩和を進める立場です。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
少子化対策の目標設定とこども未来戦略の予算倍増について議論が行われました。徳安氏は、少子化に歯止めがかからず、他国に比べて施策が遅れていると指摘しました。これに対し、三原じゅん子こども政策担当大臣は、予算倍増は大切であると認めつつも、額ありきではなく、困難を抱える子どもへの重点施策が重要であると答弁しました。スタンスデータでは、三原氏は条件付き賛成(スコア0.60)と位置づけられ、その根拠は予算倍増の意義を認めながら額ありきではなく重点施策を重視する点にあります。提示された範囲では、目標設定や予算倍増に関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
予算をしっかり倍増するということ、それは物すごく大切なことでありますが、その額ありきではなくて、今委員がおっしゃったような、非常に困難を抱えているお子さんたち、そういう方たちの声に耳を傾け、そうした方たちの施策を重点的にしっかりと行っていくこと、このことも非常に重要な少子化対策の一つにつながってくるのではないかというふうにも思っておりますので、これからもしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
年金制度の持続可能性と年金改正法案について議論されました。福岡厚生労働大臣は、マクロ経済スライドにより年金制度は持続可能であると説明し、財政検証では給付水準が改善しているとして、年金改正法案を取りまとめ中であると答弁しました。立場は賛成寄りです。一方、徳安淳子氏は、国民年金だけでは生活が厳しい現状や、社会保険料の負担増によって手取りが目減りしている点を指摘し、丁寧な対応を求めました。徳安氏の賛否は明確ではなく、中立的な立場です。なお、今回提示された内容では、法案の決定事項や結論は示されていません。
成年後見制度の見直しと家族との関係をめぐり、法務省が制度の見直しを昨年二月に法制審議会へ諮問したことが示されました。検討では、必要な範囲・期間で制度の利用を開始し、終了できるようにすることも議論されています。発言者のうち竹内努氏は、利用しやすい制度とすべきとの意見を承知しており、見直しを検討中であると述べるにとどまり、スタンスは賛成寄りの0.60でした。鈴木隼人氏は、後見制度を有力な選択肢と位置づける一方で、使いづらさを指摘する声も紹介し、評価は中立的(0.50)でした。提示された範囲では、両氏の発言を通じて、見直しの検討が続いている状況が示されていますが、具体的な結論や決定事項は示されていません。
拉致問題の解決と米朝交渉への関与について議論されました。論点は、米朝交渉の中で拉致問題が置き去りにならないようにすることです。太氏は、米朝交渉において拉致問題が置き去りにならぬよう、外務大臣が関与することを求めました。提示された材料には、他の発言者の氏名や賛否のスタンス、およびその根拠は含まれておらず、外務大臣の側からの応答や、結論・決定事項も確認できません。そのため、本テーマについては太氏による要請があったことのみが記録されています。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
日本製鉄によるUSスチールの買収・投資をめぐる日米協議が取り上げられました。岩屋外務大臣は、両首脳が単なる買収ではなく、日本の技術と資金による対米投資であるとの認識を共有していると述べました。一方で、協議の詳細についてはコメントを差し控えるとしました。太栄志議員は、本件が経済安全保障及び日米関係の上で重要であるとして、政府に継続的な関与を求めました。同議員のスタンスは賛成寄り(スコア0.70)ですが、根拠によれば賛否そのものは明示されていません。提示された材料の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
大臣、この案件、まさに経済安保上、また日米関係にとっても大変重要な案件でありますので、是非とも、引き続き、政府としてもしっかりと関与していただく、そのことが大事になってくると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
日米ガイドラインの改定と日米2プラス2について議論されました。太栄志氏は、前回の改定から十年が経過し、反撃能力の保有など情勢が変化したとして、手遅れになる前にガイドライン改定を進めるよう強く要望し、改定に賛成の立場を示しました。これに対し岩屋毅外相は、ガイドラインは今回の議題ではなかったと述べた上で、2プラス2の早期開催を指示されており、同会合で議論すると答弁しました。岩屋外相はガイドライン改定への賛否を明示しておらず、2プラス2を通じて議論する意向を示すにとどまりました。会議では、ガイドライン改定の実施時期や内容に関する具体的な決定はなされていません。
日米共同声明における「法の支配」の記載をめぐり、太栄志氏は、声明に法の支配の文言が抜け落ちていると指摘し、意図的ではないかと追及しました。同氏は法の支配が平和にとって極めて重要であるとの立場を示しています。これに対し岩屋毅外相は、力による現状変更への反対は法の支配の根幹であり、日本の立場に変わりはないと答弁しました。また、この考えをルビオ長官にも直接伝えたと述べています。さらに外務省の参考人は、一月のクアッド外相会合の声明には法の支配が明記されたと説明しました。提示された材料には、記載の経緯や今後の対応に関する結論・決定事項は含まれていません。
日米共同声明における防衛力強化の表現と防衛費のGDP比2%超をめぐり、二〇二七年度以降の記述が防衛費の増額約束に当たるかが論点となりました。太栄志氏は、同記述が増額を約束したように見えるとして懸念を示し、やや否定的な立場でした。岩屋毅外相は、防衛費増額の具体的な話はなかったと答弁し、二〇二七年度以降の強化の記述は引き続き充実を図る趣旨だと説明しました。増額約束は否定しており、賛否は明確ではありません。中谷元防衛相は、米側から増額の具体的な要望はなく、二七年度以降の増額の予定は現在ないと答弁し、消極的な立場でした。提示された範囲では、増額に関する決定事項は確認できません。
日米豪共同訓練への米軍B52爆撃機の参加と情報公開が議論されました。田村貴昭委員は、15回の日米豪共同訓練にB52が参加したかを質しました。防衛省は米軍部隊の詳細を原則非公表と回答し、中谷元大臣はその方針を説明しつつ、グアム付近で日米豪がB52を含め飛行した実績があると認めました。田村委員は、核搭載可能なB52との共同訓練は断じて許されないとして反対の立場を示し、非公表の対応も批判しました。また、当該訓練は防衛省ホームページに掲載済みであると指摘し、B52が参加した日米豪訓練の資料提出を委員長に求めました。中谷大臣は賛否を明示していません。これに対し安住委員長は、資料提出の要求を理事会で協議すると述べました。
石破政権の外交・安全保障方針と対中政策が論点となりました。岩屋毅外務大臣は、日米同盟を基軸とし、同志国との連携、グローバルサウスとの連携、近隣諸国との建設的な関係の構築を基本方針として説明しており、政権の外交方針を肯定する立場です。これに対して太栄志氏は、石破政権の外交方針は分かりづらいと指摘し、とりわけ対中政策に問題があるとして、批判的な立場を示しました。両者の発言はそれぞれ1件の発言に基づくもので、議論の全体像は断片的です。提示された材料には、対中政策の具体的な内容や、重要な結論・決定事項は含まれていません。
米国の関税措置と日本の対応について、岩屋外相は、首脳会談では相互関税など関税についての話はなかったと答弁しました。一方、太栄志議員は、農水産物への課税は日本経済への影響が大きいと懸念を示しており、スタンスのスコアは0.25(0が反対、1が賛成)で、関税措置に対して否定的な立場です。提示された材料の範囲では、首脳会談で関税が議題とならなかったとする外相の説明と、農水産物への課税による経済への影響を懸念する太議員の見解が示されています。この議論における結論や決定事項は示されていません。
まさに、米とか肉などの農水産物に対して課税が課されれば、これは重要な、日本経済へ影響は大きいです。
自衛隊戦闘機のオーストラリアへのローテーション展開と集団的自衛権をめぐる議論です。田村貴昭委員は、日豪2プラス2の資料で戦闘機の「配備」と明記されている点を挙げ、事実上の海外配備であると追及し、戦争に巻き込まれるリスクを指摘して反対の立場を示しました。これに対し中谷元大臣は、定期的な戦闘機展開訓練を念頭に置いているとし、具体的な在り方は中長期的に検討すると答弁しました。また、海外での訓練は特定の国や地域を念頭に置くものではなく、抑止力・対処力の向上が目的であると説明しました。集団的自衛権に関しては、存立危機事態における密接な関係国は個別に判断され、米国以外は相当限定されると述べ、限定的であるとの認識を示しました。中谷大臣はローテーション展開の具体的検討を進める意向を示しており、賛成の立場です。本テーマに関して、結論や決定事項は示されていません。
認知症ケアにおける尊厳の保持と、身体拘束および薬剤の過剰投与の防止が論点となりました。厚生労働省は、対応力向上研修の実施と、非薬物的介入を原則とする向精神薬使用ガイドラインの策定により、ケアの質向上に取り組むと答弁しました。鈴木隼人氏は賛成の立場(スコア0.80)で、尊厳の尊重と正しい接し方の徹底を専門職にも求めています。黒田秀郎氏も賛成寄りの立場(スコア0.70)で、認知症ケアの質向上に取り組む方針を述べましたが、身体拘束や薬剤への言及はありませんでした。提示された材料の範囲では、反対の立場の発言者は確認されていません。
認知症の人の社会参加と自治体間のサポート格差の是正が論点となりました。鈴木隼人氏は、就労型デイサービスの利用中に外出を認めない自治体があるなど、自治体間で対応に差があることを指摘し、その改善を質しました。地域間の不平等を問題視して是正に前向きな立場(賛成寄り)ですが、示された根拠は一件にとどまります。これに対し厚生労働省の黒田秀郎氏は、事業所外での社会参加活動を認める際の留意点を周知するとともに、情報共有の充実と好事例の全国展開を進め、社会参加の機会確保に努める意向を示しました。黒田氏も賛成寄りの立場です。本件で具体的な制度改正などの決定事項は示されておらず、答弁は周知と情報共有、好事例の展開による対応の方向性にとどまっています。
認知症の診断直後からのピアサポートの充実について議論されました。福岡資麿厚生労働大臣は、診断直後からの情報提供とピアサポート、認知症カフェ等の推進を認知症施策推進基本計画に盛り込んだと答弁しました。スタンスデータでは、福岡氏は診断直後からの情報提供と早期支援を重要と認識しており、賛成寄り(スコア0.70)とされています。ただし、ピアサポートそのものへの直接の言及はないと記録されています。鈴木隼人氏も診断直後の支援の重要性を指摘し、賛成寄り(スコア0.70)とされていますが、ピアサポート自体への言及は明示的ではありません。提示された材料の範囲では、結論や決定事項として、同基本計画に当該施策が盛り込まれたことが示されています。
認知症バリアフリー社会の実現に向けた官民協議会の取組が議論されました。福岡資麿厚生労働大臣は、日本認知症官民協議会に約百団体が参画し、業種別のバリアフリーの手引を作成したと説明しました。あわせて、認知症サポーターが累計約1567万人に達したことなどを挙げ、社会環境の整備を進めると答弁しました。福岡大臣は手引の普及を官民一体で進め、認知症バリアフリー社会を実現する考えを明言しており、賛成の立場です(スコア0.90)。鈴木隼人議員は、官民協議会による業界別の手引作成を極めて有益と評価しており、賛成の立場です(スコア0.80)。反対や中立の立場を示した発言者は提示されておらず、新たな決定事項についても示されていません。
貨物鉄道の役割とJR貨物への支援について議論されました。中野国土交通大臣は、貨物鉄道が大量輸送と環境性能の面で期待されているとし、輸送力増強とモーダルシフトの推進を重要と認めたうえで、災害対応の強化や設備投資への支援を行うと答弁しました。立場は賛成です。江藤農林水産大臣は、北海道産農産物の約三分の一が鉄道で輸送されていると述べ、鉄道網と荷役施設の総合整備、とりわけ鮮度保持のための施設整備が食料安全保障に寄与すると肯定的に評価しました。こちらも賛成の立場です。提示された範囲では、両大臣はいずれも貨物鉄道の維持・強化に前向きであり、反対や中立の発言者は示されていません。
農林中金の巨額赤字と運用体制の見直しが議論されました。農水省は、農林中金の第3四半期の赤字が約1.4兆円で、通期は約2兆円の範囲内にとどまると説明しました。加藤金融相は、規制基準を超える自己資本があり健全性は確保されているとして、モニタリングを継続すると答弁しました(中立)。金融庁は、有価証券運用中心の脆弱な収益構造を認識し、2022年前から改善を促してきたものの、損失は遺憾だと答弁しました。伊藤豊氏は損失を遺憾とし、検証報告書をもっともと評価して見直しに肯定的な立場でした。杉中淳氏は報告書を重く受け止め、兼職禁止規定を含め早急に検討する姿勢を示しました。江藤農水相は巨額赤字を恥と批判し、農林中金法を改正して理事構成や農業向けリスクマネー供給の体制を省内で見直す方針を述べました。あわせて、JAは営農指導等の役割も担い経営改善努力が必要であり、農水省も応援すると答弁しました。
ですから、農林中金法をこの際しっかり改正をして、今御指示をいただいた理事の構成も含めて、それから出資先も、ちゃんとリスクマネーを取るような経営体制に私はなってほしいということで、省内で検討を進めてまいります。
活発な議論が行われまして、報告書の内容については、私も、もっともだというふうに考えているところでございます。
農林水産省としては、報告書の提案を重く受け止めまして、兼職禁止の規定も含めまして、今後早急に必要な検討を進めていきたいと考えております。
一方で、同金庫は、規制基準を、CET1というものなんですけれども、超える十分な自己資本を有しており、財務の健全性は確保されているという認識をしておりますが、金融庁としては、引き続き、農林水産省とも連携しながら、同金庫の健全性などについてはしっかりモニタリングしていきたいと考えています。
防災の観点から交通ネットワークを維持することの意義が議論されました。坂井学防災相は、交通ネットワークは災害時の物資や人員の輸送において重要であり、鉄道もその一端を担うと答弁しました。ただし、同氏の認識は一般論にとどまっており、立場は賛成寄りです。一方、臼木秀剛氏は、防災・災害対策として全国的なネットワークの維持は大切であると明言し、全国的・俯瞰的な視点で鉄道網を維持するよう国土交通大臣に求めました。同氏の立場は賛成です。両者とも交通ネットワークの維持の重要性については認識を共有していますが、提示された材料には、具体的な維持方策や決定事項は含まれていません。
防災・減災・国土強靱化と下水道の老朽化対策について議論されました。現行の5か年加速化対策では、緊急度1の下水道管のみが改築の対象となっていることが取り上げられ、河西宏一委員が安全マージンを求めました。これに関連して、実施中期計画の方針素案には、八潮での事故を踏まえた下水道老朽化対策の検討が位置づけられており、6月をめどに策定される予定であることが示されました。発言者のスタンスとしては、中野洋昌氏が老朽化対策を喫緊の課題とし、強靱化対策を盛り込む方針を示して賛成の立場を取りました。河西宏一氏は、老朽化対策を命と生活を守る施策と位置づけ、全力で取り組むと明言し、賛成の立場を示しました。
馬毛島基地建設の事業費と艦艇係留施設について議論されました。中谷元大臣は、提出資料の予算額等に間違いはないとしつつ、総事業費については工事着手から約2年であることを理由に現時点では答えられないと述べ、賛否を明示しない中立の立場でした。係留施設については「ましゅう」「おおすみ」等の大型艦艇を想定しており、イージス艦については詳細が未決定であると答弁しました。一方、田村貴昭委員は、累計予算額が約1兆233億円に達しているとして事業費が青天井で総額が不明であると批判し、基地建設に反対して中止を求めました。総事業費の見通しが示されなかった点が主な論点となっており、決定事項は示されていません。
高額療養費制度の多数回該当と、保険者が変わった際の扱いが議論されました。鹿沼局長は、多数回該当に当たる人は近似値で約二割であると答弁しました。これに対し渡辺創氏は、多数回該当の見直しのみでは救済の対象が約二割に限られ、残る八割との間に分断を生むと指摘しました。渡辺氏のスタンスは批判的(スコア0.35)で、その根拠は救済が約二割にとどまる点にあります。提示された材料からは、結論や決定事項は確認できません。
これだと、八割の方々は今の状況を克服することができなくて、二割の方々にしか当てはまらないということになるような気がします。
高額療養費制度の自己負担上限額の引上げ(見直し)の凍結について議論されました。鹿沼局長は、患者団体から引上げの一旦凍結と再検討を求める要望があったことを認めました。福岡厚労相は、患者団体の声を踏まえつつ保険制度の持続性との兼ね合いで解決を模索すると述べ、最終的な結論は未定と答弁しました。凍結の是非については明言せず、条件付きの立場(スタンスは中立)です。これに対し渡辺創氏は、見直しの一時凍結が必要であるとして賛成の立場を示し、当事者の要望を重視する観点から、一部の救済にとどめず一時凍結まで拡大して検討するよう求めました。本テーマでは、凍結の実施について決定事項はなく、結論は引き続き検討される状況です。
多くの論点で、政府側は今後の検討や対応を述べるにとどまり、具体的な決定事項は示されませんでした。一方、八潮市の事故を受けた有識者委員会の設置や、認知症基本計画への施策の盛り込みなどが示されました。高額療養費の見直し凍結などは、引き続き検討される状況です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
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