本会議は予算委員会における令和8年度補正予算両案の基本的質疑であり、坂本委員長のもと政府参考人44名の出席が承認され、伊藤信太郎委員(自民)の質疑を皮切りに石橋林太郎委員、小川淳也委員(中道改革連合)らが質疑者として立ちました。議論は外交・安全保障、経済・財政、環境・エネルギー、社会保障、農林水産、国土・交通、総務・行政、司法・法務、教育・科学技術、憲法など多岐にわたりました。経済・財政分野では、中東情勢に伴う資材価格高騰や供給の目詰まりへの対応、ガソリン・電気ガス料金支援の費用対効果と出口戦略、中東情勢等対応予備費の使途不透明性、補正予算依存からの脱却、赤字国債発行と長期金利上昇などが論点となり、高市早苗総理、赤澤亮正経済産業大臣、片山財務大臣らが答弁しました。人口減少やAIトランスフォーメーション、EV普及、原子力活用を含むエネルギー政策、防衛体制強化、副首都構想、給付付き税額控除の制度設計など幅広いテーマが取り上げられました。
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全82テーマ ・ 紐づく質疑107件
中東情勢等対応予備費の使途不透明性と財政民主主義の観点からの批判
本テーマでは、2025年国勢調査の速報結果を踏まえた人口減少の状況が議論されました。村岡委員は、国勢調査速報で日本の人口が三百万人以上減少したこと、及び秋田県が全国で最も速いペースで人口減少していることを指摘しました。これに対し高市総理は、令和7年国勢調査において人口が3回連続で減少し、その減少幅は2.5%と過去最大になったと答弁しました。両者の発言はいずれも人口減少の実態に関する事実の指摘・確認にとどまっており、賛否のスタンスや具体的な結論・決定事項は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、AI利用拡大やデータセンター増加に伴う電力需要増大への対応が論点となりました。高市総理は、AI利用拡大により電力需要が増加するため、エネルギー需給構造の強靱化が急務であると述べました。高山聡史議員は、AI・データセンターによる電力需要増大に応えるエネルギー供給構造改革の投資方針について質問し、短期的な価格安定に偏らず未来への投資・構造改革を積極的に推進するよう求める立場(スコア0.80)を示しました。これに対し赤澤亮正経済産業大臣は、2040年度の電源構成見通しとして再生可能エネルギー4〜5割、原子力2割、火力3〜4割を示し、脱炭素電源への官民投資拡大について説明するとともに、再エネ・原子力の最大限活用方針を肯定的に説明する立場(スコア0.75)を示しました。両者とも、電力需要増大に応え得る供給構造の構築の必要性について言及しました。
本テーマでは、人口減少下における高付加価値成長戦略としてのAIトランスフォーメーションが議論されました。高市早苗総理は、フィジカルAI構築等を軸に高付加価値を実現するAIトランスフォーメーションを成長戦略に位置づけると説明し、危機管理投資は成長投資でもあるとして、産業政策における大競争時代に国内投資促進に取り組む姿勢を示しました(賛成的立場)。高山議員は、危機対応局面でも成長投資を削らず守り抜く姿勢が必要であると総理に質問し、また複数年度予算化など成長投資が後回しにされない仕組みの確立が必要であると指摘しました。
人口減少下でも高付加価値を実現するAIトランスフォーメーションを成長の加速装置と位置づけています。
本テーマでは、AI分野の急速な変化を踏まえたセキュリティー技術やリスク発見・解決技術の国産開発の必要性が論点となりました。高市早苗氏は、AIセキュリティー技術を日本国産で開発したいとの意向を明確に表明し、賛成の立場を示しました。他の発言者のスタンスや、これに対する反対意見は示されておらず、明確な結論・決定事項についても提示されていません。
できればこれは、日本でしっかりとしたセキュリティーの技術、そしてリスクを発見する技術、解決する技術、これはやはり日本国産のものとして開発していきたい、そのような思いでおります。
本テーマでは、EV普及に向けた充電インフラ整備と購入補助拡充について議論が行われました。村岡敏英委員は、日本のEV化の遅れと充電施設不足という課題を指摘し、日本のEVシェアが2%にとどまる一方でドイツは24%に達しているとしてその差の大きさを示しつつ、政府の方針を質問しました。村岡委員はスコア0.85で、充電施設整備の必要性を強調し政府に普及推進を要望する賛成の立場です。これに対し赤澤亮正経済産業相は、マルチパスウェー戦略のもとでEV購入補助の上限を90万円から130万円に引き上げたことを説明しました。赤澤経産相もスコア0.85で、補助上限引き上げと充電設備補助の実施を説明し、施策推進の立場を示しています。両者とも普及促進に前向きな立場から発言しており、明確な対立点は示されていません。
本テーマでは、NPT運用検討会議において最終合意文書がまとまらなかったことについて議論が行われました。茂木外務大臣は、共同声明がまとまらなかったことを残念であるとしつつ、今後も核なき世界の実現に向けて日本が主導的な役割を果たしていく考えを述べました。
本テーマでは、エネルギー安定供給に向けた政策転換の必要性が議論されました。高市早苗総理は、中東情勢の緊迫化により自給率の低さや原油の中東依存度の高さが再認識されたとし、再生可能エネルギーや原子力といった脱炭素電源の最大限の活用を表明しました。和田政宗委員は、安全性確保を前提としつつ、原子力発電の活用を含む根本的なエネルギー安定供給策への転換が必要であると主張しました。両者とも原子力活用を含むエネルギー政策の推進に賛成の立場を示しており、高市総理は脱炭素電源の最大限活用という方針を明言し、和田委員は安全性確保を前提とした安定供給策の必要性を訴えました。
本テーマでは、ガソリン・電気ガス料金支援策の費用対効果と出口戦略が議論されました。村岡敏英委員は、ガソリン等補助にすでに9兆円が投じられていることを問題視し、出口戦略の必要性を経済産業大臣に質問しました(スタンス0.25、慎重・批判的)。高山聡史議員は、ガソリン・電気ガス支援の費用対効果をどう測るべきかを赤澤経済産業大臣に質問するとともに、価格補助には省エネや燃料転換のインセンティブを削ぐ副作用があるとして、出口戦略の設計が必要であると指摘しました(スタンス0.20、慎重・批判的)。これに対し赤澤経済産業大臣は、ガソリン緩和措置により4月分で約3100億円を支出し、消費者物価を1.1ポイント押し下げ、一世帯あたり2600円の負担軽減効果があったと試算を示しました。また電気・ガス料金支援については、夏季3か月で標準的な家庭において5000円程度の負担軽減が見込まれると答弁しました。両委員はいずれも既存支援の費用規模や副作用を踏まえ、出口戦略の必要性を強調する立場を示しました。
本テーマでは、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向けた同志国連携のあり方が論点となりました。茂木敏充外相は、日米豪印(クアッド)外相会談においてFOIP実現に向けた実践的協力を確認したと説明したほか、EU、NATO、日米韓、日米豪、日米比など多様な枠組みを通じてインド太平洋各国の自律性・強靱性向上への協力を進める考えを示しました。茂木外相はこうした同志国連携の強化を極めて重要と明言しており、スタンスとしては賛成(スコア0.80)に位置づけられています。他の発言者による見解は示されておらず、明確な結論・決定事項についての言及もありませんでした。
国際情勢が非常に今混沌をする、不確実性を増す中で、同志国との連携を様々な分野で強化していくということは極めて重要である、そんなふうに考えております。
本テーマでは、コアテクノロジーに関する知的財産戦略の強化と、それを支える複数年度にわたる研究予算及び減税措置のあり方が論点となりました。伊藤委員は、コアテクノロジーの知財確立には長期的な時間軸が必要であるとし、大学・研究所への予算拡充、民間投資に対する減税措置、知財保護の重要性を指摘しました。赤澤経済産業大臣は、標準化に向けた取り組みと知財の獲得を重視する立場から、技術面で優位に立ってもビジネス面で劣後しないための仕組みづくりについて説明しました。このほか、高山聡史氏及び高市早苗氏はいずれも成長投資の維持や投資促進に積極的な姿勢を示していますが、コアテクノロジーの知財戦略や複数年度予算・減税措置そのものへの直接の言及はありませんでした。
本テーマでは、サナエトークン等暗号資産と選挙運動との関連性、および利害誘導罪の疑義が論点となりました。伊佐進一議員は、松井氏による無償と称する落選運動活動とサナエトークンへの許可付与が同時並行して行われていた点を指摘し、これが利害誘導罪に該当し得るとの疑義を示しました。これに対し高市早苗総理は、サナエトークンの存在を知ったのは本年3月2日であるとし、暗号資産との関係を否定するために同日Xで投稿を行ったと説明しました。両者はいずれも暗号資産と選挙運動との関連について言及しているものの、伊佐議員は関連性を問題視する立場から疑義を明確に指摘し、高市総理は関連を否定する説明を行っており、この論点について明確な結論・決定事項は示されていません。
本テーマでは、シーレーン防衛と自衛隊物資の備蓄強化について議論が行われました。豊田真由子委員は、シーレーンの安全確保が国民生活及び安全保障の基盤であるとの認識を示し、備蓄・輸送・整備等の後方支援基盤の強化を三文書改定に位置づけるべきであると質問しました。豊田委員のスタンスはスコア0.85と賛成寄りであり、シーレーンの安全確保を安全保障の基盤と位置づけ、その強化の必要性を主張したことが根拠とされています。提示された範囲では、他の発言者による賛否の表明や、これに対する結論・決定事項は示されていません。
特に我が国は海洋国家でございますので、シーレーンの安全確保、これは通商上の課題ではなくて、国民生活、経済活動、安全保障そのものの基盤であると考えております。
本テーマでは、トランプ政権下における日米同盟の深化について、総理が日米同盟を外交安全保障の基軸と位置づけ、首脳間・閣僚間の緊密な意思疎通を通じて同盟を更なる高みに引き上げるとの説明を行ったことが取り上げられました。これに関連し、高市早苗氏は日米間の緊密な意思疎通を重視する発言を行っており、賛成寄りのスタンス(スコア0.75)として整理されていますが、同盟深化そのものへの直接的な言及は乏しいとされています。議論の中で明確な結論や決定事項については示されていません。
こうした時期だからこそ、日米間の首脳同士の意思疎通を緊密に行うこと、そして、首脳同士に限らず、今、茂木外務大臣や経済産業大臣や、様々、それぞれのレベルにおいて意思疎通を続けております。
本テーマでは、パワー・アジアの枠組みを通じた産油国およびアジア諸国との原油備蓄協力の拡充について議論が行われました。高山聡史議員は、産油国共同備蓄の拡充とアジア諸国への備蓄協力枠組みについて賛成の立場から積極的に質問し、連携強化を訴えました。これに対し赤澤亮正経済産業大臣は賛成の立場で答弁し、サウジアラビア・UAE・クウェートとの共同備蓄量の倍増について協議中であることを説明したほか、パワー・アジアの下で東南アジア諸国における石油備蓄制度の構築に向け、データ整備や法制度支援を行う方針を示しました。
本テーマでは、パワー・アジア構想を通じたアジア諸国とのサプライチェーン連携強化について議論が行われました。総理は、油が届かないアジア諸国に対する信用保証等を通じて日本が先導役を果たす構想であると説明しました。高山議員は、産油国及びアジア諸国と連携した石油関連製品のサプライチェーン全体の強化策について質問しました。これに対し赤澤経産大臣は、ナフサの代替調達が85%回復していること、および情報提供窓口を通じたサプライチェーン情報の収集・分析について説明しました。提示された要点の範囲では、発言者のスタンス(賛否)に関するデータは示されておらず、結論・決定事項についても明示的な記載はありませんでした。
本テーマでは、フィジカルAIの実現に向けてセンサーや電子部品が重要であるとの認識のもと、国内投資支援のあり方が議論されました。斎藤アレックス委員は、フィジカルAI実現にはセンサー・電子部品が重要であるとして、ソニーのイメージセンサー等への支援強化について総理の見解を質問しました(賛成)。これに対し高市早苗総理は、4月にソニーへイメージセンサーの量産投資支援を発表したことを説明し、安定供給確保支援基金を通じて磁気センサー等の電子部品の国内投資・研究開発を支援していると答弁しました(賛成)。また高市総理は、半導体分野の官民投資ロードマップにおいて、2040年に売上高40兆円を達成する目標を掲げていることも説明しました。
本テーマでは、中東情勢に起因するナフサ不足等のサプライチェーンリスクへの官民連携対応が取り上げられました。国民民主党が実施した実態調査では、個人の88.7%、法人の86.3%がホルムズ・ショックの影響を実感していると回答したことが示されました。これに対し総理は、情報提供窓口に寄せられた2万件超の相談への対応や、約1000団体への供給要請等の政府対応について説明しました。供給の目詰まりの原因については、川上・川中における供給見通しの共有不足、事業者間のコミュニケーション不足、川下における過剰発注があったことが判明したとされています。対応の結果として、ナフサの代替調達は従来の85%水準まで回復し、トルエン・キシレンについては石油元売からの直接供給により例年の1.8倍の供給を可能にしたことが説明されました。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、中東情勢に伴う資材価格高騰による倒産増加への直接支援の必要性が議論されました。小川委員は地元工務店・電気設備会社の声としてシンナーが5倍、断熱材が3倍、塩ビ管が1割上昇したことを紹介し、長友慎治委員は農業物価指数が2020年比130.8と過去最高となり資材価格が3割以上上昇していると指摘しました。辰巳孝太郎議員は塗料・断熱材の大幅値上げと物価高倒産の5割増加を指摘し、予備費ではなく直接支援の必要性を質問するとともに、休業補償・固定費補助・税社会保険料の支払猶予などの直接支援が予備費に一切ないと批判しました(賛成、根拠:業者への直接支援の欠如を繰り返し批判し必要性を強く主張)。長友慎治委員はスコア0.50とされていますが、これは建設・製造業支援ではなく一次産業支援を主張する証拠のみで、本テーマと直接対応しないとされています。これに対し高市総理は、資材供給状況の把握やスライド条項の活用、価格転嫁の徹底、金融公庫の金利引下げ等の既存の対応を説明しました。
本テーマでは、建設資材価格高騰への価格転嫁対策とスライド条項の運用が議論されました。豊田真由子委員は、建設現場において補助額が固定されたまま資材価格が高騰し、金利上昇と合わせて二重の負担が生じている実態を指摘し、既存の対策では不十分であるとの問題提起を行いました(スコア0.25、反対寄り)。これに対し高市早苗総理は、資材価格高騰への円滑な価格転嫁を徹底するため、公共工事におけるスライド条項の活用を働きかけるとともに、建設Gメンによる重点調査を実施する方針を答弁しました。また、トルエン・キシレン等について石油元売による直接供給の拡大や取引Gメン等の活用により、価格転嫁の徹底を図る考えを示しました(スコア0.75、賛成寄り)。このように、資材高騰への対応策の実効性をめぐり、委員側から懸念が示される一方、総理側は具体的な推進策を説明する形で議論が展開されました。
本テーマでは、中東情勢に伴う潤滑油(タービンオイル等)の供給目詰まりと現場への情報伝達不足が議論されました。長友慎治委員は、定置網漁業者が油圧ローラー用タービンオイルの不足に直面し台風対応に支障が出ている実態を訴え、政府の全体供給説明と現場実感のギャップを指摘し、現場の声への対応を求めました(スコア0.00、反対)。これに対し鈴木農水相は、潤滑油の国内出荷量が前年同月比142%に増加している一方で目詰まりが生じているとし、経済産業省と連携して個別対応していると説明しました。石橋林太郎委員も政府発信と現場実感の乖離を指摘し、情報伝達不足を批判しました(スコア0.20)。赤澤亮正大臣は供給目詰まりを認識した上で情報発信を継続する意向を示しましたが、具体策への賛否は明確ではありませんでした(スコア0.50)。なお、赤澤大臣はエアコン設置料金上昇について、中東情勢だけでなく人件費・資材価格上昇や需要急増も要因であると説明しました。
本テーマでは、中東情勢を背景とした石油由来製品の供給の偏りと価格高騰への対応が議論されました。赤澤経済産業大臣は、全体量は足りているものの供給の偏りと流通の目詰まりが生じているとし、ナフサの代替調達が従来の85%水準まで回復したこと、シンナー・塗料・印刷インキ・コーキング材・塩ビ管等の生産量は前年比増加していることを説明しました。目詰まりの原因として、川上・川中の情報共有不足、事業者間連絡不足、過去実績以上の過剰発注の3点を挙げ、情報提供窓口を通じた取引情報の収集・分析や、シンナーの元売直接卸方式による供給拡大などの対策を説明しました。斎藤委員は業者間の買いだめによる不公平を指摘し、業界団体からの発信強化を求めました。豊田委員は建設・医療・介護・福祉分野の物資不足を、和田委員はトラックタイヤの入荷不足や型枠工事用接着剤の値上げを取り上げ、高市総理に対策を質問しました。高市総理は、建設分野ではプッシュ型の資材供給把握の仕組みを活用し、医療分野では厚労大臣と経産大臣が連携して個別の目詰まり解消に取り組んでいると答弁し、タイヤについては原料在庫が4.3か月分あり国内出荷は前年並みと説明しました。和田委員は価格高騰対策の強化を求める立場を示しました。
接着剤を含め、これら石油由来製品の価格高騰を抑えるための根本対策について、総理にお聞きをいたします。
本テーマでは、中東情勢に伴う資材不足が医療・介護・障害福祉分野に及ぼす影響と、対策本部・相談窓口の対象拡大が議論されました。山本香苗議員は、経産省・厚労省の対策本部に介護・障害福祉部局が入っておらず、情報提供窓口も医療機関・薬局に限定されている問題を指摘しました。これに対し上野大臣は、介護・障害分野でも燃料・手袋・マスク等の不足状況を毎週調査し、緊急相談には厚労省・経産省で対応する体制であると説明し、現時点でサービス提供に支障が生じているとの情報はないものの、将来への不安の声は届いていると述べました。高市総理も同様に、関係団体を通じた毎週の不足状況調査を実施しており支障の情報はないとした上で、令和8年度診療報酬改定を3%台の高い改定率とし、介護・障害福祉分野でも必要な措置を講じたと説明しました。一方、辰巳孝太郎議員は、兵庫県保険医協会の調査で84.3%の医療機関が医療材料供給に支障と回答していると紹介し、令和七年度補正の医療・介護支援パッケージは中東情勢前のもので不十分であると批判し、診療報酬の期中改定や補助金がなければ医療機関経営は厳しくなると指摘し、補正予算での具体的支援の有無を総理に質問しました。総理は、医療機関向け情報提供窓口の設置やEMIS等での情報収集、厚労省・経産省の連携を説明しました。
本テーマでは、中東情勢を受けた燃油・肥料等の価格高騰への対応が論点となりました。村岡委員は、秋の肥料・資材価格高騰が農業者の担い手継承意欲を損なう懸念を指摘しました。これに対し鈴木農水相は、燃油・飼料高騰への補填金交付やセーフティネット資金の金利負担軽減により対応していると説明しました。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、中東情勢の不透明さに備えた補正予算約3.1兆円の内容と規模の妥当性が議論されました。補正予算には重点支援地方交付金1000億円、電気・ガス支援で使用した一般予備費を1兆円に復元するための5135億円が計上され、新設の中東情勢等対応予備費2.5兆円については使途を予算総則で定め、状況を見極め適切に活用すると総理が説明しました。高市早苗総理はこの予備費確保をリスク最小化のための資金面での備えであり責任ある積極財政であると明言し、賛成の立場を示しました。一方、小川淳也委員は予備費に偏重した対応を批判し具体策を求めました。村岡委員は補正予算の規模が国民民主党提言の3兆円と同水準である一方、その大半が予備費であることを問題視しました。和田議員は発行しない前年度特例公債3兆円分を積み増しサプライチェーン強靱化に注力すべきと主張し、GoToトラベルやコロナ期の百兆円規模補正と比較して今回の対応が積極財政と言えるか疑問を呈しました。
本テーマに関しては、和田委員が中東産原油に最適化した精製設備の改修・新設への投資支援が必要であると指摘しました。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、中東情勢等対応予備費について複数の委員から使途不透明性と財政民主主義の観点からの批判が示されました。小川淳也委員はほぼ全額が予備費で具体策が不明確であり財政民主主義の否定だと批判し、中野洋昌委員も補正総額のうち予備費が97%を占め白紙委任であり憲法の財政民主主義の精神に反すると主張し、編成替え動議を提出しました。辰巳孝太郎委員も具体策のない巨額予備費は財政民主主義を踏みにじるとして反対討論を行いました。村岡敏英委員は使途を国民に説明するよう財務相に求め、項目ごとの具体的提示を要望しました。これに対し総理は、予備費は予算総則で使途範囲を定め、不透明な中東情勢にタイムリーに対応する制度であり、事前に具体策を示すのは性質上困難だと説明しました。片山財務相も予算総則で使途範囲を定め状況を見極め柔軟に活用する方針を答弁しました。高山聡史議員は想定される使途類型を論理的に否定できないとしつつ、執行ごとの事後の透明性徹底を要請しました。また伊佐進一議員は、将来のためでなく現に困窮している現場に予備費を使うべきだと主張し、和田政宗委員は予備費偏重の予算はむしろ緊縮財政だと批判しました。福田徹委員は予備費計上に懸念を示しつつ、機動的支出に関する丁寧な国会議論を求めました。
財政民主主義の否定とも言える。
ところが、本補正予算案は、中東情勢等対応といいながら予備費を積み上げただけで、電気・ガス料金支援のほかには具体的な対策は全くなく、国民生活を応援するものではありません。
だから、これから何か困ることがあるために予備費ですじゃなくて、今困っていることに使っていただきたいということです。
会派を代表し、政府提出の令和八年度補正予算案に反対、動議にも反対の立場で討論をいたします。
これは、政府が国会に対して、すなわち国民に対して、税金の使い方を何ら示すことなく白紙委任を求めるものであり、財政民主主義を定める憲法の精神に反していると言わざるを得ません。
その使い道がよく書かれていないんです。
自由民主党・無所属の会及び日本維新の会を代表して、ただいま議題となりました令和八年度補正予算案に対し賛成、中道改革連合・無所属提出の編成替え動議について反対の立場から討論を行います。
臨機応変性、適切性かつ柔軟でタイムリーに対応できるということが適当であるということでこのような形にしているものでございますので
一方で、本案ではほとんどが予備費として計上されていることについては懸念を示さざるを得ません。
事後の透明性を徹底いただくことによって、少なくともその点においては財政民主主義を担保いただけるよう、お取り計らいをお願いいたします。
本テーマでは、中間財・重要素材に関する国家的BCP策定と、パワー・アジア構想による備蓄協力のあり方が論点となりました。浅野哲議員は、中間財・重要素材について国家的BCPの策定とリスト化・対応計画の作成を提言し、賛成の立場を示しました。これに対し赤澤経産大臣は、ナフサは揮発性が高く長期備蓄が難しいとの認識を示しつつ、パワー・アジア構想によりアジア各国との備蓄協力を進める考えを説明しました。
一部の石油化学製品のみならず、中間財や重要な素材、原料については国家的BCPを作成するべきではないか。
本テーマでは、交渉力の低い小規模事業者への調達支援強化について議論が行われました。浅野哲議員は、共同調達整備・相談窓口充実・異常報告義務の3層提案を行い、共同調達支援と異常報告義務の組み合わせを積極的に提案する賛成の立場を示しました。これに対し赤澤経産大臣は、共同調達における協同組合活用率は令和6年度調査で約半数であると説明し、異常報告については義務化はしていないものの要請は行っていると答弁しました。あわせて経産省からは、4月13日付でシンナー等溶剤事業者に対し、調達課題があれば生産抑制せず速やかに相談するよう要請したことが説明されました。
一定規模以上の取引があるメーカーや商社、卸、元売、輸入事業者などへの異常報告義務を組み合わせるべきではないかという御提案です。
低所得者の社会保険料負担軽減をめぐり、複数の委員が議論を行いました。村岡敏英委員は、社会保険料還付を前倒しした定額給付による負担軽減方針について総理の考えを確認し、自党の社会保険料還付制度の導入を主張しました。福田徹委員は、国民民主党の提案として、社会保険料還付つき住民税控除により現役世代の手取りを増やす案を説明し、これを支持しました。辰巳孝太郎委員は、低所得者の社会保険料減免に踏み込むべきと明確に主張しました。これに対し高市総理は、給付付き税額控除により中低所得層の税・社会保険料負担をトータルで軽減する方向性を共有できると答弁しました。
本テーマでは、個人情報保護法改正案における要配慮個人情報の統計特例提供のあり方が議論されました。長妻昭議員は、実名・住所付き病歴が統計特例により本人同意なく企業・個人事業主に提供可能となる条文の問題を指摘し、妊娠中絶・認知症・精神疾患等の機微情報が実名で第三者に渡るリスクや英国の医療データ流出事例を挙げ、次世代医療基盤法で義務付けられている仮名化を回避する抜け道であると批判し、反対の立場(スコア0.00)を示しました。長妻議員はまた、医師会・歯科医師会・薬剤師会・消費者団体・連合等が反対や仮名化を求める意見を表明していることも紹介しました。これに対し松本尚大臣は、安全管理措置や体制整備を条件に統計作成・AI開発に限定してバランスを取った制度設計であるとし、保護を緩めるものではないと反論し、賛成の立場(スコア0.75)を示しました。高市総理は、法案概要説明は閣議決定前の4月に受けたが懸念点の説明は受けていないと答弁し、長妻議員から求められた法案修正の検討については、国会での判断に委ねると答弁しました。
本テーマでは、児童虐待・DV事案における行政・警察対応のあり方が議論されました。豊田真由子委員は、児相・警察の過剰対応が円満な親子関係やDV被害者に不要なダメージを与え得るとし、被害者本人の真意を踏まえたきめ細やかな対応を求めました。これに対し黄川田仁志国務大臣は、緊急性がある場合は児相が警察に通報し、通告受理後48時間以内の安全確認を全国ルールとして徹底していると答弁し、子供の意向を丁寧に把握し尊重する方針を示しました。また警察庁の山田政府参考人は、人身安全関連事案について被害者の安全確保を最優先としつつ、個々の状況を踏まえて対応を判断するよう都道府県警察を指導していると答弁しました。豊田委員、黄川田大臣ともに、被害者本人の意向を尊重する方向性については賛成の立場を示しています。
本テーマでは、副首都構想実現に向けた法案の今国会成立について議論が行われました。斎藤アレックス委員は、副首都法案の骨子が3月31日に自民党と日本維新の会の間で合意され、条文化及び各党審査の段階にあることを説明した上で、今国会での法案成立を求める質問を行いました。同委員は今国会中の法案成立と多極分散型経済圏の実現を明確に主張しており、賛成の立場です。これに対し高市早苗総理は、東京一極集中の是正と危機管理バックアップ体制の構築が重要であるとの認識を示し、今国会提出に向けた調整に敬意を表するとともに、スピード感を持った議論に期待する旨を答弁しました。高市総理は法案審議の迅速化を求める前向きな姿勢を示しましたが、賛否自体は明言していません。
本テーマでは、副首都法案が議員立法として提出されていることの是非が論点となりました。伊佐進一議員は、同法案が議員立法であることに違和感を示し、政府が責任を持つ閣法とすべきであると主張しました。このスタンスは反対寄り(スコア0.10)と位置づけられており、議員立法ではなく政府責任の閣法にすべきと明確に主張したことがその根拠とされています。提示された資料からは、他の発言者による見解や、議論の結論・決定事項については確認できませんでした。
副首都をつくるんだったら、この制度は、結構、かなりの法案だと思いますので、しっかりと責任を政府が持つ形での閣法にすべきだと思います。
本テーマでは、医療情報の海外第三者提供に関する追跡可能性と国民の権利保護のあり方が議論されました。長妻昭議員は、実名・住所付き病歴が基準適合体制の確認により外国企業(中国企業等)にも提供可能である点を指摘し、基準適合体制の確認が個人情報保護委員会ではなく提供元・提供先間の契約で行われていることを問題視しました。また、外国企業への提供後に違法利用があった場合を追跡する手段がないことを批判しています(スコア0.00)。これに対し松本尚氏は、提供元先の合意と相談窓口により対処可能であるとして制度の妥当性を説明しました(スコア0.75)。一方、松本大臣は、これまでの中国企業等への個人データ提供件数を把握していないと答弁しました。
本テーマでは、医療機関における医療物資の供給支障や価格高騰への支援策が議論されました。上野大臣は医療分野の目詰まりゼロに取り組んでおり、閣僚会議で目詰まり解消事例を報告したと説明しました。山本香苗議員は、医療・介護・障害福祉分野が公定価格のため価格転嫁ができず、重点支援交付金だけでは不十分であるとして追加的支援を要望しました(賛成)。辰巳孝太郎委員は、歯科レジンの値上げ予告や金パラジウムの逆ざや問題を挙げ、問題が大規模化する前の対応や、診療報酬・介護報酬の臨時改定と公的補助の必要性を主張しました(賛成)。高市早苗総理は、既存の補正予算パッケージによる支援実施を説明したほか、令和八年度診療報酬改定を三%台とし、令和九年度に点数引上げや経営実態調査を進める方針を示しました(賛成)。
本テーマでは、南西諸島防衛体制の強化とミサイル部隊配備が論点となりました。和田政宗議員は、シーレーン防衛の重要性が増していることを踏まえ、南西諸島防衛とミサイル配備の重要性について質問し、防衛体制構築の方針を支持する立場を示しました。これに対し高市早苗総理は、奄美大島・宮古島・石垣島・沖縄本島に地対艦ミサイル部隊を配備し、第15旅団を師団に改編する予定であると答弁し、南西地域の防衛体制強化を肯定的に説明しました。両者とも防衛体制強化に賛成の立場を示しており、明確な対立点は見られませんでした。
本テーマでは、国家基金の三年見直しルールが形骸化し積み過ぎとなっている基金の国庫返納と財源精査が論点となりました。小川淳也委員は五十以上の国家基金で三年見直しルールが形骸化していると指摘し、赤字国債によらない補正財源として国庫返納を提案しました(賛成)。伊佐進一議員も、三年ルールが適用されず積み過ぎとなっている基金を精査すれば8兆9700億円の国庫返納が可能であると主張しました(賛成)。中野洋昌委員は、三年ルールに照らし積み過ぎと考えられる基金残高の一部国庫返納を歳入増の財源とする考えを説明しました。これに対し高市早苗総理は、基金には不断の見直しが必要であるとした上で、不用額については随時国庫返納を行ってきたと答弁しました(既存の運用継続を強調する立場)。片山大臣は、投資的基金については複数年度にわたる集中投資を認める一方、補助金的な性格の基金については構造的な見直しを進めていると説明しました。
本テーマでは、売惜しみ買占め防止法及び国民生活安定緊急措置法の適用による物資流通への公的介入の是非が論点となりました。小川淳也委員は、これらの法律の適用による公的介入の検討を提案し、有力な手段として賛成的立場を示しました。これに対し総理(高市早苗)は、在庫吐き出しの強制や企業名公表等の規制的手法は考えていないと答弁し、国の強制的介入や規制的手法を明確に否定しました。両者の立場は対照的であり、公的介入の是非をめぐって賛否が分かれる形となりました。
本テーマでは、実名の病歴データが統計特例の要件を満たし違法でない形で提供される場合に、本人が提供停止を求める権利があるかどうかが論点となりました。松本大臣は、統計特例の要件を満たし違法でない提供については、本人に提供停止を求める権利はないと答弁しました。これに対し長妻昭議員は、本人が事前に提供を拒否しても止められないことは制度上の欠陥であると指摘し、本人拒否権がない制度設計への懸念を表明しました。長妻議員のスタンスは反対(スコア0.00)として示されています。両者の発言からは、本人による事前拒否や提供停止請求の可否をめぐって見解の相違があることが確認されますが、これに関する結論や決定事項は示されていません。
でも自分は嫌だと、それでも。
本テーマでは、家計固定費のうち水道料金や公営住宅家賃の負担軽減に向けた地方交付金の活用が議論されました。個人向け調査では約9割が家計への影響を実感しており、食料品・ガソリン・電気ガス代の負担感が高いことが示されました。浅野哲議員は、電気・ガス・ガソリン以外に水道料金減免や公営住宅家賃負担軽減にも地方交付金を活用するよう提案し、重点支援地方交付金の予算確保による水道・住宅家賃支援拡充を総理に要望しました(スコア0.85、賛成の立場)。これに対し黄川田総務相は、水道料金・公営住宅家賃減免は重点支援地方交付金の活用が可能な仕組みであると説明しました。高市早苗総理は、重点支援地方交付金の残高が相当あり、固定費支援にかなりの措置ができると答弁しました(スコア0.75、賛成の立場)。
本テーマでは、少子化が十年連続で進行し、出生数・出生率が過去最低を更新している現状について議論されました。小川淳也委員は出生数67万人・出生率1.14という数値を挙げ、少子化が十年連続で過去最低を更新している点を指摘し、総理の所感を求めました。高山議員も同様に、2025年の出生数67万人・出生率1.14が過去最低であり、十年連続の減少であることを厚労省統計をもとに紹介しました。これに対し総理は、出生数67万人・出生率1.14という速報値について非常に厳しい状況であるとし、「静かな有事」であるとの認識を示しました。小川淳也委員はスコア0.00で、少子化の進行を国の危機と断じ、政府の対応を批判的に指摘する立場を示しました。一方、高市早苗はスコア0.75で、人口減少を静かな有事と位置づけ、対策強化への意欲を示す発言をしました。
少子化対策としての子育て世帯支援拡充について、高山聡史議員は、物価高対策と構造的な少子化対策とでは対象や時間軸が異なるため双方に力点を置く必要があると主張し、中東情勢に伴う財政負担が生じる局面であっても少子化対策を最優先で拡充すべきであるとの立場を示しました。これに対し高市総理は、こども未来戦略加速化プランに基づき児童手当の拡充等に取り組み、その効果を検証していく考えを答弁しました。高山議員のスタンスは賛成(スコア1.00)とされており、財政状況が厳しい中でも子育てへの投資を最優先で拡充すべきとの主張が一貫していることが根拠とされています。
こういう局面でこそ、少子化対策というのは未来を支える子供たちへの投資だと捉えて最優先で守り、より一層拡充すべきであるというふうに思います。
本テーマでは、財政法四条と憲法九条の関係が議論されました。石橋委員は、財政法四条が憲法九条の裏書であるとする起案者平井平治氏の著書の見解を紹介し、総理の認識を質問しました。これに対し総理は、財政法四条は非募債主義に基づく健全財政の原則を示すものであり、憲法九条や戦争防止が同条の立法趣旨であるとは考えていないと答弁しました。高市早苗氏はこの論点についてスコア0.00(反対)とされ、財政法四条の立法趣旨は健全財政であり憲法九条とは無関係であるとの認識を明示したことが根拠とされています。
あくまでも健全財政のための財政処理の原則を規定したものでございますので、戦争の危険の防止そのものですとか、憲法九条に係るものが立法趣旨であるとは考えておりません。
本テーマでは、憲法改正発議に向けた総理の来春めど発言の具体的意味が論点となりました。小川委員は、総理が示した来春までの発議めど発言について、その具体的内容を質問しました。これに対し総理は、当該発言は自民党総裁としての発言であり、内閣総理大臣としてその時期を答える立場にはないと答弁しました。
本テーマでは、小泉防衛大臣が総理指示を受け年内に戦略三文書を前倒しで策定し、新しい戦い方に応じた防衛力整備を進める方針を説明しました。豊田委員は、イランによる無人機飽和攻撃と米軍による高コストな迎撃という事例を挙げ、装備の質と量、費用対効果を含めた見直しの必要性を指摘しました。これに対し小泉防衛大臣は、新しい戦い方への対応、生産力こそ抑止力であるとの捉え方、防衛力強化のスピード確保という3点を三文書改定における課題として示しました。小泉防衛大臣は自前の防衛力整備が不可欠であるとの立場を示し、防衛力強化に肯定的な姿勢を明らかにしています。
我々がそれでも、これからも平和で安定した国づくりを進めるためには、まず、我が国自身が主体的な努力を積み重ねて自前の防衛力を整備することが不可欠であります。
本議論では、生産資材高騰下で農産物価格が上がらず生産者の利益が確保できない問題が取り上げられました。長友委員は農水相に対応を質問し、価格転嫁ができた農産物は全体の3割にとどまるとした上で、適正価格形成には食育が重要であると主張しました。これに対し鈴木農水相は、ガソリン価格抑制や補填金交付、金利負担軽減等により農林漁業者の負担軽減に努めていると答弁しました。また高市総理は、改正食育基本法に基づき学校・企業を通じた食育施策の充実と生産性・付加価値向上の取組を進める考えを示しました。
本テーマでは、文化芸術予算の拡充と文化庁予算の海外比較における不足が論点となりました。伊藤信太郎委員は、文化庁予算が諸外国と比較して見劣りし、物価高騰下でも増加していないことを根拠に、大幅な予算拡充を要望する立場を明確にしました。これに対し総理は、文化芸術支援施策を予算に盛り込んでいることを示しつつ、海外との競争力の観点から更なる予算確保が必要であると応答しました。
文化庁の予算、一千億ちょっとですが、これは諸外国に比べて大変見劣りをするもので、しかも、物価が高騰しているにもかかわらず、余り増加しておりません。
本テーマでは、三月二十日の日米首脳会談における自衛隊艦船派遣の要請が焦点であったか否かが論点となりました。小川委員は、当該会談で自衛隊艦船の派遣が焦点であったのではないかと質問し、憲法九条の意義について問いました。これに対し総理は、会談において現行憲法九条及び自衛隊法上の制約を説明し、自衛隊として実施できること・できないことを伝えた旨を答弁しました。スタンスに関するデータは示されていません。
本テーマでは、日英伊次期戦闘機共同開発を含む欧州との経済安全保障・防衛協力強化について議論されました。総理は日英伊の次期戦闘機共同開発を長期の信頼関係構築の例として挙げ、欧州各国との経済安全保障協力の進展を説明しました。伊藤委員はブリュッセル・ベルリン訪問でEU・NATO議員から日本との経済安全保障・防衛協力への期待の高まりを報告しました。発言者のスタンスとしては、高市早苗氏が日英伊戦闘機共同開発を通じた強い信頼関係構築を積極的に推進する姿勢を示しており、賛成の立場(スコア0.90)であることが示されています。
日本、イタリア、イギリス、今、次期戦闘機の開発に取り組んでおります。こういった取組というのは、本当に最高レベルの情報を持ち寄り、技術を持ち寄り、そして開発をし、メンテナンスまで考えると、とても長い期間、お互い強い信頼の下に関係を構築していくものでございます。
本議論では、有事における私権制限とエネルギー需要抑制策のあり方が論点となりました。小川淳也委員は、有事認識の下での私権制限や需要抑制に関する議論の必要性を提起し、有事には私権制限より公益優先の政策判断が必要であると主張し、賛成の立場を示しました。これに対し総理(高市早苗氏)は、事業活動や生活への影響を懸念し、現時点で需要抑制を求める状況にはないと答弁し、節約要請などの需要抑制策には否定的な立場を示しました。両者の間では、有事対応としての私権制限・需要抑制の是非をめぐり見解の相違が見られました。
本論点では、村岡委員より、東京圏の人口比率が50年前の15%から30%超に拡大しており、一極集中が経済成長の妨げになっているとの指摘がなされました。
本議論では、AI・量子等の最先端技術分野における標準化戦略が論点となりました。赤澤大臣は、これらの分野で標準化努力を最優先事項と位置づけ、日本技術が国際基準を満たす形で実装されるとともに、知財獲得を目指す方針を説明しました。
本テーマでは、沖縄の基地反対運動をめぐる中国の関与や影響工作への懸念が議論されました。和田政宗議員は、公安調査庁が2017年報告書で示した沖縄への中国の影響工作への懸念が現在も同様かを質問し、平口法相は公安調査庁の見解に変更はなく、分断を図る外国の影響工作への警戒を継続していると答弁しました。和田議員は、勝連分屯地を訪問した中国来日団や辺野古での琉球独立運動旗掲揚といった中国関与の事例、辺野古沖の船舶転覆死亡事故に環球時報記者が同乗していた事実を指摘しました。これに対し瀬口海上保安庁長官は、辺野古周辺で臨時制限区域への違法侵入等に海上保安庁が対応していると答弁しました。また和田議員は、辺野古の基地反対運動逮捕者の4分の1が県外者であり極左暴力集団も確認されているとの警察庁答弁を紹介し、あかま国家公安委員長は沖縄の基地反対運動の一部に極左暴力集団が確認され県外の者も含まれること、極左暴力集団は反戦・反基地運動に沖縄でも全国的に取り組んでいることを答弁しました。
沖縄の基地反対運動には、極左暴力集団の関与のみならず、中国も関係しているということがもう答弁でも明らかになっております。
沖縄振興策の抜本強化について、和田政宗議員は沖縄を相続税無税特区にすることなどを含む根本的な振興策の充実を訴えました。和田議員はこの主張に積極的な立場(賛成、スコア0.90)を示しており、その根拠として沖縄を相続税無税特区にする等の根本振興策を積極的に主張したことが挙げられています。他の発言者のスタンスデータは示されておらず、議論の結論・決定事項についても明示的な情報はありませんでした。
例えば沖縄県を相続税無税特区にするなど、沖縄の根本振興、これまでとレベルの違う根本振興につながる施策を充実させていくべきであるというふうに思っております。
本テーマについては、無人機対処や継戦能力を踏まえた防衛力強化、国家安全保障戦略等三文書改定に関して、発言者のスタンスデータが示されました。小泉進次郎氏は、生産力こそ抑止力であると述べ、防衛力強化を三文書改定で具体化する方針を説明し、賛成の立場を示しました。豊田真由子氏は、従来型装備のみでは不十分であるとし、防衛力見直しの必要性を主張し、賛成の立場を示しました。両氏とも防衛力強化の方向性について賛成の立場を示していますが、具体的な論点の要点は抽出されておらず、詳細な議論内容や結論・決定事項については明らかにされていません。
燃料油価格激変緩和措置について、総理は令和4年1月開始の補助を本年3月19日から緊急的措置として実施し、ガソリン価格をG7最安水準に抑制していると説明しました。支援の在り方については、中東情勢や価格動向、持続可能性を踏まえ、単価も含め柔軟に検討する方針を示しました。赤澤経産相はガソリン・軽油・灯油等を支援対象とし、価格をG7最安水準の170円に抑制していると説明し、中東情勢等対応予備費も活用しつつ今後の物価動向を注視して柔軟に対応すると答弁しました。小川淳也委員は、四年間で九兆円を投じたガソリン補助について持続可能性と出口戦略を質し、出口なき延命策であるとして批判しました(スコア0.15)。和田政宗委員は補助金が海外に流出していると指摘し、使途を疑問視しました(スコア0.20)。一方、高市早苗委員は支援単価を含め柔軟に対応する方針を表明し、継続に前向きな姿勢を示しました(スコア0.75)。
本テーマでは、燃油価格高騰による漁業経営への補填金交付と資金繰り支援が論点となりました。長友慎治委員は、宮崎県日南市の漁業者が重油高騰の中で漁の工夫や節約を行っている実情を紹介し、補正予算による手当てを求める立場(スコア1.00)を示しました。これに対し鈴木憲和農水相は、燃油高騰への補填金交付を1〜3月分から実施し、支払い時期を6月23日から5月20日に前倒ししたことを説明し、対応済みであるとする立場(スコア0.75)を示しました。両者のやり取りを通じ、漁業者への燃油高騰対策として補填金の交付および支払い時期の前倒しが実施されていることが確認されました。
本テーマでは、物価高対応子育て応援手当の執行状況と子育て世帯支援のあり方が議論されました。高山聡史議員は、子育て世帯の生活を支える打ち手が十分であるかについて総理に質問し、その賛否は明確ではありませんでした。これに対し高市早苗総理は、子供一人当たり2万円の物価高対応子育て応援手当について、令和8年5月末時点で約99%の市町村が支給を開始していると答弁し、手当の執行が家計の下支えに寄与しているとの立場を示しました。
本テーマでは、物価高騰下における低所得者・子育て世帯への現金給付を予備費活用によって実施することの是非が議論されました。山本香苗委員は、飲食料品の値上がりが前月比十三倍に急増していることや、困窮家庭の七割超が食事回数を減らしているとの調査結果を紹介し、予備費活用による現金給付を賛成の立場から2度にわたり要請しました。これに対し高市早苗総理は、既存の物価高対策の早期執行を強調し、新たな予算措置は考えていないと答弁し、否定的な立場を示しました。両者の主張は平行線をたどり、明確な結論や決定事項は示されませんでした。
本論点では、石油備蓄の取崩し基準と国民への協力要請の在り方が議論されました。村岡敏英委員は、石油備蓄が200日分ある現状を踏まえ、どのような水準に至った場合に国民に抑制を要請するのかを質問し、国民への抑制要請には慎重な姿勢を示しつつ、政府による備蓄確保を重視する立場を示しました(スコア0.30)。これに対し赤澤亮正経済産業相は、備蓄は現在200日分であり、5月の決定では取崩しを行わずに済んだものの、今後の見通しは立たないと答弁しました。さらに赤澤経産相は、現時点では国民生活に負担をかける節約要請までは求めない状況にあると述べ、国民への協力要請には消極的な立場を示しました(スコア0.25)。両者とも、現段階で国民への具体的な節約要請を行う状況にはないとの認識を共有していました。
本テーマでは、石油由来製品における直売スキームの他分野への応用が議論されました。石橋委員は、一昨日の中東情勢関係閣僚会議において、トルエン等を石油元売からメーカーへ直接供給する方策が発表されたことを紹介しました。これを受けて豊田真由子委員は、燃料油において既に行われている元売から需要家への直売スキームを、シンナー等の石油化学製品にも応用できないかと提案し、その検討を要請しました。豊田委員はこの提案について明確な賛成の立場を示しています。
これをほかの、例えばシンナーなど石油化学製品にも応用できるのではないかなと考えておりまして、ちょっと時間の関係で、そういう提案をさせていただくということで、御検討いただければと思います。
本テーマでは、税収見積りの精度が予算統制に与える影響が議論されました。高山聡史議員は、税収見積りが保守的なため上振れが生じているとの指摘を踏まえ、見積り精度の評価について財務大臣に質問しました。これに対し片山財務大臣は、上振れ・下振れは過去にもあったとした上で、見積り精度の向上に最善を尽くすと答弁しました。高山議員は、低めの見積りが補正予算の歳出に使われることで国会による統制が弱まるとの懸念を示し、精度向上の取り組みを継続するよう求めました。高山議員のスタンスは、低め見積りが予算統制を弱めるとの懸念から精度向上を求めるものであり、賛否スコアは0.00とされています。
低めに見積もっておくと上振れた分を補正での歳出に使えるということになってしまうと、国会による予算の統制が弱まるということでございますから
本テーマでは、村岡委員が中東情勢に関する今後の外交方針について外相・総理に質問しました。これに対し茂木外相は、米・イラン間でMOU(覚書)締結後に核問題や制裁解除に関する協議を行うという二段階の合意を目指す交渉が進行中であると説明しました。また、茂木外相はイラン外相との6回目となる電話会談や日米外相会談を通じて、早期の合意実現を働きかけたことを説明しました。茂木外相は米イラン合意の早期実現を重視する立場から、柔軟な対応を働きかけるなど積極的に外交努力を進めている旨を説明しており、これらの取り組みを通じて中東情勢の安定化に向けた外交努力が行われていることが示されました。
米・イラン間の合意が一刻も早く実現することが重要である、このように伝えましたし、また、アラグチ大臣の方にも、イランとして柔軟性を更に発揮して協議に臨んでほしい、このように申し入れたところであります。
本テーマでは、米国のCOP脱退を踏まえた日本主導の気候変動交渉とCOP31対応が議論されました。石原環境大臣は、米国のCOP脱退後も多国間枠組みとしての位置づけは変わらないとし、11月にトルコで開催されるCOP31において1.5度目標達成に向けた交渉を進める方針を説明しました。これに関連し、高市早苗氏はスコア0.75(賛成寄り)の立場を示し、米国脱退後もCOPの重要性は不変であるとして、多国間枠組みでの交渉継続を支持する根拠を述べました。
国連気候変動枠組み条約締結国会議、COPは、多国間で気候変動対策を議論する最も重要な枠組みであります。こうした位置づけは、アメリカが気候変動条約から脱退しても、今後も変わらず続いていくものというふうに考えているところであります。
本テーマでは、給付付き税額控除の対象範囲を就労可否でどのように線引きするかが議論されました。山本香苗委員は、五月二十七日の実務者会議案が中低所得の現役労働者中心となっている点を問題視し、病気・障害・介護等で働けない層も税・社会保険料負担を負っており対象に含めるべきと主張しました。辰巳孝太郎委員は、消費税の逆進性の救済が制度の出発点だったと指摘した上で、年収百六万円未満の無職者・年金生活者や、既存の児童扶養手当受給を理由に対象外となりかねない一人親家庭への懸念を示しました。長妻昭議員は、働いていない人にも給付すべきかを総理に問いました。これに対し高市総理は、対象者範囲は決定しておらず国民会議で議論中であるとし、就労制約のある方や低所得者が制度の狭間で取り残されないよう配慮する議論を国民会議で共有していると説明しました。また城内大臣は、国民会議の議論整理において就労制約者や低所得者が制度間の谷間に落ちないよう連携を図るとしていると述べました。高山議員は、若年層の負担軽減に加え、所得によらない子育て支援の打ち手の必要性を指摘しました。
収入が百万円ほどの一人親家庭や障害者施設などで働く人には、こういう制度では給付されないということになるんじゃないですか。
是非とも、これから創設する給付つき税額控除について、病気や障害、介護など様々な事由で働きたくても働けない方を制度設計の最初の段階から入れていただけるように、是非、総理からも推進していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
国民会議では、給付つき税額控除と既存の社会保障制度の双方から取り残される者が生じないよう、障害などの事情により就労に制約のある方や低所得の方に全体として必要な支援が適切に行き届くようにしていくことが重要ではないかといった議論も行われていると承知をしております。
ということは、働いていない方にもお支払いすべきと、今の対象の方には。そういう御意見と承ってよろしいんですか。
本テーマでは、給付つき税額控除を平時は控除制度として、緊急時には迅速な給付インフラとして整備することの是非が議論されました。山本香苗委員(山本香苗議員)は、給付つき税額控除を平時は制度として運用しつつ、緊急時には迅速給付インフラとして機能させるべきと提案し、賛成の立場を示しました。これに対し高市早苗総理は、マイナンバーに紐づけた給付専用口座の登録や情報連携・DX化による迅速な給付基盤整備に賛同する考えを示し、給付つき税額控除により低中所得層の税・社会保険料負担を重点的に支援したいと答弁しました。また、給付つき税額控除については社会保障国民会議での議論を早期に進めたいとの考えも示されました。
本テーマでは、総合設計制度による高さ制限緩和と周辺教育・生活環境への配慮が議論されました。豊田真由子委員は、公開空地による高さ制限緩和特例を利用したタワーマンション建設計画が学校の教室を暗くする事例を挙げ、制度運用への配慮を要請し、高さ制限特例の悪用可能性を懸念する慎重な立場を示しました(スコア0.20)。これに対し金子恭之国土交通大臣は、総合設計制度の許可は自治体判断であるが、建築審査会の同意や関係者からの意見聴取を経て、制度趣旨を踏まえて運用されるべきであると答弁し、明確な賛否は示しませんでした(スコア0.50)。
本テーマでは、義肢装具(治療用装具)の材料不足への厚労省の実態把握と支援のあり方が議論されました。山本香苗議員は、義肢装具業者が材料不足のため厚労省窓口に相談したものの対象外として断られた実態を指摘し、支援を要望する立場を示しました。これに対し上野大臣は、当該事案を把握していなかったと述べつつ、情報提供があれば的確に対応する旨を回答しました。さらに山本香苗議員は、既に4月末の時点で厚労省へ当該の声が届いていたことを指摘しました。
義肢装具、特に治療用装具の材料不足の実態を厚労省は至急把握をしていただいて、材料確保や代替調達に向けた具体的な支援を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
本テーマでは、自動運転の社会実装に向けた規制上の障壁と、それを推進するための司令塔機能のあり方が議論されました。斎藤アレックス委員は、道路交通法における制限速度遵守規定や常時監視義務、事故時救護義務などが自動運転実装の障壁になっていると指摘し、省庁横断の司令塔機能強化とデジタル庁の役割強化を求め、総理の見解を質問しました(賛成)。これに対し高市早苗総理は、自身が議長を務めるデジタル社会推進会議において各省庁施策のロードマップを策定し、松本デジタル大臣に司令塔役割を担わせると答弁しました(賛成)。松本尚デジタル大臣も、総理の指示を受け各省庁と連携し、自動運転推進の司令塔機能を確実に果たすと答弁しました(賛成)。議論の中で反対の立場を示す発言者は見られず、司令塔機能の強化とその推進体制について三者の見解が示されました。
改めて、このことについて、松本大臣に対しては、各省庁の抵抗もあるかもしれませんけれども、それをねじ伏せていただいて、司令塔役として、日本の自動運転の制度整備を世界に先んじて進めていただきたいと思っていますけれども、いかがでしょうか。
今総理からも明確に、司令塔として仕事をしろという御指示がありましたので、各省庁と、ねじ伏せるような乱暴なことはせずに、確実に自動運転を進めてまいりたいと思います。
自動運転の社会実装に向けた取組につきましては、これまでもですけれども、今後とも松本デジタル大臣に司令塔としての役割を担ってもらうつもりでおります。
衆議院議員定数削減の実現に向けた連立政権の取組をめぐり、複数の発言がありました。伊佐進一議員は、比例定数のみを45削減する案を強引と指摘し、自民党内には小選挙区25・比例20とすべきとの声もあると述べ、比例のみの削減案には反対の立場を示しつつ、小選挙区・比例双方の見直しを支持しました。斎藤アレックス委員は、定数削減の実現に向けた総理の見解と決意を質問し、実現を積極的に求める立場を示しました。これに対し高市早苗総理は、自民党・日本維新の会の連立政権合意書及び衆院選公約に基づき、定数削減の実現に向けて真摯に取り組む考えを答弁しました。
何よりも、かつて日本の政治が繰り返し繰り返し約束をしていた定数削減については、合意し、実現するべく、この連立政権では取り組んでいるところかと思います
自民党においては、日本維新の会と連立政権合意書を交わしていますし、さきの衆議院議員選挙でも政権公約として掲げておりますので、その実現に向けて真摯に取り組んでいくものと考えております。
比例だけ四十五減らせばいいんだというのは、私は、ちょっとこれは強引じゃないかと思っておりまして、自民党の中でも、小選挙区が二十五、比例二十という方がいいんじゃないかというお声があるというのも伺っております。
本テーマでは、衆院選中に誹謗中傷動画を量産したとされる松井氏と木下秘書の会話音声の公表を受け、伊佐進一議員が本人確認を求めました。伊佐議員は事前通告していたにもかかわらず総理が確認しなかったとして批判し、高市事務所の4月3日付回答書で木下秘書が12月17日のオンライン会議参加を認めていた点と音声との整合性、及びサナエトークンをめぐる過去の「面識・認識がない」との答弁が虚偽になり得る点を指摘しました。委員長は音声確認のための休憩を認めず、後刻理事会で協議するとしました。高市総理は多忙と有料オンラインであることを理由に音声を確認できなかったと説明し、12月17日は2月の選挙前であり選挙運動とは関わらないと反論しました。また長妻議員が提供した音声データについては、文字起こしで内容を確認したものの本人音声か断言できないとし、内容は他候補批判動画作成等ではなく国民の声を聞く方法に関するものだったと説明しました。長妻議員は木下秘書本人かを翌日までに確認し、参議院での質問に備えるよう要請しました。
本テーマでは、補正予算依存からの脱却と当初予算中心の予算編成への転換をめぐり議論が行われました。総理は、来年度予算編成において、当初予算より補正予算が多い状況を改め、必要なものは当初予算に計上する方針を表明しました。高市早苗氏は、当初予算に必要な予算を積み、補正依存の予算編成を抜本的に変えると明言し、賛成の立場を示しました。片山さつき氏も、補正予算前提からの決別と当初予算中心化を明確に表明し、賛成の立場です。片山財務大臣は、補正予算を緊要性の高いものに限定し、恒常施策は原則として当初予算で措置する方針としつつ、補正予算を全面的に否定するものではないと説明しました。一方、石橋林太郎氏は、従来以上の予算規模の必要性を主張し、補正予算依存の維持を示唆する立場を示しました。また、石橋委員は、秋の補正が緊要性重視となれば、従来の補正相当額が来年度当初予算に上乗せされるとの見立てを提示しました。和田政宗氏は積極財政の是非について疑問を呈しましたが、当初予算中心化そのものへの賛否は明確に示されていません。
高市内閣では、予算編成改革として、毎年度補正予算が組まれることを前提としていたような予算編成とは決別し、補正予算は緊要性の高いものに限定して、恒常的な施策については原則当初予算で措置していく、そういう考えであります。
補正予算に頼っていては予見性が確保できませんので、予算編成の在り方を抜本的に変えさせていただきます。
少なくとも、これまで、従来組んできたような通年の予算規模以上のものになるのが私は必然ではないかなというふうに考えておりますので、是非とも御検討いただければなというふうに思います。
これが果たして積極財政と言えるのかということは申し述べておきたいというふうに思います。
本テーマでは、補正予算の財源として特例公債3.1兆円を追加発行する一方、前年度分の特例公債約3兆円が発行見送りとなる見込みであることから、国債市中発行総額は増やさずに対応可能とする点が主な論点となりました。片山財務大臣は、前年度特例公債の未発行分で調整することで市中発行総額を増やさず対応できると答弁し、あわせて債務残高対GDP比を安定的に引き下げ、財政の持続可能性とマーケットの信認確保に努める考えを示しました。高山議員は赤字国債3兆円の使途や債務残高・利払い費対GDP比の管理について質問しました。うるま譲司委員はこの調整方針を評価する一方、中野洋昌委員はこの説明を毎年度の決算過程における抑制にすぎないレトリックだと批判し、編成替えにより特例公債発行を全額削減し基金の国庫返納で財源を賄う考えを示しました。和田政宗委員は、前年度分の減額分を積極財政に活用すべきだったと主張しました。
これでは非常に弱いメッセージになる、また、積極財政ではなく緊縮財政と言える状況になるんだというふうに思いますが、総理はどのように考えますでしょうか。
都合よく、前年の決算を見て今年の予算はかくかくしかじかで大丈夫だということを都合よくつまみ食いするような考え方は、前例にすべきではないと思います、一つには。
このように、国債発行予定額全体の中で調整を行うことで、市中への発行総額は増やさずに対応できるため、国債マーケットに影響を与えることなく今回の対応を実行可能と考えております。
市中への赤字国債の発行総額を増やさない計画は、市場が神経質になる局面で、マーケットとの対話を重視した、時宜を得た判断です。
高市内閣が掲げる責任ある積極財政というのは、プロアクティブな、先を見据えた財政政策であります。
本テーマでは、予算の複数年度化と省庁横断的な予算編成の必要性が議論されました。伊藤委員は、予算を複数年度にわたって使用することや、省庁の枠を超えた水平思考の必要性を提起しました。これに対し総理は、各省庁の政策目的に横串を刺す取組により無駄を排除し、真に効果的な施策を存続させる方針を強調するとともに、知財戦略や基金について予算の複数年度化・長期活用を進める方向性を説明しました。高山聡史議員は賛成の立場を示し、複数年度予算の仕組みにより成長投資が削られないようにする体制の確立を求めました。
総理がまさに掲げておられる複数年度予算であったりとか、単年だけではなく、成長投資が削られたり後回しにされない仕組みをしっかりと確立いただく必要があるというふうに思います。
本テーマでは、認知戦・情報戦・世論戦への対応が論点として挙げられました。小泉防衛大臣は、これらへの対応として、日本の取組について透明性のある対外発信を強化する必要性を指摘しました。他の発言者のスタンスに関するデータは示されていません。
本テーマでは、資材高騰・供給不足に対応した雇用調整助成金の要件緩和・特例措置の要否が議論されました。山本香苗議員は、材料不足による売上減少には現行の生産指標10%減要件との間にタイムラグがあり、現場を救えないとして要件緩和を要望しました。浅野哲議員も、中東情勢に伴う事業縮小リスクを踏まえ、特例措置の準備を求める立場を示しました。これに対し高市早苗総理は、直近1か月の生産量急減でも要件を満たせば対象となる柔軟対応を説明した上で、現時点で特例的な要件緩和を行う状況にはないと回答しました。上野賢一郎厚労大臣も、中東情勢に伴う休業計画届出件数が約2か月で175件と、前年同期の3932件と比べて限定的であることを理由に、現段階では特例措置は不要と答弁しました。あわせて、日本政策金融公庫の金利引下げや信用保証対象業種の追加といった資金繰り支援の強化、および労働局からのプッシュ型情報提供の開始が説明されました。
是非、雇用調整助成金の要件緩和を始めとする特例措置や、また資金繰り支援とか、事業を継続していくための支援とか、しっかりこうしたものを万全に取っていただきたいんですが、総理、いかがでしょうか。
現時点で特例措置的な要件緩和というのは行う状況にないと思います。
ですから、特例措置を現段階で行うような状況ではないとは考えておりますが、ただ、お困りの事業者の皆様に情報をしっかりと行き届かせて、必要に応じて雇調金についても御活用いただくことが重要だと考えております。
様々なシナリオを想定をして、雇用調整助成金の特例措置も含めて準備をすべきだというふうに思っております。
本テーマでは、赤字国債発行と長期金利上昇・為替不安定化を踏まえた財政運営について議論されました。小川淳也委員は、金利急騰・円安進行を日本国債・円への信認低下と捉え、全額赤字国債での補正を批判しました(スコア0.10)。伊佐進一議員も、長期金利上昇・為替不安定の中で本来不要だった3兆円の特例公債発行に懸念を示しました(スコア0.20)。中野洋昌委員も、特例公債への全額依存に強い懸念を表明し、発行抑制を求めました(スコア0.15)。これに対し総理は、前年度特例公債の発行減額見込みにより市場への影響なく実行可能であると説明しました。片山さつき大臣は、国債発行計画の年間計画を変えずに赤字国債3兆円を対応させていると説明しており、賛否は不明確です(スコア0.50)。高山聡史委員については、赤字国債発行の事実指摘にとどまり、賛否の明示はありませんでした(スコア0.50)。
なぜ全額赤字国債でこのような補正を雑に組んでしまったのか。
高市政権成立以降、我が国の財政に対する信認が揺らぎ、急速な円安と金利上昇が進む中で、予算の財源の全額を特例公債に求めることには強い懸念を覚えます。
こういう状況だからこそ赤字国債を、まあ特例公債を出して、本来出さなくてもよかった三兆円の公債なわけです。
政府の債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていくことができるように、そして、財政の持続可能性を実現して、マーケットからの信認を確保できるように日々運営をして
今回三兆円分の赤字国債が発行されること自体は事実でございます。
本テーマでは、辺野古沖での高校生死亡事故に関連し、教育現場における政治的活動規制のあり方が議論されました。和田政宗議員は、辺野古区長の発言を引用しつつ、高校生の洋上見学が平和学習とはかけ離れた内容であったと指摘し、大人による人数点呼が行われず生徒の命が失われた現場について徹底調査と是正を求めました。和田議員はスコア0.85と、文部科学省による教育基本法違反の判断を支持する立場を示しています。一方、松本洋平文部科学大臣は、同志社国際高校の研修について、抗議船見学プログラム等が教育基本法第十四条第二項に反すると判断した理由を説明しました。松本大臣のスコアは0.25であり、当該プログラムを同条項違反と判断する規制的な立場が示されています。
選挙中のSNS誹謗中傷による落選運動をめぐり、規制のあり方について議論が行われました。伊佐進一議員は、現行法では誹謗中傷による落選運動が無制限に行われている問題があるとの認識を示し、超党派での法改正に向けた議論を紹介した上で、法改正の必要性を主張しました(賛成)。これに対し総理は、現行法の不十分さについて以前から問題意識を持っているとしつつも、内閣総理大臣の立場としては議員立法に関して意見を述べない旨を答弁しました。
候補者本人あるいは政党が、例えば多大な資金を使って、そこで誹謗中傷の落選運動ができるというのであれば、これは民主主義にとって本当にそれでいいのかというふうに思っております。
本テーマでは、長期金利が二十九年ぶりに二・八%まで上昇したことをめぐり、長妻議員がその要因に財政信認の低下があるかを総理に質問しました。これに対し高市総理は、長期金利上昇の要因を決め打ちする発言は避けたうえで、マーケットは市中発行額を見ていると答弁しました。長妻議員はさらに、三兆円規模の補正予算は基金取崩しで賄えたはずであると指摘し、今回の長期金利上昇は財政に対する不信の表れであると述べました。議論では明確な結論や決定事項は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、電気・ガス料金支援拡充のための重点支援地方交付金追加措置について議論が行われました。うるま譲司委員は、特別高圧電力やLPガス利用者向けに重点支援地方交付金の追加措置で対応する方針を説明しました。うるま譲司委員は賛成の立場であり、熱中症防止の観点から負担軽減策を適切と評価し支持する旨を根拠として示しました。
冷房需要がピークを迎える七月から九月の三か月間に、標準的な家庭で三か月の合計約五千円という昨年を上回る規模で負担軽減を図ることは、近年の酷暑を鑑み、命と健康に直結する熱中症を防ぐ観点から適切です。
本議論では、電気・ガス料金支援等の物価高対策の規模と特例公債発行抑制による財政規律の両立が論点となりました。うるま委員は、補正規模を三兆円強に抑えることで財政規律と機動的な危機対応を両立させたと述べ、賛成の理由としました。また、うるま委員は電気・ガス料金支援について、標準家庭で三か月合計約五千円の負担軽減を図るものであると説明しました。高山委員は、本補正を暮らしを守るための備えとして必要な措置であると評価し、賛成の討論を行いました。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
本テーマでは、風力発電の事故発生時における自治体への情報伝達の徹底と、製造事業者の協力義務化が論点となりました。村岡敏英委員は、秋田県男鹿での風力発電設備の折損事故に関し、国には報告があったものの自治体には情報が伝わらなかった問題を指摘し、製造者責任の制度化を求めました。これに対し赤澤亮正経済産業相は、電気事業法上、設置者には国への報告義務があり、重大事故の際には地元自治体への連絡を指導している旨を説明しました。さらに赤澤経産相は、改正電気事業法案において、製造事業者に対する協力義務と、協力が得られない場合の勧告・公表措置を盛り込んだことを説明しました。村岡委員は自治体への報告不備を問題視し製造者責任の制度化を求める賛成の立場を示し、赤澤経産相も製造事業者への協力義務化を含む法改正を自ら進めていると説明し、賛成の立場を示しました。
本テーマでは、食料品消費税ゼロや一律消費税減税の是非、給付つき税額控除の制度設計をめぐって議論が行われました。長妻議員は、給付つき税額控除について働いていない人にも支給すべきかを総理に確認しました。辰巳孝太郎委員は、食料品のみの減税では農家や外食産業との差が拡大しインボイス廃止もできないと批判し、一律消費税減税を主張して総理に見解を求めました。辰巳委員はさらに、食料品一%減税の減税効果は年間約六万円で一律五%減税の約十七万円より大幅に少ないこと、また食料品減税は二年限定であり二年後は増税になることを指摘しました。これに対し高市早苗総理は、消費税が社会保障財源であることから、一律減税は年金・医療・介護等に影響しかねず適当でないと答弁しました。
本テーマでは、食料品消費税ゼロの実現に向けた検討が議論されました。石橋林太郎委員は早期実現を求め、総理のリーダーシップに期待を表明しました(賛成、スコア1.00)。高市早苗総理は食料品消費税ゼロは選挙公約であり実現への強い思いを示す一方(賛成、スコア0.90)、給付付き税額控除実現までのつなぎとして社会保障国民会議の実務者会議で議論中であると説明し、この夏の結論を踏まえ次期国会で税法改正案提出を目指すと答弁しました。総理は衆院選公約で検討加速を党議決定したことも説明し、消費税率一%への引下げは決定事項ではないと述べました。一方、小川委員は国民会議が隠れみのやガス抜きの場になっていないか懸念を表明し、村岡委員は消費税ゼロ・一%により簡易課税・免税事業者である農業者や外食産業が損失を被る懸念への対応を質しました。これに対し総理は、実務者会議で農業・漁業・外食産業への影響についてヒアリングを行い、小野寺議長が対応を検討中であると説明しました。
食料品消費税減税と簡易課税事業者・外食産業への影響対策について議論されました。村岡敏英氏は、減税自体への言及はせず、簡易課税事業者や生産者への影響対策を求めました。高市早苗氏は、簡易課税は納税を前提とした特例であり、売上の一定割合を還付する方式については公平性の観点から慎重な検討が必要であると述べました。両者ともスタンスは賛否が明確でない中立的な立場として示されています。
本テーマでは、首都の定義に関する政府答弁の在り方と副首都法案審議が取り上げられました。政府参考人は、首都を直接規定した法令はないものの、東京都が首都であることは社会一般に受け入れられていると答弁しました。伊佐議員は、首都の法的定義がないまま副首都法案の審議が先行している点を問題視しました。また伊佐議員は、大阪府民投票によって大阪市廃止を決定できる仕組みが、憲法92条が定める住民自治に違反するのではないかと問いました。これに対し林大臣は、住民意思の反映方法、すなわち議会議決や住民投票の要否・範囲については、制度趣旨に照らした立法政策上の判断であると答弁しました。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
審議の結果、令和8年度補正予算両案について、うるま委員・福田委員は賛成、中野洋昌委員・和田委員・辰巳委員は反対の討論を行いました。編成替え動議は起立少数で否決され、補正予算両案は起立多数で原案どおり可決されました。委員会報告書の作成は委員長一任とすることが異議なく決定されました。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。