本委員会は令和7年度予算のうち、デジタル行財政改革関係経費・新しい地方経済・生活環境創生関係経費・デジタル庁所管予算について委嘱審査を行い、DFFT推進・マイナ免許証・マイナ保険証・地方創生二・〇・非正規公務員問題など多岐にわたるテーマで質疑が行われた。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
山本啓介委員(自民党)がDFFT(データ・フリー・フロー・ウイズ・トラスト)について質問し、2019年の安倍総理によるダボス会議での提唱以来、日本がG7・G20でリーダーシップを発揮してきた経緯を確認した上で、日本が世界をリードすべきとの立場から大臣の所見を求めた。平将明デジタル大臣(賛成寄り)は、「データ・ドリブン・エコノミーの本質」に触れつつ、EUのGDPR、米国のGAFAM主導、中国のガバメントアクセスと日本の立場の違いを説明。G7広島サミットでのIAP設立承認やOECDへのIAP設置など、国際的なルール・制度づくりで日本が一貫してリーダーシップを発揮してきたと述べ、「しっかり着実に推進をしていきたい」と表明した。また、データ利活用における保護と利活用のバランスについて、EUはGDPRと並行して分野別利活用法整備を行っているが、日本は利活用の法律が「すぽっと抜けている状態」にあるとし、今年夏頃に方向性を示す意向を示した。
データ・フリー・フロー・ウイズ・トラストの推進
山本啓介委員(自民党)が、各自治体のDX推進に向けたデジタルマーケットプレイス(DMP)の現状と地域スタートアップの活躍機会について質問した。平将明大臣(賛成寄り)は、ガバメントクラウドへの移行に伴いクラウドベースのソフトウェア選定支援としてDMPを整備したと説明。3月21日現在で195事業者・206ソフトウェアが登録されており、「事業者登録のうち七割が中小、スタートアップで占められている」と述べ、地域ベンダーにとっては全国の自治体に一気に横展開できるビジネスチャンスになるとして積極的に活用を呼びかけた。山本委員も七割という数値に期待感を示した。
平将明大臣が予算説明において、令和7年度はデジタル行財政改革の推進に必要な経費として5,800万円を一般会計に計上していると説明した。また、質疑の中でデータ利活用の法的空白について言及し、「デジタル行財政改革のところで、今年の夏ぐらいですかね、方向性をしっかり出していきたい」と述べ、保護と利活用のバランスを取る方向性策定を指示していることを表明した。
私は大臣になって、デジタル行財政改革の部署に、ここを、この日本がすぽっと抜けている空白のところのデータ利活用の方向性を今年の中頃までに出すように今議論を指示をして進めているところであります。
伊藤岳委員(共産党)が、マイナ資格確認アプリを利用した際に過去の医療扶助の受給資格が表示されるという事案を取り上げ、個人情報漏えいのリスクを指摘した。厚生労働省の吉田修政府参考人は、カードリーダー方式では発生しないが、マイナ資格確認アプリ(資格確認限定型)では「過去に医療扶助の対象であった者についても医療扶助の対象者である旨が表示される仕様」になっており、4月中を目途に改修予定と説明した。伊藤委員(反対寄り)は、「個人情報の漏えい対策が不十分のまま突き進むべきではない」と批判した。一方、平大臣(賛成寄り)は防災時の活用に触れ、能登半島地震でマイナ保険証があれば服薬情報と連携して被災者支援に役立てられるとして普及を推奨した。
礒崎哲史委員(国民民主党)が、3月24日から運用開始されたマイナ免許証について質問した。警察庁の阿部竜矢政府参考人は、マイナ免許証のメリットとして、住所変更ワンストップサービス、更新手数料の軽減、オンライン更新時講習の受講が可能になる点を挙げた。礒崎委員(中立)は、マイナ免許証の活用を支持する立場を示しつつも、カード更新時の免許情報引継ぎ問題など初期段階でのトラブルを踏まえ、「できるだけ順調に進めていく方が結果としていいこともあるんではないかな」として、秋まで待つ選択肢もあったのではないかと慎重意見も示した。
私はどちらかというとしっかり活用していくべきという立場の人間ですから、しっかりとそういった全体計画も見た上で、ユーザーの人たちが不安にならないような進め方していただければというふうに思います。
礒崎哲史委員(国民民主党)が、マイナ免許証取得後にマイナンバーカードを更新すると免許情報が引き継がれないという問題を取り上げた。警察庁の阿部政府参考人は、J-LISの工場での機器改修と警察庁とのシステム連携改修が必要なため、令和5年度補正予算で約6.5億円を措置し、本年秋の運用開始予定と説明した。礒崎委員(中立)は問題を指摘しつつ改修の必要性を認めながら、「場合によってはユーザーの皆さんに心配ですとか混乱を招くということであれば秋まで待ってもよかったのではないか」と問題提起した。また、警察庁ホームページでの情報提供が不十分と指摘し、改善を求めた。
これだけ大きな改修も必要だということで、場合によってはユーザーの皆さんに心配ですとか混乱を招くということであれば秋まで待ってもよかったのではないかなというふうに思うんですが、そういう判断はやはりなかったんでしょうか。
伊藤岳委員(共産党)が、マイナ資格確認アプリを通じて過去の医療扶助受給資格が現在も対象者として表示される仕様の問題を指摘し、仕様改修と個人情報漏えい対策の強化を強く求めた。厚生労働省の吉田修政府参考人は、当該仕様は「医療保険の仕様をそのまま医療扶助に用いて開発を行ったということによりまして生じたもの」と認め、4月中を目途に過去の医療扶助の受給資格が表示されない仕様に変更する予定と答弁した。伊藤委員(賛成寄り)は改修の必要性を強く求め、従来の保険証ではこうした事態は起こり得ないとして、マイナ保険証利用推進に伴う新たなリスクであると強調した。
個人情報の漏えい対策が不十分のまま突き進むべきではないと指摘して、質問を終わります。
福島みずほ委員(社民党)が、会計年度任用職員の一年ごとの契約更新と公募制度により、妊娠・出産を告げると雇い止めや契約更新拒否に遭う実態を複数の当事者の声とともに示し、根本的な制度見直しを求めた。冨樫博之総務副大臣(答弁側)は、産休・育休を理由とする不利益取扱いは地方公務員法等で禁止されており、各自治体への周知を行ってきたと説明。また、国の公募三年ルール廃止を受け自治体にも通知済みとした。しかし福島委員(賛成寄り)は「一年ごとの契約更新であったり公募があるために、その公募が落とす手段になる、あるいは雇い止めの手段になる、だから制度そのものがマタハラの制度化ではないか」と批判し、「期間の定めのないものにするとかいろんなことをもうやっていかないと駄目だ」と根本的見直しを主張した。総務省は助言・周知の継続を答弁するにとどまった。
私は、ずうっと必要な仕事をずうっと真面目にやってきているんだったら期間の定めのないものにするとか、いろんなことをもうやっていかないと駄目だと思っています。
福島みずほ委員(社民党)が、最低賃金の地域間格差が人口の東京一極集中を招いているとして、全国一律最低賃金千五百円の早期実現を求めた。田中仁志政府参考人(厚生労働省、反対寄り)は、地域間格差是正は重要と認めつつ、「直ちに全国一律の最低賃金とすることについては、地域の経済状況等が異なる中で、特に地方の中小企業の負担は大きくなる」として慎重な立場を示した。福島委員(賛成寄り)は、日本は国土が狭く高い賃金を求めた人口移動が起きやすいこと、地方でも最賃引上げに努力している事例があることを挙げ、「全国一律最低賃金という意味は、これ実現しなければならないということを強く申し上げる」と主張した。
福島みずほ委員(社民党)が、国土交通省のアンケートを引用し、東京圏への流入理由として女性は「地域の文化や風習が肌に合わない」「閉塞感がある」という割合が男性より高いとして、地方の女性流出問題とジェンダーギャップの連動を指摘した。鳩山二郎地方創生担当副大臣(賛成寄り)は、「特に男性よりも女性の方が多く転入する傾向にある」と認識し、「地方創生二・〇においては、若者、女性にも選ばれる地方をつくることを主眼とすることが重要」と方針を示した。男女共同参画局の政府参考人は、女性活躍推進、固定的性別役割分担意識の解消に向けた各種取組を説明した。福島委員は都道府県別ジェンダーギャップの具体的事例(鳥取・熊本等)を紹介しつつ、ジェンダー平等の実現が不可欠と強調した。
平将明大臣(賛成寄り)が、能登半島地震の対応を踏まえた防災DXの取組として、「民間のデジタル人材におけるボランティアベースでの支援活動が大きな貢献を果たした」ことを受け、「来年度から、デジタル庁として災害派遣デジタル支援チーム制度としてしっかり創設をして、こうした民間人材を派遣する仕組みを開始する予定」と表明した。
来年度から、デジタル庁として災害派遣デジタル支援チーム制度としてしっかり創設をして、こうした民間人材を派遣する仕組みを開始する予定であります。
福島みずほ委員(社民党、反対寄り)が、地方疲弊の根本原因として国鉄分割民営化、公立病院の統廃合、農業予算の削減など新自由主義的政策を挙げ、現行の地方創生政策では「根本的に地方が疲弊するのは当然だ」と批判した。鳩山二郎副大臣(賛成寄り)は、地方都市の厳しさへの共感を示しながらも、地方創生担当副大臣の立場から、地方創生二・〇の五本柱の一つとして「安心して働き、暮らせる地方の生活環境の創生」を掲げ、賃金格差是正・非正規雇用の正規化・男性育休推進などの取組方向を説明した。また、「都市対地方という二項対立ではなく、相互に支え高め合うことが重要」との方針を示した。
伊藤孝江委員(公明党、賛成寄り)が、東京一極集中是正に向けた地方創生移住支援事業について現状と課題を確認した上で、農林水産業や自営業の後継者確保への支援拡充と各省連携を求めた。内閣官房の岩間浩政府参考人は、従来の移住支援金は東京23区居住・通勤者が地方の中小企業等に就職する場合を対象としており、農林水産業・自営業などエッセンシャルワーカーは対象外だったと課題を認めた。令和7年度からは対象業種に農林水産業・自営業・医療・福祉等を追加し、農林水産省の就農準備資金との併給も可能とするほか、東京都内大学卒業学生への地方就職支援金・移転費支援も拡充していくと説明した。
地方で深刻化をする農林水産業やまた自営業の後継者確保への支援も拡充をしていくことも重要だというふうに考えます。
伊藤孝江委員(公明党、賛成寄り)が、令和6年度補正1千億円・令和7年度当初2千億円規模の新しい地方経済・生活環境創生交付金について、活用状況の検証と効果評価の仕組みについて質問した。内閣官房の北尾昌也政府参考人は、従来の地方創生交付金は9割以上の自治体で活用されており、ドローン活用の買物支援など各地で好事例が生まれていると説明。新交付金では未活用・低活用自治体への伴走支援強化と、産官学金労言など地域の多様な主体が参画する検証の仕組み構築・効果検証結果の公表義務化を進めるとした。伊藤委員は制度自体を支持しつつ、必要とする自治体が十分活用できるよう寄り添った支援を求めた。
地方がそれぞれの特性に応じた発展を遂げるためには、地方公共団体の自主性と創意工夫に基づき、地域の独自の取組が推進されることがやはり望ましいのではないかと考えております。
伊藤孝江委員(公明党、賛成寄り)が、地方創生二・〇において若者・女性にも選ばれる地方をつくることの課題について質問した。鳩山二郎副大臣(賛成寄り)は、「若者、女性にも選ばれる地方の実現を第一の柱として強力に進めていく」と表明し、有識者会議での議論として「魅力ある職場をつくっていくこと、ジェンダーギャップを解消していくこと、男女間賃金格差を是正していくことなどの課題解決の重要性」が指摘されていると説明した。愛媛県大洲市での古民家活用など地方視察の実例も紹介し、今後十年間集中的に取り組む基本構想を策定していくとした。
伊藤孝江委員(公明党、賛成寄り)が、地方で深刻化する農林水産業や自営業の後継者確保への移住支援拡充と各省連携を求めた。内閣官房の岩間政府参考人は、令和7年度から移住支援金の対象業種に農林水産業・自営業・医療・福祉等を新たに位置付け、農林水産省が行う就農準備資金との併給を可能とするとともに、「内閣府といたしましては、農林水産省と連携し、林業、水産業も含めて両事業の積極的な活用を呼びかけるという形で積極的に取り組んでまいりたい」と述べた。
地方で深刻化をする農林水産業やまた自営業の後継者確保への支援も拡充をしていくことも重要だというふうに考えます。
平将明大臣(賛成寄り)が、令和6年能登半島地震を踏まえた防災DXの取組として、避難所状況把握や市町村を越えた被災者の居場所把握の難しさが課題として浮き彫りになったとし、「広域被災者データベースの整備に向けた検討」および「防災システムアプリのデータ連携」の推進を表明した。石川県の協力による避難所運営のデジタル化実証実験も実施中であると説明した。
防災システムアプリがいろいろあるんですけど、データ連携が余りうまくいっていないのがあったので、データ連携などの検討を進めています。
福島みずほ委員(社民党、賛成寄り)が、会計年度任用職員や国家公務員非常勤職員において、妊娠を告知した途端に契約更新拒否・雇い止めに遭うケースが多数発生していると当事者の声を紹介し、マタニティーハラスメントの実態と対策を問うた。冨樫博之総務副大臣は産休・育休を理由とする不利益取扱いは法律上禁止されており周知を行ってきたと答弁。福島委員は「一年ごとの契約更新と公募制度がマタハラを制度化している」と批判し、産休取得実態の調査がなされていないことを問題視して根本的見直しを強く求めた。人事院は令和5年度アンケートで非常勤職員の約2割がハラスメントを受けたと回答していたと報告した。
今日の問題提起は、現場で起きていることが、実は、一年ごとの契約更新であったり公募があるために、その公募が落とす手段になる、あるいは雇い止めの手段になる、だから制度そのものがマタハラの制度化ではないかということを強く思っているんです。
デジタル施策については、DFFTの国際的推進やマイナ免許証・マイナ保険証の運用開始が確認された一方、マイナ資格確認アプリの個人情報表示仕様の改修や免許情報引継ぎ問題など運用上の課題も明らかになった。地方創生については、若者・女性に選ばれる地方づくりや移住支援拡充などの方向性が示されたが、非正規公務員のマタハラ問題や最低賃金の全国一律化をめぐっては与野党間で見解の相違が残った。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
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デジタル施策については、DFFTの国際的推進やマイナ免許証・マイナ保険証の運用開始が確認された一方、マイナ資格確認アプリの個人情報表示仕様の改修や免許情報引継ぎ問題など運用上の課題も明らかになった。地方創生については、若者・女性に選ばれる地方づくりや移住支援拡充などの方向性が示されたが、非正規公務員のマタハラ問題や最低賃金の全国一律化をめぐっては与野党間で見解の相違が残った。
○委員長(山田太郎君) 去る十八日、予算委員会から、三月二十五日の一日間、令和七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣所管のうちデジタル行財政改革関係経費及び新しい地方経済・生活環境創生関係経費、内閣府所管のうち内閣本府地方創生関係経費及び地方創生推進事務局並びにデジタル庁所管につきまして審査の委嘱がありました。 この際、本件を議題といたします。 審査を委嘱されました...
○副大臣(鳩山二郎君) 令和七年度における内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局、内閣府地方創生推進事務局、内閣府地方分権改革推進室等、内閣官房、内閣府本府における当委員会に関連する部局に計上されている予算について、その概要を御説明をいたします。 令和七年度においては、総額二千三十九億二千八百万円を一般会計に計上いたしております。 その主な項目は、地方創生二・〇の推進に向け、地方が...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約48,950文字) |
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