衆議院安全保障委員会において、自衛官の処遇・人材確保・定年延長、サイバーセキュリティ人材、退職自衛官の活用、敵基地攻撃能力の保有とトマホーク・一二式誘導弾の配備、米軍駐留に伴う事件事故と沖縄の基地負担、第九回アフリカ開発会議(TICAD9)への対応などについて質疑が行われた。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
山崎正恭委員(公明党)は、安保三文書に基づきサイバー専門部隊を令和九年度をめどに約四千人に拡充し、システム調達・整備従事者を約二万人体制とする計画を肯定的に取り上げ、国際的な専門人材不足(日本では想定需要比約十七万人不足)を踏まえ、人材確保を急務と主張しました。具体的な拡充スケジュールや目標値について確認した上で、民間との処遇差が生じないよう条件整備を求めました。防衛大臣・中谷元氏は計画を前提として人材確保の取組を進めていると述べました。
令和四年の末に策定された安保三文書でも、自衛隊のサイバー防御機能向上に向けた大幅な体制拡充を目指すということになっていまして、令和九年度をめどに、サイバー専門部隊を約四千人に拡充し、システム調達や整備に従事する隊員を約二万人体制にするというふうにあると思います。
自衛官の処遇改善と人材確保
赤嶺政賢委員(日本共産党)は、一二式地対艦誘導弾能力向上型の配備に際して弾薬庫の場所を住民に明らかにすべきと主張しました。過去(2016年石垣島住民説明会)には弾薬庫を含む情報が公開されていたことを指摘し、今回公開しない理由を繰り返し問いただしました。防衛大臣・中谷元氏は「自衛隊の能力を明らかにするおそれがある」として具体的な弾薬庫情報の公開を差し控えると述べ、配備場所は現在検討中であり決定後に地元へ丁寧に説明するとしました。政府参考人の青柳肇氏は、手のうちを明らかにしないケースであれば住民説明の観点から情報提供する場合があると答弁しましたが、赤嶺委員は「住民に事実を隠して配備を既成事実化することは絶対に許されない」と強く反対しました。
中谷元防衛大臣は、国際情勢の厳しさを踏まえ、スタンドオフ防衛能力の強化が「喫緊の課題」であるとして、トマホークの取得および一二式地対艦誘導弾能力向上型の部隊配備を当初予定より一年前倒しで令和七年度から開始すると明言しました(賛成寄り)。トマホークについては佐世保基地を母港とするイージス艦「ちょうかい」への搭載改修を令和七年度に行う予定としました。一方、赤嶺政賢委員(日本共産党)は、全国への弾薬庫設置・敵基地攻撃能力の配備は撤回し平和外交に徹すべきと主張しました(反対寄り)。
国民の命と暮らしを守るためには、領海、領土、領空を守り抜くために、我が国に侵攻する艦艇、そして上陸部隊、これを脅威圏の外から重層的に対処可能なものとするスタンドオフ防衛能力の強化が喫緊の課題でありまして、これを国家戦略の中にも記述をいたしておりますけれども、これを踏まえて、トマホークの取得、そして地上発射型の一二式地対艦誘導弾能力向上型の部隊配備を、当初の予定より一年前倒しをしまして、令和七年度から開始することといたしております。
全国に弾薬庫設置がありますけれども、そういうのは撤回して、平和外交に徹すべきだということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
赤嶺政賢委員(日本共産党)は、米軍駐留に伴う事件・事故の累積を踏まえ、対米従属外交から抜け出して基地の縮小・撤去と日米地位協定の抜本改正に正面から取り組むべきと強く主張しました(反対寄り)。外務大臣・岩屋毅氏および防衛大臣・中谷元氏はこの主張に対して直接応答せず、政府として地位協定改定の方針や見解を本委員会において明示的に述べた発言はありませんでした。
対米従属外交から抜け出して、基地の縮小、撤去と地位協定、これの抜本改正に正面から取り組むべきだということを強く申し上げておきたいと思います。
草間剛委員(自民党)は、自然災害の規模・頻度の拡大により自衛隊が災害対処に工数を割く機会が増加し、本来の訓練機会が損なわれていることへの懸念を表明しました(反対寄り)。政府参考人の大和太郎氏は、過去十年間の集計は困難としつつ、近年の災害派遣の大規模化・多様化により訓練計画上見込んでいた練度の維持向上の達成に支障を来すことがあったと認めました。米国・中国・ロシアが軍事組織とは別に災害対処専門組織を有している例を挙げ、日本独自の対応策の必要性を訴えました。
自衛隊本来の能力の維持に大いに支障が出ていることを危惧をしております。
山崎正恭委員(公明党)は、令和六年十月に新設された特定任期付自衛官制度(最大五年任期・最高年収約二千三百万円)について、民間サイバー人材市場では数千万円から一億円規模の報酬が支払われる事例もあるとして、即戦力確保に十分な処遇かどうかを問いただしました(賛成寄りながら改善を要求)。中谷元防衛大臣は、令和七年度中に募集を開始すべく現在検討中であり、特殊作戦隊員手当の支給も含めて処遇向上を図っていると述べました(賛成寄り)。山崎委員はさらに、民間との行き来を可能とするリボルビングドア的な柔軟な運用を求めました。
草間剛委員(自民党、TICADプロジェクトチーム事務局長)は、USAIDの活動停止によるアフリカでの感染症対策や食料支援への影響、中国・ロシアのアフリカでの影響拡大のおそれを挙げ、2025年8月20日から22日に横浜で開催される第九回アフリカ開発会議(TICAD9)は「今までと違う大変重要な会議」であり、日本のプレゼンス強化のための新たな戦略が必要と主張しました(賛成寄り)。外務大臣・岩屋毅氏は、TICAD9を「極めて重要な会議」と位置づけ、グローバルサウスの存在感増大を踏まえてアフリカとの連携強化・成果ある会議にしたいと明言しました(賛成寄り)。
赤嶺政賢委員(日本共産党)は、米国防総省の年次報告書を引用しつつ(女性兵士の24.7%がセクハラ、6.8%が性暴力被害、在日米軍でも年間55件の性暴力事件が報告)、繰り返される犯罪は軍隊としての構造的問題であり、現政府の再発防止策は不十分と批判しました(反対寄り)。外務大臣・岩屋毅氏は、米軍関係者による事件はあってはならないとしつつ、在日米軍司令官や石破総理からトランプ大統領への働きかけを行っており、既存の再発防止策の実効性ある実施を求めていくと述べるにとどまりました(中立)。
赤嶺政賢委員(日本共産党)は、1952年度以降の在日米軍による事件・事故が全国で21万4千617件、死亡者1,101人、賠償金約138億円に上ること(防衛省参考人答弁)を示し、米軍駐留と犯罪の因果関係は明白であり基地縮小・撤去と地位協定の抜本改正に取り組むべきと主張しました(反対寄り)。また沖縄の復帰以降の件数は全体の約57%を占めることも確認されました。外務大臣・岩屋毅氏は、沖縄の基地負担軽減を政権の最重要課題の一つとしながらも、米軍駐留と犯罪の因果関係については直接の言及を避けました(中立)。
草間剛委員(自民党)は、石破内閣で設置された「自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に関する関係閣僚会議」の取組を画期的と評価し、積極的に支持する立場を示しました(賛成寄り)。中谷元防衛大臣は、全ての自衛官が任務に誇りと使命感を持って専念できる体制整備が不可欠として、三十を超える手当の新設・引上げ、再就職支援、叙勲による地位向上などを含む基本方針を実現すべく全力を挙げると述べました(賛成寄り)。山崎正恭委員(公明党)は、民間との処遇差が優秀人材の採用を阻害するとして後れを取らない条件提示を求めました(賛成寄り)。
山崎正恭委員(公明党)は、充足率引上げのため一律六十歳までの定年延長が必要ではないかと主張しました(賛成寄り)。中谷元防衛大臣は、令和二年から令和六年にかけて一佐から三曹までの定年を二歳ずつ引き上げたことを説明した上で、昨年の基本方針に基づき令和十年度以降さらに二歳程度の引上げを念頭に現在詳細な検討を行っていると述べ、定年延長推進の立場を明確にしました(賛成寄り)。階級ごとの引上げ幅については、職務に必要な知識・経験・体力等を引き続き考慮しつつ検討するとしました。
草間剛委員(自民党)は、退職自衛官を中心とした災害対処組織の創設を提唱しました(賛成寄り)。平時は防衛力として、災害時は災害対処要員として、有事には追加戦力として活用することで、退職後の援護・安全保障・災害対応という三つの課題に対応できると強く主張しました。中谷元防衛大臣は「すばらしいアイデア」と評価し(賛成寄り)、再任用自衛官としての活用も含め真剣かつ不断に検討していくと述べました。現状では退職自衛官が隊友会・家族会を通じて留守家族支援に当たっていること、再任用要件の見直し等の取組が行われていることも説明されました。
山崎正恭委員(公明党)は、日本のサイバー専門人材が想定需要に対して約十七万人不足しているとの試算を示し、民間では数千万円から一億円規模の報酬が支払われる事例もある中で、特定任期付自衛官制度(最高年収約二千三百万円)が即戦力確保に十分かを問い、民間との処遇差縮小と優秀人材確保を求めました(賛成寄りながら改善を要求)。中谷元防衛大臣は、サイバー人材確保は極めて重要として、特殊作戦隊員手当の支給も活用しつつ処遇を向上させており、自衛隊と民間の間でサイバー人材の好循環を生み出していく取組が重要と述べました(賛成寄り)。
これは非常に重要な取組だと思うのですが、次官級の年収に相当する二千三百万の処遇を準備したんですけれども、近年、民間でのニーズも急速に高まり、民間会社が行ったサイバー人材の最近の調査でも、海外を含めて年間で数千万円から一億円規模が支払われる場合もあると聞きますが、この特定任期付自衛官の検討状況は今どうなのか、本当に即戦力を採用することができる処遇なのか、中谷大臣にお伺いいたします。
サイバー人材の確保や能力の向上に当たりましては、優秀な人材を採用するとともに、自衛隊で技術を身につけたサイバー人材が退職後に民間で活躍をし、そして民間の技術力の向上に貢献をし、民間での経験を生かして再び防衛省で活躍するなど、防衛省と民間との間でもサイバー人材の好循環、これを生み出していくということも重要でございます。
自衛官の処遇改善・定年延長・サイバー人材確保については与党議員と政府側が推進方針を共有し、具体的な制度検討の状況が確認された。一方、一二式誘導弾・弾薬庫情報の住民への開示、米軍駐留に伴う事件の構造的問題と地位協定改定、敵基地攻撃能力の撤回については、赤嶺委員(日本共産党)が政府の姿勢を強く批判したが、政府・与党側との認識の隔たりは埋まらなかった。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
自衛官の処遇改善・定年延長・サイバー人材確保については与党議員と政府側が推進方針を共有し、具体的な制度検討の状況が確認された。一方、一二式誘導弾・弾薬庫情報の住民への開示、米軍駐留に伴う事件の構造的問題と地位協定改定、敵基地攻撃能力の撤回については、赤嶺委員(日本共産党)が政府の姿勢を強く批判したが、政府・与党側との認識の隔たりは埋まらなかった。
○草間委員 自民党の草間剛でございます。 本委員会では初めての質問となります。どうぞよろしくお願いいたします。 横浜市議を三期十二年務めてまいりました。篠原筆頭理事とは横浜市議当選同期ということでもあるんですけれども、その間、また今でも、自衛隊募集相談員を十年以上務めてまいりまして、特に再就職の援護に重点を置いて取り組んでまいりました。 そのような立場としても、今回の石破内閣で、自衛官...
○中谷国務大臣 草間委員には募集相談員をもう十年以上お務めいただいていまして、募集とか援護などにおいて、隊員の気持ちとか、また学生の気持ちなどを十分把握した上で仕事をしていただいているわけでございますが、この募集の問題につきましては、私も元自衛官でありますけれども、本来、自衛隊という仕事は非常に面白くて、かつ、国を守り、そして領土、領海、領空を守るという非常に大切な仕事でありますが、やはり、全ての...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約16,050文字) |
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