参議院内閣委員会において、ストーカー行為等規制法改正案及びDV防止法改正案(紛失防止タグの規制追加・職権警告制度創設等を内容とする)が審議され、全会一致で可決・附帯決議が採択された。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
DV加害者更生プログラムの全国普及について議論が行われました。杉尾秀哉議員(賛成寄り)は、自治体の基本計画への記載が9割に達する一方、実際に実施している自治体は僅か2つにとどまるという実態を指摘し、「こうした自治体によって温度差がある現状をどういうふうに変えていくのか」と改善を求めました。黄川田仁志大臣(賛成寄り)は、留意事項の取りまとめや交付金による支援、自治体向け研修の実施などを説明し、「加害者プログラムの全国的な普及に取り組んでまいりたい」と表明しました。大門実紀史議員(賛成寄り)は、ストーカー加害者への治療・カウンセリング義務付けを求める文脈で各省庁連携の必要性を訴えました。附帯決議には、加害者プログラム参加の義務付けを含めた検討と全国的実施の加速が盛り込まれました。
引き続き、加害者プログラムの全国的な普及に取り組んでまいりたいと、このように考えております。
警察庁から各省庁に呼びかけてそういう検討の場を始めてほしいなと思いますが、いかがですか。
こうした自治体によって温度差がある現状をどういうふうに変えていくのか、黄川田大臣、最後にこの一点だけ御説明ください。
川崎市ストーカー殺人事件を中心に、警察の危険性評価と組織対応の問題が集中的に議論されました。杉尾秀哉議員(賛成寄り)は、神奈川県警が当初「ストーカー相談を受けていたという認識はなかった」と説明したことを問題視し、「事なかれ主義だった」と批判しました。あかま二郎国家公安委員長(賛成寄り)は「対応に不十分、不適切な点があった」と認め、「極めて遺憾であり、決してあってはならない」と述べ、全国警察への指導を表明しました。松川るい議員(賛成寄り)は、危険性判断チェック票の活用など科学的・研究的な積み上げを進めるべきと主張しました。柴田巧議員(賛成寄り)は「被害者の訴えに対する共感性の欠如」や「危機管理意識の欠如」を指摘し、現場警察官の意識改革が急務であると主張し、警察庁は演習拡充・マニュアル整備などの研修充実策を説明しました。都道府県間での警告件数の大きなばらつきも指摘され、判断基準の統一化・明確化が求められました。
地域差をなくすために、少し先ほどチェックリストの話ありましたけれども、警察庁としては、判断基準の統一化、それから明確化、それから被害者に寄り添った相談対応例の作...
被疑者及び被害者の双方に対して必要な措置講じる、この機会を逸したことなど、これ明らかになったこと、これは私としても極めて遺憾であり、決してあってはならないことだ...
こうしたことに関して、相談過程とか含めて、重大事案になるかどうかというチェックリストとか、何かそういう科学的、研究的な積み上げによって分かるようなことになってい...
被害者の安全確保を最優先に対処するというこの人身安全関連事案の根幹にある考え方がやっぱり一人一人の警官、警察官の行動規範として根付いていなければ、いかなければ同...
ストーカー加害者への治療・カウンセリングの義務付けについて踏み込んだ議論が行われました。大門実紀史議員(賛成寄り)は、現場専門家の「異口同音の要望」として、ハイリスクストーカーへの治療・カウンセリング受診義務付けを強く求め、「欧米では裁判所命令で義務付けをしている」と比較しました。山田好孝生活安全局長(中立)は、標準的治療方法が確立していないことや加害者本人に意欲がなければ効果が上がらないなどの課題を挙げ、「現時点では慎重な検討を要する」と答弁しました。杉尾秀哉議員(賛成寄り)は、カウンセリング受診率が約5.6%と低い現状を指摘し、関係省庁連携での改善を求めました。牛田茉友議員(賛成寄り)も医療機関との連携強化と専門人材育成への重点取組を要請しました。あかま大臣(中立)は、令和7年度補正予算で専門家の協力を得た調査研究予算を計上していると説明しました。大門議員はさらに、日本のストーカー規制法が特別立法であるため刑法上の裁判所命令義務付けができない構造的限界を指摘し、関係省庁横断での法的枠組み検討を求めました。
今、現場で頑張っておられる専門家とかNPOの方々が、今一番行政に求められておられるのは何かといいますと、それはストーカー、特に警察の警告も無視すると、で、ストー...
これ最後の質問になりますけれど、DVに関しても、おととし五月に地方自治体が実施するための留意事項というのがまとめられております。しかし、先週の日経新聞によると、...
警察として、医療機関と連携を一層強化するとともに、関係省庁と連携した専門人材の育成やネットワークづくりに重点的に取り組んでいただきたいと申し上げます。
今般、警察で取り扱うストーカー加害者を治療機関につなげやすくする方策について検討をより進めるために、令和七年度の補正予算案において、精神医学的、心理学的知見を持...
今回の法改正の柱の一つである警察職権による警告制度について議論されました。松川るい議員(賛成寄り)は「被害者の意向確認なしでも職権で注意ができるようにすることも今回の目玉だと思う」と評価しました。杉尾秀哉議員(中立)は、川崎事件を例に「職権警告があったとしても、警察が事案を正確に認識できていなければ最悪の結末を回避することはできなかった」と懸念し、「絵に描いた餅に終わる可能性が高い」と指摘しつつも、附帯決議に職権警告時の被害者意向尊重に関する事項を盛り込みました。あかま大臣(賛成寄り)は「警告を職権により行うことができればより速やかに手続を進めることができた可能性もあった」と認め、施行後は被害者の意向を踏まえた運用と保護対策の徹底を都道府県警察に指導していくと説明しました。附帯決議第4項に、職権警告の際に被害者の心情を丁寧に把握しその意思を尊重することが盛り込まれました。
恋愛感情以外の動機によるストーカー行為への規制法適用について議論されました。杉尾秀哉議員(賛成寄り)は、年間約1,000件がストーカー規制法で規制されない動機によるものであると指摘し、恋愛以外のストーカーにも規制法を適用する法改正を目指すべきと主張しました。牛田茉友議員(賛成寄り)も、迷惑防止条例では禁止命令が出せないなどの課題を挙げ、前回改正時の附帯決議も踏まえ適用拡大の検討を求めました。柴田巧議員(賛成寄り)も「恋愛感情の目的の要件を再検討することは必要だということを改めて申し上げておきたい」と明言しました。あかま大臣(反対寄り)は、恋愛感情以外の付きまとい行為では「被害者の生命、身体に直接危害が及ぶおそれが高いものとは認められない」ことなどを理由に「現時点において法改正を行う必要までは認められなかった」と慎重な姿勢を示しました。附帯決議第5項に、恋愛感情によらない付きまとい行為の規制対象化の必要性について実態・諸外国の制度を踏まえて検討することが盛り込まれました。
この恋愛以外のストーカー、これも規制法が適用されるように、その法改正を我々は目指すべきだというふうに思っておりますけれども、あかま委員長、どうお考えでしょうか。
恋愛感情要件の撤廃、これについてはストーカー規制法の在り方そのものに関わることでございますから、慎重な検討を要するものというふうに認識をしておりますので、引き続...
こういったことも含めて、先ほどは非常に慎重な答弁でしたが、この恋愛感情の目的の要件を再検討することは必要だということを改めてこれは申し上げておきたいと思います。
恋愛感情以外の動機によるストーカー行為についてもストーカー規制法の保護、規制を及ぼすべきだと考えますが、今後の法改正の検討状況についてどのようにお考えでしょうか...
牛田茉友議員(賛成寄り)が、本年1月の政府取りまとめを踏まえ同性カップルが事実婚に含まれ得るとされたことを確認し、9月には新たに9つの法令が追加されて合計33法令に広がったことを踏まえ、今後の取組方向を質問しました。古川直季大臣政務官は、最高裁判決を踏まえた各府省庁での検討状況を説明し、「引き続き各府省庁における検討状況を注視しつつ、取りまとめた公表情報のアップデートを行うなど適切に対応してまいります」と答弁しました。結論・決定に関わる具体的な賛否の対立は見られず、制度の進展確認と今後の取組確認に主眼が置かれた質疑でした。
今後、内閣官房としてこの分野にどのように取り組まれるのか、今後の取組の方向性についてお伺いいたします。
柴田巧議員(賛成寄り)は、令和7年4月現在、都道府県の見舞金制度導入率が約49%、市区町村が約64%にとどまり、支給対象が死亡・障害に限定されているなど内容面の課題もあると指摘し、「地域間格差を埋め支援の底上げを図る必要がある」と主張しました。江口有隣政府参考人は、一年間で制度導入団体が約27%増加したことを報告しつつ、引き続き地方公共団体への制度導入の働きかけと情報提供を行うと説明しました。重要な結論として、制度導入促進への継続的取組が確認されましたが、国による強制的な制度化には至っておらず、各自治体の判断に委ねる形が維持されています。
犯罪被害者がどこに住んでいてもその権利が尊重され、支援を受けられる体制をつくるためには、今申し上げたこの地域間格差を埋めて支援の底上げを図る必要があると考えます...
柴田巧議員(賛成寄り)は、犯罪被害者等給付金の申請から支給裁定まで平均約9か月かかることを問題として繰り返し指摘し、「仮給付制度の積極的な活用を含めて支給の迅速化に向けた取組」を求めました。江口有隣政府参考人は、他の公的給付との調整や治療の長期化などにより裁定が長期化する要因があると説明しつつ、都道府県警察への指導や仮給付の検討指示を実施しており「仮給付決定件数については年々増加している」と報告しました。柴田議員は「なかなか短くなっていかないというもどかしさを感じている」と指摘し、更なる迅速化を強く求めました。
仮給付制度の積極的な活用を含めて、支給の迅速化に向け政府はどのように取り組んでいくのか、これは警察庁にお尋ねをしたいと思います。
牛田茉友議員(賛成寄り)は、令和6年に男性からのDV被害相談件数が2万8,214件と全体の3割を占め、5年間で1.5倍に増加していると指摘し、男性被害者が相談しやすい環境整備のための取組と自治体好事例の横展開について質問しました。岡田恵子政府参考人は、DV相談プラスで性別にかかわらず相談を受け付けていること、地方公共団体への配慮促進の周知、研修等を通じた男性被害者向け電話相談窓口事例の共有などを説明しました。牛田議員は「男性被害の実態に即した支援の在り方について、引き続き内閣府が積極的に旗を振っていただきたい」と求めました。
男女限らず、性別を問わず相談しやすい体制づくり、男性被害の実態に即した支援の在り方について、引き続き内閣府が積極的に旗を振っていただきたいと申し上げます。
今回の法改正の主要事項の一つである紛失防止タグの規制について多角的な議論が行われました。松川るい議員(賛成寄り)と大津力議員(賛成寄り)は改正内容への賛成を表明しました。杉尾秀哉議員(中立)は、2016年に製品化された紛失防止タグが前回2021年改正時にも有識者検討会で包括規制が議論されていたと指摘し、「前回の改正の段階で規制の対象とすべきだったのではないか」と批判しつつ、今後の包括規制の検討を要望しました。牛田茉友議員(中立)と司隆史議員(中立)も、個別機器指定ではなく恋愛感情に起因する位置情報取得行為そのものを包括的に規制する枠組みの検討を求めました。山田好孝政府参考人は、包括規制は「過度に広範な規制となるおそれ」や「どういった行為が規制対象となるか必ずしも明確ではない」として「慎重な検討が必要」と回答しました。令和6年中の紛失防止タグを用いたストーカー相談は370件で、GPS機器等の約7割に達することが立法事実として示されました。附帯決議第2項に、被害者の位置情報把握行為に着目した規制の在り方の検討が盛り込まれました。
今回の改正法については、紛失防止タグを更に追加するということでありますので、その他もございますけれども、法案の改正については賛成でございます。
まず、本法案の改正につきましては、この被害者の被害、犯罪被害の防止、抑止につながるものでございますから、この内容につきましては何ら異存もございません。
あくまで一番重要なのは、ストーカー行為、恋愛感情という部分からの行為によるいわゆる位置情報を取得するという行為自体を規制するということをしていった方が今後の横断...
前回の改正の段階で紛失防止タグ、これも規制の対象とすべきだったんじゃないでしょうか。どうでしょうか。
そもそも、個別の機器を指定する形ではなくて、相手方の位置情報を許可なく取得する行為そのものを包括的に禁止する枠組みは導入することはできないのでしょうか。
両改正法案は全会一致で可決されたが、審議では川崎市ストーカー殺人事件を契機とした警察の組織的対応不備への批判、恋愛感情要件の見直しやストーカー加害者への治療・カウンセリング義務付けといった更なる法整備を求める声が複数委員から上がった。附帯決議には、位置情報規制の包括的在り方の検討、恋愛感情要件の見直し検討、加害者の治療・カウンセリング体制の充実、職権警告時の被害者意向尊重など、法施行後に政府が取り組むべき課題が幅広く盛り込まれた。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
○委員長(北村経夫君) ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案及び配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。 両案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。 質疑のある方は順次御発言願います。
○松川るい君 どうもありがとうございます。自由民主党、松川るいでございます。 本日は、ストーカー法、そしてまた配偶者防止法についての改正案について質疑をさせていただきます。 まず、ストーカーでありますけれども、法が施行されてから二十五年ということでありまして、その間にもいろんな事件をきっかけに、SNSやそういったものを規制対象にするとか、それからGPSを対象にするとか、事件が起きるたびに対...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約71,328文字) |
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