参議院外交防衛委員会において、独立行政法人国際協力機構法(JICA法)の一部を改正する法律案の審査が行われた。民間資金動員の促進、債券取得・信用保証の導入、無償資金協力の迅速化を柱とする改正案と並行して、トランプ政権による相互関税措置への対応、ミャンマー地震被害への人道支援、ウクライナ侵攻やセルビア空爆をめぐる国際法上の評価など、幅広い外交・安全保障課題が取り上げられた。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
高良鉄美議員(沖縄の風)が、JICAを含む日本の開発協力がメディアやジャーナリストへの支援を行う際に、他国への干渉とならないための方針があるかを問いただした。岩屋毅外務大臣は、開発協力大綱に基づきメディア支援は実施しており、案件実施に当たっては「適正性確保のための実施原則」、すなわち民主化の定着や法の支配・基本的人権の保障に係る状況等を踏まえた上で総合的に判断すると説明した。また、USAIDが日本のメディアに資金提供をしているのではないかとの質問に対しては、各主要メディアがこれを否定していると述べつつ、仮にそのようなことがあれば「適切ではない」とのコメントを示した。干渉防止方針の明文化や具体的な運用基準については踏み込んだ議論は行われなかった。
JICA法改正による民間資金動員とODA効率化
今次JICA法改正の根幹をなす民間資金動員の促進とODA効率化について、複数の議員から議論が行われた。三浦信祐議員(公明党)は、民間では取り得ないリスクをODAで取りながら全体ボリュームを確保する取組は重要と評価した。岩屋毅外務大臣も「リスク管理をしっかり行って民間資金等を導入することによって、より効果的・効率的なODAを実施していきたい」と述べ、費用対効果向上を意図して改正が重要と明言した。松川るい議員(自民党)は「ODAを種銭に民間資金をレバレッジにして活用しながら三方よしの支援を目指すべき」と賛成の立場を示した。榛葉賀津也議員(国民民主党)はJICA法改正に賛成と明言した。JICA理事長の田中明彦氏は「より効率的なODAの実施に取り組んでいくことが必要だと深く認識している」と述べた。一方、山添拓議員(日本共産党)は、ODAに民間投資のリスク軽減役割を担わせることは「利益優先の国際支援への変容を招きかねない」と批判し、法案への反対を表明した。
ODAに民間資金の投資リスクを軽減する役割を担わせることは、結果として利益優先の国際支援へと変容することを招きかねないと思います。
今般の法改正では、こうしたODAを取り巻く環境変化を踏まえて、民間資金動員をより一層促進するとともに、開発途上地域における多様な資金ニーズにきめ細かく対応するための手法を拡充をしていきたいと考えております。
次に、民間では取り得ないリスクについてODAで取ること、また民間資金流入の増加を通して全体のボリュームを確保していこうという取組は重要であると思います。
是非民間資金をレバレッジにして活用しながら取り組んでいただきたいと思います。
今般のJICA法改正により、民間資金の一層の動員や無償資金協力のより迅速な実施を通じて、より効率的なODAの実施に取り組んでいくことが必要だと深く認識しております。
我々、JICA法の改正は賛成です、また後日、改めてJICAの問題については質疑をさせていただきたいと思います。
JICA法改正で新たに導入される債券取得と信用保証スキームについて活発な議論が行われた。塩村あやか議員(立憲民主・社民・無所属)は「法案に反対しているのではなく応援しているからこそ心配している」と前置きしつつ、大規模災害・感染症・内戦などの有事における代位弁済リスクや再保険の検討を強く求めた。岩屋毅外務大臣は「リスク管理を行い民間資金を導入することでより効果的なODA実施を目指す」と支持を示した。松川るい議員はJICAの債券取得・信用保証に係るノウハウ不足を懸念しつつ、世銀等の国際機関との協力形態を評価した。柳ヶ瀬裕文議員(日本維新の会)は「パッケージに入っているので賛成するが、信用保証スキームはかなりリスキー」と指摘し、早期の撤退判断を求めた。福山哲郎議員(立憲民主・社民・無所属)も信用保証については「大きな懸念を持つ」と表明した。山添拓議員は法案全体に反対の立場を取った。最終的に法案は多数をもって可決され、信用保証に関するリスク管理・持続可能性確保等を求める附帯決議が付された。
私どもは法案には賛成できないという点を申し上げたいと思います。
やはりそこで失敗というものが起こらないように、これはスピードも必要ですけれども、債券の取得や信用保証についてはやはり適切で慎重な判断が必要だというふうに思っております。
今回の法改正、決して私、反対しているものではなくて、応援をしているので、だからこそ心配をしているということを改めて伝えておきたいというふうに思っています。
このスキームはかなりリスクはあるというふうに思います、まあ今回パッケージ入っているので、我々もこれ賛成はするわけですけれども。
JICA法に関しては、少し、塩村さんと一緒で、私は信用保証をする点についてはかなり大きな懸念を持っておりますので、そこについてはJICAとしては御留意をいただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
ただ、この中で、債券取得とか信用保証という、こういう業務にもJICAが乗り出すと。しかし、JICAにそういうノウハウがあるんだろうかというところがちょっと若干心配なんですね。
山添拓議員(日本共産党)が、ウクライナ支援へのニーズ増大により後発開発途上国への支援が相対的に圧縮されているという日経新聞の記事を示し、ユニセフが数百万人の子どもへの支援制限を懸念していると問題提起した。岩屋毅外務大臣は、OECDデータを引用して世界全体の後発開発途上国向け援助の割合が2021年の約26%から2023年の約19%に減少した事実を認めつつ、「援助額全体が増えたため額としてはほぼ同水準の約42億ドル」とし、引き続き積極的に取り組むと表明した。高良鉄美議員(沖縄の風)はJICA法改正がウクライナ支援を目的とするものかを確認し、外務省は「ウクライナ支援を念頭に置いたものではないが、将来的に検討する可能性は排除されない」と説明した。三浦信祐議員は「ODA予算は削ることなくむしろ拡充すべき」と主張した。
先進国から途上国へのODA、総額は増加傾向ですが、ウクライナ支援に多くの資金が充てられ、サハラ以南アフリカなど最貧国への支援が相対的に圧縮されているという指摘があります。
私は、今後も、我が国の責任と使命として、ODAの予算は削ることなくむしろ拡充する、そういう経済状況もしっかりとつくっていくべきだと考えております。
今後とも、我が国の開発協力は、人間の安全保障の考え方を基本にして、人道支援を始め後発開発途上国向けの協力に引き続き積極的に取り組んでいきたいと考えております。
やっぱりその関連ははっきりさせた方がいいと思いますので、今のお答えの中ですと、もうあるということですね。
山添拓議員(日本共産党)は、民間資金動員はODAの役割を変容させ「収益優先支援へと変容を招きかねない」と批判し、経団連の提言書がODAの使い勝手向上を求めていることも指摘した。岩屋毅外務大臣は「リスク管理で民間資金を導入し、効果的・効率的なODA実施を意図する」と表明した。松川るい議員は「ODAを種銭に民間資金をレバレッジ活用し三方よしの支援を目指すべき」と積極的支持を示した。また、USAIDの撤退によって生じる空白を中国が埋める可能性に言及し、日本がODAを通じて戦略的役割を果たすべきと述べた。議論を通じて、ODAが本来果たすべき貧困削減・社会開発支援の役割と、民間資金動員による効率化・スケール拡大との間の方向性の違いが明確に浮かび上がった。
ODAに民間資金の投資リスクを軽減する役割を担わせることは、結果として利益優先の国際支援へと変容することを招きかねないと思います。
リスク管理をしっかり行って民間資金等を導入することによって、より効果的、効率的なODAを実施をしていきたいと。
ある意味ODAがその国に入っていく、何でしょう、種銭といいますか、イニシャルのプッシュをして、それによって、その国も喜ぶし、企業も市場に入っていく上でのスプリングボードになるし、ウィン・ウィンの、三方よしの、そういうODAであると思いますので、是非民間資金をレバレッジにして活用しながら取り組んでいただきたいと思います。
山添拓議員(日本共産党)は、今回のトランプ関税がWTO協定の最恵国待遇原則や一方的措置禁止原則に違反していることは「もうはっきりしている」として、日本政府が言うべきことを言い、紛争解決制度の活用を検討すべきと主張した。岩屋毅外務大臣は「WTO協定との整合性について大いに疑念がある」との認識を示したものの、「当面は協議を通じた解決に専念すべき」との立場を取り、現時点でのWTO提訴には踏み込まなかった。榛葉賀津也議員(国民民主党)は「WTOへの提訴というカードも含め交渉に使うべきか」と問題提起したが、岩屋大臣は選択肢としてはテーブルに置きつつ協議優先と回答した。日本の過去のWTO申立て実績(対中国、対インド、対米国のバード修正条項など)も確認され、今回の措置がそれらと比べて対象が広く規模が大きいことが共有された。
整合性に疑念どころか、協定違反はもうはっきりしているんだと思うんですね。
今般の米国の関税措置は、委員御指摘のように、日米貿易協定上もあるいはWTO協定上も、私はその整合性については大いに疑念があるというふうに思っておりますが、選択肢としては全てテーブルの上に置いた上で、しかし、どうすることが一番問題の解決に効果的かということを考えていかなければならないというふうに思いますので、当面はやはり協議を通じて解決をしていくというところに専念をしていかなければいけないのではないかと考えております。
WTOが今どれだけ機能しているか分かりません、分かりませんが、少なくとも仲裁機関であるWTOに提訴していくとか、訴えていくという考えは、今、外務省の中であるんでしょうか。
トランプ政権が発表した相互関税(日本に対し24%)について複数の議員から懸念が示された。山添拓議員(日本共産党)は「ルールを無視した一方的な関税引上げは乱暴で不当な措置」と批判した。岩屋毅外務大臣は「我が国経済に甚大な影響を及ぼし得る」と認識し、特に自動車産業への深刻なダメージを懸念した。松川るい議員(自民党)は「二四%の相互関税は非常に理不尽極まりなく、まさに国難ともいうべき状況」と強く批判し、日本産業の保護を訴えた。榛葉賀津也議員(国民民主党)は石破内閣の対応が「後手後手」と批判し、第一生命経済研究所の永濱エコノミストの発言を引用してリーマン・ショック・コロナ禍・バブル崩壊に匹敵する一大事態と主張した。福山哲郎議員(立憲民主・社民・無所属)は「春闘での賃上げが吹き飛ぶ」と日本経済全体への甚大なマイナス影響を懸念し、民間シンクタンクの試算(実質GDP0.38〜0.71%押し下げ)を示して財務省の具体的な影響分析の欠如を批判した。
今般の米国の関税措置は我が国経済に甚大な影響を及ぼし得るものと認識しております。
我が国の対外関税極めて低くて、自動車に至ってはゼロ関税であるにもかかわらず、その我が国に対して二四%の相互関税が課されるということは非常に理不尽極まりなく、まさに国難ともいうべき状況であります。
これ、実際に関税措置がされると、もう御案内のように、経済の失速、それから株式市場の下落もそうですが、せっかくの春闘での賃上げがもう吹っ飛ぶ、それから今後の賃上げ、中小企業やっている真っ最中ですけれども、これもやっぱり悪影響を及ぼす、水を差すような事態になるということも含めて、直接的な影響だけではない日本経済に対するマイナスが出てくると思うんですが、今日財務省を呼んでいますけれども、このトランプ関税が課された場合、日本経済に具体的にどのような影響出ると考えているのか、財務省、お答えいただけますか。
ルールを無視して一方的に関税引上げを通告した、乱暴で不当な措置です。
やっぱり若干、石破内閣、これ対応遅いと思いますね。
トランプ関税への対応をめぐる日米間の交渉体制と2018年日米貿易協定の扱いについて議論が行われた。岩屋毅外務大臣は、石破総理とトランプ大統領の電話会談を経て担当閣僚として赤澤亮正大臣が指名されたと説明し、「一方的な関税ではなく幅広い協力の在り方を追求する」方針を示した。榛葉賀津也議員(国民民主党)は、2018年の日米貿易協定は現在も生きており、「協定及び声明の精神に反する行動を取らない」との約束に今回の措置が反するとして、その旨をトランプ大統領に直接伝えたかを問いただした。岩屋大臣は首脳間のやり取りの詳細を控えつつ、「極めて遺憾」の意を伝え撤廃を求めたと述べた。柳ヶ瀬裕文議員(日本維新の会)は4月9日の関税発動前にワンパッケージの提示が必要と指摘し、交渉の早急な対応を求めた。松川るい議員は米国製造業復活の観点から打開を図ることを求め、担当閣僚へのエールを送った。
一方的な関税ではなくて、投資の拡大を含めて日米双方の利益になる幅広い協力の在り方を追求すべきだということを述べられた上で、措置の見直しを求めたところです。
やはり米国の製造業復活、ここに懸けていらっしゃるということを踏まえて、そういう観点からの打開を図っていただければと思う次第です。
ですので、このスケジュール感ですね、各国とも今もう物すごい大変な交渉をしているという中で、日本だけディールする気がないということに捉えられてしまうと、そういうリスクがあるということを踏まえて早期な、ワンパッケージを示すのであれば早急な対処をお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。
明らかにこれ、私は、日米貿易協定を破るものでありますから、したがって、この牛肉、大豆等々はまた我々はどうするかという、これは政治的な交渉に入るんだろうと思いますけれども、向こうから降りたんですからね、これしっかりメッセージを発する必要があると思います。
まず、担当大臣は決まったというのが本部であったと思います。ですが、これからやはり外交面を強力に進めることが重要だと思いますけど、どのような決意で臨まれますか。
3月28日に発生したミャンマー地震への日本の支援について塩村あやか議員と山添拓議員が取り上げた。岩屋毅外務大臣は、JICA・防衛省の調査チーム派遣に続き、国際緊急援助隊医療チームをマンダレーに派遣して活動中であること、JICAを通じた緊急援助物資供与、および国際機関を通じた600万ドルの緊急無償資金協力を実施する旨を表明した。塩村議員は支援の偏りへの懸念を示し「被害が甚大なところにしっかりと支援が届くよう日本に頑張ってほしい」と求めた。外務省政府参考人は、具体的な対象地域については差し控えつつ、「被災された方々に直接裨益する人道支援を実施していく」と述べた。山添議員も「被災者に届く支援の強化」を求めた。
高良鉄美議員(沖縄の風)が、1999年のNATOによるセルビア空爆の国際法上の評価を問うた。高良議員は、ランブイエ和平交渉でユーゴ側が署名を拒否した和平合意案には、NATOがユーゴ全土を実質的に軍事占領することを認める条項(附属文書B)が含まれており、「事実上の占領条件を突き付けた上での空爆は余りに悪逆非道」と批判的に評価した。外務省の石川誠己参考人は、「作戦面を含むNATOの軍事行動に関する詳細な情報を含め、事実関係の全容を有していないため、我が国として法的評価を下すことはできない」と述べた。岩屋毅外務大臣は、ユーゴ政府が和平合意案を拒否し安保理決議に反した行動を取り続けたことが空爆につながった側面があると認めつつ、「物事の判断に当たっては特定のソースのみならず様々な情報を多角的に収集・分析することが重要」と述べるにとどめた。
事実上、ユーゴ全土をNATOが軍事占領するというものであり、独立国であれば決してのむはずがありません。空爆の口実をつくるため、わざとのめない条件をアメリカが出したと推測されます。
御指摘の情報を含めて考えて、踏まえても、我が国として法的評価を下すのに十分なその事実関係等の全容を把握しているわけではないというふうに考えております。
その上で、委員御指摘のように、紛争には必ず認知戦といいますか、プロパガンダ戦が付き物でございますけれども、国際情勢を含め、物事の状況を判断するに当たっては、特定のソースのみならず、様々な情報を多角的に収集、分析した上で適切に判断することが重要であるというふうに考えております。
高良鉄美議員(沖縄の風)が、ロシアがウクライナ侵攻の根拠として主張した集団的自衛権の論理構成についての日本政府の見解を問うた。外務省の石川誠己参考人は、ロシアがウクライナ侵攻直前に行ったドネツク・ルガンスク両「共和国」の独立承認は「明らかにウクライナの主権及び領土の一体性を侵害し、国際法に違反する行為」であり、それに基づく武力行使は「国連憲章第2条4が禁じる違法な武力の行使であり、重大な国際法違反」と明確に評価した。高良議員は、ロシアの集団的自衛権主張が「形を整えただけ」との批判を認めつつ、西側諸国が形すら整えずに侵略を繰り返してきた歴史も想起すべきと述べ、日本政府のウクライナ違法評価に反対はしないとした。
柳ヶ瀬裕文議員(日本維新の会)が、中国の反スパイ法によって起訴されたアステラス製薬社員の状況と今後の対応について問いただした。外務省の岩本桂一参考人は、当該邦人は2023年3月にスパイ活動の疑いで拘束され、2024年8月に起訴されたと中国側が説明しているが、公訴事実の詳細は現時点では明らかになっておらず、健康状態については定期的な領事面会で確認しており現時点で特段大きな問題はないと述べた。岩屋毅外務大臣は、2023年7月の改定反スパイ法施行後から注意喚起を強化してきたと説明し、「今後も注意喚起を更に強化し、邦人の安全確保に万全を期す」と表明した。柳ヶ瀬議員は、反スパイ法の内容自体が不明確であることによる拘束は「非常に危険」であり、観光で渡航する人も含めて中国への渡航リスクをより強く訴えるべきと主張した。
トランプ関税が自動車産業を中心とした国内中小企業に与える影響をめぐり、具体的な支援策について議論が行われた。古賀友一郎経産副大臣は、省内に米国関税対策本部を設置し、全国1,000か所に特別相談窓口を設けること、資金繰り支援・資金調達支援を講じること、新分野事業進出を含む中堅・中小企業の事業強化支援に特段の措置を講じることを表明した。群馬県の中小自動車部品メーカーへの現地訪問も行い、「政府一丸となって今回の関税措置から我が国の産業・雇用を守り抜いてまいりたい」と述べた。榛葉賀津也議員(国民民主党)は「中小零細企業の資金繰りや雇用維持への支援が今最も大事」と強調し、日本の企業の99.7%が中小零細であることや勤労者の約7割が中小零細で働いていることを示して支援の緊急性を訴えた。
榛葉賀津也議員(国民民主党)が、トランプ関税による内需への打撃に対応するため、手取り増加と経済循環を促す具体的な減税措置を「今すぐ」実施すべきと強く主張した。具体的には、基礎控除を178万円まで引き上げる所得減税、三党合意で廃止を約束したガソリン税暫定税率の廃止、再エネ賦課金の廃止、備蓄米の追加放出を挙げ、「ガソリン減税して困る人は一人もいない」とその必要性を訴えた。この内容に対する政府側からの直接的な回答は行われなかった。
やっぱりガソリン税の暫定税率を三党合意でやめると言ったんだから、今ですよ、やるべきは。このタイミングでやらなかったら、いつやるのかと。
高良鉄美議員(沖縄の風)が、ユーゴ紛争やイラク戦争を例に挙げ、西側諸国のプロパガンダによって国際世論が誘導されてきた歴史を指摘した。具体的には、旧ユーゴ紛争で痩せた男性の写真が強制収容所と誤解されて流布された事例や、スレブレニツァ事件における情報の偏りを明石康元国連事務総長特別代表の言葉を引用して紹介した。また、イラク侵攻前のナイラ証言や油まみれの水鳥の写真が虚偽のプロパガンダだったことも取り上げ、「西側プロパガンダには警戒し、特に新聞・テレビが同じ論調に染まったときは慎重にならなければならないという認識を共有してほしい」と求めた。岩屋毅外務大臣は「AIによって真偽不明の画像・動画が出回る時代となっており、様々な情報を多角的に収集・分析した上で判断することがこれまで以上に重要」と表明し、外務省としても留意していくと述べた。高良議員はこの答弁を「力強く、安心できる」と評価した。
三浦信祐議員(公明党)が、民間プロジェクトを政府がバックアップする「お墨付き」機能の整備が必要と問題提起した。開発途上国でのビジネス案件形成に際し、相手国は政府保証を付けて交渉を進めるケースがある一方、日本側にはそれに対応する仕組みが十分ないと指摘した。岩屋毅外務大臣は「政府による日本企業の海外展開支援は極めて重要」と述べ、在外公館を通じたトップセールス、各公館の日本企業支援窓口の活用、日本企業のビジネス活動に資するイベント展開などを表明した。松川るい議員(自民党)はODAが日本企業の市場参入のスプリングボードになり裨益するとして積極的支援を求めた。デリーメトロなどを視察した三浦議員は、JICAが構築してきた友好関係への敬意も示した。
政府による日本企業の海外展開支援は極めて重要だと考えております。
今後、世界の中でアジア諸国やグローバルサウスとの関係を強固にしていくに当たって、民間交流や民間プロジェクトの成案化していくという、そういう活発化が確実に進んでいくときにはこのような対応というのが必要であり、そういう場合も想定していかなければいけないんではないかというふうに問題意識を持っております。
大きな企業だけじゃなくて、スタートアップとか中小企業とかも含めて、ある意味ODAがその国に入っていく、何でしょう、種銭といいますか、イニシャルのプッシュをして、それによって、その国も喜ぶし、企業も市場に入っていく上でのスプリングボードになるし、ウィン・ウィンの、三方よしの、そういうODAであると思いますので、是非民間資金をレバレッジにして活用しながら取り組んでいただきたいと思います。
トランプ相互関税への対応として、日米間の交渉体制をどう構築し関税措置の見直しを実現するかについて、複数の議員から質疑が行われた。岩屋毅外務大臣は、石破・トランプ首脳電話会談を経て赤澤亮正大臣が交渉担当閣僚に指名されたこと、「一方的な関税措置でなく幅広い協力の在り方を追求する」方針で粘り強く協議を続けると表明した。三浦信祐議員(公明党)は「外交面を強力に進めることが重要」とし、全力でバックアップすると述べた。柳ヶ瀬裕文議員(日本維新の会)は4月9日が分水嶺として早急にワンパッケージを示した交渉対応を求めた。榛葉賀津也議員(国民民主党)は、石破総理が「決死の思いでトランプ氏に交渉してほしい」と求めつつ、対応の遅さとスピード感のなさを批判した。福山哲郎議員(立憲民主・社民・無所属)は9日の発動をとどめるやり取りをしてほしかったと要望し、交渉のさらなる尽力を求めた。
これからやはり外交面を強力に進めることが重要だと思いますけど、どのような決意で臨まれますか。
そういう粘り強い協議を続けながら打開策を見出していきたいと思います。
四月九日がその分水嶺だという危機意識はあるのか、そのワンパッケージはいつまでに示していこうという、このスケジュール感をどのように考えていらっしゃるのか、この点についてはいかがでしょうか。
私は、是非この局面、日本の中小企業を守るために石破さんには決死の思いでトランプさんに交渉してほしいんですよ。
できれば九日の発動をとどめるというようなことのやり取りもしていただきたかったなと思います。
今次JICA法改正で導入される無償資金協力の迅速化と被援助国政府を介さない民間企業への直接支払スキームについて議論が行われた。三浦信祐議員(公明党)はこの改正を「重要な改正」として評価し、世界のスピードに対応するためにも無償資金協力の迅速化は非常に重要と述べた。外務省参考人は、従来は相手国政府を経由して支払う形式だったが、今回の改正によりJICAから民間企業へ直接支払が可能となり、事業参画日本企業の利便性向上が期待できると説明した。松川るい議員(自民党)も「日本企業がODA目的で活動しやすくなる法改正」と評価した。これに対し山添拓議員(日本共産党)は「相手国政府を介さない直接支払は、途上国の要請に基づき実施するODA事業の要請主義の原則にふさわしくない」と批判し、討論でも改めてこの点を法案反対の理由の一つとして挙げた。
JICA法改正案は日本共産党の反対を除く多数をもって可決され、信用保証業務のリスク管理・持続可能性確保等を求める附帯決議が付された。トランプ相互関税については、政府は粘り強い外交交渉による解決を基本方針とし、赤澤亮正大臣を交渉担当閣僚に指名したが、野党各党からは対応の遅さや具体的な国内経済対策の不足を指摘する声が上がった。国際情報の信頼性やプロパガンダへの警戒については、外務省が多角的な情報収集・分析の重要性を認める答弁を行い、委員との認識の一致が確認された。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
JICA法改正案は日本共産党の反対を除く多数をもって可決され、信用保証業務のリスク管理・持続可能性確保等を求める附帯決議が付された。トランプ相互関税については、政府は粘り強い外交交渉による解決を基本方針とし、赤澤亮正大臣を交渉担当閣僚に指名したが、野党各党からは対応の遅さや具体的な国内経済対策の不足を指摘する声が上がった。国際情報の信頼性やプロパガンダへの警戒については、外務省が多角的な情報収集・分析の重要性を認める答弁を行い、委員との認識の一致が確認された。
○委員長(滝沢求君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 独立行政法人国際協力機構法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に独立行政法人国際協力機構理事長田中明彦君及び同理事大場雄一君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約68,234文字) |
AIによる自動生成のため、一部情報が省略されている場合があります。
