令和7年度予算3案を一括して審議する予算委員会で、石破茂総理をはじめ関係閣僚に対し、谷合正明氏、小池晃氏、柴田巧氏、舟山康江氏、猪瀬直樹氏、金子道仁氏、下野六太氏、徳永氏、山本太郎氏らが質疑を行いました。主な論点は、所得税の基礎控除引上げや予算修正、ガソリン暫定税率の廃止、最低賃金1500円と中小企業支援、企業・団体献金や安倍派裏金問題、高額療養費の見直し、OTC類似薬と医療費削減、高校無償化と就学支援金、米国の関税措置やウクライナ停戦、防衛費、米価高騰対策、大船渡の林野火災や能登の土砂撤去などです。
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全64テーマ ・ 紐づく質疑67件
大船渡林野火災の被災者支援
OTC類似薬の保険適用見直しと零売薬局の扱いが論点となりました。猪瀬直樹氏は、処方箋なしで買える医療用医薬品の処方で約1兆円の無駄があるとし、処方箋を書かなければ約1兆円を削減できると述べ、零売薬局が有効だと主張して見直しに積極的な立場(スタンススコア0.80)を示しました。福岡資麿厚生労働大臣は、OTC類似薬は医療用医薬品であり、専門家の判断下での使用が原則で、緊急時等のやむを得ない場合に限り処方箋なしで購入できると答弁しましたが、見直しへの賛否は明示しませんでした(同0.40)。石破茂総理は、OTC類似薬の保険給付の見直しについて、必要な医療へのアクセス確保と負担のバランスを考慮して検討すると答弁し、OTC医薬品との負担バランスは大事な課題との認識を示すにとどまり、賛否は不明です(同0.50)。今回の提示内容では、見直しに関する具体的な決定事項は示されていません。
このテーマでは、防災協力を足掛かりに北東アジアで常設の安全保障協力機構を構築することの是非が論じられました。谷合正明氏は、防災協力を出発点として常設の安全保障協力機構を構築すべきではないかと石破茂総理に質し、議論を深める意向を示しました。これに対し石破総理は、防災や治安に着目し、アジア版OSCEの設立に向けて努力すると答弁しました。両者のスタンスは、データ上いずれも賛成(スコア0.85)であり、防災・治安分野を軸にした枠組みづくりを前向きに捉える点で一致しています。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認されておらず、設立時期や具体的な制度設計などの決定事項も示されていません。
ウクライナ停戦に向けた米露協議をめぐり、柴田巧氏は、ウクライナや欧州を抜いた停戦交渉への懸念と、米国による軍事支援の一時停止への受け止めを石破茂総理に質しました。柴田氏は停戦の動き自体は評価しつつ、力による現状変更が成功すれば法の支配が崩れると指摘し、当事国抜きの妥結は国際秩序を崩すとして反対の姿勢を示しました。そのうえで日本の外交展開とG7の結束を質し、法の支配の重要性をトランプ氏に伝えるよう求めました。石破総理は、米国の関与なくして戦争は終わらないとし、G7内で米国の関与を続けさせる努力をすると答弁しました。また、米国の武器・情報支援の停止は戦争を長期化させロシアを利するとの認識を示し、G7の結束で早期終結を図る意向を述べました。法の支配の伝達については機会を見て伝える考えを示し、日米首脳会談で力による現状変更を認めないと明記したと説明しました。停戦協議への賛否や日本の具体的な役割は、答弁では示されていません。
ウクライナ復興支援のフォローアップとして、和平後の復興に日本がどう関わるかが議論されました。柴田巧氏は、和平後のウクライナ復興に日本の技術や知見を生かすべきだとして、官民で今から準備を進めるべきと主張しており、復興開始時には日本が積極的に支援すべきという明確な賛成の立場です。これに対し石破茂総理は、地雷除去やイラク復興支援で得た知見を挙げたうえで、憲法および法体系に合致し、納税者の理解を得られる範囲で支援を行う意向を示しました。石破総理は復興支援そのものには前向きですが、憲法等に合致する限りという条件を付けた条件付き賛成の立場です。両者とも復興支援の方向性では一致していますが、柴田氏は官民での早期の準備を求め、石破総理は法的枠組みと国民の理解を前提としています。今回示された材料では、具体的な支援内容や時期などの決定事項は示されていません。
ガソリン価格激変緩和補助の効果と減税をめぐる議論では、補助事業の支出規模と、補助金と減税のどちらが適切かが論点となりました。武藤経産相は、激変緩和事業について、2022年1月の開始以来の支出総額が約6.6兆円にのぼると答弁しました。これに対し舟山康江氏は、暫定税率による税収が年約1.5兆円であることを示したうえで、会計検査院が補助額と価格引下げ額の乖離などを指摘したと述べました。舟山氏は、補助金よりも最初から課税しない減税を支持する立場で、スタンススコアは0.80と賛成寄りです。提示された材料の範囲では、この議論に関する結論や決定事項は示されていません。
やっぱり、取らないものは最初から取らなきゃいいんですよ。
ガソリン・軽油の暫定税率廃止をめぐり、廃止の是非そのものよりも、実施時期と代替財源の扱いが論点となりました。舟山康江氏は賛成の立場から、総合経済対策や三党幹事長協議の経緯を踏まえるとゼロ回答はあり得ないと批判しました。また、暫定税率は本来2年の措置だったとして、取らないものは最初から取らなければよいと廃止の議論を促しました。石破茂総理は、地方ほどガソリン負担が重いことを認めつつ、インフラ整備との牽連性から代替財源の検討が必要だと答弁しました。一方で、廃止の結論は早いほどよいとも述べ、各党協議で適切な判断がなされると承知していると説明しました。谷合正明氏は、廃止の実現を目指して協議に臨む考えを示し、賛成寄りの立場です。いずれの発言者も廃止に前向きですが、本議論の中で具体的な廃止時期や代替財源についての決定事項は示されていません。
このテーマでは、スタートアップ支援と都市再開発を通じた地域活性化が取り上げられました。提示された内容によれば、徳永氏がFukuoka Growth Nextと天神ビッグバン関連施設を対象に、スタートアップ支援の取り組みと都市再開発の状況について調査を行いました。発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、賛成・反対・中立の別や、その根拠、結論や決定事項についても確認できる材料はありません。そのため、本テーマについては調査が実施されたという範囲での記述にとどまります。
このテーマでは、出生数が減少するなかで、ゼロ〜二歳児の保育料負担をどう扱うかが論点となりました。金子道仁氏は、年収1000万円超の世帯におけるゼロ〜二歳の保育料負担について、支援を求めました。同氏は保育料負担を大きな壁と指摘しており、負担の軽減に前向きな立場(賛成寄り、スタンススコア0.70)です。ただし、このスタンスの根拠となる発言は1件のみです。提示された材料の範囲では、他の発言者の立場や、結論・決定事項は確認できません。
その中で、ゼロ―二歳の保育料の負担、これ非常に大きな壁になっております。
ロシアのウクライナ侵略と公正で永続的な和平をめぐる議論について、提示された材料から確認できるのは柴田巧氏のスタンスのみです。柴田氏は賛成寄り(スコア0.80)の立場を示しています。その根拠として、ロシアに利する形での停戦は法の支配の崩壊につながると警戒し、停戦そのものよりも公正な和平の実現を重視していると整理されています。一方、このテーマについては議論の要点が抽出されておらず、具体的な論点の内訳や他の発言者の立場、結論や決定事項は提示された材料からは確認できません。そのため、本要約は柴田氏の発言内容に基づく範囲にとどまります。
したがって、このロシアに利するような停戦になれば、それこそこの法の支配が崩壊して民主主義国家の敗北ということになりかねないという私は危機感をこの国は持つべきだと思います。
不登校児童生徒への支援をめぐっては、柔軟な教育課程のあり方が論点となりました。あべ文科相は、午前は教科、午後は探究活動とする取組を先導的なものとして注目していると述べ、柔軟な教育課程を審議の柱とすると答弁しました。一方、下野六太氏は賛成の立場から、不登校の改善に期待できるとして輝き教育を推進すべきだと明確に主張しました。提示された内容の範囲では、文科相が柔軟な教育課程を審議の柱とする方針を示したことが確認できます。
不登校の改善に期待できる輝き教育こそこれから推進をしていくべきではないかと考えておりますが、再び文科大臣の見解を伺いたいと思います。
乳幼児期の遊びと体験の重要性、およびはじめの百か月の育ちビジョンについて議論されました。下野六太氏は、子供の遊びの価値を再認識すべきだと主張し、賛成の立場を示しました。ただし、この立場を裏付ける発言は1件のみです。石破茂総理大臣も、乳幼児期の遊びが子供の成長に大変重要であるとの認識を示し、賛成の立場でした。石破総理は、ビジョンに基づいて普及啓発と人材養成を行うと答弁しました。また、三原大臣は、遊びと体験が育ちに与える影響について、調査研究を今年度中に取りまとめると答弁しました。反対や中立の立場を示した発言者は、提示された材料には含まれていません。
衆議院で29年ぶりに行われた予算修正の意義と、予算の年度内成立に向けた決意が論点となりました。谷合正明氏は、石破総理に対し、予算修正の意義、年度内成立への決意、与野党協議への真摯な対応を質しました。谷合氏は与野党の修正協議を国民生活の安心を深める重要なプロセスと位置づけ、肯定的に評価しており、賛成の立場です。石破茂総理は、民意を重く受け止めると答弁しました。そのうえで、年度内成立と早期執行は国民生活の安定のために必要であると述べ、賛成の姿勢を示しました。提示された内容の範囲では、両者の立場に相違は見られず、年度内成立の必要性について認識が共有されています。
企業・団体献金の禁止と制限をめぐり、禁止の是非と、その代替的な在り方が議論されました。石破茂総理は、献金で政策をゆがめたことはなく、八幡製鉄事件を引いて企業にも政治的意思を発信する自由があると主張しました。また、禁止すれば資産家や公的資金頼みの政治になるとして、個人・企業献金・公的助成のバランスが肝要であり、開示によって有権者が判断すべきとの趣旨を述べ、禁止には反対の立場でした。これに対し、柴田巧氏は禁止を政治改革の本丸と位置づけ、禁止の考えは全くないのかと質しました。小池晃氏はパーティー券を含む企業・団体献金の全面禁止が唯一の解決策であると主張し、両氏は賛成の立場でした。谷合正明氏は、企業団体献金を基金経由の配分へ改める代替案を紹介しましたが、自身の賛否は示されておらず中立と位置づけられます。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
これ、徹底的な真相解明、そしてパーティー券も含めて企業・団体献金の全面禁止ということが必要だと、これが唯一の解決策だということを申し上げます。
政治改革の本丸中の本丸はこの企業・団体献金の禁止だと我々もずっと申し上げてきているわけです。
これを禁止するということになりますと、これでは資産家、あるいは公的資金に頼る、そういうような政治が私は正しいものだと思っておりません。
例えば、企業や団体からの特定の、企業や団体から特定の政党に寄附をするのではなくて、基金をつくって、そこに一旦まとめて、言わば民間版の政党助成金のように議席数に応じて各党に配分していくやり方もあるのではないかと、現に有識者からのそうした声も伺いました。
八潮市の道路陥没事故をめぐり、下水道管路の全国調査と復旧支援が論点となりました。谷合正明氏は、下水道の全国一斉調査の実施、強靱化中期計画への事故の教訓の反映、梅雨前の復旧への支援を求め、調査の実施を明確に求める賛成の立場を示しました。これに対し中野洋昌国土交通大臣は、再発防止のため下水道の全国一斉調査を実施する方針を表明し、委員会の結論が出た後に自治体へ要請すると答弁しました。あわせて、中期計画に下水道の老朽化対策を盛り込む方向で調整を進めること、復旧工事への財政支援を検討することも答弁しました。提示された内容の範囲では、全国一斉調査の実施について両者の立場は一致しており、反対や中立の立場の発言は示されていません。
公園トイレの乳幼児用設備整備に関する議論では、子育て世帯が利用しやすい公園整備のあり方が論点となりました。中野国土交通大臣は、こどもまんなか公園づくり支援事業により、子供や子育て当事者の目線に立った公園整備を支援すると答弁しました。提示された材料には、この答弁以外の発言者の発言や、賛成・反対・中立といったスタンスのデータは含まれていません。また、乳幼児用設備の具体的な内容や整備の数値目標、決定事項についても示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
公立高校の定員割れと公立離れをめぐり、私立高校への支援が公立高校に与える影響が論点となりました。下野六太氏は、私立高校支援の行き過ぎによって公立高校が定員割れする懸念を示し、公立高校への支援の充実を求めました。同氏は家計支援そのものは容認しており、スタンスは慎重寄りです。これに対し、あべ俊子文部科学大臣は、公立高校が重要な役割を担っていると認めました。そのうえで、三党合意に基づいて公立高校への支援拡充を検討すると答弁しました。金子氏は、公立高校が淘汰されることへの懸念にどう対処するのかを質しました。あべ大臣は、私立志向が増える可能性があることを認めました。結論や決定事項として示されたのは、公立高校支援の拡充を検討するという方向性にとどまり、具体的な措置は提示された材料には含まれていません。
半導体産業への投資が地域経済に与える波及効果について、九州の事例が取り上げられました。徳永氏は、熊本県ではTSMCの誘致により波及効果が11兆円を超えるとの試算が示されていると述べました。一方で、地下水の保全、渋滞、農地転用が課題になっていると指摘しました。また、福岡県では電池工場の新設や半導体大手による北九州への進出検討が進んでおり、シリコンアイランド九州の動きが活発であると紹介しました。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、立場の区分は確認できません。また、今回提示された要点の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
徳永氏が福岡県の八女農協を視察し、八女市の農業が抱える課題、鳥獣被害対策、営農型太陽光発電について説明を受けたことが示されています。提示された要点はこの視察の事実のみで、各論点について具体的にどのような内容の説明があったかは含まれていません。また、発言者の賛成・反対・中立といったスタンスのデータも提示されておらず、立場や根拠を整理することはできません。重要な結論や決定事項も、提示された材料からは確認できません。
国民医療費の削減と、その検討を行う協議体の運営方法が論点となりました。猪瀬直樹氏は、医療費の無駄4兆円を削減すれば現役世代の負担が一人6万円減るとの認識を示し、協議体を週1回、約10回開くよう求めました。スタンスデータでは、猪瀬氏は医療費削減に積極的な賛成の立場(スコア0.90)とされ、その根拠として、医療費の無駄4兆円削減を維新として主張している点が挙げられています。これに対し石破総理は、協議体の開催頻度は適切に判断されると答弁し、政府として情報を包み隠さず提供すると述べました。また石破総理は、患者の権利、医療機関の存続、保険財政の持続の3点が協議体の責任であるとし、透明な議論を行うことを約束しました。開催頻度について具体的な回数や日程の決定は示されておらず、結論や決定事項は提示された材料には含まれていません。
そこで、日本維新の会としては、まず医療費、無駄四兆円あるだろうと、もっとあるんだけど、取りあえず四兆円削減しようと。
米大統領令による国際刑事裁判所(ICC)職員への制裁と、79か国・地域による共同声明に関する日本政府の対応が議論されました。舟山康江氏は、日本の対応を質しました。岩屋毅外相は、日本は共同声明には参加せず、ICC締約国会議の議長団声明に議長団の一員として参加したと説明しました。また、制裁法案の段階から危機感を持ち、米国と協議したと述べました。一方で、働きかけの詳細は外交上の理由から控えるとし、公のメッセージは議長団声明であると答弁しました。これに対し舟山氏は、日本政府が公に発信しなければ誤ったメッセージになりかねないと指摘し、ICC支持の発信をしっかり行うよう求めました。スタンスデータでは、岩屋外相は賛成寄り(0.65)、舟山氏は賛成寄り(0.75)とされています。議論の中で、新たな決定事項は示されていません。
外国勢力による選挙干渉への対策が議論されました。柴田巧氏は、欧州でロシアによる選挙介入が続いていることを挙げ、選挙干渉は安全保障上きわめて危険であるとして、全省庁的な情報共有体制の整備と、価値観を共有する国との連携を求めました。これに対し岩屋毅外相は、G7の即応メカニズムに参加していると述べ、この枠組みを活用して連携を深めていく考えを示しました。石破茂総理は、虚偽事項公表罪や名誉毀損罪の適用、プラットフォーム対処法に基づく削除対応を行うと説明しました。あわせて、偽情報を防ぐ技術の確立と、国民が偽情報を信じないための手だてが必要であると認め、事は急を要すると述べました。スタンスデータでは、柴田氏、岩屋外相、石破総理はいずれも対策に前向きな立場(賛成寄り)とされています。要点には、新たな制度の創設や具体的な期限に関する決定事項は含まれていません。
外国勢力によって、改めて言うまでもありませんけれども、この選挙干渉が行われるということになれば、やはり領土や主権にまで影響を及ぼしかねず、我が国の安全保障上も極めて危険なことで、この防御体制というのをしっかり組んでいかなければなりません。
国政選挙においてそういうような偽情報が拡散されますと我が国の民主主義そのものが揺らいでまいりますので、外国との連携もいたしながら、そういうことをきちんと防止するための技術、そしてまた、これは難しいことだと思っておりますが、国民が偽情報を信じないような、こういう情報でなければ信じてはいけませんよというような、そういうような手だてというものも併せて講じていかねばなりませんので、事は急を要すると認識をいたしておるところでございます。
選挙干渉は民主主義に対する脅威でございます。
大企業の内部留保への課税を財源とした中小企業の賃上げ支援が論点となりました。小池晃氏は、内部留保に年2%を5年間の時限で課税し、約10兆円の財源で中小企業の賃上げを支援する案を提案し、この案に強く賛成の立場です。これに対し石破茂総理は、内部留保の増大は良いことと思わないとしつつ、直接課税は配当の増加を招くとして、内部留保への単純な課税は正しいと思わないと述べ、否定的な立場を示しました。小池氏は、韓国で行われたのはフロー課税であり、自党案はストック課税であるため同じ事態は起きないと反論しました。赤澤大臣は、内部留保や海外投資が多く、期待ほど賃上げが伸びなかった点は党税調も認識しているとし、五月までの対策で総合的に検討すると答弁しました。課税の導入に関する結論や決定事項は示されていません。
大船渡の山林火災をめぐり、早期鎮火、被災者支援、なりわい支援、激甚災害指定の検討が論点となりました。村上総務相は、約2900ヘクタールの山林が損傷し、建物被害は78棟に上ること、消防約2100名体制で消火にあたっていることを報告し、関係機関と連携して鎮圧鎮火に取り組む姿勢を示しましたが、被災者支援の具体策への言及はありませんでした。谷合正明氏は、早期鎮火と被災者支援の強化、激甚災害指定の検討を急ぐよう求めました。舟山康江氏は、政府による実態把握と対策を求め、災害復旧をちゅうちょさせないよう、費用を気にせず進めるメッセージの発信を要望しました。小池晃氏は、津波被害に続く火災で打撃は深刻だとして、政府を挙げた大規模な被災者支援を求めました。石破総理は、被災者生活再建支援法が適用できる見通しであると報告し、激甚災害指定については衛星写真等を用いて早期の査定を急ぐと答弁したほか、避難所環境の改善にも言及し、国として支援に尽力する姿勢を示しました。
住まいの確保、生活支援、この支援に急いでいただきたいと、被災者生活再建支援法の適用は当然のこととして、激甚災害の指定を検討を急ぐべきであります。
政府挙げて大規模な被災者支援に取り組むということを強く求めたいと、これ要望しておきたいと思います。
このケース、本当に私どもとして早期の鎮火に努めますとともに、被災者の方々に本当にできる限りの支援を国としてもさせていただきます。
やはりこれ、現地でも努力されていますけれども、やはり政府として一刻も早い実態把握、対策、しっかりと打っていただきたいと思いますので、改めて総理からのその思いをお伝えください。
引き続き、自衛隊や警察等の関係機関の下に連携し、一刻も早い鎮圧それから鎮火に向け全力を挙げてまいります。
学校給食の無償化に際し、地産地消や有機農産物をどう活用するかが論点となりました。下野六太氏は、給食無償化を前提に有機農業の推進を盛り込むべきだと主張し、賛成の立場から地産地消に加えた有機農産物の活用を求めました。石破茂総理は、地産地消と有機農産物の活用は重要であるとし、地方創生交付金の活用を促すと答弁しました。また、家計負担の軽減に加えて格差是正も重視し、学校給食法・食育基本法の趣旨に沿って進める考えを示しました。柴田巧氏は、三党合意で小学校給食の無償化を令和8年度に実現し、中学校へも速やかに拡大するとされた点の評価を質し、課題の克服を求めました。立場は賛成です。あべ俊子文部科学大臣は、公平性、対象範囲、地産地消を含む質の向上、効果検証を検討し、安定財源の確保と併せて取り組むと答弁しました。意義ある制度とする方針ですが、論点の検討と財源確保が前提の条件付きで前向きな姿勢です。
三党合意の給食の無償化に当たりまして、地産地消だけでなく有機農業の推進を盛り込むべきではないか。
地産地消と同時に有機農産物というもの、つまり、目に見える形で、誰がどのように作ったのということが子供たちにも分かるようにしていくということは極めて重要なことであって、どこの誰が作ったか分かりませんと、どのように作ったか分かりませんと、これが健康に対してどのような意義があるか分かりませんということであっては、学校給食法の趣旨にも食育基本法の趣旨にも反することだと私は思っておるところでございます。
文科大臣にも質問がありましたが、ちょっと時間の関係で割愛させていただいて、来年の四月の実現に向けて、いろいろな課題を乗り越えてやっていただきたいと思います。
今後十分な検討を行いまして、安定的な財源の確保と併せて、いわゆる給食無償化が意義あるものとなるように取り組んでまいります。
安倍派の裏金問題をめぐり、会計責任者の発言と幹部の認識の食い違いや、還付金の使途、慣行の経緯が論点となりました。小池晃氏(賛成の立場)は、会計責任者の発言と幹部の認識の矛盾を指摘し、安倍派幹部4氏と森喜朗氏の証人喚問を要求しました。また、改選年に全額還付された使途が不明のまま参院選の公認はあり得ないと追及しました。石破茂総理(中立寄り)は、食い違いは認めつつ客観的材料が無く臆測は言えないとし、証人喚問は国会の判断として全面協力する考えを示しました。還付金の主な使途は会合費・研修会・人件費などと聞いており、不記載は検察が捜査済みと述べました。二十年以上前から行われていた可能性は認めたものの、始まった経緯は判然とせず、森元総理の関与も確認できないと答えました。鶴保委員長は、証人喚問の要求を理事会で協議するとしました。結論や決定事項はなく、喚問の可否は理事会協議に委ねられています。
就学支援金について、学校が生徒に代わって受け取る代理受領から、高校生本人への直接支給に戻すかどうかが論点となりました。金子道仁氏は代理受領を批判し、本人への直接支給に戻すことを求めました。あべ俊子文部科学大臣は、流用防止と事務負担軽減を理由に代理受領を導入したと説明し、肯定的な立場を示したうえで、直接支給については三党協議で検討すると答弁しました。望月禎氏(文部科学省)は、申請・受給権者は生徒本人であるとしつつ、代理受領は法律上の趣旨と都道府県の事務負担軽減のための制度であると現行制度を説明しました。石破総理は、個人補助と機関補助それぞれのメリット・デメリットを比較し、支給方法を議論して結論を出すと答弁しました。直接支給への変更は決定されておらず、結論は今後の協議に委ねられています。
現在、代理支給、あっ、代理受給が行われていますけれども、これを本来の制度趣旨に基づく高校生本人への直接支給に戻すということを提案しております。
そうした中で、個人に支給した就学支援金が授業以外に流用されることを防止するということはまさに重要でございまして、地方公共団体等のさらには事務負担を軽減するという観点から、学校代理受領の仕組みを今導入をさせていただいています。
就学支援金の授業料に関しましては、法律に基づきまして、生徒が受給権者としつつ、確実に授業料に充当されることが確保される必要があるという観点や、事務負担の軽減という都道府県の事務の負担も考えまして、それを都道府県が代理受領をしているという形になっているところでございます。
就学支援金をめぐり、便乗値上げの防止と、授業料以外の学校関係費への充当が論点となりました。あべ文科相は、便乗値上げを防ぐ方策について、大阪・東京の先行事例を踏まえて検討すると答弁しました。金子道仁氏は、就学支援金の上限を授業料の上限とせず、授業料以外の教育関係費にも使えるようにすることを提案しました。同氏は便乗値上げの防止と財源の有効活用を求め、満額支給を提案しており、スタンスのスコアは0.70で、どちらかといえば賛成寄りです。これに対し、あべ文科相は、授業料以外の経費へ対象を拡大することについて、国民負担の観点から慎重な検討が必要だと答弁しました。便乗値上げ防止については検討を進める意向が示された一方、授業料以外の経費への充当については、結論や決定事項は示されていません。
総理も便乗値上げをするようなことであったら無償化の意義が損なわれるとおっしゃっておられましたように、まさにそのため、そうならないために、せっかく国として貴重な財源をつぎ込むんであれば有効に使うというために様々な御提案させていただいておりますので、是非前向きに検討していただきたいと思います。
年金制度改革と基礎年金の底上げが論点となりました。谷合正明氏は、基礎年金のマクロ経済スライドを同時に終了させる方向を支持し、年金改革について超党派での姿勢を求めました。スタンスデータでは、谷合氏は基礎年金の給付調整の早期終了による底上げ改革の方向性を明確に支持しており、賛成寄り(スコア0.80)です。これに対し石破茂総理は、基礎年金のマクロ経済スライドを早期に終了させて底上げを図る案を法案に盛り込むことを検討すると答弁し、丁寧に説明する考えを示しました。石破総理のスタンスは、基礎年金の給付水準を将来確保すべきとの主張が根拠ですが、改革への賛否は不明確とされており、スコアは0.70です。提示された範囲では、法案に盛り込むかどうかは検討段階であり、確定した決定事項は示されていません。
引きこもり支援と共同生活型の自立支援施設の調査研究が論点となりました。石破茂総理は、自立塾は廃止されたものの、来年度から厚生労働省が民間の共同生活支援について調査研究を行うと答弁しました。下野六太氏は、自立塾は生活習慣の改善を通じて自立につながる一方、月15〜17万円が公的支援のない自己負担になっていると指摘し、自立塾の復活と引きこもり支援法の制定を求め、賛成の立場を示しました。これに対し石破総理は、民間の居場所づくりへの支援を推進すると答弁し、調査研究を踏まえて改良版での復活を前向きに検討する姿勢を示しました。支援法の制定については、提示された範囲では明確な結論や決定事項は示されていません。
所得税の基礎控除と給与所得控除最低保障額を各10万円引き上げる政府原案と、衆院修正が議論されました。加藤財務相は、引上げの根拠を物価上昇と説明し、政府案と修正による所得税の減収は計約1.2兆円、単身世帯の減税は2〜4万円と答弁しました。所得別の控除設定は減税額を平準化する工夫で、新たな壁との指摘には反論しました。衆院修正の減収は6210億円で、令和7年度は予備費削減や税外収入など一時的財源で賄うとし、国民民主案は国・地方で7〜8兆円の減収となり財源確保が難しいと述べました。谷合氏は、基礎控除の決め方の法定化により160万円で終わらないことが担保されたと評価しました。舟山氏は、修正案を一歩前進としつつ、178万円を目指す合意と異なり細切れの壁をつくると批判し、更なる引上げを求めました。また、最低生活費は全員に適用されるべきで、中間層以上への減税効果がほぼ無いこと、消費拡大効果も勘案すべきことを指摘しました。石破総理は、国民生活の苦しさを認識しつつ、大災害などに備えた財政の機動力確保が政府の責任だと答弁しました。
私ども公明党も、年収の壁を百七十八万円まで引き上げること、そしてガソリン税の暫定税率の廃止、さらには教育の無償化が果たされるように、引き続き真摯に協議に臨んでまいります。
ただ、まず考えるべきは国民生活という中で、その実際減税する、所得が増える、その消費が増える、少ないと言いますけれども、その効果というのは、私、絶大だと思います。
大災害あるいは戦乱等々のときに財政の機動力をきちんと確保しておくということは、国家の国民に対する責任、政府の国民に対する責任であるというふうに私は思っておるところでございます。
これは、今申し上げた衆議院の予算による修正規模、減収規模に比べると相当程度大きいということで、財源確保もなかなか難しくなるというふうに考えられ、政党間協議の場でそうした結論には至らなかったものと承知をしております。
政治資金制度の透明性向上と企業・団体献金の在り方が議論されました。谷合氏は、第三者機関の設置、歳費返納の義務化、企業・団体献金の在り方の3点を今国会中に実現するよう石破総理に求めました。石破総理は3点で早急に結論を得るとし、企業・団体献金は禁止よりも公開との立場を示しました。柴田氏は、自民党の公開強化法案は対象が政党支部の5.6%にとどまり公開強化とは言えないと批判し、中途半端な公開では不信を払拭できず、禁止を考える段階だと主張しました。これに対し石破総理は、件数では少ないものの金額ベースでは企業・団体寄附の56.5%が対象であると答弁し、公開対象の拡大に努めるとしました。また、午前の答弁にあった八十五兆円を八十五億円と訂正し、透明性を高める必要は承知していると述べました。なお、今回の材料からは、具体的な結論や決定事項は確認できません。
教職員不足と学校の働き方改革をめぐり、教師不足への対応策が論点となりました。下野六太氏は、教師不足を深刻な問題として捉え、処遇改善に加えて、加配等を柔軟に行うよう要望しました。スタンスデータでは、下野氏は賛成寄り(スコア0.75)とされ、対策の必要性を示す立場と整理されています。ただし、この評価の根拠となる発言は1件のみです。本テーマについては、他の発言者の主張や、結論・決定事項に関する情報は提示されていません。
私も元教師でありますが、教育現場は教師不足で本当に苦しい状況にあります。
教育無償化の効果と恒久的財源の確保をめぐるテーマですが、会議全体から抽出された論点の要点はなく、議論の具体的な内容は確認できません。発言者のスタンスとしては、石破茂氏が賛成寄り(スコア0.70)の立場を示しています。その根拠は、財源確保と併せた制度設計に取り組む意向を示した点にあります。ただし、この評価の証拠は一件にとどまり断片的であるため、発言の詳細や議論の広がりは明らかではありません。他の発言者の立場や、重要な結論・決定事項についても、提示された材料からは確認できません。
そのようなことを踏まえながら、安定的な財源の確保とともに制度設計というものに取り組みます。
日本学術会議の会員任命拒否と理由の説明をめぐり、小池晃氏が政府に質しました。小池氏は6月12日付の文書を指摘し、事前に6名を外す働きかけがあったかを尋ねました。事務局は文書の存在を認めたものの、人事に関わるとして働きかけの有無には答えませんでした。小池氏は選別の根拠を明らかにするため、杉田元官房副長官の参考人招致を求め、委員長は理事会で協議するとしました。また、総理が過去に説明を尽くすべきと述べた著書と矛盾すると追及しました。林芳正大臣は、2020年の任命は法に沿い総合的・俯瞰的観点で判断したものであり、一連の手続は終了したと答弁しました。石破総理も、当時の任命権者が法に沿って判断し手続は終了しており、現在どうするかは別問題だと述べました。小池氏は任命拒否を学問の自由を脅かすものとして反対し、理由の開示と撤回を求め、撤回がないまま学術会議の法人化法案を提出・閣議決定しないよう求めました。林氏と石破氏は拒否を容認する立場です。
日米共同声明に「法の支配」の文言が含まれていないことが論点となりました。舟山康江氏は、この文言が無い理由を質すとともに、一方的な高関税措置はWTOルールに反し法の支配を揺るがすものだとして、他国と共同し日本も発信すべきだと主張しました。同氏のスタンスは反対寄りです。岩屋毅外相は、自由で開かれたインド太平洋が法の支配を含む根幹概念であり、力による現状変更への反対も確認していると答弁しました。法の支配は日米で共通認識と説明した一方、関税措置への直接の言及は示されておらず、立場は中立寄りです。石破茂総理は、文言が落ちても法の支配を軽視してはおらず、日米双方の国益になると示したうえで、ルールを守らせる努力を続けると答弁しました。力による現状変更を認めない姿勢を貿易にも適用するとも述べ、法の支配を支持する立場です。提示された範囲では、文言追加などの決定事項は確認されていません。
最低賃金1500円の実現と中小企業への直接支援をめぐり議論がありました。小池晃氏(賛成寄り)は、今年の引上げ幅では二〇二九年に千五百円とならないとして具体策を質し、中小企業への国の直接支援を求めました。これに対し武藤容治経産相(中立寄り)は、二〇二〇年代に平均千五百円とする目標は高いとしたうえで、生産性向上と価格転嫁の促進により稼ぐ力を高めることが本質だと答弁し、直接支援には踏み込みませんでした。赤澤亮正大臣(慎重・否定的寄り)は、最低賃金を引き上げる対応策を五月までに取りまとめるよう総理から指示されていると述べる一方、賃金の直接補填には慎重な姿勢を示しました。直接支援の可否をめぐって主張は分かれており、提示された材料の範囲では、直接支援に関する決定事項は示されていません。
最低賃金引上げに向けた環境整備として、大企業の賃上げを中小企業へ波及させる方策が議論されました。谷合氏は、そのために価格転嫁交渉促進月間と地方版政労使会議を活用するよう求めました。これに対し石破総理は、価格交渉・転嫁の状況を公表し、所管大臣名で指導・助言を行うと答弁しました。あわせて、地方版政労使会議を47都道府県で展開する考えを示しました。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、賛成・反対・中立の別は確認できません。また、今回提示された要点の範囲では、決定事項として明示されたものはありません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
核兵器禁止条約締約国会議を踏まえた核軍縮のあり方が議論されました。谷合正明氏は、同条約の締約国会合への参加報告を総理や外相が受け止め、政策に反映するよう求めました。谷合氏は政府にオブザーバー参加を求め続けており、核軍縮に前向きな立場(賛成寄り)です。これに対し石破茂総理は、NATO加盟国は同会合に参加していないと指摘したうえで、核兵器不拡散条約(NPT)との整合を取りつつ、会議で得られた知見を政策に生かすと答弁しました。石破総理は賛否を明示しておらず、立場は中立と整理されます。本テーマでは、会議報告の政策への反映をめぐる要請と答弁が示された一方、特段の結論や決定事項は示されていません。
水田政策の見直しと食料安全保障のための予算確保が論点となりました。舟山康江氏は、水田の湛水機能は一度失うと戻らないとして水田維持への上乗せ支援を求め、農地維持の直接支払として食料安保基礎支払の新設を提案しました。また、農林水産予算が国家予算比で4.2%から2%に低下し、防衛予算との差が大きいと指摘しました。石破茂総理は、水田の価値は何倍にもなるとして国民に負担を求める理屈を立てる必要を述べ、農地減少策の再検討に言及しました。予算増には、誰の再生産を可能にするかという政策の集中と農地流動性の議論が必要とも述べました。江藤拓農水相は、今後の補填は畑・水田を問わず作物に着目して公平に行う方向とし、制度設計では舟山氏の党の意見も聞くと答えました。直接支払には否定的ではなく、日本の直払いは農業所得比57%で決して低くないと説明しました。加藤勝信財務相は、食料安全保障の強化は重要であり、農水省と連携して必要な予算確保に努めると答弁しました。谷合正明氏は、水田・畑作関連予算の増額と五年間の必要予算確保を求めています。
そういう中で、私たちは何度か提言をさせていただいておりますけれども、農地維持のための直接支払、食料安保基礎支払と言わせていただいていますけれども、こういう政策を新設すべきだと。
まず、この五年間の集中期間でしっかり必要な予算を確保していくということが大事だと思っておりますし、令和九年度以降の水田・畑作政策の見直しに当たりましては、水田・畑作政策の関連予算の増額も求めたいと思います。
農業予算を増やしていかねばならないという総論とともに、どのようにして再生産を、どなたの再生産を可能とし、そしてまた、農業の人口構成をサステナブルなものにするための農業予算という観点も、農林水産大臣を中心にまた考えてまいりたいし、御教示を賜りたいと思っております。
私ども財務省としても、農林水産業の収益の向上、こうしたことを通じて、農業の担い手や農地を維持し必要な生産基盤の確保を図るなど、農林水産業の持続的な発展に向けて、引き続き農林水産省と連携をし、必要な予算の確保に努めていきたいというふうに考えています。
総理も私自身も、直接支払、そういうことについて否定的な考えを持っているものでは元々ありません。
法人税改革の成果と内部留保、大企業優遇税制の見直しが論点となりました。青木主税局長は、与党税調が法人税改革は意図した成果を上げず内部留保が積み上がったと記載したと答弁しました。小池晃氏は、法人税率の引下げや租特により2023年度に推計2兆円の減税効果が増えたとして、税率の引上げと優遇税制の見直しを求めました。同氏は法人税減税や優遇を大義なきばらまきと批判する立場で、見直しを求める側(反対寄り)です。石破茂総理は、賃上げや投資につながらなかった事実を認め、大企業優遇との批判を受けぬよう努めると答弁し、見直しに前向きな立場を示しました。赤澤亮正氏も、改革の成果が期待に届かず内部留保が多いと認めましたが、見直しへの明確な賛否は示されていません。税率引上げ等について具体的な決定事項は示されていません。
消費税の効用と税制全体の公平性が論点となりました。小池晃氏は、富裕層・大企業優遇への怒りに言及したうえで、税制全体を見直し、消費税減税や課税最低限の引上げを検討すべきだと主張し、消費税を貧困層への逆進的な負担と捉えて批判的な立場を示しました。これに対し石破茂総理は、大企業優遇の議論と消費税減税は論理的につながらないと答弁しました。また、消費税の効用として、給付により低所得者に厚く配分されること、直接税より財源が安定していることを挙げ、肯定的に評価しました。小池氏は、安定財源との理由は取り立てだと批判し、貧しい人から取って貧しい人に回すのは再分配ではないと反論しました。両者の主張は平行線で、結論や決定事項は示されていません。
消防飛行艇の導入と空中消火能力の強化について、防災庁の検討を機に導入を検討すべきかが論点となりました。谷合正明氏は、防災庁の検討を機に消防飛行艇の導入検討を総理に求めており、導入に前向きな立場です。これに対し石破茂総理は、US2が1機280億円、維持費が年10億円と高額であることに触れたうえで、体制も含めて検討すると答弁しました。石破総理は明確な賛否を示さず、条件付きの姿勢を示しています。本議論では、導入の可否について決定事項は示されておらず、今後の検討に委ねられる形となっています。
災害時の鉄道復旧支援のあり方と公共交通網の再構築が議論されました。舟山康江氏は、鉄道は災害復旧事業の補助が薄く、被災すると復旧できない事態があると指摘し、支援の拡充と再構築を求めました。また、特定大規模災害かつ赤字会社という全額補助の条件は厳しく、黒字会社の赤字路線が救われないと述べました。中野洋昌国土交通大臣は、運賃収入を基本とする原則を示したうえで、上下分離時の補助率かさ上げや特定大規模災害の全額補助を紹介しました。さらに、復旧後の利便性や持続可能性を事業者や地域と議論し、コンセンサスを得ることが大事だと答弁しました。石破茂総理は、上下分離やモーダルシフトを挙げ、交通を社会共通資本として捉える議論を進める考えを示しました。スタンスデータでは、舟山氏が支援拡充に賛成、石破氏が現行制度の見直しに肯定的、中野氏は支援への賛否が不明で中立とされています。
石破総理の二国間外交の基本姿勢と外交強化について議論されました。谷合氏は、歴代総理並みの積極的な二国間外交を行う必要性と、外交強化に対する総理の考えを質しました。これに対し石破総理は、就任後に6か国を訪問したことを挙げた上で、整合性のある主張を行うこと、およびG7の結束を念頭に置いて外交を進めていく旨を答弁しました。スタンス面では、石破総理は二国間外交の重要性を委員の指摘どおりであると認めており、賛成の立場です(スコア0.80)。ただし、この評価の根拠となる発言は1件のみです。なお、提示された材料の範囲では、この議論において具体的な結論や決定事項は示されていません。
それも国際会議も多かったわけでございますが、二か国間外交というものの重要性は委員御指摘のとおりでございます。
研究開発税制など租税特別措置と企業・団体献金の関係が議論されました。柴田巧氏は、自民党への多額献金業種に研究開発税制の控除額が多いと指摘し、献金と租特の重なりが政策決定を左右すると問題視しました。石破茂総理は、件数では中小企業が約70%を利用しており大企業のみの優遇ではないと反論しつつ、簡素・公平の観点から見直しを求める指摘があることは認識していると述べ、条件付きの中立的立場を示しました。小池晃氏は、2023年度の研究開発減税9479億円のうち資本金1億円超の企業が約91.5%を占めると指摘し、大企業への減税は不要で企業名の非公表も問題だと批判しました。加藤勝信財務相は、適用額1位企業が約828億円(約8.7%)であると答弁する一方、企業名の公表は拒み、意味ある研究開発は国が応援すべきとして制度に肯定的でしたが、献金との関係は不明としました。また、利益を生む活動を政策税制の対象とすることは費用対効果上正当化されないとの政府税調の見解も紹介されました。
このように、自民党への多額の献金を行っている業種は租特の適用が多いという傾向が見られるのは明らかと思いますが、このように、この企業・団体献金を受け取ることによって政策決定が左右されることというのはやっぱり明々白々なんだと思いますが、これは総理、どのように受け止めていらっしゃるか、お聞きします。
必要ないですよ。
したがって、意味ある研究開発、やっぱり国としてこれを進めてもらわなきゃいけない、こういったものはしっかり応援していく必要があるということだというふうに思っております。
したがいまして、大企業だけ特に優遇しておるものではございません。
社会保険料の事業主負担を軽減し、中小企業の賃上げを支援することの是非が議論されました。岸本局長は、最低賃金を千五百円に引き上げた場合、事業主負担が一人当たり年約13万3800円増えるとの試算を示しました。小池晃氏は、事業主負担の軽減は赤字法人にも恩恵が及ぶ効果的な賃上げ対策であるとして、肯定的な立場から提案しました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、保険料は事業主の責任で負担するものであり事業主の利益にも資するとして、軽減には慎重な検討が必要だと答弁し、消極的な立場を示しました。両者の間で、軽減の是非をめぐる見解の相違が示された形です。提示された範囲では、軽減の実施に関する結論や決定事項は示されていません。
社会保障費の膨張と医療費抑制の必要性が論点となりました。猪瀬直樹氏は、社会保障関係費が予算の56%を占めていると述べ、戦前の軍事費膨張と同じ轍を踏む危険があると指摘しました。また、現役世代の仕送り的な負担によって保険の原理が壊れているとして、応能負担と無駄の削減を求めました。医療費の急増を止めなければ若い世代が疲弊するとして、強い抑制を主張する立場です。これに対し石破茂総理は、特定の費目が予算の多くを占めるのは望ましくないとし、リスクを保険で吸収できる範囲について議論すべきだと答弁しました。ただし、医療費削減への直接の言及はなく、賛否のスタンスは中程度の賛成にとどまります。提示された範囲では、具体的な削減策や結論、決定事項は示されていません。
戦後80年の節目を踏まえ、空襲被害者の救済法を今国会で成立させるべきかが論点となりました。舟山康江氏は、空襲被害者の救済と決着を強く主張し、受忍論からの転換を迫って石破総理に決断を促しました。小池晃氏は、空襲議連が超党派で法案をほぼまとめていると述べ、前に進めるよう総理の決断を求めました。両氏は賛成の立場です。石破総理は、防空法の問題意識を示しつつ、最高裁が受忍論を取っていることから、行政としての整合や対象範囲を考える必要があると答弁しました。また、法案をよく読むと述べ、艦砲射撃被害との公平性も考える必要があるとしました。節目に何ができるかを検討する姿勢は示したものの、慎重な立場です。今回の提示材料に、法案成立や対応の決定事項は含まれていません。
備蓄米放出後の流通見通しや追加放出の可能性、地域偏在への対応が議論されました。谷合正明氏は放出を前提に地域偏在の是正を求め、条件付きで賛成の立場です。江藤拓農水相は、集荷競争で集荷業者に23万トンが集まらず目詰まりがあるため、買戻し条件付きで備蓄米を放出すると説明しました。未集荷の約6万トンの手続を急ぎ、効果を見極めて追加放出も検討するとし、販売状況の隔週報告の義務付けや原則精米での販売、地域偏在への働きかけも答弁しました。令和6年産の生産量679万トンと民間在庫153万トンは需要見通し674万トンを上回り、足りないわけではないとの認識を示しました。令和5年産の需要上振れは高温障害による歩留り低下や消費増加によると説明しました。調査対象を300トン以上の業者や生産者に広げ、3月中下旬に報告する予定です。舟山康江氏は在庫水準の低さが買い急ぎを招いたとして供給力・自給力の向上を求め、放出への賛否は示されていません。石破総理は輸出を自給力のバッファーと考え、自給力向上に努めると答えました。
米国による鉄鋼・アルミ・自動車への25%関税の影響と、日本の対米交渉方針が議論されました。谷合正明氏は、関税措置への対応として早期の閣僚訪米と協議を主張し、総理に方針を質しました。石破茂総理は、経済産業大臣を米国に派遣し、対米投資と雇用創出を数字で示して説得すると答弁しました。武藤容治経産相は、国会の許しがあれば早々に米国のカウンターパートと会談する意向を示しました。岩屋毅外相は、トランプ政権の関税措置は流動的であるとして、動向を見届け日本への影響を精査したうえで対応すると述べました。これら政府側の三者は、関税措置への賛否を明示していません。一方、舟山康江氏は、一方的な高率関税をWTOルールや法の支配の観点から問題視し、日本に発信を求める立場を示しました。
一方的な高率の関税を課すとか、これ本当に、このルール、法の支配、大丈夫なのかというところに対して、日本、何か発信するべきじゃないでしょうか。
公明党は、さきの政府・与党連絡会議で申し上げましたけれども、この日米首脳会談をてこにして、今度は武藤経済産業大臣に米国を早期に訪問していただいて、向こうのカウンターパートである商務長官と率直な協議をするべきであるというふうに思っております。
国会にお許しいただければ、早々に米国の私のカウンターパートとお会いをさせていただいて、しっかり日本の国益、そしてアメリカの国益と通じるところを、是非人間関係をつくっていきたいと思っています。
だから、動向をしっかりと見届けて、我が国への影響も十分に精査した上で適切に対応していく必要があるというふうに考えているところでございます。
国会のお許しがいただければ、経済産業大臣をアメリカに派遣をして、それぞれのカウンターパートと話合いをきちんとしたいと思っております。
能登半島地震の被災地における土砂撤去支援が議論されました。山本太郎氏は、コミュニティーを守る宣言を総理に求め、石破総理は守ると明言しました。国交省によると、堆積土砂排除事業の申請土砂量は珠洲市3万6580立米、輪島市16万7005立米です。環境省によると、災害等廃棄物処理事業の想定土砂量は珠洲市2133立米、輪島市1258立米です。山本氏は、未申請の土砂も多く、奥能登の土砂量は台風19号の9県廃棄物量を上回ると指摘しました。また、市町が発注しても業者不足で断られ、輪島133件・珠洲38件が未完了であると述べました。山本氏は、土砂撤去が進まない奥能登への人員投入と確認を求めており、支援強化に積極的な賛成の立場です(スコア0.80)。石破総理は、馳知事と連絡を取り、土砂撤去の実情を把握すると答弁しました。
本当に大丈夫なのかということを確認いただけないでしょうか。
自社株買いの規制と企業利益の労働者への分配が論点となりました。小池晃氏は、内部留保が自社株買いに流れており、上位10社で約4兆円、賃金総額の2倍に達すると指摘し、利益が株主還元へ回る構造の是正のため規制が必要だと主張しました(賛成)。加藤勝信大臣は、自社株買いは経営判断であり画一的な規制には慎重な検討が必要だと述べ、ガバナンス改革で開示の充実を促すとしました。一方で利益の人材投資への活用の重要性は認めています(やや反対・慎重)。石破茂総理は、内部留保への課税は配当増を招くため正しいとは思わないとし、労働分配率の向上へ工夫を続けると答えました(条件付き・やや反対)。小池氏は、韓国の例はフローへの課税であり、自党案はストック課税のため同じことは起きないと反論しました。提示された範囲では、規制導入などの結論や決定事項は示されていません。
アメリカやフランスは自社株買いに対する課税を始めます。日本でも規制必要じゃないですか。
自社株買いを抑止する新たな画一的な規制を設けることは、各企業が個々の事業を考慮して利益を柔軟に分配する余地を狭めるということにもなるため、慎重な検討が必要と考えておりますが、他方で、委員御指摘のように、企業が持続的な成長の実現に向けて、その利益を株主への分配だけでなく、人材への投資、あるいは新事業、研究開発への投資、こういったものに活用していくことは大変重要だと考えております。
内部留保がどんどん増えるということ、私は決していいことだと思っておりません。
能登豪雨後の土砂撤去への自衛隊派遣をめぐり、災害派遣の三要件の該当性が議論されました。防衛省は、三要件は緊急性・公共性・非代替性であり、知事の要請を受けて総合的に勘案すると説明しました。また、知事の災害派遣要請を断った事例は過去に確認されていないと答弁しました。坂井学大臣は、防衛省幹部に電話で確認し三要件に当たらないとの認識を得たと述べましたが、具体的な根拠は答えませんでした。他に手段があるとして代替手段の探索を優先する説明であり、スタンスはやや慎重(スコア0.40)です。山本太郎氏は、三要件はいずれも満たすと主張して防衛省幹部の判断を批判し、自衛隊の大規模投入が必要だったとする立場(スコア0.90)です。同氏は、知事が派遣要請を見送り政府が検討を拒んだと批判し、総理は「鬼畜の所業」との指摘を否定しました。石破茂氏は政府対応を擁護し実情把握を述べるにとどまり、派遣への賛否は不明確(スコア0.45)です。山本氏は防衛省幹部の参考人招致を求め、委員長は理事会で協議するとしました。
訪問介護の基本報酬引下げと事業者支援について議論されました。小池晃氏は、報酬引下げ後に介護事業者の倒産が最多となり、訪問介護事業所のない町村が107に上ると指摘しました。近隣の町の事業所を利用すればよいという考えは不適切であり、事業所は地方で減っているとして、報酬を元に戻す決断を求め、処遇改善の不足も批判しました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、事業所のない自治体は約100町村で、近隣事業所の利用が大半だと答弁しました。人材確保が課題であるとして運営状況を把握する考えを示しましたが、報酬引下げへの賛否は示していません。石破茂総理は、訪問介護は収支差率が良好で処遇改善加算を手厚くしたと述べ、報酬を元に戻すことは考えていないと答弁しました。一方で、経営状況の把握と周知に努めるとしました。報酬引下げの撤回は行われませんでした。
やっぱり介護の現場で働いている人を励ますために、これは元に戻すという政治決断しましょうよ。
報酬改定を元に戻すということは考えておりませんが、訪問介護事業者の皆様方の経営状況は、今大臣がお答え申し上げましたように、事業者規模等あるいは地域の特性に応じて様々でございますので、事業者への周知に取り組みますとともに、運営状況について引き続き把握に努めてまいりたいと思っております。
訪問介護の運営が安定的に行われることは非常に重要であると考えておりまして、サービス提供であったり運営状況等について丁寧に把握してまいりたいと考えています。
調剤薬局の調剤報酬と服薬管理指導料、および医薬分業のあり方が論点となりました。猪瀬直樹氏は、門前薬局の調剤報酬は院内処方の7.4倍にあたると指摘しました。また、服薬管理指導料についてはマイナンバーカードがあれば不要になるとの見解を示しました。猪瀬氏の立場は、スコア0.20で医薬分業に対して反対寄りです。その根拠として、医薬分業へ誘導するためのコストが患者の負担になっていると批判的に述べています。提示された材料の範囲では、このテーマについて他の発言者の意見や、結論・決定事項は示されていません。
それは、医薬分業を進めるための政策インセンティブ、誘導コストだった、その独り歩きした誘導コストが、今我々の、ユーザーの、患者さんのツケとして来ている。
賃上げと労務費の適正な価格転嫁の推進について、要点として抽出された論点はなく、議論の具体的な内容は提示されていません。発言者のスタンスとしては、石破茂氏が賛成(スコア0.85)の立場で、価格転嫁は不可欠であるとし、発注企業の転嫁状況を公表する取り組みを推進する姿勢を示しています。谷合正明氏も賛成(スコア0.85)の立場で、価格転嫁交渉促進月間や地方版政労使会議の活用を求め、推進に積極的な姿勢を示しています。提示された材料には、重要な結論や決定事項に関する記載はありません。
農林水産物の適正価格化に向けて、価格形成の見える化と取引実態の把握のあり方が論点となりました。谷合正明氏は、コスト構造の見える化と合理的な価格設定が不可欠であるとして適正価格化に賛成の立場を示し、取引実態を把握する農林水産省の価格Gメン体制の強化を求めました。これに対し江藤拓農林水産大臣は、法の実効性を確保するためにGメンが必要だと同意し、法案提出後にGメンを動かし、実態に見合って人員の増強を図ると答弁しました。当面の体制は約20人とされています。一方で江藤大臣は、オープンプライスには踏み込めないとして留保も示しました。両氏の賛否スコアはいずれも0.75で、適正価格化の方向性には賛成の立場です。人員増強の具体的な規模や時期、オープンプライスの扱いについては、提示された材料の範囲では明確な結論や決定事項は示されていません。
金融所得課税の強化と「一億円の壁」への対応が論点となりました。加藤財務相は、令和5年度改正で極めて高所得の層に追加課税する措置を導入し、令和7年分から対応すると説明しました。対象となる合計所得30億円超は約200〜300人、1億円超は約2万8400人と推計しています。小池晃氏は、2万8千人のうち200人程度では不十分だとして、総理自身が実行すると述べた金融所得課税の強化を問い、一億円の壁の解消と超高所得層への税率引き上げを主張しました。これに対し加藤財務相は、措置の効果を見極める必要があり、貯蓄から投資への流れを損なわないことも重要だと答弁し、公平性の重要性は認めつつ投資促進との総合的な考慮を強調しました。石破総理は、貯蓄から投資の流れを維持しつつ高所得者に適切な負担を求める両立を図ると答弁しました。追加の制度変更に関する決定事項は示されていません。
所得一億円を超える人の、そこを見直すべきだと言っているんですよ、税率を引き上げるべきだと言っているんです。
そうすると、貯蓄から投資へという流れをとにかく逆行させてはならぬということと、やはり資産が多くお持ちの方々、所得が高い方々に適切な税負担をお願いするということ、この両立を図っていかねばならないと思っております。
また一方で、金融所得課税の検討に当たっては、税負担の公平性のほか、貯蓄から投資への流れを引き続き推進し、一般の投資家が投資しやすい環境を損なわないようにするということも重要でありますので、これらを総合的に考えていく必要があるというふうに考えております。
来年度の防衛関係費が過去最大の8.7兆円となり、3年で1.6倍に急増していることと、国民生活予算への影響が論点となりました。小池晃氏(反対)は、社会保障費や中小企業対策費などが物価上昇に届かない中で防衛関係費だけが9.5%増加していると指摘し、防衛費増では暮らしも平和も守れないと批判しました。また、米国の次期国防次官候補がGDP比3%を求めていることを挙げ、米国に拒否すべきだと主張しました。中谷元防衛相(賛成寄り)は、2027年度までの整備計画を43兆円程度の範囲で編成すると答え、以降の規模は未定としつつ必要事項を積み上げる考えを示しました。石破茂総理(中立)は、首脳会談の内容には触れず、防衛費は他国に言われて決めるものではなく、金額ありきでなく積み上げで定まると答弁しました。2027年度以降の規模は示されず、生活予算への影響についての具体的な言及もありませんでした。
私は、こんなことでは国民の暮らし守ることはできない、平和も守れないということを申し上げておきたいというふうに思います。
二〇二七年度以降は、引き続き防衛力の抜本強化に取り組んでまいりますけれども、現時点ではその規模については決まっておりませんけれども、そのときの状況を見まして、こういった実施するべき事項を積み上げていくことになろうかと思います。
それは、陸海空、何が必要なのかということを精緻に精緻に積み上げた結果として防衛費というのは定まるものでございまして、最初に金額ありきなぞという粗雑な議論は今までもいたしていないと承知をいたしております。
令和7年度の防衛関係費における建設公債の対象経費について、横山副大臣は7148億円で、内訳は施設整備4196億円と艦船建造2951億円であると説明しました。中谷防衛相は、海上保安庁との連携や公共インフラが建設公債の対象であることを踏まえ、安全保障経費全体で整理したと答弁し、スタンスは賛成寄り(0.70)です。これに対し小池晃氏は、石破総理自身がかつて国債で防衛費を賄えば歯止めが利かなくなると述べていた点を挙げ、建設国債への依存を増やしていることを矛盾と批判し、反対寄り(0.20)の立場でした。石破総理は、国債に頼った防衛費の捻出には今も反対であり、なるべく頼らずに捻出したいと答弁しており、スタンスは反対寄り(0.10)です。提示された材料には、この論点に関する決定事項や結論は含まれていません。
障害者・シニアの年収の壁(百八十万円)に関連して、百六万円の壁への対応として設けられているキャリアアップ助成金の拡充が論点となりました。福岡資麿厚生労働大臣は、同助成金について支給要件の見直しと助成額の引上げを検討中であると答弁しており、助成金措置を拡充する方向で具体策を検討している旨を説明しました。この答弁から、施策を推進する立場(賛成寄り、スコア0.70)と整理されます。また、谷合正明氏は、百三十万円の壁の解消には被用者保険への移行支援が必要であると述べ、賛成寄り(スコア0.60)の立場でした。ただし、同氏の発言は百八十万円の壁や助成金そのものには直接触れていません。提示された材料の範囲では、助成金の支給要件見直しと助成額引上げが検討段階にあることが示されており、具体的な結論や決定事項は示されていません。
その上で、御紹介ありましたように、先日の自民、公明、維新の三党の合意内容を踏まえまして、働き控えの解消を図るため、現在百六万円の壁への対応として実施しておりますキャリアアップ助成金による措置を拡充することとしておりまして、その支給要件の見直しや助成額の引上げなど、具体的な内容について現在検討を進めているところでございます。
このうち百三十万円の壁については、働き控えを解消するためには、本質的には、三号被保険者として働いている方が、一号被保険者ではなくて二号、厚生年金のですね、二号被保険者に移行できるように中小・小規模事業者を支援する措置が必要だと考えます。
高校の学校配置計画と単位互換・学校間連携の促進が論点となりました。金子道仁氏は、都道府県に高校の設置義務を課し、公立と私立を合わせた学校配置計画を策定することを求めました。これに対し文部科学省は、公立高校の配置の適正化は努力義務であり、公私協の場などを通じて地域の実情に応じて検討するものだと答弁しました。また金子氏は、高校間の単位互換と連携体制の構築を求めました。あべ俊子文部科学大臣は、学校間連携による単位修得に関する実証研究が全国11か所で行われていると紹介し、この取組を推進する姿勢を示しました。立場としては、設置義務の付与と連携体制の構築を自ら提案する金子氏は賛成、実証研究を推進する立場を説明したあべ氏も賛成寄りです。設置義務については文科省が努力義務との整理を示した一方、結論や決定事項は示されていません。
高校無償化後の高校教育の質の確保が論点となりました。石破総理は、高校無償化は手段であり、高校教育の質の確保を目指すと述べました。金子道仁氏は、三党合意に質に関する記載が不足していると指摘し、総理の認識を質しました。金子氏は無償化と質の確保を両輪と位置づけ、質を重視する姿勢を示しており、スタンスは賛成寄りです(スコア0.80)。これに対し石破総理は、国費で無償化する以上、各高校は質の高い教育を行う責務があると答弁しました。石破総理のスタンスも賛成寄りです(スコア0.75)。両者とも無償化後の質の確保が必要との認識を示しました。提示された範囲では、具体的な施策や決定事項は示されていません。
高額療養費の見直しをめぐり、検討の進め方と患者・市民の意見の反映方法が論点となりました。谷合正明氏は、政府の方針は分かりにくいとして、審議会への参画を含め、多様な国民の声を聴いたうえで判断するよう総理に求め、見直しの進め方に慎重な姿勢を示しました。これに対し石破茂総理は、所得区分の細分化をいったん立ち止まるとし、秋までに患者団体と保険料を負担する側の双方から意見を聴いたうえで決定すると答弁しました。スタンスデータでは、石破氏は所得区分細分化の見送りと患者団体の意見聴取の方針を表明した点で賛成寄り(スコア0.70)、谷合氏は多様な声の聴取を求めた点で賛成寄り(スコア0.80)と示されています。決定事項としては、所得区分の細分化を一旦見送り、秋までに両側の意見を聴取したうえで判断する方針が示されました。
高額療養費制度の見直しの進め方と、患者・市民の意見の反映が論点となりました。小池晃氏(反対)は、全がん連の訴えや東京都医師会の凍結要請を挙げ、百億円強で止められるとして、今年の負担増の凍結を求めました。福岡資麿厚生労働大臣(賛成)は、制度の持続可能性と保険料抑制のため先送りせず見直す必要があるとしつつ、令和7年度の定率改定は実施し、令和8年度以降の所得区分の細分化は立ち止まるとしました。そのうえで、患者団体の意見を聞き、秋までに再検討すると答弁しました。石破茂総理(中立寄り)は、患者と保険者双方の意見を聞いて適切に判断し、治療を諦める事態にならないよう責任を持つと述べました。ただし、見直しや審議会参画への態度を示す発言は提示された材料にはありません。結論として、令和7年度の定率改定は実施、令和8年度以降の細分化は再検討とされました。
基本的質疑は終了し、委員派遣の報告が聴取されました。高額療養費では令和8年度以降の所得区分細分化を見送り、秋までに意見を聴取して再検討する方針が示されました。企業・団体献金や就学支援金の支給方法など多くの論点は結論に至らず、証人喚問の要求は理事会で協議される予定です。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。