農林水産委員会では、米政策と食料・農業政策を中心に幅広い論点が議論されました。米については、米価高騰の原因と流通の目詰まり、備蓄米の放出と買戻し条件、流通状況の把握、令和九年度以降の水田政策の見直しが取り上げられ、江藤拓大臣のほか、西川将人委員、北神圭朗委員、石川香織委員、八幡愛委員らが質疑に立ちました。そのほか、スマート農業や農地の集積・大区画化による生産性向上、トランプ関税と輸出拡大、アフリカ豚熱やランピースキン病などの家畜伝染病対策、中山間地域の農村RMO、鳥獣被害対策も論点となりました。土地改良法等改正案の趣旨説明も行われ、委員長が趣旨説明の終了を告げました。
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全75テーマ ・ 紐づく質疑72件
鳥獣被害対策と銃猟規制の運用明確化
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アフリカ豚熱ワクチンの開発について、開発状況と今後の方針が議論されました。政府側の笹川博義副大臣は、病原性を弱めたワクチン候補株を令和七年度から豚に接種し、有効性と安全性を検証すると説明しました。あわせて、課題を認めつつも、大学や国内企業と連携して早期の実用化に取り組むと答弁しており、開発推進の立場です(スタンススコア0.80)。許斐亮太郎議員も、早期開発への期待と商業的な明るい展望を述べており、賛成寄りの立場です(スタンススコア0.80)。反対や中立の立場を示した発言者は、提示された材料には含まれていません。結論や決定事項としては、令和七年度からの豚への接種による検証を行う方針が示されたことが挙げられます。
いそ焼け対策と藻場保全・回復に関して、基質や母藻の設置、保全活動への支援など、藻場・干潟の保全をハード面とソフト面を一体として実施する取組が示されました。発言者のうち小山展弘氏は、藻場再生を人工的に促進するなど積極的な施策が必要であると指摘し、政府に対策を質しており、賛成の立場です。森健氏は、藻場・干潟の保全が沿岸漁場の回復にとって大変重要であると評価しており、同じく賛成の立場です。提示された内容の範囲では、反対や中立の立場を示した発言者はおらず、具体的な結論や決定事項も示されていません。
インバウンド需要と日本食プロモーションに関しては、新たな基本計画の内容として、輸出の拡大や海外展開に加え、訪日外国人による食関連消費との相乗効果を生む取組を盛り込むことが示されました。提示された材料から確認できる論点は、この計画への盛り込みに限られます。発言者ごとの賛成・反対・中立といったスタンスのデータは提示されておらず、主要な発言者の氏名や立場、その根拠については確認できません。また、具体的な施策の内容や数値目標、決定事項についても、提示された要点には含まれていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
カレントアクセスの全量輸入の見直しに向けた関係国との協議が論点となりました。政府側からは、米の枠で事務レベルの見直しを打診した例が挙げられ、乳製品についても関係国と定期的に意見交換を行っているとの説明がありました。石川香織委員は、全量輸入の継続に酪農家が納得していないと指摘し、継続は不合理であるとして見直しを繰り返し求めており、見直しに賛成の立場です(スコア0.85)。江藤拓氏は、相手国の反応が厳しくても日本として主張する必要があると述べ、見直し協議に前向きな立場です(スコア0.70)。提示された材料の範囲では、見直しの具体的な結論や決定事項は示されていません。
スマート農業の導入と情報通信環境の整備に関して、土地改良区の役割が論点となりました。示された内容は、土地改良区が県知事の認可を得たうえで、情報通信環境整備事業を実施できるようにするというものです。発言者ごとの賛否や立場を示すスタンスデータは提示されておらず、主要な発言者の氏名やその根拠、結論や決定事項についても、提示された材料からは確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
スマート農業技術の開発・導入と生産性向上をめぐり、導入の課題が議論されました。笹川博義副大臣は、スマート農業は万能ではないとして留保を示しつつ、作目別の技術開発と導入コストの低減が必要であると述べました。小山展弘委員は、設備投資の回収に対する不安が導入をためらわせているという声を紹介しました。スタンスデータでは、江藤拓氏がスマート農業の活用を生産向上対策として前向きに検討し推進する姿勢を示し、賛成寄り(0.75)とされています。笹川氏は条件付きの姿勢で中立(0.50)、小山氏は導入ためらいの声を紹介するにとどまり賛否は不明確で中立(0.50)とされています。提示された材料には、議論を通じた結論や決定事項は含まれていません。
セグロウリミバエの発生を受けた防除と県外への蔓延防止が議論されました。江藤拓大臣は、ウリミバエの根絶に18年かかった経緯から大ごとと受け止めていると述べました。4月から植物防疫法17条に基づく緊急防除を全額国費で実施し、移動制限と一斉薬剤散布を行うとしています。他の植物防疫所から防疫官を派遣し、目視検査を基本に発生地域のみで検査します。出荷前検査に合格したものは島外出荷が可能で、全面禁止は想定していないと答えました。県外侵入時には全国の侵入調査と都道府県との連携を行い、直ちに薬剤散布等の初動防除を実施するとしました。不妊虫の飼育施設の整備は考えていないが、リスク管理を検討すると述べました。庄子賢一氏は全額国費の緊急防除と初動防除の明言を踏まえ賛成の立場、許斐亮太郎氏は県外流出を懸念し根絶への万全の対応を求めて賛成の立場です。
トランプ関税が農林水産物・食品の輸出に与える影響と対策が議論されました。対米輸出は二千五百二十九億円で首位であることが示され、相互関税は4月2日開始と承知しており、日本が対象となるべきでないと米国へ申入れ済みとの答弁がありました。江藤拓大臣(スコア0.20、反対寄り)は、日本は関税対象になるべきでないとし、米側の700%発言を事実誤認と批判しました。また、必要な国境措置の維持を基本として情勢を慎重に見極める考えを示し、輸出は国の事情で止まり得るが、農地維持と所得確保のため市場を見ると述べました。八幡愛議員(スコア0.30、条件付き反対)は、関税が実施される場合には対米輸出拡大を中止すべきだと主張しました。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
パック御飯や米粉を新たな販路として位置づけることの是非が議論されました。村岡敏英氏は、パック御飯の将来性を生産者の声として紹介し、その推進を求めました(賛成の立場)。これに対し江藤拓氏は、パック御飯や米粉を極めて有望な販路であるとし、農林水産省として応援すると明言しました(賛成の立場)。提示された範囲では、反対や中立の立場からの発言は確認されません。結論としては、大臣が両者を新しい販路として有望と述べ、農林水産省が応援する方針を示した点が挙げられます。なお、具体的な施策内容や数値目標などは、提示された材料には含まれていません。
ランピースキン病の発生に伴う牛肉輸出停止の解除について、議論されました。提示された要点によると、日米間で福岡産牛肉の輸入停止を解除することで合意しており、証明書の様式と解禁日について最終調整が行われている段階です。発言者ごとの賛成・反対・中立といったスタンスのデータは提示されていないため、主要な発言者の氏名や立場、その根拠については記述できません。また、解除の具体的な時期や条件などの決定事項は、現時点では最終調整中とされるにとどまり、確定した内容は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
中山間地域の農村RMO(農村型地域運営組織)について、形成状況と支援のあり方が議論されました。副大臣からは、令和八年度までに百地区の目標に対し八十六地区が形成され、三年間で三千万円を支援していると説明がありました。三年の支援後も自治体・JA・農政局が伴走し、期限を設けず寄り添うとの答弁がありました。農村RMO推進研究会は手引の作成で区切りとして廃止されたとし、その説明には反省点があったとも述べられました。江藤拓氏は農村RMOは有効と明言し、継続的に支援する姿勢を示しており、賛成の立場です。笹川博義氏は支援に期限はなく寄り添うことが大事と述べ、やや肯定的な立場です。金子恵美委員は支援を三年で打ち切らず継続すべきであり、農村政策を後退させてはならないと指摘し、連携も求めており、支援継続に賛成の立場です。
丸太運搬ドライバーの確保と負担軽減について議論されました。江藤拓大臣は、ドライバーの育成は農林水産省の所管する筋ではないとしてこれを否定的に述べる一方、負担軽減の取組は必要であると明言しました。具体的な対策として、林道の改良とフルトレーラーの導入によってドライバーの負担軽減を図る考えを答弁しています。これに対し石川香織議員は、ドライバーへの直接支援を求めるとともに、農林水産省による継続的な応援も要望しており、賛成の立場です。江藤大臣のスタンスは中立寄りの賛成(スコア0.60)、石川議員は賛成(スコア0.85)と整理されます。提示された材料の範囲では、ドライバーへの直接支援について大臣から明確な約束は示されておらず、育成を除く負担軽減策として林道改良とフルトレーラー導入が示された点が、この論点の主な内容です。
令和九年度以降の水田政策の見直しと中山間地域への配慮をテーマとする議論について、本テーマでは具体的な要点が抽出されておらず、得られた材料はスタンスデータに限られます。池畑浩太朗議員は、見直しの議論を単価の問題に留めず、将来像を示すべきだとの立場から、批判的な姿勢を示しました。スタンススコアは0.35(0が反対、1が賛成)で、やや反対寄りの位置づけです。ただし、この評価の根拠となる発言は1件にとどまります。中山間地域への配慮に関する具体的な論点や、他の発言者の立場、結論や決定事項については、提示された材料に含まれていないため記述できません。
しかも、今回は、現行の水活から単価が上がったとか下がったという議論ではなくて、本来は、将来目指すべき農業の姿を示して、それに向けた支援対策とすべきだというふうに考えております。
令和九年度以降の水田政策の見直しと交付単価水準の確保が論点となりました。西川将人委員は、九年度以降の支援水準が維持されるか見通しが不明であるとして、検討スケジュールの明示を求めました。また、財源の枠内で再編を行う場合、作物ごとの対策で予算が不足するとの懸念を示し、財源確保を求めました。政務官は、令和七年度に調査・実証を行い、八年夏の概算要求につなげる考えを説明しました。江藤拓大臣は、農家の理解が得られる水準を保つため必要な予算は確保する方針を述べ、見直しに必要な予算を確保する姿勢を示しました。西川委員の見直し自体への賛否は、提示された材料からは明らかではありません。なお、九年度以降の具体的な単価水準や財源の規模についての決定事項は示されていません。
作況指数の精度向上と算出方法の改善について議論されました。算出方法として、全国八千筆の圃場でそれぞれ三か所を刈り取り、一・七ミリ以上のふるい目で一〜三等相当となるものを基準とすることが示されました。農業者の肌感覚と統計との間にギャップがある点については、意見交換を通じて丁寧に周知し、理解醸成に努めるとの答弁がありました。北神圭朗氏は、歩留り低下を踏まえて供給量の分析方法を見直すべきと主張し、改善に前向きな立場です。深水秀介氏は、感覚とのギャップを認めて周知と理解醸成に努める姿勢を示しましたが、算出方法の改善そのものには明確に言及しておらず、中立寄りの立場です。石川香織氏は、現行統計の精度を評価したうえで、周知の徹底と生産者の安心を求める立場です。なお、提示された範囲では、算出方法の変更に関する決定事項は示されていません。
一・六%というと、計算すると、下手すると十万トンぐらいなんですよ。
抽出された代表性のある田んぼを各産地ごとに刈り取って、もみの数とか茎の数とかを出して計算しているということなんですが、その精度の高さを改めてしっかり発信をいただきまして、生産者の皆さんにも安心できるようなデータとしてしっかり使っていただけるような、そういう説明もしていただきたいなと思っています。
ただ、御指摘のとおり、ギャップを感じている方々も相当程度いらっしゃいますので、どういうことがギャップの原因となるのかなどにつきまして、機会あるごとに、農業者の方々等と意見交換を行い、丁寧な周知と理解の醸成に努めてまいりたいと考えております。
備蓄水準の維持と不測事態への対応について、備蓄が尽きる事態も想定して省内でシミュレーションを行っていることが示されました。また、過去に備蓄米が放出された際の量は少量であったことも述べられています。発言者のスタンスとしては、石川香織氏が備蓄の目的・品目・数量について議論する必要性を提起し、備蓄を重視する姿勢(賛成寄り、スコア0.70)を示しましたが、根拠となる発言は1件のみです。西川将人氏は、ぎりぎりの備蓄量であることに課題意識を示し、備蓄水準の強化に前向きな立場(賛成寄り、スコア0.80)をとっています。提示された材料の範囲では、備蓄水準に関する具体的な結論や決定事項は確認できません。
備蓄米の流通状況の把握と地域需給への配慮が論点となりました。政府側からは、売渡先に対して隔週で販売数量・金額の農水省への報告を義務づけ、その内容を取りまとめて公表すること、卸から小売への販売は原則精米で行うことが示されました。また、地域ごとの需給状況に配慮した供給となるよう、集荷・販売事業者へ働きかけるとされています。松尾浩則氏は、売渡先に隔週の販売状況報告を義務づけることで流通確保を明確に推進しているとして、賛成の立場(スコア0.75)です。一方、角田委員は、隔週の報告では適時の判断が難しいとして、流通把握のさらなる強化を求めました。これらの議論で、隔週報告の義務づけと公表の方針が示されたほか、角田委員から報告頻度や把握体制の強化を求める意見が出されました。
今回売り渡します備蓄米につきましては、きちんと流通し、消費者の元にきちんと届くよう、売渡先に隔週ごとに販売数量、金額といった販売状況を農林水産省に報告することを義務づけております。
備蓄米の流通状況の把握と消費者への迅速な供給が論点となりました。提示された説明によれば、備蓄米の引渡しは3月半ばに開始され、卸への売渡し後は数日から1週間程度で店頭に並ぶ見込みとされています。根本幸典議員は賛成の立場で、備蓄米を消費者へ迅速に届ける取組を求め、その効果を注視するとともに追加対策も要請しました。角田秀穂議員も賛成の立場で、流通監視の強化と迅速な判断を求め、現行の隔週報告体制に懸念を示しました。両議員とも、流通の把握と供給の迅速化を重視する点で共通しています。なお、提示された材料には、追加対策や報告体制の見直しに関する具体的な決定事項は含まれていません。
備蓄米放出における買戻し条件と時期の判断が論点となりました。江藤拓氏は、買戻しは価格が高すぎても安すぎても批判を受けると悩みを述べ、買戻しが一年を超える場合もあるとしました。そのうえで、無理な買戻しはせず、安値のまま放置することもしない姿勢で臨むと説明し、条件付きで慎重な立場を示しました。スタンスデータでは賛否のスコアは0.50で中立に位置づけられます。一方、西川将人氏は、買戻し条件付きの放出によって米不足や価格高騰が収まるのか強い疑義を表明しました。スコアは0.25で、反対寄りの立場です。両者の議論では、買戻しの価格水準と時期の判断の難しさが示されましたが、買戻しの具体的な条件や時期についての結論や決定事項は示されていません。
備蓄米の放出に伴う米価下落と、生産者への価格保障のあり方が論点となりました。八幡愛委員は、備蓄米の放出によって生産者が採算割れに陥らないよう、国が価格保障を行うべきだと求めました。その根拠として、国による財政出動での価格保障を明確に主張しており、スタンスは賛成寄り(スコア0.90)です。提示された材料の範囲では、この論点について他の発言者の立場や、政府側の見解、結論や決定事項は確認できません。
今回の備蓄米放出についても、生産者が採算割れしないように、財政出動をして、国が価格保障するべきだと考えます。
UR対策で整備された共同利用施設が老朽化しており、再編・集約・合理化が必要であるとの説明がありました。支援策として、補正予算で四百億円、当初予算で八十億円が措置され、上乗せにより地元負担を百分の四十まで軽減するとされています。山口靖審議官は、大区画化、スマート農業、品種改良とともに、共同利用施設の再編集約を生産向上対策として並行して検討する意向を示し、賛成の立場です。松尾浩則氏は、再編集約に必要な予算の確保に努めると前向きに表明しており、賛成の立場です。笹川博義氏は、再編集約を含む施策の充実強化を進める方針を明言し、賛成の立場です。根本幸典氏は、老朽施設の更新に期待し共同利用施設整備の継続を求めており、おおむね賛成の立場ですが、再編集約への言及は明確ではありません。提示された材料に、決定事項として明示されたものはありません。
食料安全保障の確保を図るためには生産基盤の強化が極めて重要でございまして、こうした事業を活用して、共同利用施設の再編、集約化に必要な予算の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
一つには、農地の大区画化、そして共同利用施設の再編と集約化、さらにはスマート農業技術の導入加速化などの施策を充実強化するとともに、人材の育成と確保を進める上でも、生産性向上や付加価値向上を通じた農業者の皆さんの所得向上を図っていく、つなげていくということが大切というふうに思っています。
やはり地元の関係者も大変期待をしていますし、大分老朽化した施設も多いものですから、ここをしっかりやることで、生産等々、しっかりと対応できるというふうに思いますので、引き続き、この共同利用施設の整備に関して取り組んでいただきたい、こんなふうに思っております。
こうした観点からも、大区画化ですとかスマート農業の活用、あるいは、品種改良、共同利用施設の再編、集約化などの生産向上対策をこうした見直しと並行して検討する必要があると思っていますので、一生懸命頑張ってまいりたいと思っております。
動物用ワクチンの国産化と承認迅速化について議論されました。江藤拓大臣は、国産ワクチンの備蓄と製造能力のバッファー確保が極めて重要であると述べ、国産化に賛成の立場を示しました。また、昨年11月に動物用ワクチン戦略を策定したことを挙げ、産学官で新技術の活用と承認の迅速化を進めるとしました。許斐亮太郎氏も、国内で迅速に開発・実用化できる体制づくりが重要であると述べ、国産化と承認迅速化に積極的な立場でした。提示された範囲では反対や中立の発言者は確認されず、両氏とも賛成の立場です。なお、具体的な決定事項として示されたのは、動物用ワクチン戦略に基づき産学官の連携で取り組みを進めるという方針です。
口蹄疫の経験を踏まえた家畜伝染病の防疫体制が論点となりました。江藤拓大臣は、口蹄疫の惨状を振り返った上で、水際対策、早期通報、予行演習などの防疫に努めると述べ、動植物検疫・防疫に引き続き努力する意向を示しました。スタンスデータでは、江藤大臣は防疫強化に積極的な賛成の立場(スコア0.85)とされています。また、許斐亮太郎議員は、農家を守るために防疫に万全を期すよう求め、体制強化に肯定的な立場(スコア0.80)とされています。提示された範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認できず、両者とも防疫の強化を支持する内容でした。具体的な制度改正や数値目標などの決定事項は、示された材料には含まれていません。
国と県の品種開発の役割分担が主な論点となりました。池畑浩太朗委員は、国と県の品種開発が二重になっていないかをにじのきらめきを例に質し、役割分担の整理と国県連携の必要性を主張しました。これに対し堺田輝也氏は、国は先導的品種を、県は地域向けのアレンジ(改良)を担う役割分担を基本に体制を組む意向を示しました。また、農研機構がAIを活用したゲノム育種支援システムを開発していることが示されました。スタンスデータ上のスコアは堺田氏が0.75、池畑委員が0.70で、いずれも役割分担を整理する方向に賛成の立場です。なお、池畑委員のゲノム育種への言及は確認できていません。結論や決定事項として明示されたものはありません。
土地改良区の運営基盤強化が論点となりました。提示された内容では、土地改良区の約七割が小規模で運営基盤が弱く、毎年十〜二十地区程度が合併しているとされています。笹川博義委員は、合併や複式簿記の導入で一定の成果が上がっているとの肯定的な認識を示し、賛成の立場(スコア0.72)です。金子恵美委員は、事業評価を受け止めつつ、人手不足や老朽化、災害対応といった課題があると指摘し、これらを法案審議で議論するとしており、やや賛成寄りの立場(スコア0.55)です。両者とも運営基盤の現状を踏まえた発言ですが、笹川委員は成果面を、金子委員は残る課題を中心に述べています。提示された材料には、結論や決定事項に関する記述は含まれていません。
土地改良法改正による農業水利施設の保全・更新について、次の論点が示されました。第一に、老朽化等に対応するため、目的規定を基本法に即して整備・保全へ見直すことです。第二に、基幹的な農業水利施設の更新について、国または都道府県の発意で実施できる事業を創設することです。第三に、土地改良区が市町村等と役割分担して行う施設保全計画の制度を創設することです。発言者のうち金子恵美氏は、賛成寄り(スコア0.70)の立場です。根拠として、今回の改正を原状回復にとどまらず、一歩進んだ整備にすべきだと前向きに期待している点を挙げています。提示された材料には、反対や中立の立場の発言者、および最終的な結論や決定事項に関する記載はありません。
そういった意味では、今回、土地改良法改正案もありますけれども、そこも、多分、単なる原状回復じゃない、一つ、一歩進んだ形で整備できるような、そういう法律になっていかなくてはいけないというふうにも思っているところでもあります。
在庫調査による米の流通状況の把握と実態分析について、調査の対象範囲と公表時期が論点となりました。要点としては、三百トン以上の生産者・集荷業者・卸も調査の対象とし、三月下旬の公表を目指すことが示されました。発言者では江藤拓氏が賛成の立場で、在庫調査を生産者や小規模業者、卸へ拡大して実施中であると説明しており、調査に積極的な姿勢が示されています。提示された材料の範囲では、他の発言者の立場や、調査結果を踏まえた具体的な対応策、新たな決定事項は確認できません。
ですから、米の流通実態の把握については、毎月、五千トン以上の人については、これは今までも、大規模集荷業者を中心に在庫調査をしておりましたけれども、さらに、生産者、それから小規模な集荷業者、そして卸業者についても、三百トン以上であればこれはちゃんと調査をしようということで、今、集計中であります。
地理的表示(GI)保護制度における米の登録申請について議論されました。現在、米のGI登録には2件の申請があり、審査が進められているとの説明がありました。発言者のうち池畑浩太朗氏は、米の輸出に向けてGI登録の障壁を公表し、登録を進めるべきだと述べ、賛成の立場を示しました。提示された材料の範囲では、この議論における結論や決定事項は示されておらず、2件の申請の審査が継続している状況です。
是非、米の輸出、今議論にさせていただきましたけれども、そういったことで、GI登録をする上で何か障害、障壁があるのであれば、また逆にいろいろ公表していただければいいかなというふうに思っておりますので。
堆肥のペレット化と機械散布による耕畜連携・資源循環が論点となりました。政府側からは、令和六年度補正予算でペレット成形設備とブロードキャスターの導入支援を行っているとの説明がありました。庄子賢一氏は賛成の立場で、堆肥の活用を重要とし、ペレット化設備の導入支援と利用拡大を強力に推進する姿勢を示しました。角田秀穂氏も賛成の立場で、堆肥ペレット化と機械散布への支援を離島に手厚くするよう明確に要望しました。提示された範囲では反対や中立の発言者は確認されず、新たな決定事項も示されていません。
大船渡の山林火災をめぐり、漁業者も被災したとして、金子委員が漁業者への支援を求めました。これに対し大臣は、被災された方々に全力を尽くすと述べ、未来志向の復旧復興を目指すと答弁しました。提示された材料には、具体的な支援策の内容や決定事項、ほかの発言者の賛否に関する情報は含まれていません。また、スタンスデータもありません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
家畜伝染病予防法における疾病区分の見直しについて議論がありました。届出伝染病は昭和四十六年の改正で措置されたもので、殺処分などの強力な措置までは要しない疾病とされています。栗原渉委員は、動かせないという現場の負担は同じであるにもかかわらず支援の内容が異なることを指摘し、疾病の在り方自体を検討すべきだと提起しました。スタンスデータでは賛成寄り(スコア0.65)ですが、根拠は1件の発言のみです。これに対し、庄子賢一政務官は、殺処分命令を含む蔓延防止措置について不断に検討する必要があるとの認識を示しました。ただし、疾病区分の見直しそのものへの賛否は明確ではなく、スコアは0.60です。提示された材料の範囲では、見直しの可否や具体的な方針に関する結論・決定事項は示されていません。
急施の事業の拡充と判断基準の明確化に関して、損壊のおそれのある施設について、補強や改良復旧を迅速に実施できるようにする内容が示されました。具体的には、この対象を急施の事業に追加し、農業者の費用負担や同意を求めずに実施できるとする点が論点として挙げられています。なお、このテーマについては発言者のスタンス(賛成・反対・中立)に関するデータが提示されておらず、主要な発言者の氏名や立場、その根拠、結論や決定事項については、提示された材料からは確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
政府備蓄米を子供食堂・子供宅食・フードバンクへ無償交付することについて議論されました。大臣は、子供食堂への活用に加えて、フードバンクにも備蓄米を出すと述べています。八幡愛氏は賛成の立場で、無償交付の拡大を求めるとともに、備蓄米版のフードスタンプの実現を主張しました。これに対し江藤拓氏はやや慎重な立場で、フードバンクへの交付は行うとする一方、米のフードスタンプ的な提案は厳しいとの認識を示しました。提示された材料からは、フードバンクへの交付を行う方針が示された一方、フードスタンプ的な仕組みについては賛成と慎重の見解が分かれたことが確認できます。なお、交付の規模や時期などの具体的な決定事項は示されていません。
政府備蓄米の水準と備蓄コストが論点となりました。江藤拓大臣は、百万トン水準の備蓄の維持には年間約五百億円の負担がかかり、逆ざやもあることを説明しました。そのうえで、シーレーン封鎖などの事態を想定すると適切な水準かどうか悩ましいとしつつも、国民の理解と財政の両面から百万トンが適切だと答弁し、現行水準を肯定する立場を示しました(スタンススコアは0.60)。また、百万トン水準の備蓄で年間約五百億円の負担が生じることを理由に、米に限定したフードスタンプは厳しいとの認識も示しました。提示された範囲では、備蓄水準を見直す決定事項は確認できず、現行の百万トン水準を財政見合いで妥当とする説明が中心でした。
ただ、今の国民の理解、それから財政上の見合い、そういうことを考えると、百万トンという数字であることが適切だろうというふうに思っております。
政府備蓄米による食糧援助の実績と、その国民への広報のあり方が議論されました。政府側からは、食糧援助は被援助国の要望に基づいて行われ、令和五年度は備蓄米3万トンとミニマムアクセス(MA)米1万トンであったことが示されました。今後の案件については、関係府省と相談し、ミニマムアクセス米の積極活用も含めて検討すると答えました。これに対し池畑浩太朗委員は、ブルンジへの米および精米機の支援について農林水産省が批判を受けていると指摘し、広報の必要性を述べました。池畑委員は食糧援助そのものは否定しておらず、スタンスは賛成寄り(スコア0.70)です。その根拠として、誤解を防ぐための丁寧な広報と、政府一体での発信を求めています。会議では、今後の援助案件の検討を行う旨の答弁がありましたが、広報の具体的な方法や決定事項は示されていません。
やはり外務省と政府と一体となってこういうことを取り組んでいるんだということをあと一つ二つぐらいつけ加えるべきだというふうに思いますけれども、農林水産省の考えをもう一度聞かせていただきたいと思います。
新品種の海外ライセンス指針と輸出促進について、開発コストを許諾料で回収する考え方が示されました。価値に見合う許諾料の設定を推進するとともに、海外ライセンスによって得た許諾料収入を開発投資につなげる知財サイクルの確立を進める方針が述べられています。発言者のスタンスとしては、森重樹氏が賛成の立場(スコア0.85)で、戦略的な海外ライセンスによって知財サイクルを確立する意向を示しています。反対や中立の立場を示した発言者は、提示された材料には含まれていません。また、具体的な決定事項や結論については、提示された範囲では示されていません。
あわせまして、我が国の優良品種を活用いたしまして戦略的に海外ライセンスを設定する、こういうことを進めまして、海外からのビジネスベースでの許諾料収入による品種開発コストの回収でございますとか、新品種開発への投資を促進する、こういったいわゆる知財サイクルの確立を進めていく考えでございます。
新品種開発と知的財産流出防止に関する議論では、種子の利用に対する対価のあり方が論点となりました。要点として抽出された具体的な議論内容はありません。発言者のスタンスとしては、池畑浩太朗氏が賛成の立場(スコア0.80)を示しました。池畑氏は、新品種を開発した機関を保護するため、種子の利用者が適切な対価を支払うべきだと主張しています。提示された材料の範囲では、他の発言者の立場や、重要な結論・決定事項は確認できません。
開発機関が意欲的に開発ができるように、種を使った方は適切な対価を払うということが当然のことだというふうに考えますが、今の段階での、種子に対してどのように守っていくか、そして、どのように政府が考えておられるか、まず答弁をいただきたいと思います。
東日本大震災と原発事故からの第一次産業の復興支援について議論されました。金子恵美委員は、二重三重の災害を受けた被災地に対し、継続的な第一次産業支援を求めており、被災地の第一次産業再生への政府支援を一貫して求める立場で、賛成のスタンス(スコア0.90)です。これに対し江藤拓大臣は、原状復旧にとどまらず機能を向上させる復興とする考えを示し、モデル的な地区づくりを工夫したいと表明しました。その根拠として、未来志向の復興復旧に取り組む意欲が挙げられており、賛成のスタンス(スコア0.75)です。両者とも支援の継続と推進に賛成の立場であり、反対や中立の発言者は提示されていません。具体的な予算額や制度の決定事項は、提示された内容には含まれていません。
水産大学校を高等教育無償化の対象とするかどうかが論点となりました。角田秀穂委員は、学位が授与される水産大学校を大学と同格のものと位置づけ、無償化の対象外とされていることは理解できないとして、対象に含めるべきだと一貫して主張しました。これに対し文部科学省は、水産大学校のような大学校は学校教育法上の学校ではなく、これまで各省庁が対応するものとしてきた経緯があるため、無償化の対象外であると説明しました。角田委員は賛成の立場、文科省は現行の整理に基づき対象外とする立場です。会議では、水産大学校を対象に含めるとする結論や決定事項は示されていません。
大学と同格と言える水産大学校が高等教育無償化の対象とならないというのは、やはり理解ができません。
水田政策の見直しと産地交付金の確保について議論されました。栗原渉委員は、水田の維持と生産力の向上のため、産地交付金の予算を引き続き確保し、水田維持に充てるべきだと主張しました。同委員のスタンスは賛成寄りで、スコアは0.85です。提示された材料では、他の発言者の意見や反対・中立の立場、結論や決定事項は確認できません。
産地交付金というのが今ありますが、これも引き続きしっかりとした予算を確保して、水田の維持、また、生産力向上に充てていくということが必要だと思っておりまして、このことは意見としてまず申し上げさせていただきたい。
水田活用交付金の見直しと五年水張り要件の廃止をめぐり、生産者の立場に応じた政策対応が議論されました。西川委員は、畑地化済みの生産者、水張り済みの生産者、判断に迷っている生産者など立場の異なる人々に対して公平な政策を求めました。これに対し農林水産省は、幅広く丁寧に説明を行い、多様な農業者の意見を聞いて検討を進めると答えました。また、令和七年・八年については、土壌改良資材、堆肥、薬剤散布、後作緑肥の取組によって連作障害を回避する扱いとし、この内容を要綱に明記する予定であることが示されました。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、賛成・反対といった立場の区分は確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
海洋環境の変化への対応と漁業情報提供体制の充実について議論されました。提示された要点によれば、対応の方向性として、資源管理を継続しつつ、新しい操業形態の実証を支援すること、あわせて漁業共済を改善することで、海洋環境の変化に対応する方針が示されました。発言者ごとの賛否や立場を示すスタンスデータは提示されていないため、主要な発言者の氏名とその根拠、および結論・決定事項については、得られた範囲では確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
減反政策から増産への転換が論点となりました。村岡敏英委員は、減反の継続によって生産者の意欲が失われたとして、増産と輸出への転換を主張し、賛成の立場を示しました。これに対し江藤拓大臣は、水活を令和九年に見直すと述べ、水活廃止を殻を破るものと評価した上で、増産のメッセージを出すことにちゅうちょはないと答え、増産転換に前向きな立場を示しました。輸出の拡大については、コストを約9,500円まで下げる必要があり、そのために基盤整備、土壌改良、品種改良が必要であると大臣が述べました。提示された発言からは、水活の見直し時期が令和九年であることが示されています。
生乳生産の見通しと後継牛の確保について議論がありました。提示された要点によると、和牛の種つけが行われることで乳用雌牛が減少しており、その影響で令和七年度の搾乳頭数はやや減少する可能性があるとされています。一方、令和八年度以降は搾乳頭数が回復する見込みであると説明されました。発言者ごとの賛否や立場を示すスタンスデータは提示されておらず、特定の発言者の氏名や根拠、結論や決定事項についても、提示された材料からは確認できません。
畑地化促進事業が土地改良区に及ぼす影響と、地区除外決済金の扱いが論点となりました。政府側の説明では、畑地化は令和六年度までに4.8万haで活用されており、団地化と土地改良区等の理解が要件とされています。また、脱退する組合員の地区除外決済金等を国が支援することで、残る他の組合員の負担増を防ぐとされました。庄子賢一氏は、この決済金等への国の支援を説明し、推進する立場を示しました(賛否スコア0.65)。一方、西川将人氏は、畑地化が土地改良区の経営や維持に影響するとの懸念を示し、慎重な立場でした(賛否スコア0.30)。両氏のスタンスはいずれも根拠となる発言が1件のみに基づいています。提示された材料の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
米の流通業者の届出基準である二十トンの引下げと、取引内容の把握が論点となりました。栗原渉委員はスポット買いの保管状況を懸念し、基準引下げの検討を大臣に要望しました。江藤拓大臣は、十トンへの引下げはマンパワー面で大変だとしつつ、考えてみると答弁し、基準引下げに前向きな意向を示しました。取引内容の報告まで求められるかは即答できず、意見として承るとしました。北神圭朗委員は、農協偏重では実流通量を把握できないと述べ、流通把握の強化に前向きな立場を示しました。石川香織委員は、所在不明米の増加を懸念して議論の深化を求め、届出が七万業者に及ぶ規模であり小規模業者の把握に課題があると指摘しましたが、基準引下げへの明確な賛否は示していません。本テーマについて、基準引下げや取引内容の報告に関する決定事項は示されていません。
そこで、消費者に安心して米をこれからも購入していただける環境をつくるために、届出の二十トンという基準、これを下げていくということも検討して、関わられる方々はその責任を持ってもらわなければなりませんし、事故が起こらないような、その抑止にも私はつながると思うんですが、この点について江藤大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
つまり、何が言いたいかというと、農協ばかり余り重視していくと、実際の流通量というのが把握できない可能性がある。
ただ、昨年、一定数、今まで取引をしていなかった業者と米農家なりに新たな契約が交わされていたのだとすれば、そういう行方の分からないお米が今後増えていってしまうとこれまた大きな混乱につながるのではないかと思いますので、是非、引き続きそういう議論も深めていただければなと思っております。
先ほどお答えいたしましたが、十トンに下げるだけでもマンパワー的な問題がありますのでなかなか難しいと思いますが、しかし、今回の事案を受けて取り組んでみたいと思っております。
米の生産量増加と多収性品種の普及による単収向上について、発言者のスタンスが示されました。論点は、品種改良によって収量を高めることと、高温に耐える品種を作付けすることの必要性です。江藤拓氏は、高温耐性米の作付は当然必要であると述べ、品種改良による収量向上に賛成の立場です。池畑浩太朗氏は、多収性および高温耐性を備えた品種の開発と普及は不可欠であると明言し、単収向上に賛成の立場です。提示された材料の範囲では、両氏とも賛成であり、反対や中立の立場を示した発言者は確認できません。具体的な数値目標や施策、結論や決定事項は、提示された材料には含まれていません。
米の輸出拡大と水田面積の維持について議論されました。江藤拓大臣は、水田面積の確保が重要であるとの認識を示し、その一環として輸出に目を向けることが極めて有効だと答弁しました。大臣は、需要が減少する局面で輸出がバッファーの役割を果たし、国内の安心にもつながると説明しました。また、輸出用の米は有事の際に国内へ振り向けることができ、国民の安心にも資すると述べました。一方で、輸出を進めるにはコストの低減が必要であるとして、基盤整備や大区画化、ITの活用を進める方針を示しました。スタンス分析では、江藤大臣は水田面積確保を重視し輸出を一貫して肯定していることから賛成の立場(スコア0.85)とされています。提示された材料には他の発言者の立場や、結論・決定事項は含まれていません。
その一環として輸出にも目を向けることは極めて有効だというふうに考えております。
米の適正在庫水準の設定と需給予測について議論されました。令和六年度の需要見通しは、消費減と販売減を踏まえ、トレンドベースで六百七十四万トンと設定されました。在庫については、在庫量に加えて需要量との比率である在庫率も併せて公表することとされ、六年六月末の在庫は百五十三万トン、在庫率は二二%と示されました。七年産については、六年産並みの六百八十三万トンを前提とし、期末在庫は百七十八万トンになると見通されています。小山展弘委員は、流通業者の認識を踏まえ、在庫量も併せて見るバッファーを求め、価格安定への政策配慮の観点から在庫確保に前向きな立場を示しました。松尾浩則氏は、在庫率を併せて公表すると説明し、適正在庫の指標整備に前向きですが、賛否は明確ではありません。
米価高騰の原因と流通の目詰まりが論点となりました。江藤拓大臣は、作況指数が一〇一で供給は数字上足りるはずであったと説明し、消費者の買い込みや報道により店頭から米が消えたとして、需要側の要因を強調しました。あわせて、新規参入者が米を扱えばもうかると市場に参入したことも要因と分析しました。流通停滞については消極的な立場です。北神圭朗議員は、農水省の対応を反省すべきだと批判し、需給把握の遅れを問題視しており、慎重・批判的な立場です。小山展弘議員は、流通段階で投機的な動きがあることを認め、それが目詰まりの要因だと指摘しており、流通面の問題を認める立場です。提示された材料の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
米政策の需給見通しの精度向上と流通状況の把握について議論されました。北神圭朗委員は、昨年5月時点で民間在庫の減少やPOS販売の増加から需給の逼迫は把握できたはずだと指摘し、統計の遅れを問題視して整備と分析の改善を強く求めました。西川将人委員も、政府による需給の把握・予測とトレーサビリティーの強化を明確に求めており、両委員とも賛成の立場です。農林水産省は、令和五年産で高温による歩留りの低下と消費の増加があったと説明しました。令和六年産については、一等米比率が75.9%、大手の歩留りが89.5%で、回復に向かっているとしました。また、生産者や小規模業者の在庫も新たに調査し、流通実態の把握に努めると述べました。
脱脂粉乳の処理と生乳価格の安定化効果について、在庫低減対策を通じて需給を安定させ、酪農経営を支える方針が示されました。この対策では学校給食用も対象になり得るとされています。松本平委員は、脱脂粉乳の在庫削減によって需給の安定と酪農支援を図る前向きな姿勢を示し、賛成の立場です。一方、石川香織委員は、学校給食用の関税なし輸入七千トン枠のうち千トンしか消化されていない状況を挙げ、国産脱脂粉乳への置き換えを要望しました。石川委員は国産脱脂粉乳の給食利用拡大を求める趣旨で、やや賛成の立場ですが、生乳価格の安定効果への直接の言及はありません。今回提示された内容には、決定事項は含まれていません。
農地の規模拡大と集積・大区画化によるコスト低減が論点となりました。池畑浩太朗委員は、担い手への農地の集積・集約や大区画化がコスト低減の上で一層重要であるとして、農林水産省の見解を質し、この方向に肯定的な立場を示しました。これに対し農林水産省側の杉中淳氏は、大規模法人が販売金額の4割を占め、経営耕地の約4分の1を担っていると説明しました。また、離農した農家の農地の受皿として大規模法人の役割を拡大していく必要があると述べ、規模拡大に肯定的な立場を示しました。提示された材料の範囲では、両者とも規模拡大を肯定する立場であり、反対や中立の立場の発言者は確認できません。また、特段の結論や決定事項は示されていません。
財政審建議が示す国民負担、備蓄、自給率の考え方をめぐる見解と、食料安全保障上の備蓄の在り方が論点となりました。江藤拓大臣は、財政審建議の考え方とは違うとして違和感を示し、備蓄に伴う国民負担を擁護する立場を取りました。スタンスデータでは、賛否を0から1で示すスコアが0.25で、建議に対しては反対寄りです。建議への対応としては受け流す姿勢を示しました。また、備蓄米の放出については、買戻し条件を付けた場合に効果が出るのか悩ましいとしつつ、その効果を見極めたいと述べました。提示された材料の範囲では、放出の方法や備蓄の水準に関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
農家のために国民負担をしているんじゃなくて、国民の生活を守るために国民負担をしているわけでありますから、ちょっと考え方が違いますね。
路網整備による林業生産性の向上と命の道の確保について議論されました。論点として、路網は木材輸送の要であるとともに、災害時には代替路にもなると整理され、路網の強靱化・長寿命化や積算基準の見直しを進めることが示されました。石川香織氏は、林道整備の支援に力を入れるべきだと質問で主張し、賛成の立場を示しました。青山豊久氏は、路網整備を森林資源の循環利用に欠かせないものと明言し、積極的に評価する賛成の立場でした。提示された範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認できません。
農作業中の熱中症対策と作業者の健康管理に関しては、農作業中の死亡事故の要因の一つとして、熱中症のリスクが高まっていることが挙げられました。提示された材料に含まれる論点はこの点のみであり、具体的な対策の内容や制度面の議論、数値データについての言及は確認できません。また、発言者ごとの賛成・反対・中立といったスタンスのデータも提示されていないため、主要な発言者の氏名や立場、その根拠を整理することはできません。重要な結論や決定事項についても、提示された範囲では示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
農作業事故の防止と農業機械の安全対策について議論されました。事故の要因として、高齢者の増加と農業経営の大規模化が挙げられています。対策として、七年度に発売されるトラクターにはシートベルト警報などの安全機構が標準装備されることが示されました。また、農作業安全研修の受講者は前年度の三倍にあたる約十六万人に達したことが報告されています。発言者のうち松尾浩則氏は、全てのトラクターへの安全機構の標準装備化を積極的に提案しており、賛成の立場です(賛否スコア0.90)。提示された材料からは、この論点についての決定事項や、反対・中立の立場の発言者は確認できません。
例えば令和七年度から発売が開始される全てのトラクターにシートベルト未装着を警報する機構、あるいは座席を離れると動力が遮断される、こういった農業機械を工夫して、標準装備をしてもらう。
農地集約化に関する議論では、農地中間管理機構関連事業の実施主体に市町村を追加し、あわせて機構が所有する農用地も事業の対象に加えることが論点として取り上げられました。提示された材料には、この内容に関する発言者の氏名やスタンス(賛成・反対・中立)、その根拠を示すデータは含まれていません。そのため、主要な発言者の立場や、重要な結論・決定事項については、この材料からは確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
このテーマでは、水活(水田活用の直接支払交付金)、担い手向けの支払い、日本型直接支払いなど、農政における各種直接支払いの整理が論点となりました。大臣は、これらの直接支払いを整理し、簡潔化する方針を述べました。一方で、これまでの農政との連続性への配慮が必要であるとし、全面的なスクラップ・アンド・ビルドはできないとの認識も示しました。提示された材料には、大臣以外の発言者の氏名や、賛成・反対・中立といったスタンスのデータは含まれていません。また、具体的な見直しの内容や時期、決定事項についても示されていません。
農村人口の維持と中山間地域振興について議論されました。大臣は、農村人口の維持は高いハードルであるとの認識を示したうえで、土地改良、農福連携、二地域居住などを総合的に推進する考えを述べました。また、人がいなくなる地域への対応は産業政策ではなく地域政策であるとして、内閣を挙げて取り組むべきだと述べました。江藤拓氏は賛成の立場で、中山間地域の存続を重視し、内閣を挙げた地域政策や支援を肯定しました。金子恵美氏も賛成の立場で、農村の消滅は農業の存続を脅かすと指摘し、農村を維持することを重視する姿勢を示しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認できず、具体的な結論や決定事項も示されていません。
農林中金の巨額損失と経営体制の見直しが論点となりました。要点として、大臣は農業者向けの融資が全体の0.4%にとどまっている点を指摘し、農林中金法の改正も含めて検討する意向を示しました。発言者のスタンスとしては、八幡愛氏が巨額損失を批判し、融資という本来の役割への回帰を求めて体制の見直しに賛成の立場を示しました。江藤拓氏も巨額損失を重く見て、農林中金法改正を含む見直しを検討する意向を示し、見直しに賛成の立場です。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場を示した発言者は確認できません。また、法改正を含む見直しは検討する意向が示された段階であり、具体的な結論や決定事項は示されていません。
農林水産物・食品の輸出拡大戦略について、輸出拡大を進めるべきか、国内生産や自給率向上を優先すべきかが論点となりました。根本幸典委員は、輸出促進と海外展開によって稼ぐ力を強化すべきだと提言し、賛成の立場を示しました。江藤拓委員は、海外市場の獲得が農家所得の確保に有効であると述べ、輸出拡大を後押しする姿勢を示しました。笹川博義委員は、新基本計画に輸出拡大の施策強化を盛り込む方針を示し、前向きな立場をとりました。一方、八幡愛委員は、輸出拡大よりも国内需要に応える生産と食料自給率の向上を優先すべきだと主張し、反対の立場を示しました。このように、収益力や農家所得の確保を根拠に輸出拡大を支持する意見と、国内生産と自給率を重視して輸出拡大に慎重な意見が示されました。提示された材料には、結論や決定事項に関する記載はありません。
そして、農家の所得を一定水準以上に確保する上でも、海外のマーケットを取っていった方が有効です。
その中では、輸出の促進とともに、一つとして、食品産業の海外展開、さらにはインバウンドによる食関連消費の拡大、この連携を進めて、農業、食品産業の海外から稼ぐ力を強化すべきだ、こう提言をしたんですが、農林水産省のこれに関する受け止めと今後の取組についてお伺いをしたいというふうに思います。
新たな基本計画においても、輸出拡大、食品産業の海外展開、インバウンドによる食関連消費の拡大ということの相乗効果を発揮するための取組を盛り込む考えでございますので、引き続き関係省庁とも連携して施策の強化を図ってまいりたいというふうに考えております。
輸出を拡大するよりも、国内需要があるものをしっかりと生産して、国民の食料は国内で賄えるように食料自給率を高めていくべきだと考えます。
農林水産省の定員減少と統計体制の整備について議論されました。北神圭朗氏は、農水省の人員削減が突出していると問題視し、統計の整備を応援する姿勢を示しました(賛成、スコア0.80)。これに対し江藤拓大臣は、統計局中心の人員削減による弊害が一部出ていると認め、正確なエビデンスの提供に努めると述べました。江藤氏も体制整備の必要性を示唆する立場で、賛成寄りです(スコア0.80)。両者とも統計体制の整備を重視する方向で一致しており、対立する発言者は提示された材料には見られません。なお、具体的な人員数の見直しや決定事項については、提示された材料には含まれていません。
農業従事者の減少と離農防止に向け、所得の予見性をどう確保するかが論点となりました。小山展弘委員は、安定した収入の保証がなければ離農が止まらないと懸念し、所得の予見性の確保を重視する立場から、離農を抑制するため超党派で所得補償や直接支払の検討を行うよう要望しました。これに対し江藤拓大臣は、収入補償は難しいとの認識を示しつつ、将来の収入について予見性を持てる産業構造にすることが大事であると答弁し、所得の予見性を確保する方向性には賛成の立場を示しました。両者とも所得の予見性の確保そのものには賛成ですが、小山委員が所得補償・直接支払の検討を求めたのに対し、大臣は収入補償は難しいと述べており、手段については見解が分かれています。なお、具体的な制度の決定や結論に至ったとの発言は示されていません。
しかし、将来の収入の予見性、必ず、農業という職業を選択したら、自分は家族を持って、そして子供二人、三人はしっかり大学に行かすことができて、そして、同級生でそれなりの会社に勤めている、役場に勤めている仲間と比較して自分の生活水準は決して劣っているものではないというような未来が想像できるような農業の産業構造にしていくことが大事なんだろうと思っています。
農家の収入を増やす、安定して収入を得られる保証がなければ、なかなか、離農者、下げ止まらないんじゃないか、そのようにも考えるわけですけれども、国は、どのようにこの離農を食い止めて、また、どうやって食料生産量を維持する方針でありますでしょうか。
農業従事者の高齢化と人口減少への対応について、耕作面積が92万ha減少するとの予測を踏まえた議論が行われました。村岡敏英氏は、従事者の減少を危機的状況と指摘しましたが、提示された対応策への賛否は明らかではなく、中立的な立場と位置づけられます。江藤拓氏は、地域計画の策定と担い手の張り付けを進めるとともに、担い手が決まっていない白地に対する交付金を創設することで、耕作面積の減少に対応する考えを示し、積極的な対策姿勢をとっています。提示された材料の範囲では、これらの対応方針が示されたものの、最終的な結論や決定事項に関する記述はありません。
農業構造転換集中対策期間における予算確保が論点となりました。笹川博義委員は、初動五年で大区画化、施設再編、スマート農業の導入を進める方針を示し、そのための予算を中長期的かつ継続的に確保することに全力を挙げると述べ、予算確保に賛成の立場を明らかにしました。根本幸典委員も賛成の立場で、今急ぐ必要があり各施策の実施には財源が不可欠であると主張しました。あわせて根本委員は、若者の就農が進んでいない現状を指摘し、五年間の集中対策によって生産性の向上を示すべきだと述べました。提示された内容の範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認されておらず、具体的な予算額や決定事項も示されていません。
農業者への直接支払制度の導入可能性について議論されました。江藤拓大臣は、耕作条件が不利な中山間地域には戸別所得補償を考えてもよいとの個人的見解を述べた一方、補償は政治の範疇を超えるとして慎重な姿勢を示し、有効性は地域事情を踏まえて検討の余地があるとしました。財源面ではドイツの例を挙げ、10aあたり約2,300円で約1,000億円、3万円なら1.3兆円と難しさを指摘しました。またEUでは農家の1割に支払額の7割が集中し、見直しの議論があると説明しました。小山展弘委員は超党派で所得補償や直接支払いを検討すべきだと主張し、賛成の立場です。池畑浩太朗委員も戸別所得補償の議論を進めるべきとして前向きな姿勢を示し、作物対策と戸別所得補償の違いや党内のばらまき批判にも言及しました。制度導入の決定事項は示されていません。
私はやはり、ぼちぼちやっていける、少なくとも収入が減少はしていかない、一定程度、物価と同じぐらいの水準でいけるんじゃないか、こういう見通しを持つ上では、是非、やはり、超党派で、所得補償やあるいは直接支払い、もう名前とかメンツとかそういったことはどうでもいいと思います。
我々は、何か農林水産に関しては、党と党との対決ではなくて、農林水産大臣が今一番最初にお話をいただきました、ちょっと象徴的でもあります戸別所得補償に対してやはり議論を進めて考えていくべきじゃないのかというふうに私も思っておりますし、我々の党も一生懸命、農水に関して考え、そして行動させていただきたいというふうに思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。
ですから、全く戸別所得補償が悪いということではありませんが、ドイツの話をしていただきました、大体十アール二千三百円ぐらい払っております。
農産物検査を通らない米の増加と所在不明米が論点となりました。農林水産省は、令和六年産の検査数量が前年比六万トン減の四百二万トンで、検査比率が五九%であると説明しました。あわせて、縁故米や生産者保有米、消費者への直接販売が増加していると指摘されている旨を述べました。石川香織議員は、検査を通らない米の増加と所在不明米が国民の不安の要因になっているとして、これを問題視する立場(スタンスの賛否スコアは0.25)を示しました。提示された材料の範囲では、このテーマに関する結論や決定事項は示されていません。
検査場を通過しないお米の割合が増えたということも含めて、積もり積もって二十一万トン行方が分からなくなってしまったというのが今回の米騒動の、皆さんが不安に感じる大きな問題点の一つではないかなと思っております。
離島の分蜜糖工場の老朽化対策と更新支援について議論されました。分蜜糖工場の多くは築60年を超えており、新基本計画の実装および農業構造転換支援事業によって支援する方針が示されました。スタンスデータでは、松尾浩則氏は県による上乗せで地元負担を軽減すると答弁しており、支援に前向きな立場(賛成寄り、スコア0.60)ですが、引用は助言が中心で踏み込みは限定的です。角田秀穂氏は、老朽化した製糖工場の更新に向けて財政支援の充実が必要だと主張しており、賛成の立場(スコア0.85)です。提示された範囲では、工場更新を支援する方向で両者の立場が示されていますが、具体的な支援額や時期などの決定事項は示されていません。
米の生産と農家所得の確保をめぐり、需要に応じた生産を基本とする方針が議論されました。具体的には、九年度から水田政策を見直し、輸出などによる需要拡大と生産性の向上を図ることが示されました。松尾浩則氏は、需要拡大と生産性向上で対応する方針を述べ、この政策の推進に肯定的な立場(賛否スコア0.70)を示しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場を取る発言者は確認されず、見直しの詳細や具体的な決定事項についての記述もありません。
その中で、米につきましては、輸出を含め国内外の需要の拡大、あるいは、大区画化、スマート技術の活用、品種改良、こういったことで生産性を上げていくということにしております。
食料システム全体における合理的な価格形成を巡り、食料システム法案の仕組みが論点となりました。法案では、協議の申出に対して誠実な対応を求め、対応が不十分な場合には勧告・公表を行うとされています。また、指定品目について各段階のコスト構造をコスト指標として発信し、消費者の理解を醸成することも示されました。宮浦浩司氏は賛成の立場で、コストを考慮した取引を促し、コスト割れでの供給を抑止する措置を肯定的に説明しました。小山展弘氏も賛成の立場で、合理的価格形成の審議に触れたうえ、連携する流通業者への政策支援が必要だと述べました。根本幸典氏は賛成の立場で、農家の価格安定が持続可能な農業につながるとして、取り組む姿勢を示しました。提示された材料には、重要な結論や決定事項に関する記述は含まれていません。
こんなような状況がある中で、私も、やはり農家の皆さんが、きちっと価格が安定することによって持続可能な農業になる、こういう思いを持ってずっと取り組んでまいりまして、いよいよこれから国会の中で議論をされるというわけであります。
こうした措置によりまして、コストを考慮した取引を促して、コスト割れでの供給を抑止するということを狙ったものでございます。
また、もう一つ、合理的価格形成もこの国会で審議をされるということになっておりますけれども、農家とパートナーシップを結ぶような流通業者にも更に政策的な支援をしていくということも、設備投資というところで考えれば必要なことではないかなと思っております。
食料自給率の目標設定と摂取熱量(カロリー)ベースの指標の導入が論点となりました。食料・農業・農村基本計画の骨子案には自給率の目標が盛り込まれていない点が取り上げられました。これに対し、江藤拓大臣は、新たな目標と具体策を必ず示すと述べました。ただし、現時点では目標の数値は示されておらず、江藤大臣の姿勢を裏付ける材料は断片的です。一方、八幡愛議員は、カロリーベースの自給率を50%へ引き上げることを明確に主張し、目標設定に賛成の立場を示しました。提示された内容の範囲では、目標数値や具体策は確定しておらず、決定事項はありません。
食料・農業・農村基本計画への野党の申入れがどのように反映されるかが議論されました。立憲民主党は三十三項目を申し入れ、その取り入れ方の検討プロセスと反映の見通しを質しました。江藤拓大臣は、申入れ項目のうち取り入れられる部分は当然あると答弁し、部分的に反映する姿勢を示しました。一方で、予算や法律を伴うものがあるため検討が必要であるとも述べました。金子恵美委員は、野党の申入れ内容について、入れ込めるものは全て計画に入れるよう要望し、可能な限りの反映を強く求めました。以上のとおり、反映に前向きな姿勢は示されましたが、どの項目をどこまで取り入れるかについての具体的な結論や決定事項は示されていません。
高病原性鳥インフルエンザ対策と経営再開支援が議論されました。江藤拓大臣は、今季の発生が五十一例・九百三十二万羽にのぼる一方、二月は現場の努力で無事に切り抜けられたと述べました。経営再開支援としては、手当金に加え、ALICの資金によるクイック融資を四月から活用可能にし、手当金が支払われるまでのつなぎ資金とすると説明し、支援に積極的な立場(スコア0.80)を示しました。また、じんあい由来の新知見があることや、不織布が有効だった農場の事例を研究に生かす考えも示されました。金子恵美委員は、防疫措置と経営支援、研究の推進を求める立場(スコア0.75)から、農林水産大臣が関係省庁へ後押しをするよう求めるとともに、関連事業者への支援も要望しました。要点に示された範囲では、結論や決定事項として明示されたのは、クイック融資を四月から活用できるようにする点です。
鳥獣被害対策と銃猟規制の運用の明確化が論点となりました。環境省の飯田博文氏は、農業用ビニールハウスは住居に含まれない旨を今月中に都道府県へ通知する方針を示しました。根本幸典氏は、判断基準の明確化と環境省による情報提供、鳥獣対策の推進を一貫して求め、賛成の立場です。江藤拓氏は、共存を認めつつ、収穫に至るまでの鳥獣対策の推進が担い手確保に重要であると述べ、賛成寄りです。金子恵美氏は鳥獣害対策を進めるべきと質問し、賛成寄りですが、根拠となる発言は1件にとどまります。笹川博義氏は、会計検査院の改善要求を受け止めて改善しつつ、鳥獣対策に全力で取り組む意向を示しましたが、銃猟規制への言及はありません。大臣は鳥獣被害対策予算を百五十億円から百五十五億円に増額し、フェンス整備にも努力すると述べました。
しかし、現場では、その地域の判断基準が必ずしも明確ではなくて、ビニールハウスが点在する農地などで安心して猟銃による捕獲が行えない、こういった声も聞かれております。
委員の御指摘やこうした地域の声も踏まえまして、環境省としましては、農業用ビニールハウスは住居に含まれないことなど、住居集合地域等の考え方につきまして、今月中に都道府県に向けまして通知の形でお示ししたいと考えております。
そして、今後やはりしっかりとこの鳥獣害対策を進めるべきですけれども、御所見を伺いたいと思います。
ですから、共存しなきゃならないことは我々は認めなきゃなりませんが、しかし我々は農林水産でありますから、やはり汗を流して作ったものがしっかり収穫に至るようにしていくことが、今後の担い手の確保、地域を守る上でも大事だと思っております。
いずれにいたしましても、会計検査院の御理解も得られるように、改善すべき点は改善していく、しかし、鳥獣対策についてもこれからもしっかりと全力で取り組んでまいりたいと思います。
多くの論点で政府の方針や取組状況が示された一方、水田政策の見直しは未確定とされ、大臣は現場の混乱を反省して説明会の追加を表明しました。備蓄米の買戻し条件など具体的な決定に至っていない事項も多く、議論は継続している状況です。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。