予算委員会では、令和7年度予算をめぐり、石破茂総理、加藤勝信財務相、岩屋毅外相らと野田佳彦氏、前原誠司氏、大西健介氏、牧島かれん氏、志位和夫氏らが幅広い論点で議論しました。経済・財政では、ガソリン・軽油の当分の間税率の廃止、予備費の減額、基金の積み過ぎ、消費税のあり方が取り上げられました。社会保障・教育では、高額療養費制度の見直し凍結、介護・障害福祉従事者の処遇改善、高校無償化、給食無償化、社会保険料の引下げが論点となりました。外交・安全保障では、日米首脳会談と日米共同声明、防衛費、ウクライナ停戦、拉致問題などが議論されました。拉致問題では、総理が日米首脳会談でトランプ氏に即時解決を求めたと報告し、来日時に被害者家族との面会を働きかける考えを示しました。
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全77テーマ ・ 紐づく質疑76件
基礎年金給付費の不用額と年金予算の見積り
AI・半導体への公的支援とソブリンAIの実現をめぐり、量子・AI・半導体分野への公的支援の規模と枠組みが論点となりました。石破茂総理は賛成の立場(賛否スコア0.90)を示し、2030年度までに10兆円以上の公的支援枠組みを整備すると述べました。あわせて、量産法案を提出する方針を表明しました。提示された材料では、この支援枠組みの整備と法案提出の方針が確認できる内容であり、他の発言者の立場や反対意見、具体的な支援の内訳や実施時期の詳細については示されていません。
そうしますと、量子コンピューター、あるいはAI、半導体等につきまして、二〇三〇年度までに十兆円以上公的支援をするという枠組みをつくりまして、次世代半導体の量産に必要な法案を提出をいたします。
Gaviワクチンアライアンスへの拠出とグローバルヘルスをめぐり、日本の拠出の在り方が議論されました。牧島かれん氏は、日本がこれまでに累計約十六億ドルを拠出してきたこと、および次期戦略に向けて三・三億ドルの要請があることを指摘し、次期戦略への日本のコミットを求めて拠出継続を支持する姿勢を示しました。これに対し岩屋毅外相は、Gaviの活動を評価し、引き続き積極的な役割を果たす意向を示しました。一方で、拠出額については検討中であり、財政状況も考慮しながら慎重に議論したうえで貢献していくと答弁しました。両者はいずれも拠出継続に賛成の立場ですが、具体的な拠出額は現時点で決定されていません。
OTC類似薬の保険適用見直しと零売薬局規制をめぐり、社会保険改革の一環としてOTC類似薬の保険給付の見直しが取り上げられました。石破茂首相は、この見直しを大事な課題と位置づけ、含む社会保障改革の協議体について、令和8年度の具体措置に向けて党に指示する考えを示しました。その際、医薬品へのアクセスに配慮する点も付しています。スタンスデータでは、石破首相は賛成寄り(スコア0.72)とされています。前原誠司氏は、OTC類似薬の保険適用見直しを社会保険改革として明確に推進する立場で、賛成(スコア0.85)とされています。提示された材料には反対や中立の発言者は含まれていません。また、零売薬局規制に関する具体的な発言や、結論・決定事項として確定した内容は示されていません。
現役世代の社会保険料負担を下げるために、OTC類似薬の保険適用見直し、社会保険料の応能負担の徹底、医療DXによる生産性向上などの社会保険改革を進めて社会保険料を下げるべきだと我々は考えております。
その上で、OTC類似薬の保険給付の在り方の見直し、具体的には、例えて申し上げますと、OTC医薬品と効能、効果が同等なOTC類似薬について、患者さんにとって必要な医療へのアクセス、これに配慮しつつ、OTC医薬品との負担のバランスの観点から保険給付の在り方を見直す、能力に応じた負担を徹底する、医療DXを通じました効率的で質の高い医療の実現などの項目を含めました社会保障改革を進めていくことにより国民負担を軽減するということは大事な課題でございます。
TICAD9に向けた準備体制のあり方が議論されました。牧島かれん氏は、TICAD9を外務省の一行事にとどめず、オール・ジャパン体制で臨むよう強く求め、賛成の立場を示しました。これに対し、岩屋毅外務大臣は、関係省庁、自治体、若者、民間、市民社会と協力し、オール・ジャパンで準備を進めると答弁し、同様に賛成の立場を明確にしました。両者の間に対立する意見は示されておらず、提示された範囲では、関係省庁や自治体、民間、市民社会など幅広い主体と連携して準備を進める方針が岩屋外務大臣から答弁されたことが、この議論の主な結論となっています。
アジア版OSCE(欧州安全保障協力機構)の設立と防災分野の安全保障協力をめぐり、平林晃委員が公明党のアジア版OSCE構想を示し、OSCEのような常設機構の必要性を質しました。平林委員は常設機構の設立に前向きな立場です。これに対し石破茂総理は、本部の所在、資金分担、代表の格など具体像を構築する必要があるとの認識を示し、この構想に強い関心を持つと答えました。総理は具体化に向けて努力する意向を表明しており、積極的な姿勢です。両者のスタンスはいずれも賛成寄りで、スコアは平林委員、石破総理ともに0.80でした。なお、提示された材料には設立に関する決定事項や、防災分野の協力に関する具体的な発言は含まれていません。
インテリジェンス機能の強化とスパイ防止法について、日本の情報機関の体制と今後の検討方針が議論されました。牧島かれん氏は、日本の情報機関の人員・予算が他国と比べて圧倒的に少ないことを課題として指摘し、強化に前向きな立場(賛成寄り)を示しました。これに対し石破茂総理は、特に人的情報が不十分であるとの認識を示し、強化の必要性を示唆する立場(賛成寄り)でした。総理は、情報機関のあり方、その権限、秘密保全の各点について、国会での議論も踏まえて検討すると答弁しました。ただし、スパイ防止法を含む具体的な法整備への言及はありませんでした。今回の議論で、具体的な制度改正などの決定事項は示されていません。
ウクライナ停戦に向けた米露協議と日本の役割をめぐり、現状変更の容認の是非と停戦の在り方が議論されました。野田佳彦氏は、欧州での現状変更を容認することはロシアの成功体験になると指摘し、ウクライナでの現状変更を認めることに反対する立場で、ロシアへの譲歩にも否定的でした。これに対し石破茂総理は、早期停戦とロシアに成功体験を与えないことの両立に知恵を絞るべきと答弁しました。成功体験を与えない姿勢は支持しつつ、領土拡大を認めない停戦には難しさもあると指摘しており、条件付きの立場です。岩屋毅外相は、ミュンヘンで、終わり方次第で中国のみならず世界に影響すると発言したと説明しました。終わり方の重要性に言及する一方、賛否は明示せず、条件付きの懸念を示しました。本議論では、結論や決定事項は示されていません。
ウクライナ復興支援のフォローアップに関して、平林委員は、停戦が成立した場合にはウクライナの復興に積極的に貢献すべきだと述べました。提示された材料から確認できる論点は、停戦成立後の復興への関与のあり方に限られます。他の発言者の発言や賛否のスタンスデータは提示されておらず、賛成・反対・中立の立場や根拠、結論・決定事項についても確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
ガザ地区支援会議とパレスチナ復興支援をめぐり、総理は同会議を7月にマレーシアと共同開催する方針を述べました。その際、東アジアの知見を活かして国づくりを支援するとしています。発言者のスタンスとしては、石破茂氏が賛成の立場で、スコアは0.75です。根拠として、ASEAN諸国と連携したガザ復興支援を極めて重要と認識していることが示されています。提示された材料では、会議の開催方針と支援の方向性が述べられた点が中心であり、これ以外の論点や、反対・中立の立場の発言者は確認できません。また、具体的な支援内容や決定事項についての記載もありません。
私どもとして、あのガザ地区の人たちの幸せを実現するために何ができるかということは、ASEAN諸国ともよく連携をしてまいることが極めて重要だと認識をいたしております。
ガソリン・軽油の当分の間税率(暫定税率)の廃止をめぐり、財源と実施方法が論点となりました。野田佳彦氏はリッター25.1円の当分の間税率を廃止して引き下げるべきだと明確に主張し、賛成の立場を示しました。大西健介氏も、税金まみれのガソリン価格だと批判し、4月からの25.1円引下げを求めて、即時実施を一貫して主張しました。これに対し石破茂首相は、廃止すると1.5兆円の穴が空くとして財源の議論が必要だと述べ、補助により価格を185円に抑えていること、財源の扱いは三党協議の結果を見て対応することを答弁しました。加藤勝信財務相は、三党幹事長合意で廃止は決まっているとしつつ、実施方法は政党間協議の結果を踏まえて対応すると答弁しました。実施時期や財源の確定には至っていません。
我々は、今審議されているこの予算案を修正するとともに、所得税法等の一部改正案、これについても修正案を出して、この四月からガソリン価格をリッター当たり二十五・一円下げたいというふうに思っています。
改めてお伺いをしたいと思いますけれども、円安などの影響で、一部の地域では一リッター二百円を超えるようなガソリン価格となっておりますけれども、これを引き下げるために、当分の間暫定的に上乗せされている部分を廃止して、リッター当たり二十五・一円、引き下げるべきではないかと思いますけれども、総理のお考えをお伺いをしたいと思います。
他方で、昨年十二月、もう言うまでもなく、自民、公明、国民民主の三党の幹事長間において、いわゆるガソリンの暫定税率は廃止する、具体的な実施方法については、引き続き関係者間で誠実に協議を進めると合意がなされております。
それはともかくといたしまして、じゃ、これをやめますということになります、そうすると一兆五千億円穴が空きます、そうすると道路整備等々の財源はどうしましょうかということになるわけで、そのことについてどうするのかということについての議論というものが必要だ。
コロナワクチン生産体制等緊急整備基金の積算と国庫返納が論点となりました。野田佳彦氏は、年間必要額が七百五億円であるのに対し千八百億円を基金に投入したのは奇異だと指摘し、積算に否定的な立場を示しました。大西健介氏は、基金1800億円のうち約1000億円は余るとして、余剰分の取り崩しと国庫返納を求め、高額療養費の凍結等に充てるべきだと主張し、積み増しを強く批判しました。加藤勝信氏は、基金は必要額として計上したものだと説明し、基金の継続と積算を擁護する立場でした。石破茂首相は、基金で運用損19億円と信託報酬3億円が生じた経緯を説明し、運用損は好ましくないとしつつも当時はやむを得なかったとして容認する立場を示しました。提示された材料には、返納や取り崩しについての決定事項は含まれていません。
こんなばかな、血税をこんな無駄遣いしてどうするんですか、二十二億円も。
これは岡本議員が指摘をいたしましたけれども、一年間に必要な額、七百五億円をはるかに上回る千八百億円を基金に投入しているというのも、これも奇異に思います。
ワクチン生産体制等緊急整備基金については、令和八年度末を期限とした基金であって、引き続き、新型コロナワクチンの研究開発、実生産を行う施設の整備、生産体制の維持等に係る経費に対する支援、定期接種に係るワクチン助成等を実施する、そうした観点から、必要な額として計上させていただいているところでございます。
決して好ましいことでも望ましいことでもございませんが、そういう状況下におきましてはやむを得ない対応であったと承知をいたしております。
サイバー対処能力強化法案と官民の情報共有について議論が行われました。牧島かれん氏は、政府がインシデント報告等を分析して共有する体制の強化を求め、法案の今国会での成立を訴えており、賛成の立場です。これに対し平将明大臣は、同法案で情報の整理・分析・提供を法定化すると説明しました。あわせて、秘匿性の高い情報の提供先は協議会の構成員等に限るとしました。平大臣は官民双方向の情報共有を促進し、サイバーセキュリティーの強化を図る意向を示しており、賛成の立場です。提示された範囲では、両氏とも法案に賛成しており、反対や中立の発言者は示されていません。
ゼロ〜二歳児の保育料の所得別負担と少子化対策をめぐり、保育料負担の軽減が論点となりました。前原誠司議員は賛成の立場から、令和8年度からの負担軽減を求め、保育料を半額程度へ引き下げるよう主張しました。これに対し石破茂首相は、保育料負担軽減の指摘を重く受け止めると述べ、軽減を含む支援拡充に前向きな姿勢を示しました。ただし、その実現には三党協議と恒久財源の確保が条件になるとしています。首相は、三党協議の後に恒久財源と合わせて成案を得ると答弁しました。本議論では、具体的な引き下げ幅や実施時期についての決定はなく、三党協議を経た成案の取りまとめに委ねられた形です。
トランプ米大統領によるガザ住民の強制移住発言と国際法の関係が議論されました。志位和夫委員は、この発言は国連憲章等の国際法に違反するとの認識を総理に質し、発言の撤回を強く要求しました。志位委員の立場は反対です。これに対し石破茂総理は、米国の方針決定を承知していないと述べ、国際法に合致した行動が当然であると一般論として答えるにとどまりました。トランプ大統領の発言に対する評価は避けており、立場は中立です。議論を通じて、発言が国際法に違反するかどうかについて政府としての明確な見解は示されませんでした。
ハンガリーで発生した邦人女性殺害事件を巡り、在外公館による邦人保護の対応が議論されました。田中健委員は、旅券の発給に元夫の同意が必要だとした対応や、緊急時に一時渡航書を発給できたのかを質し、発給できなかった外務省の対応に疑問を示しました。これに対し岩屋毅外務大臣は、来館時にDVへの言及はなかったと説明しました。また、一時渡航書の発給は可能であったものの、その手続はなされなかったと答えました。そのうえで岩屋外務大臣は、在外公館の対応の点検と再確認を領事局長に指示したと述べ、対応強化に前向きな姿勢を示しました。なお、本件に関して示された決定事項は、この点検・再確認の指示にとどまります。
ヒロシマ・アクション・プランに関連し、各国首脳の被爆地訪問とユース非核リーダー基金が議論されました。平林晃委員は、新任首脳に対して被爆地訪問を呼びかけるよう求めるとともに、ユース非核リーダー基金を高く評価し、その継続と拡大を要望しました。立場は賛成です。これに対し岩屋毅外務大臣は、被爆地訪問の促進に外務省として努めると前向きに述べました。また、同基金については2030年まで4クールを実施すると答弁しました。立場は賛成です。両者の間に対立する論点は示されておらず、基金の拡大そのものについて新たな決定事項は提示されていません。
一兆ドル規模の対米投資と為替への影響について、高井崇志委員は、民間企業任せで一兆ドルの対米投資を約束した根拠や支援策を質しました。高井委員は、民間次第とされる約束を批判し、国内投資も求めており、立場は反対寄りです。これに対し石破茂総理は、企業代表と話をした上で、日本国内の雇用を失わせる考えはないと答えました。石破総理は対米投資自体は否定せず、国内雇用を失わせる投資は否定するという条件付きの姿勢を示しており、立場は中立から反対寄りです。提示された範囲では、投資の根拠や具体的な支援策、為替への影響について明確な結論や決定事項は示されていません。
三党合意の実効性をどう担保するかが論点となりました。前原誠司氏は、合意の担保として骨太方針への明記とプログラム法の今国会での成立を石破茂首相に強く求め、賛成の立場を示しました。これに対し石破首相は、骨太方針までに大枠を示す意向を明らかにしました。実効性担保の方法には骨太方針等の閣議決定を含む複数の手段を挙げた一方、具体的な担保の方法は三党協議に委ねると答弁し、明確な賛否は示しませんでした。プログラム法の今国会成立については、首相から明示的な言及はありませんでした。骨太方針への明記や法整備の具体的な扱いについて、結論や決定事項は示されていません。
中国が東シナ海の与那国島南方の排他的経済水域(EEZ)に設置したブイをめぐり、その撤去の在り方が論点となりました。黄川田仁志氏は、ブイを日本が自ら即刻撤去すべきだと明確かつ強く主張し、撤去を求める立場を示しました。これに対し岩屋毅外相は、与那国島南方のブイについて、あらゆる機会を捉えて中国に即時撤去を求めてきたと答弁しました。一方で岩屋外相は、物理的措置が国際法上どこまで許容されるかは明確ではなく、総合的な判断が必要であると述べました。このように、両者ともブイの撤去自体は求めていますが、日本が自ら撤去する措置を取るべきとする黄川田氏と、中国への撤去要求を続けつつ物理的措置には総合的判断を要するとする岩屋外相とで、対応の方法に違いがみられました。本件について、提示された範囲では具体的な決定事項は示されていません。
予算の省庁別審査の評価と、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則が論点となりました。野田佳彦氏は省庁別審査を評価したうえで、これを局ごとの審査へ発展させて、より充実させることを提案しました。これに対し石破茂総理は、省庁別審査は今後も活用すべきとの考えを示しました。一方で、局別の審査については政府委員制度の議論が必要であると答弁しました。また総理は、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則について、財政上意義のあるものと評価しました。野田氏はペイ・アズ・ユー・ゴーには言及していません。スタンスの面では、石破氏は同原則と省庁別審査をともに肯定的に評価しており(賛成寄り、スコア0.78)、野田氏は省庁別審査を評価し局ごとの審査を提案する立場でした(賛成寄り、スコア0.70)。局別審査の導入について、結論や決定事項は示されていません。
予算修正における予備費の規模と財政民主主義が論点となりました。野田佳彦氏は、概算要求で五千億円だった予備費が一兆円に増えたと指摘し、平時に戻すため一兆円は多過ぎるとして五千億円の減額を主張しました。大西健介氏も、予備費の積み過ぎを批判し、適正規模を限定すべきであり、財政民主主義の観点から問題があると指摘しました。両氏は減額に賛成の立場です。これに対し石破茂首相は、災害や物価高に備えるため一般予備費一兆円は必要であると答弁し、減額には否定的な姿勢を示しました。また、特定目的予備費は設けないと述べました。提示された範囲では、減額について合意は示されておらず、決定事項も確認できません。
介護離職の防止と介護休業制度に関して、石破茂首相が答弁しました。首相は、介護離職によって家庭の負担が大きくなるとともに労働力の損失も生じている点を認識していると述べました。また、介護崩壊が介護離職を通じて家庭の崩壊を招く危険性についても認識しているとしました。スタンスデータでは石破首相のスコアは0.65で、賛成寄りの数値が示されていますが、その根拠は介護離職の負担と労働力損失への認識にとどまり、介護休業制度そのものへの賛否には言及がないとされています。提示された範囲では、具体的な制度改正や決定事項は確認できません。他の発言者の立場も示されていません。
それと同時に、介護離職をしなければならない方々が大勢おられる、それによってその御家庭の負担が物すごく増えますし、そして、それによって失われる労働力の大きさというものもよく承知をいたしております。
保育士不足と処遇改善をめぐり、処遇改善の成果と賃金格差の現状が論点となりました。三原じゅん子大臣は、令和6年度補正予算で10.7%の処遇改善を実施したことにより、全産業平均との賃金差は縮小したと答弁し、成果を評価したうえで更なる改善を進める考えを示しました。これに対し早稲田ゆき氏は、格差は縮まっていないとの認識を示し、全員の賃金に反映される年額12万円の処遇改善を明確に要望しました。両者とも処遇改善の推進という方向性では一致していますが、現状認識が異なっており、大臣は格差が縮小したとし、早稲田氏は縮まっていないとしています。提示された範囲では、年額12万円の要望に対する具体的な決定事項や結論は示されていません。
八潮市道路陥没事故の復旧支援と、下水道管路の強靱化が論点となりました。黄川田仁志氏は、国による技術的・財政的・政策的な支援を求め、あわせて次期国土強靱化計画に下水道の強靱化を盛り込むよう要請しました。スタンスデータでは、復旧への積極的な支援と予算確保を政府に強く要望する立場(賛成寄り、スコア0.90)とされています。これに対し石破茂総理は、県や市任せにせず国として支援する考えを示し、具体策として避難者のホテル収容への支援と、セーフティネット貸付の要件緩和を実施していると答弁しました。石破氏のスタンスも復旧支援に積極的な立場(賛成寄り、スコア0.80)です。提示された材料の範囲では、両者とも復旧支援に前向きであり、反対の立場を示した発言者は確認できません。下水道の強靱化を次期国土強靱化計画に盛り込むかどうかについては、決定事項は示されていません。
公立高校施設の老朽化対策と財政支援について議論されました。野田氏は、公立小中高校の老朽化対策の加速を修正案に盛り込んだとされています。早稲田ゆき氏は公立学校施設整備費の倍増を総理に決断するよう強く求めており、対策の拡充に賛成の立場です。これに対し石破茂首相は、長寿命化改修などで老朽化対策を急ぎたいと答弁し、対策を進める意向を示しました。一方で、高校の老朽化対策は設置者である地方公共団体の一般財源で実施するものだと説明し、国と地方の役割分担を考える必要があると述べました。このため、首相は対策の推進には前向きですが、国の財政支援の拡大については、役割分担の整理を要するとの立場でした。提示された材料に、整備費倍増の可否など具体的な結論や決定事項は含まれていません。
北朝鮮のハッカー集団による暗号資産被害への対応について、丹野みどり委員が議論を取り上げました。丹野委員は、北朝鮮のハッカーによる暗号資産の被害が世界で年間約一千億円に上り、そのうち日本の被害が最多であると紹介しました。丹野委員は暗号資産を世界が対峙すべき脅威と述べており、スタンスのスコアは0.60でやや賛成寄りですが、具体的な対応策への賛否は明確ではありません。提示された範囲では、この論点に関する他の発言者の立場や、対応についての結論・決定事項は確認できません。
暗号資産はこのように世界が対峙しなくてはいけないというものにもちろんなっておりますし、この暗号資産関連でいきますと、おととしの通常国会で我が国民民主党の玉木議員が、そして昨年の臨時国会では浅野議員が暗号資産の申告分離課税について質問をしております。
介護・障害福祉従事者の処遇改善と公定価格の引上げをめぐり議論が行われました。野田佳彦氏は賛成の立場で、月一万円の賃上げとして四千二百二十五億円を提案しました。早稲田ゆき氏も賛成の立場で、年額12万円の処遇改善を求め、介護崩壊への危機感を示し、調査より即時実施を主張しました。これに対し石破茂首相は、現場の厳しさや財源の必要性は認識しているとして、政府部内で検討し、人材確保の方策は議論を詰めると答弁しましたが、具体的な引上げ額の明言はありませんでした。福岡資麿厚生労働大臣は、加算要件の緩和と補正措置を挙げ、実態調査を踏まえて必要な対応を行うと答弁しました。政府側は処遇改善の必要性を認める一方、具体的な賃上げの実施や時期についての決定事項は示されませんでした。
そうではなくて、私たちは、きちんと賃金に、引上げができるように、年額で十二万円、まずは月額一万円の賃上げをするための処遇改善を求めております。
一つは、この担い手不足のところは待遇改善をしていかなければいけないということで、我々は、介護やあるいは障害者福祉を担当する人たちの例えば待遇をよくするために、月額一万円、年として十二万円の報酬引上げ、賃金引上げをしていこうと。
このことの必要性は十二分に認識をいたしておりますので、政府部内でよく検討いたしてまいります。
その補正予算の、これが今後また事業所に渡っていく中で、しっかりその実態調査を踏まえまして、必要な対応を行っていきたいと思っています。
台湾海峡の抑止力と日米共同声明における台湾への言及について、石破茂総理は日米首脳会談の内容を説明しました。総理は、会談において力による一方的な現状変更に反対する立場を示し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したと述べています。スタンスの分析では、石破茂総理は首脳会談での対応を肯定的に説明しており、賛成寄り(スコア0.75)と位置づけられています。その根拠は、台湾海峡の平和と安定の重要性を会談で強調したと自ら説明している点です。提示された材料からは、他の発言者の意見や反対・中立の立場、具体的な決定事項は確認できません。
今般の首脳会談におきましては、トランプ大統領との間で、東シナ海、南シナ海などにおける力又は威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みに反対すること、台湾海峡の平和と安定が重要であること、これを強調いたしました。
国民生活安定緊急措置法など物価統制法を米に適用するかどうかが論点となりました。江藤拓農林水産大臣は、二法の適用を検討したものの、過去の例から今回は無理だと判断し、食糧法29条に基づいて備蓄米を放出したと説明しました。この点で江藤大臣は適用に否定的な立場です。一方で同大臣は、事態が深刻化すれば二法が適用されることもあり得ると答弁しました。近藤和也議員は、米への統制法適用について明言はせず、決断する姿勢を示す必要があると述べるにとどまり、立場としては中立からやや賛成寄りです。なお、二法を適用するという結論や決定事項は示されていません。
しかし、過去の例を引いても、今回に引用することはとても無理だということで、結果として、食糧法の二十九条に基づいて、今回、買戻しを条件に放出することにしたわけでありますが、しかし、これも、量についてのみ食糧法は書いてあって、価格については書いてありませんので、何度も答弁いたしましたけれども、法制局の方とも意見交換をして、法律上、しっかりとこれは説明がつくのかということも検討した上でやりましたので、検討しなかったわけではありません。
乱暴ですけれども、やはり、食料を守っていく、消費者を守っていく、そしてひいては農家を守っていくということでは、しかるべきときには決断をするんだということの姿勢は示していく必要があるのではないかなというふうに思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
国連海洋法条約をめぐる課題と、海洋秩序形成における日本の役割が議論されました。黄川田仁志氏は、海底ケーブルの損壊やブイをめぐる問題を挙げ、同条約の改定や運用の工夫によって日本が主導すべきだと提起し、積極的な立場を示しました。これに対し岩屋毅外務大臣は、想定外の課題が生じていることを認めたうえで、日本が海洋秩序の議論をリードしていきたいと答弁し、リーダーシップの発揮と海洋秩序の発展への積極的な関与に前向きな姿勢を示しました。両者はいずれも日本が主導的に関与する方向性で一致しており、反対や中立の立場を示した発言者は提示された材料にはありません。なお、具体的な改定内容や決定事項については、提示された材料には示されていません。
在外公館の強靱化と外交官の処遇改善について議論されました。牧島かれん氏は、外交官の手当が低いことや大使館・領事館の修繕が遅れていることを指摘し、領事体制の強靱化に向けた予算編成を求め、賛成の立場を示しました。これに対し岩屋毅外相は、在外公館の体制整備強化を重要と認識し自ら強く指示したと述べ、老朽化対策や国有化、定員五十六名の増員、在勤手当の見直しを進めると答弁しました。田中健氏は、邦人保護の人員体制が不十分であれば拡充し、国民の生命財産を守るよう求めており、賛成寄りの立場です。いずれの発言者も体制強化に前向きであり、反対の立場を示した発言者は提示された材料には見られません。
基礎年金給付費で毎年生じる一兆円超の不用額の扱いと、年金予算の見積りが論点となりました。野田佳彦氏は不用額の一部を財源に充てる案を示し、肯定的な立場です。早稲田ゆき氏も、毎年の不用額を処遇改善等の財源に活用すべきだと主張し、賛成の立場です。大西健介氏は約7000億円の積み置きをやめるべきだとして、現状の見積りに批判的な立場を示しました。石破茂総理は、不用額をそのまま回してよいかは議論があると答弁し、やや慎重な立場です。加藤勝信財務相は、基礎年金は義務的経費であり必要額の確実な確保が重要との立場から、R7予算案では前年比1.7兆円減の28.4兆円に見直したと答弁しました。提示された材料には、不用額の転用に関する結論や決定事項は含まれていません。
これは、私たちが先ほど申しております三・八兆円の財源の中の、やはり厚労省関係で、基礎年金給付費の一部活用、これは不用額が毎年一兆以上のものが出ております、三兆というときもございました。
私はこんなことはやめるべきだと思いますけれども、いかがですか。
半分を借金返済、半分どうするかという問題があって、その中の一部を、基礎年金の給付費の一部を利用して財源に充てたらどうかという提案をしています。
その上で、基礎年金給付については、受給権者からの請求に応じて支払う義務的な経費であり、毎年度支払いに必要な額、不足することなく確実に給付を行えるよう必要な予算額を確保することが大事なことは言うまでもありません。
不用額が出たからといって、それをそのまま回していいかどうかについては議論のあるところでございます。
基金の点検・見直しと補正予算の常態化が論点となりました。野田佳彦氏は、三年ルールを逸脱した基金の積み過ぎが八・一兆円あるとして財源化を主張し、見直しに積極的な立場を示しました。大西健介氏も賛成の立場から、宇宙戦略基金の補正予算での積増しなどを挙げ、三年ルールが骨抜きになっていると指摘しました。これに対し、財務省参考人は基金残高等の数字を示しましたが、積み過ぎ額の試算ではないと説明しました。加藤勝信財務相は、基金は将来の見込みに基づいて積んでおり無駄ではないと反論し、三年ルールは決定後の予算に適用されるものだと述べ、見直しには消極的な立場でした。石破茂氏も基金の有用性は減じないと答弁し、存続に肯定的な立場でした。会議では、積み過ぎ額の認識をめぐって双方の見解が分かれ、見直しに関する結論や決定事項は示されていません。
我々は、この三年ルールをもっと厳格に適用すべきだと考えています。
いずれにしても、有効に使われないで積み過ぎている、三年ルールから逸脱したものがこれだけあるならば、全部とは言わなくても、一律例えば二割財源にするとするならば、相当な額の財源が、確保するわけですね。
具体的に、そこも含めて将来の見込みをベースにそれぞれ基金が積み上げられているということでありますから、無駄に積んでいるというものでは全くないということをまず申し上げておきたいというふうに思います。
いつ何どき何が起こるか分からないというときに、基金の有用性というのはいささかも減じるものではないと考えております。
学校給食の無償化と小学校からの制度化が議論されました。野田佳彦氏は、給食費約四千九百億円の無償化を提案し、国が責任を持って学校給食を無償化すべきと主張し、賛成の立場を示しました。前原誠司氏も、令和8年度から小学校で給食無償化を実施すべきと明確に主張しました。これに対し石破茂首相は、困窮世帯へはすでに無償化が行われているとしたうえで、給食を教育として扱うかどうかが議論の本質であると答弁しました。一方で、三党協議が調えば、小学校の給食無償化を念頭に令和8年度以降の早期の制度化を目指すと述べ、中学校への拡大についても可能な限り速やかに実現したいとしました。
次は、学校給食の無償化でございますけれども、給食の無償化につきまして、令和八年度から、まず小学校で実施すべきではないかと考えております。
だとするならば、これは、自治体間によって差があるのではなくて、国が責任を持って学校給食を提供する、無償化をすべきだと私は思います。
その上で、政党間で協議をいただいておる状況でございますが、その協議が調えば、学校給食法との関係、児童生徒間の公平性、支援対象者の範囲の考え方、地産地消の推進を含む給食の質の向上、国と地方との関係、効果の検証等々の様々な論点につきまして十分な検討を行い、まずは小学校の給食無償化を念頭に、安定した恒久財源の確保策と併せまして、令和八年度以降、できる限り早期の制度化を目指したいと考えております。
旧安倍派の裏金問題の真相解明に関して、旧安倍派会計責任者の参考人招致の実現が論点となりました。野田佳彦氏は、この招致の実現を与党に要請しており、スタンスデータでは賛成寄り(0.85)と示されています。根拠は、野党全体で旧安倍派会計責任者の参考人招致の実現を強く要請している点です。これに対し石破茂総理は、招致を求める議決の重みを受け止めると述べ、会計責任者本人に働きかけるなど必要な努力を続けると答弁しました。石破氏のスタンスは0.60で、中立から賛成寄りと位置づけられています。根拠は、議決の重みを受け止め必要な努力をするとの表明にとどまり、具体性に乏しい点です。提示された範囲では、参考人招致の実施時期や具体的な方法などの決定事項は示されていません。
尖閣諸島の実効支配強化と日米安保条約第五条をめぐるテーマでは、日米首脳会談の成果が論点となりました。黄川田仁志氏は、日米首脳会談で安保条約第五条が尖閣諸島に適用されることを再確認できた点を大きな成果として評価し、この点について肯定的な立場(賛成寄り、スタンススコア0.75)を示しました。提示された材料では、同氏の発言以外の論点や他の発言者の立場は確認できず、このテーマに関する具体的な結論や決定事項も示されていません。
さて、この度の日米首脳会談で、改めて日米安全保障条約の第五条が尖閣諸島に適用されることを確認できたのは大きな成果の一つであったと思います。
担い手減少と農地減少に対する農業の脆弱性対策が論点となりました。近藤和也氏は、農家数や農地が長期的に減少している現状を挙げ、米騒動は今回限りのものではないと覚悟すべきだと指摘しました。スタンスデータでは、近藤氏は担い手・農地の大幅な減少に強い危機意識を示し、対策の必要性を訴えており、賛否スコアは0.90(賛成寄り)です。提示された材料からは、ほかの発言者の立場や、具体的な対策内容、結論・決定事項は確認できません。
農家の方が六割減って、農地も三割減って、それで安定供給ができますかねということなので、今回、やはり危機意識として持つべきは、令和の米騒動は今回限りではないということを覚悟しておかなくてはいけないのかなと。
拉致問題の解決と日朝連絡事務所の設置をめぐり、家族会の認識との関係が議論されました。黄川田氏は、家族会が反対している日朝連絡事務所の設置ではなく、家族に寄り添う形での解決を求めました。これに対し総理は、家族の思いに寄り添うとの姿勢を示しつつ、連絡事務所だけが唯一の解ではなく、可視化が重要であると答弁しました。また田中氏は、横田代表が連絡所の設置に反対する発言をしていることを引き、北朝鮮による時間稼ぎやアリバイ工作につながるのではないかとの懸念を示しました。提示された範囲では、連絡事務所の設置について決定事項は示されておらず、発言者ごとの賛否を示すスタンスデータもありません。
拉致問題解決に向けた連絡事務所の設置と家族会との関係が議論されました。黄川田仁志氏は、連絡事務所設置に家族が明確に反対していると指摘し、家族の思いに寄り添う解決策を政府に求めました。田中健氏は、家族会が反対している点を挙げて首相自ら説明するよう求め、連絡所を被害者救出にどう生かすかのビジョンとロードマップの提示も要請しました。これに対し石破茂首相は、連絡事務所は唯一の解ではないとしつつ、問題を可視化する意義を述べ、主張の違いを国民に見える形にすると答弁し、家族会の理解を求める努力をするとしました。また、遺骨の誤りなどを公の場で指摘し世界に発信することが重要だと述べました。トランプ大統領への連絡事務所への言及の有無については明確な答えはありませんでした。共同声明でコミットメントの語が落ちた点について、首相は意図的でなく米国の関与は強まると答え、トランプ大統領と被害者家族の面会実現に努力する考えを示しました。
日朝首脳会談と北朝鮮の体制保証をめぐる国益について議論されました。石破茂首相は、北朝鮮の核心的利益は体制維持であり、体制保証をどう考えるかが本質的な問題であると述べました。また、北朝鮮の目的は体制保証であって日本の国益と相反する部分が多く、体制維持との両立は極めて困難との認識を示しました。一方で、拉致問題、非核化、ミサイル停止の三つの解決が必要であり、決裂のための会談はしないと述べました。石破首相は会談自体には意義があるとしつつ、体制保証には否定的な立場で、条件付きの姿勢(賛否スコア0.40)を示しています。提示された範囲では、会談の実施や体制保証に関する具体的な決定事項は確認できません。
我が日本国として北朝鮮の今の体制の安全の保証というものができるか、そしてするべきなのかということを考えたときに、私はそれは違うのではないかというふうに考えております。
日本製鉄によるUSスチールの買収・投資をめぐる日米協議が議論されました。石破首相は、バイデン前政権による買収禁止を不当な政治介入と認め、異を唱えたと述べました。また、買収から投資への転換は後退とは認識しておらず、必要な支援を行うと答弁しました。さらに、トランプ氏が米国企業・米国人経営者にこだわっていると述べ、持株比率は両社の協議事項との認識を示しました。総理は、日鉄が買収から投資へ変更し、日米で製造業の復活を図る点について、大統領の賛意を得たとも述べました。一方、守島正氏は、買収阻止を不当な政治介入と批判するとともに、買収から投資への転換は日鉄にとって後退だと指摘しました。平林委員は、トランプ大統領のマイノリティー出資発言と完全子会社化計画との矛盾を質しました。スタンスデータでは、守島氏が賛成寄り(0.85)、石破首相も双方の利益を条件に日米協力に前向きな賛成寄り(0.72)とされています。
日米共同声明における防衛力強化の表現と防衛費のGDP比2%超について議論されました。志位和夫委員は、2027年度以降について従来の「維持」としていた表現が共同声明では「抜本的強化」に改められた理由を質し、安保三文書の根幹を勝手に書き換えたとして強く批判し、反対の立場を示しました。これに対し石破茂総理は、国家防衛戦略に将来の維持強化が明記されており、表現の変更ではないと説明しました。また、必要であればGDP比2%を超えることもあり得るが、数字ありきではないと述べ、従来方針の継続を示しつつ条件付きで容認する立場を示しました。両者の間で、表現の変更に当たるかどうかについての認識は一致せず、会議では結論や決定事項は示されていません。
日米共同声明における渡航審査の強化と、日本版ESTA(JESTA)の早期導入が議論されました。外務省は、共同声明の文言について、日米当局間の審査や情報共有の取組を強化することを確認したものだと説明しました。黄川田仁志氏は、二〇三〇年という導入目標は遅いとして、JESTAの前倒し導入を要請し、早期導入を明確に主張する強い賛成の立場を示しました。これに対し石破茂総理は、安全面と利便性の観点からJESTAの可能な限り早期の導入が重要であるとして賛成の立場を示し、実態調査を急ぎ、できる限り早期に導入する方向で検討すると答弁しました。導入時期について具体的な年次の決定は示されておらず、前倒しの方向で検討を進めることが確認された段階です。
日米貿易協定と自動車関税の整合性について、近藤和也氏が発言しました。近藤氏は、協定において自動車関税の交渉を行うことが約されていたにもかかわらず、その交渉が進んでおらず、日本側が振り回されている状況にあると指摘しました。そのうえで、協定に沿わない対応をとる相手に対しては毅然とした姿勢で臨むよう求めました。近藤氏のスタンスは、スコア0.30(0が反対、1が賛成)とされていますが、根拠として、協定違反の相手に毅然とした姿勢を求める一方で、賛否そのものは明確ではないとされています。提示された材料には、他の発言者の立場や、結論・決定事項に関する記述は含まれていません。
やはり、今までの、協定という中で守るべき当たり前のことを守らないことに対しては、しっかりとした毅然とした姿勢を示すべきだと思います。
日米韓の連携と北朝鮮の完全非核化について議論されました。岩屋毅外相は、ミュンヘンで開かれた日米韓外相会合で、北朝鮮の完全な非核化に向けたコミットメントを三か国で再確認したと述べ、これを極めて意義があったと評価しました。石破茂首相は、体制保証と核保有の切り離しが本質であるとの認識を示し、日米韓の間で対応に差を出さずに連携していくと答弁しました。石破首相は日米韓の連携と北朝鮮の完全非核化を明確に推進する姿勢です。早稲田ゆき議員は、日米韓の連携と完全非核化に向けた交渉を揺るぎなく進めるよう要望しました。提示された発言では、岩屋外相、石破首相、早稲田議員のいずれも賛成の立場を示しており、反対や中立の立場を示す発言者は確認されていません。
やはり日米韓でしっかりとした連携をして、そして拉致問題もしかり、それから完全な北朝鮮の非核化交渉、これをきちんと連携をしてやっていただく、これが揺るぎないものであっていただくように私からも要望させていただきます。
私は、事の本質はそこにあるんだろうと思っておりまして、そうであるからこそ、日米韓で対応に差があってはいかぬのだ、北朝鮮の完全な非核化ということと彼らが求める体制の保証というものをどう両立するかについて、三か国間で常に連携を図り、意思の疎通を図りたいと考えております。
その中で、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向けての三か国のコミットメントを再確認できたことは極めて意義があったというふうに思っております。
東アジア・サミット(EAS)への米国大統領の出席と、米国のインド太平洋へのコミットメントが論点となりました。野田佳彦氏は、米国大統領がEASに出席するよう促すことを求め、米国にアジア太平洋へのコミットを促す姿勢を重視しました。これに対し石破茂総理は、トランプ氏が過去にEASへ出席していないことを認めた上で、米国大統領の出席の重要性について論理的に説き、機会を見て働きかける旨を答弁しました。両者とも米国大統領の出席を支持する立場で、スタンスデータでは石破氏が0.75、野田氏が0.80と、いずれも賛成寄りでした。提示された範囲では、出席の実現に関する具体的な決定事項や合意は示されていません。
核兵器禁止条約の第三回締約国会議への日本政府の不参加をめぐり、オブザーバー参加の是非が議論されました。平林晃委員は、政府に対して同会議へのオブザーバー参加を要請しました。スタンスデータでは、平林委員は賛成(スコア0.80)と位置づけられ、その根拠は政府の締約国会議へのオブザーバー参加を継続して要望している点とされています。これに対し外相は、オブザーバー参加を求める約7万人のオンライン署名をしっかり受け止めたと述べました。提示された材料には、政府がオブザーバー参加を行うかどうかについての結論や決定事項は含まれていません。
だからこそ、今回の締約国会議には、引き続き、オブザーバー参加をお願いをしたいというふうに思っているところでございますし、今後も検討をお願いしたいというふうに思っているところでございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
核軍縮の推進と拡大抑止の両立について議論されました。総理は、会談で拡大抑止の強化を確認した一方、核軍縮との整合は今後の課題であると述べました。スタンスデータでは、平林晃氏が核軍縮の流れの再確立を求めており、賛成寄り(スコア0.70)と整理されていますが、拡大抑止への言及はなく、根拠となる発言は単一です。石破茂氏は拡大抑止の実効性向上を主張しており、賛成寄り(スコア0.60)と整理されていますが、核軍縮への言及は要旨のみで限定的です。提示された材料の範囲では、両立の具体的な方法や結論・決定事項は示されておらず、整合の問題は今後の課題とされています。
森友問題をめぐり、判決確定を受けた関連文書の開示と真相解明のあり方が議論されました。川内博史氏は、森友関連文書の全部開示と財務省での一元的な精査を求め、赤木さんへの開示は首相らが確認して行うべきだと主張し、解明に前向きな立場を示しました。これに対し石破首相は、予断を持たず情報公開法に則って説明責任を果たすと答弁し、事実関係が明らかになり次第開示するとしました。黒塗りについても同法の趣旨で判断するとしており、佐川元長官の招致への賛否は示されていません。加藤財務相は、改ざん関連文書について情報公開法に則って対応するとし、開示時期は精査中と述べました。赤木氏の墓参については、首相が個人の思いはあるものの行政の長としては熟慮すると答弁しました。開示の時期や範囲について具体的な決定は示されていません。
消費税の輸出還付金と消費税収の使途が論点となりました。高井崇志委員は、輸出還付金は事実上の輸出補助金であり、消費税は法人税減税の穴埋めに使われたと主張し、大企業を優遇する制度として強く反対の立場を示しました。これに対し加藤勝信財務相は、輸出免税は国際的に共通の扱いであり大企業優遇ではないと述べ、制度として妥当であるとの立場から批判に否定的な見解を示しました。また、消費税が法人税減税の財源になっているとの指摘は当たらないと答弁しました。両者の主張は対立しており、提示された範囲では、この論点について結論や決定事項は示されていません。
消費税の逆進性と税負担の累進性をめぐる議論では、消費税が社会保障財源として適しているかが論点となりました。高井崇志委員は、消費税は逆進性が強く負担が重いとして、社会保障財源に適さないと主張し、批判的な立場を示しました(スタンススコア0.10)。これに対し石破茂総理は、逆進性を認めつつも、低所得者ほど給付を受けられる再分配機能があると述べ、条件付きの立場を示しました(同0.50)。加藤勝信氏は、逆進性そのものは認めず、給付面の再分配効果を挙げて消費税を擁護する立場とされています(同0.40)。提示された範囲では、この論点について特段の結論や決定事項は示されていません。
消費税廃止と国債発行による財政出動をめぐって議論が行われました。高井崇志委員は賛成の立場から、消費税を廃止し、国債発行による積極財政を行うことが最善であると主張しました。これに対し、石破茂総理は反対の立場を示し、消費税の廃止と国債の際限ない発行の双方に明確に反対しました。総理は、資産を当てにした国債発行には与せず、消費税を廃止することは国民経済をギャンブルにかけることになると述べました。両者の立場は対立しており、提示された材料には、この論点に関する合意や決定事項は含まれていません。
現役世代の社会保険料引下げと社会保障改革について、前原氏は、三党のハイレベル協議体を設けて社会保険料の引下げを議論すべきだと提案しました。これに対し石破首相は、問題意識を共有すると述べました。そのうえで、政党間協議が調えば令和8年度から具体的な措置を実行するとし、協議体の設置を党に指示すると表明しました。スタンスデータでは、石破氏は賛成寄り(スコア0.80)とされ、その根拠は、協議が調えば令和8年度から具体的措置を実行し、協議体設置を党に指示するとした点です。決定事項としては、協議体設置の指示と、協議成立を条件とした令和8年度からの措置実行の方針が示されました。具体的な措置の内容は、提示された材料には含まれていません。
その実現のため、与野党の垣根を越えて検討を深めるということは大変意義深いことでございまして、政党間協議が調えば、これらの項目につきまして、令和八年度から具体的措置を実行するなど、社会保障改革の実現に向けた政党間の協議体を設けるよう、私として党に指示したいと考えております。
百三十万円の壁・崖への対策が議論されました。野田佳彦氏は、壁と崖をパッケージで検討すべきだとして、七千八百億円規模の給付を提案し、対策に前向きな立場(スコア0.65)を示しました。これに対し石破茂首相は、問題意識は共有するものの、社会保険料への公費投入の妥当性と所得把握に伴う事務負担を懸念し、条件付き賛成(スコア0.60)の立場でした。ただし、協議が調えば労働保険特別会計での時限的措置を令和7年度中から検討すると答弁しました。前原誠司氏は、百六万円の壁対策の利用が半数未満であると指摘し、より実効的な対策を求めるとともに、百三十万円の壁の見直し・撤廃にこだわると述べ、賛成寄り(スコア0.80)の立場でした。キャリアアップ助成金の拡充については、提示された材料に言及がありません。
研究者の待遇改善と博士人材への支援について議論されました。平林晃委員は、研究者が疲弊していることや、博士号の取得をためらう状況があることを指摘し、研究者全体を元気にする支援を総理に求めました。これは待遇改善に積極的な立場からの発言です。これに対し、石破茂総理は、安定したポストの確保、競争的研究費の充実、博士後期課程学生への支援拡充に努めると答弁し、支援拡充を明確に表明しました。両者はいずれも研究者や博士人材への支援を進める方向で一致しており、反対の立場を示した発言者は提示された材料にはありません。なお、具体的な施策の内容や時期、予算規模に関する決定事項は示されていません。
立憲民主党の予算修正案について、歳出改革による財源確保を軸に議論されました。野田佳彦氏は、歳出改革で捻出した三兆七千九百三十五億円の予算修正フレームを提示し、財源として予備費の減額や基金の積み過ぎの見直しなどを挙げ、財源の裏づけを伴う枠組みを自ら推進する意向を示しており、賛成の立場です。早稲田ゆき氏は、財源3.8兆円の修正案として高校無償化や処遇改善などをパッケージで提案したと説明し、財源に責任を持つ立場から自ら案を提示した賛成の立場です。大西氏は、省庁別審査で洗い出した非効率な予算を修正案の財源に充てるべきだと主張しました。提示された材料には、修正案の採否など結論や決定事項に関する記載はありません。
第三号被保険者制度の見直しについて議論されました。前原誠司議員は、同制度の将来的なフェードアウトが重要であると明言し、不公平の是正も求めており、賛成寄りの立場です。これに対し石破茂首相は、将来的な見直しを視野に入れつつ、制度を必要とする人への対応も併せて考える必要があると答弁しました。首相の答弁は前向きなものですが、時期や具体策には踏み込んでいません。提示された範囲では、見直しの時期や方法に関する決定事項は示されていません。
米価高騰対策と備蓄米放出が議論されました。石破総理は米価が約五割上がったとの実感を示し、深刻な問題と認めました。近藤和也氏は、備蓄米放出の判断が遅かったのではないかと質し、市場に出回る時期を一日でも早めるよう求めました。また、放出後も米価が下がらない場合や不作時の対応も質しました。江藤拓農相は批判を受け止めつつ、市場の急落や生産意欲の低下を懸念して二十一万トンの放出判断に迷ったと答弁しました。放出は年末から省内で検討しており、手続を短縮して最速で実施するよう努力すると述べました。さらに、二十一万トン以上を出す覚悟であり、価格が下がり過ぎた場合は買戻し条項で対応すると答弁しました。スタンスは、江藤氏が積極姿勢(0.90)、近藤氏が放出の迅速化を求める立場(0.80)、石破総理は備蓄米放出への具体的立場が示されていません(0.60)。
米価高騰と農政の反省、農家の所得向上をめぐる議論では、平時の対策の在り方が論点となりました。近藤和也氏は、平常時における対策が不足していたために、緊急時に果断な対応を取ることが妨げられたと指摘し、農政の反省を求めました。スタンスデータでは、近藤氏の賛否スコアは0.20であり、現状の農政に対して批判的な立場とされています。提示された材料の範囲では、他の発言者の見解や、重要な結論・決定事項は確認できません。
そもそもが、平常時においての対策ができていなかったから、こういう緊急時で果断な動きを取ることができなかったんだということは、是非とも反省をしていただきたいと思います。
米国の関税措置と日本の対応をめぐり、日本経済への影響と政府の対処方針が議論されました。野田佳彦氏は、関税政策は万能ではなくスタグフレーションを招く世界的リスクがあると批判的な立場を示し、日本は自由貿易の旗を掲げるべきだと直言を求めました。大西健介氏も、関税措置が日本経済と雇用に大きな悪影響を及ぼすと懸念し、政府に対応を求めています。岩屋毅外相は、ルビオ長官に対し、自動車関税は日本経済に甚大な影響があるとして考慮を要請したと述べました。石破茂首相は、日本だけのお目こぼしは求めないとした上で、対米投資や雇用への貢献など日本の正当性を立証していく考えを答弁しました。石破首相の賛否は提示された材料からは明確ではなく、中立として整理されます。提示された範囲では、特段の結論や決定事項は示されていません。
むしろ、こんな関税は万能ではないということ、むしろ関税政策を万能だと思ってやり過ぎれば、これはインフレと景気後退が進むスタグフレーションになりかねない、世界のリスクだということを、ほかの国々とも共通しながら、直言をしていかなければいけないと思います。
でも、ますます関税がかけられて、じゃ、現地生産をどんどん増やしていきましょうとなると、今度は日本国内における自動車産業で働く人たちの雇用も失われるわけですから、これは本当に大きな影響がありますので、しっかりやっていただきたいというふうに思います。
自動車関税ということになりますと、やはり我が国経済において極めて甚大な影響がある、ここは是非考慮をしていただきたいという趣旨の話をさせていただきました。
それは、日本だけお目こぼしをみたいなことを申し上げるつもりはございません。
義務教育段階での金融教育の導入と金融リテラシー向上が論点となりました。丹野みどり委員は、希望する学校だけでなく全員の底上げを図るため、義務教育での体系的な金融教育を求めました。加藤勝信金融担当相は、金融リテラシー向上は重要であり、J-FLECを中心に官民で機会の拡大に取り組むと述べました。文部科学省は、高校家庭科で家計管理を扱い教材も提供しているものの、時間配分は各校の裁量であると説明しました。金融庁は、金融経済教育を受けたと認識する人の割合が日本7%、米国20%であり、政府目標を20%としたと述べました。石破茂総理は、学習指導要領改訂の議論の中で、誰が何を教えるかについて現場の声を踏まえて対応すると答えました。スタンスとしては、丹野委員が賛成、加藤担当相と石破総理が賛成寄りです。義務教育での導入そのものについての決定事項は示されていません。
能登半島地震被災地の医療・介護事業者に対する社会保険料の扱いが議論されました。近藤和也氏は、奥能登の医療・介護事業者の保険料が免除ではなく猶予にとどまっている点を指摘し、免除を求めました。同氏は賛成の立場(スタンススコア0.80)で、その根拠として、大災害を一括りで扱うのではなく医療・介護分野にも光を当てるべきだとして、支援の拡大を要望しています。提示された材料の範囲では、この論点に関する明確な結論や決定事項は示されていません。
ある程度、大災害は一くくりで同じような扱いをしていくべきだということと、医療、介護の方々にも光を当てていただきたいということを申し上げまして、終わらせていただきます。
能登の被災農家への支援をめぐり、営農継続のための複数年度にわたる支援と収入保険の見直しが議論されました。近藤和也氏は、2年目以降も手当てする複数年度の支援制度を提案し、被災農家への直接的な営農継続支援を求める立場(賛成寄り)を示しました。これに対し江藤拓農林水産大臣は、保険料率の見直しにも及ぶため検討の明言は避けつつ、努力したいと答弁し、複数年度補償への意欲を示しながらも留保を残しました。石破茂首相は、収入保険・共済は単年度を前提とした設計であると説明したうえで、公費の入れ方も含めて制度設計を考えると答弁し、前向きな姿勢を示しましたが、具体策は示されませんでした。今回の議論では、複数年度の支援制度の導入や収入保険の見直しについて、決定事項は示されていません。
訪問介護の基本報酬引下げと事業者支援について議論されました。野田佳彦氏は、基本報酬の引下げによって訪問介護事業者が危機的な状況にあると述べ、事業者への緊急支援として三百五十七億円を提案しました。立場は報酬引下げに反対で、支援を求めるものです。厚生労働省の参考人は、令和6年の訪問介護の休廃止が563件で、前年同期比で約1割弱増加したと説明しました。また、補正予算による支援金について、全額を人件費に充てた場合は一人当たり月9千円相当になると説明しました。提示された内容の範囲では、結論や決定事項は示されていません。
そして、今、訪問介護の基本報酬の引下げがあって、これは、真面目に一生懸命やってきた事業者が極めて危機的な状況で、倒産をしたり経営危機に陥っているという状況があります。
道州制など統治機構改革をめぐる議論では、守島正氏が賛成の立場から発言しました。守島氏は、維新が道州制の実現を掲げていることを述べ、統治機構改革を求めました。その根拠として、道州制などの統治機構改革が地方分権と成長に必要であると位置づけ、推進を強く求めています。提示された材料に含まれる発言者は守島氏のみであり、他の発言者の立場や反対意見、結論や決定事項は示されていません。
我々は、この道州制など統治機構改革こそが、地方分権や多極分散型の成長する国家づくりに必要であると考えていますが、今、道州制議論は低迷していますし、この十年、全然自治体の枠組みというのは変わってきていませんので、こうした統治機構改革をしっかりやっていただきたいというふうに思いまして、私の質問を終わらせていただきます。
防衛力の抜本的強化と自衛官の処遇改善が論点となりました。中谷元防衛相は、自衛官の人材確保を至上命題と位置づけ、令和七年度に四千九十七億円を計上し、三十を超える手当の新設・引上げを行うと説明しました。あわせて、営内居住の個室化、基地の無線LAN整備、再就職の拡充なども進めると答弁し、日米共同声明で防衛力の抜本的強化へのコミットメントを表明したとも述べました。牧島かれん氏は、抜本的な防衛力強化の必要性を主張し、自衛官の処遇改善も重要だと位置づけました。石破茂氏は、現状の防衛力は不十分との認識を示し、抜本的強化とその維持に前向きな立場を取りました。提示された範囲では、三氏はいずれも賛成の立場であり、反対や中立の発言者は確認できません。決定事項としては、令和七年度の関連経費が予算計上されたことが示されています。
防衛財源を確保するための税制措置として、法人税・たばこ税・所得税の三税を組み合わせる内容が議論されました。斎藤副大臣は、その措置の内容を説明しました。たばこ税については、令和八年四月に加熱式たばこの課税を適正化し、令和九年四月に税率を引き上げるという段階的な実施が示されました。中谷元氏は、三税による財源確保を説明し、負担の抑制に配慮する旨を述べました。同氏のスタンスは賛否のスコアで0.60とされていますが、積極的な賛否は明らかではなく、中立に近い立場として整理されます。提示された材料の範囲では、他の発言者の賛否や、具体的な根拠、結論や決定事項は確認できません。
この税制措置につきましては、与党の税制調査会等における御議論の結果として、閣議決定及び法律において、法人税、たばこ税、所得税の三つの税目を対象とすることとされているところでございますが、様々な配慮を加えまして、国民の皆様の御負担を抑えるという内容となっております。
防衛装備移転円滑化基金の積増しの必要性が議論されました。中谷元防衛相は、仕様調整に対する助成を確実に行う裏づけとして基金が必要だと説明しました。また、約十件・一兆七千億円超の案件を見込んでおり、最大で千二百億円程度が必要になると答弁し、追加の400億円を必要な経費として積増しを支持する立場を示しました。これに対し、川内博史氏は、契約が未成立のまま四百億円を積むことは国民の理解を得られないと主張し、反対の立場を取りました。野田佳彦氏も、契約済みの案件が僅かな状況で400億円を積増しすることは有効な活用ではないと批判し、反対の立場を示しました。会議では、見込み案件に基づく必要性を挙げる政府側と、契約の成立状況を踏まえて積増しに反対する側の意見が示されました。
防衛費43兆円(2023〜27年度)の積み上げ根拠と、防衛装備移転円滑化基金への積立の妥当性が論点となりました。大西健介氏は、基金への積立の根拠を疑問視し、43兆円の積み上げの提示を求めました。同氏は積み上げ根拠に疑義を呈し、基金への計上を批判する立場(反対寄り)です。これに対し石破茂首相は、金額ありきではなく積み上げた中身の精査が重要であるとし、その内容を国会で明らかにする責任があると答弁しました。首相の立場は、積み上げ根拠を必要とする条件付きのもので、賛否は明確ではありません(中立)。また、志位委員は、2023〜27年度の防衛費43兆円を大軍拡であるとして問題視しました。提示された範囲では、積み上げの具体的内容は示されておらず、結論や決定事項は確認できません。
防衛費の急増と国民生活予算への影響が論点となりました。志位和夫委員は、防衛費だけが突出して増え、暮らしの予算が圧迫されていると指摘し、軍事費の膨張を批判して大軍拡の中止を求めました。立場は反対です。これに対し石破茂総理は、軍拡との認識はなく、防衛費の増加は安全保障環境への対応を積み上げた結果であると述べ、防衛費増を擁護しました。立場は賛成です。両者は防衛費増の位置づけをめぐって見解が分かれ、議論の中で結論や決定事項は示されませんでした。
高校就学支援金の所得制限撤廃と、その財源を税で負担することへの納税者の理解が論点となりました。石破首相は、所得の高い家庭も無償化することについて、格差是正の観点から議論があると述べ、納税者の理解の面も問題として示しました。これに対し野田佳彦氏は、所得制限なしを理念とし、子供の育ちの社会化を主張するとともに、所得制限の撤廃と私立を含む支給額45万円への拡充案を提示しました(賛成寄り)。早稲田ゆき氏は、所得制限の再導入を大失策と批判し、撤廃を支持しました(賛成)。前原誠司氏は、令和8年度からの実現が明言されたことを評価しました(賛成寄り。ただし根拠は1件のみ)。石破首相は当初慎重な姿勢でしたが、三党協議が調えば令和7年度分の所得要件を事実上撤廃し、予算修正を検討すると答弁しました(中立から賛成寄り)。
これについては、大変この失われた十一年の大失策ではないかと私は考えます。
今回、公立高校のみならず私立の高校に通う子供たちに対しても、これは、全国の私立の授業料の平均が四十五万数千円と聞いておりますので、支給額を四十五万円にする、それと同時に、各地域における公教育の機会確保のために公立小中高校の老朽化対策も加速をする、そして、当然のことながら所得制限を撤廃をするということで、三千七百九億円の計上をしていますが、これについての総理のお考えはいかがでしょうか。
骨太方針二〇二五の策定までに大枠を示した上で、令和八年度予算編成過程において成案を得て実現させたいということは、令和八年度からの実現を明言されたことになり、その点については評価をいたします。
協議が調えば、先ほど申し上げましたような本格的な制度改正を見据えた先行措置といたしまして、国公私立の全世帯を対象といたします年十一万八千八百円の支援金の支給につきまして、令和七年度分について、年収九百十万円未満の収入要件を事実上撤廃することを考えたいと思っております。
高校無償化の制度設計をめぐり、石破首相の答弁が示されました。首相は、骨太方針2025までに制度の大枠を示し、令和8年度予算編成で成案を得て実現する考えを述べました。私立高校への加算額については、全国平均授業料45.7万円を基準として、実態調査を踏まえて検討すると答弁しました。一方、予算の具体的な規模感については言及を差し控えるとしました。なお、今回提示された材料には発言者ごとの賛成・反対・中立のスタンスデータがなく、公立高校再編や教員減少に関する発言内容も含まれていないため、それらについては記述できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
高等教育の無償化と給付型支援の拡充について議論されました。石破茂首相は、多子世帯の無償化を実施しつつ、学力等の基準を設けた拡充を検討し、早期に成案を得たいと答弁しました。協議が調えば負担軽減と支援拡充を早期に成案化する前向きな姿勢ですが、条件付きの立場であり、スタンスのスコアは0.65でした。前原誠司議員は、制度設計を前提として、要件を満たす学生の高等教育無償化を支持する立場を示し、スコアは0.80でした。両者とも無償化や支援拡充の方向性には前向きですが、首相は学力等の基準を設けることを含めて検討するとしています。本件で明確な決定事項は示されておらず、拡充の具体的な内容や時期は今後の検討と協議に委ねられています。
高額療養費制度の見直しをめぐり、検討プロセスと患者・市民の審議会参画のあり方が議論されました。野田佳彦氏は当事者の意見を聞かずに決めたことを大きな過ちと批判し、患者参画を支持しました。川内博史氏も患者団体へのヒアリング不足を指摘し、患者参画の必要性を主張しました。石破茂総理は、当事者の意見を事前に十分聞くべきだったと認め、参画拡大に前向きな姿勢を示しました。福岡資麿厚労相は、過去に患者団体へ直接ヒアリングした例はないとしたうえで、患者の声を聴く方法を今後検討すると答弁しましたが、参画の具体策は未確定です。また、社会保障審議会では一律引上げ五〜一五%の試算が示された一方、最大引上げは七三%であることが判明した点も取り上げられました。
いや、だから、患者団体からきちんとヒアリングをしなかった、こんな大切な制度を議論するのにヒアリングをしなかったということに関しては、ああ、今から思えば不十分だったね、そのときは一生懸命やっていたのかもしれませんが、今から思えば不十分だったねというふうに素直におっしゃらないと、私は、議論にならないと思いますよ。
当事者の意見を聞かないで決めたということは、私は大きな過ちだと思います。
当事者の方々の御意見を十分に聞くという努力は更にすべきだったというふうに私自身は思っております。
今後の見直しの際には、どういう形でそういった声をいただいていくかということも検討してまいりたいと考えております。
高額療養費制度の持続可能性と現役世代の保険料負担が論点となりました。石破茂総理は、高額療養費が医療費の倍の速度で伸びており、現役世代の保険料負担が課題だと説明しました。また、制度を全面凍結した場合には、現役世代で年三千〜四千二百円、後期高齢者で年千円の負担増になると答弁しました。スタンスデータでは、石破総理は制度の持続のため見直しと現役世代の負担軽減が必要だと一貫して主張しており、賛成寄り(スコア0.75)とされています。一方、川内氏は、医療給付費約三十六兆円のうち高額療養費は約三兆円であると指摘し、優先順位を問いました。提示された材料には、結論や決定事項に当たる内容は含まれていません。
後期高齢者の方々も、あるいは現役世代の方々も御負担は減らしていかなければ、これは制度として持続が困難だというふうに判断をいたしております。
高額療養費制度の見直し凍結をめぐり、複数回該当患者の負担と政府の対応が議論されました。牧島かれん氏は、複数回該当の患者の負担据え置きという厚労省の修正案の趣旨を質し、患者に寄り添う修正として肯定的に評価しました。石破茂総理は、年四回以上該当者の自己負担見直しを凍結し据え置くと、政府として決断したことを説明しました。野田佳彦氏は、一部の見直しでは不十分だとして、八月実施分の凍結と二百億円の予算修正を要求し、凍結に賛成の立場を示しました。これに対し総理は、全面凍結を行えば保険料負担が増えるとして、今回の結論を維持する姿勢を示しました。川内博史氏は、見直しを一旦立ち止まり再議論すべきだとして患者団体との面会を求めましたが、総理は厚労省の対応を踏まえた結論だと答えました。
この一連の政策実現の中の最後、金額は二百億円なんですけれども、高額療養費の自己負担上限引上げの凍結、これは強く要求をしたいと思います。
私どもは、この二百億、高額療養費制度を一旦立ち止まってもう一度議論するということは、この予算案を考える上で最も大事なことであるということを、総理に再度、もうくどいぐらいに申し上げて、質疑を終わらせていただきます。
今般、高額療養費に年四回以上該当される方の自己負担額の見直しを凍結し、据え置くということを政府として決断をさせていただきました。
長期治療に当たっておられる患者さんに寄り添った形の修正の提案であるというふうに受け止めております。
暫定税率の廃止、高校・給食無償化、社会保険料の引下げなどは、三党協議を経て成案を得る方針が示されました。高額療養費は年四回以上該当者の自己負担見直しを凍結する判断が説明されました。多くの論点では、実施時期や財源などの決定には至っていません。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。