衆議院憲法審査会において、憲法改正国民投票法を巡る諸問題として、主に放送CM・ネットCM規制について、衆議院法制局による経緯説明を踏まえた自由討議が行われた。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
外国勢力による国民投票への介入対策について、複数の委員から懸念と対策の必要性が示されました。北神圭朗委員(有志の会)は、ルーマニア大統領選挙でのティックトック不正使用・ロシア介入疑惑や、英米・台湾・豪・加の選挙での外国介入事例を挙げ、EUデジタルサービス法を参考に、大規模プラットフォーム事業者に対するリスク評価・緩和措置の義務化と制裁金制度の導入が必要と強く主張しました。和田有一朗委員(日本維新の会)は、「外国勢力の介入、情報工作活動を許してはならないのは当然」と明言し、外国からの情報戦に対し公正中立を担保するための議論が必要と述べました。浅野哲委員(国民民主党)は、外国人や外国資本から資金提供を受けた団体によるCM放送を禁止する規定の必要性を具体的に提案しました。福田徹委員(国民民主党)も、外国からの介入により言論空間がねじ曲げられる可能性を懸念として言及しました。会議全体を通じ、外国介入対策の必要性については各委員の間で共通の問題意識が示されました。
国民投票法のネットCM規制
広報協議会の役割・機能強化については、多くの委員から前向きな意見が出される一方、反対意見も示されました。和田有一朗委員(日本維新の会)は、広報協議会の規程・細則整備に関する議論を速やかに開始すべきと主張しました。山下貴司委員(自由民主党)は、広報協議会がガイドライン等を示し事業者の自主的取組を促しつつ実効性を確保すべきと述べ、令和五年十一月の幹事懇談会で提示された規程条文案を踏まえた法令整備の推進を訴えました。浜地雅一委員(公明党)は、広報協議会の規程・細則整備を改憲派・非改憲派共通の優先課題として位置づけ、環境整備の観点から支持しました。福田徹委員(国民民主党)は、広報協議会がCMに関するガイドラインを掲示することで自主規制を後押しできると述べました。船田元委員(自由民主党)は、広報協議会の役割が当初の想定以上に重要となっているとして、定期的な報告・チェック機能の強化と事務局設置を強く主張しました。一方、赤嶺政賢委員(日本共産党)は、広報協議会の委員の大多数が改憲賛成会派から割り当てられる構造上の問題を指摘し、このような広報協議会の規程作りは認められないと明言しました。階猛委員(立憲民主党)は、広報協議会がガイドラインを定めてネットCMの内容適正化を図ることを支持しました。
そのためには、広報協議会の具体的な活動内容に関する制度設計の詰めを早期に行うべきであります。
国会議員で構成される広報協議会の下にしっかりとした事務局を設置することがこれまで以上に必要になってきていると考えています。
制定時に余り議論されていなかったインターネットによる広報などの広報の具体的な方法や、広報協議会が活動するに当たり必須となる広報協議会規程、細則についての議論を速やかに開始すべきだと私は意見を申し述べて、終わります。
このような重大な問題を持つ広報協議会を具体化していく規程作りは認められません。
国民投票広報協議会が国民投票運動CMに関するガイドラインを掲示するならば、自主規制の後押しができると考えております。
広報協議会がガイドラインを定めるなどして、ネットCMの内容の適正化を図るということにとどめています。
先ほど山下さんからもありましたが、国民投票の環境整備や広報協議会の規程、細則ということは、環境整備で、恐らくこれは改憲派若しくはそうじゃない会派についても共通でございますので、こういった共通のテーマから一つ一つ詰めていく、そういった審議会にまずはすべきではないか、そのように意見を表明したいと思います。
国民投票の投票環境整備を目的とした国民投票法改正案の早期再提出について、山下貴司委員(自由民主党)が主要な論点を提起しました。山下委員は、令和四年四月に与野党四会派が提出し廃案となった三項目の改正案について、同趣旨の公職選挙法改正がほぼ全会一致で可決された経緯を挙げ、各党に異論はないはずとして早期再提出と議決を強く求めました。これに対し、馬場伸幸委員(日本維新の会)は「一日も早く再び提出する方向で協力する」と明言しました。浅野哲委員(国民民主党)は、提出の必要性は認めるとしながらも、議論の整理のため党内協議が必要と条件付きの賛意を示しました。
ネットCM規制については、法規制の必要性をめぐって各会派の意見が分かれ、活発な議論が行われました。津村啓介委員(立憲民主党)は、政党等によるインターネット有料広告の禁止を具体的に提案しました。浅野哲委員(国民民主党)は、投票日前二週間における政党等によるネットCMの制限と広報協議会による公的広報の確保をセットで主張し、加えて外国資本から資金提供を受けた団体のCM禁止規定や広告主の表示義務の必要性も主張しました。階猛委員(立憲民主党)は、法規制が必要という立場を明言し、業界団体に属さないアウトサイダーへの対応の必要性や、ターゲティング広告によるフィルターバブル・エコーチェンバー問題を挙げ、EUのターゲティング広告規制を参考にした制度設計を求めました。これに対し、北神圭朗委員(有志の会)は、ネット市場の複雑さを理由にプラットフォーマーの自主取組重視・政党の申合せによる対応が現実的と述べました。和田有一朗委員(日本維新の会)は、法規制は慎重に検討すべきで事業者と政党の自主的取組が基本と主張しました。山下貴司委員(自由民主党)は、法規制より事業者・政党の自主取組促進が現実的と明言しました。平林晃委員(公明党)は、ネットCMの出稿の複雑さを踏まえ法規制は容易でなく、まず事業者団体の自主規制を尊重すべきと述べました。福田徹委員(国民民主党)は、禁止した場合のすり抜けや自主規制の難しさを指摘しつつ、広報協議会のガイドライン提示が自主規制の後押しになり得るとして慎重姿勢を示しました。船田元委員(自由民主党)は、CM表示義務・事業者団体によるガイドライン策定・広報協議会へのネット広告報告・デジタルアーカイブ化・政党間申合せなど六つの重層的方策を提言し、法規制より自主的取組の組み合わせを基本とする立場を示しました。
私たち立憲民主党は、憲法改正国民投票法について、かねてより、一つ、憲法改正案に対する賛否の勧誘のための広告放送の全面禁止、二つ、政党等による賛否の意見表明のための広告放送の全面禁止、三つ、政党等によるインターネット有料広告の禁止などを具体的に提案してまいりました。
現在の国民投票法にはネットCMの規制は全くありませんが、立憲民主党は一定の法規制を設ける必要があるという立場です。
私たちは、インターネット空間においても、放送CMと同様に、投票日前二週間における政党等によるCMの制限と広報協議会による公的広報の確保、これをセットで主張をしております。
過度の法規制というのは、政治的表現の自由に対して過度の制約につながるおそれがあって、国民投票法制定時の考え方からすれば、やはり慎重に検討すべき課題だと私は考えます。
この問題は、まずは、法規制による一律の対応ではなく、ガイドラインの策定等を通じた事業者、政党等による自主的な取組を促進することが現実的であり、そのためには、国民投票法に定める広報協議会がガイドライン等を示し、各事業者の自主的な取組を促しつつ、必要な実効性を確保する措置を取ることが必要であります。
ネットCMの出稿の複雑さなどを踏まえれば、法規制では容易ではなく、まずはこうした事業者団体による自主規制の取組を尊重すべきであると考えています。
ネットCMについても、基本的には、プラットフォーマーなどの自主的取組を重視すべきだと考えます。
ネットCM自体をコントロールすることは極めて難しいわけですが、幾つかの重層的な措置によりまして公平性、公正性を保つことは決して不可能ではないと思っています。
ネット広告に関しては、野放しにしていては結果の正統性が疑われるほどの影響を与え得る、でも、実効性のある自主規制が難しい、そして、禁止してもすり抜けが起こるという難しい状況です。
放送CM規制については、国民投票法制定時からの経緯を踏まえながら各会派が意見を述べました。津村啓介委員(立憲民主党)は、憲法改正案に対する賛否の勧誘広告の全面禁止と政党等による意見表明広告の全面禁止を具体的に提案しました。その根拠として、フランス・イタリア・デンマーク・スイス・英国(ブレグジット)での放送CM禁止の先行事例を挙げ、また民放連が2018年に量的自主規制を行わない方針を決定したことで法制定時の前提が変わったと指摘しました。北神圭朗委員(有志の会)は、民放連が令和四年四月の審査会で量的規制について公正公平に調整する意向を表明したことを一定評価し、政党が広報協議会において自主的な上限を設定することが適切と主張しました。和田有一朗委員(日本維新の会)は、法規制は慎重に検討すべきで自主規制と自主的取組が基本と述べました。山下貴司委員(自由民主党)は、英米の制度の違いを踏まえ、法規制より自主取組促進が現実的と主張し慎重な議論の必要性を述べました。山花郁夫委員(立憲民主党)は、放送CMは量の測定が比較的容易であるためネットとは別に検討が必要と述べ、過度にわたらない範囲での規制についての議論を容認しました。平林晃委員(公明党)は、民放連の考査ガイドラインを評価しつつ、広告主側の自主規制も重要と中立的な姿勢を示しました。船田元委員(自由民主党)は、放送事業者の自主取組に対する広報協議会への定期報告・チェックと政党間申合せの組み合わせによる公平公正の確保を主張しました。赤嶺政賢委員(日本共産党)は、現行国民投票法を欠陥法と位置づけ、広告規制を含む整備を性急に進める必要はないと主張しました。
私たち立憲民主党は、憲法改正国民投票法について、かねてより、一つ、憲法改正案に対する賛否の勧誘のための広告放送の全面禁止、二つ、政党等による賛否の意見表明のための広告放送の全面禁止、三つ、政党等によるインターネット有料広告の禁止などを具体的に提案してまいりました。
現行の国民投票法は、その審議の手続においても、その内容においても重大な問題を抱えた欠陥法です。
法規制は慎重に検討すべき、自主的取組での対応が基本だということです。
広告規制は、ネットCMの実態、偽情報対策など、多くの論点を含むものでありますけれども、これらについては公職選挙法上の規制においてもいまだ結論が出ていないテーマであり、政治的表現の自由の原則や各国の選挙法上の規制等を踏まえた慎重な議論が必要であります。
放送CMの場合には、量的にどれぐらいだったのかという測定が比較的ネットに比べると容易です。
公平公正な放送CMの姿に近づけるためには、一つとして、放送事業者の自主的取組について、広報協議会に対する定期的な報告とそのチェックが行われるようにすること、また二つ目には、広告の出し手である我々政党間の申合せを組み合わせることによってその公平公正を保ち、また、量的な問題についても一定の解決が考えられると思っております。
放送CMについては、令和四年四月二十一日に開催された本審査会で、民放連が、量的規制について公正公平に調整する意向を表明しています。これは一定評価したいと思います。
国民が冷静に判断できる投票環境の構築という意味で、評価をいたしております。
放送CM規制については法規制の強化を求める意見と自主規制重視の意見が対立し、ネットCM規制についても法規制の必要性をめぐり各会派の立場に隔たりが残った。広報協議会の規程整備や投票環境整備のための国民投票法改正案の早期再提出については比較的前向きな意見が多く示されたが、外国勢力の介入対策など新たな論点も提起され、引き続き議論が必要な課題が確認された。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
放送CM規制については法規制の強化を求める意見と自主規制重視の意見が対立し、ネットCM規制についても法規制の必要性をめぐり各会派の立場に隔たりが残った。広報協議会の規程整備や投票環境整備のための国民投票法改正案の早期再提出については比較的前向きな意見が多く示されたが、外国勢力の介入対策など新たな論点も提起され、引き続き議論が必要な課題が確認された。
○枝野会長 これより自由討議に入ります。 この自由討議につきましては、幹事会の協議に基づき、まず、各会派一名ずつ大会派順に発言していただき、その後、各委員が自由に発言を行うことといたします。 それでは、まず、各会派一名ずつによる発言に入ります。 発言時間は七分以内となっております。 質問を行う場合、一度に答弁を求めることができるのは二会派までとし、一回当たりの発言時間は答弁時間を含...
○船田委員 自由民主党の船田元です。 本日のテーマに入る前に、前回の審査会に関しまして一言申し上げたいと思います。 立憲民主党の藤原規眞委員から、衆議院法制局それから憲法審査会事務局に対しまして、学説の捏造であり、改憲派の先生方をミスリードしているというような発言がございました。これは、与野党を問わず、全会派に対して常に公平中立で客観的な立場から補佐をしてくれている橘局長を始め法制局、そし...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約36,530文字) |
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