衆議院国土交通委員会では、物流の2024年問題への対応として中継輸送施設整備を軸とした物流効率化法案を中心に審議が行われ、ドライバーの処遇改善・適正運賃確保・中小事業者支援・燃料価格高騰対策・中東情勢による船員安全確保など幅広いテーマが取り上げられました。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
中継輸送を活用したドライバーの拘束時間短縮と処遇改善が主要論点となりました。中山泰秀委員は働き方改革と賃上げの両立を訴え、収入減を懸念するドライバーの声を紹介しました。犬飼明佳委員は福岡―兵庫間の先進事例で中継輸送により拘束時間が約半分になり日帰り勤務が可能になったと紹介し推進を主張しました。一方、吉川里奈委員は荷待ち・荷役時間が2020年度と2024年度で横ばいであり、拘束時間の見かけ上の改善にすぎないと批判的な見解を示し、建交労アンケートでも年収が「変わらない」53.8%・「減った」24.4%と待遇改善が進んでいない実態を指摘しました。酒井庸行副大臣は適正運賃確保と荷待ち・荷役時間短縮が処遇改善に不可欠と答弁し、加藤竜祥政務官はGメンによる是正指導(2,500件超)と改正物流効率化法による義務化を表明しました。金子恭之大臣は2030年度の輸送力不足解消に向け総合物流施策大綱に基づく取組を全力で推進すると表明しました。
中継輸送は、長距離輸送を分割し、日帰り運行を可能とすることで、ドライバーの拘束時間を削減しつつ、輸送効率を維持向上させる有効な手段であります。
トラックドライバーの労働条件を改善をして、トラック業界を魅力ある現場とすることが求められておりまして、そのためには、委員御指摘のとおり、賃上げの原資となる適正運...
なので、やはり政府におかれましては、現場の実態に真摯に向き合っていただき、ドライバーの待遇改善を始めとする構造的課題の解決に引き続き取り組んでいただくことを強く...
働き方改革と処遇改善、すなわち賃金上げ、賃上げですね、につながっていくこと、これが不可欠だと思いますが、そのためには、適正な運賃の収受とともに、荷主の理解と協力...
トラックドライバーの人手不足が深刻化する中で、荷待ち、荷役時間の短縮は極めて重要です。
トラック事業者にとって、帰り荷の確保やドライバーの拘束時間短縮とそれによる人材確保といった効果も期待されると考えております。
臼木秀剛委員が、前期物流大綱ではパレット標準化とともに外装標準化(DFL=デザイン・フォー・ロジスティクス)も取り上げられていたが、今期大綱でトーンが弱まったと指摘し、両者を合わせた総合的な取組メッセージの発信を求めました。金子大臣は総合物流施策大綱において標準仕様パレット導入促進および関連規格の更なる標準化検討を進めると表明しました。加藤政務官はパレット化の促進やテールゲートリフター等の荷役負担軽減機器導入への予算支援を行っていると答弁し、高橋一郎政府参考人はパレットの標準化・デジタル化を進め荷役時間短縮を図る取組を支援してきたと表明しました。
中小・小規模事業者の中継輸送施設へのアクセスと経営負担が焦点となりました。犬飼委員は物流事業者の九割以上が中小・小規模事業者であり、大手グループ外の事業者が拠点を利用できないのではと懸念を示し、制度的担保を強く求めました。西岡秀子委員も自ら拠点を造ることが困難な中小事業者に過度な負担とならない環境整備を要求しました。吉川委員は大手事業者への公的支援により資本力格差が拡大するおそれを指摘し、実運送事業者の適正な価格確保が最優先と主張しました。岡野まさ子政府参考人は固定資産税の課税標準を5年間2分の1軽減する措置と資金出資・貸付支援を説明するとともに、課税特例の要件として申請主体以外の事業者が利用できるスペース設置を義務づける方針を表明しました。佐藤英道委員はコスト増による経営圧迫を防ぐ監視体制構築を、酒井副大臣は輸送コスト上昇分の荷主への転嫁を可能にする取引環境適正化を推進すると述べました。
今回、国の支援を受けて整備をされる中継輸送施設ということになりますので、やはり公共性と公平性をしっかりと保っていただいて、広く多くの物流事業者、フリーの物流事業...
中小運送事業者に過度な負担とならない、そういう環境整備を是非構築をしていただきたいというふうに思います。
国土交通省としては、中継輸送の実施に伴い増加するコストも含め、トラック事業者が荷主に対して転嫁できるよう、取引環境の適正化を引き続き強力に進めてまいる所存でござ...
効率化によって生まれるコスト増を誰が負担するのか。この負担増によって運送事業者の経営を圧迫することになりかねないのではないか。
とりわけ、物流の要である実運送事業者のほとんどが中小零細企業である現状を踏まえれば、まず確保されるべきは実運送事業者の適正な価格であって、輸送力の持続的な確保と...
このため、中継輸送施設への整備に対し、課税の特例や必要な資金の出資及び貸付け等様々な支援措置を講ずることとしてございます。
ホルムズ海峡情勢を受けたペルシャ湾内の日本関係船舶・船員の安全確保について議論されました。佐藤英道委員が現状と対策を質問し、金子大臣はペルシャ湾内の日本関係船舶42隻・乗組員1,000人以上・日本人乗組員20人と報告し、情報収集・情報提供を継続するとともに外務省等と連携すると表明しました。新垣慶太政府参考人は各運航会社との緊急連絡体制を構築済みで食料・燃料補給に特段の問題はないと報告しました。大場雄一政府参考人はイランに対して外相・首脳電話会談でホルムズ海峡における全船舶の安全確保を強く求めてきたと説明し、上田肇政府参考人は邦人乗組員の退避支援として3月30日に4名の下船支援を実施済みと報告しました。西岡委員は日本関係船舶が59隻あるとして情報提供を含む対応を要望し、金子大臣は日本関係船舶についてもしっかり対応すると明言しました。
中継輸送では高速道路の長距離割引が適用されなくなることによるコスト増が論点となりました。西岡委員は長距離割引が適用されないことで中小事業者に大きな負担が生じることは避けなければならないと問題を強調しました。岡野政府参考人は高速道路料金増加分を荷主との協議で書面明示の上適切に収受すべきとし、取引環境適正化を進めると答弁しました。臼木委員は道の駅を活用した社会実験(2時間以内再進入で続けて乗ったものとみなす措置)と民間施設直結スマートICの組合せで料金負担の懸念を払拭できると提案しました。
中継輸送拠点の整備方針と全国への戦略的配置が主要論点となりました。山田瑛理委員は国家政策として20拠点のロードマップを明確に描くべきと主張し、佐藤委員は公設民営の広域中継拠点を国が主導して整備する必要性を訴えました。犬飼委員は申請ベースの制度では都市部・太平洋側に集中し地方・日本海側・四国・九州で偏在が生じると危惧し、真に必要な場所への整備を求めました。臼木委員は港湾・鉄道・空港などの結節点を踏まえた戦略的配置と自動運転を見据えた整備を主張しました。金子大臣は2030年度までに20件の認定を目指し全国的に有効な施設整備に努力すると答弁しました。岡野政府参考人は高速道路インターチェンジ等から半径5キロメートル圏内を立地要件として調整中と説明し、貨物の一時保管・荷役効率化設備保有などを認定要件とする方針を示しました。
真に必要な場所に整備をし、日本全体を中継輸送で結んでいくということが私は重要であるというふうに思います。
国土交通省としても、本法案に基づく課税の特例や必要な資金の出資及び貸付け等の様々な支援措置に加え、中継輸送の実施の手引や取組事例集なども周知しつつ、地域の様々な...
政府は、民間の努力に委ねるだけではなく、複数事業者の共同による中継拠点の整備を促すような支援策や、場合によっては、国が主導して公設民営の広域中継拠点を戦略的に整...
政府が積極的に調整を行いまして、将来的に物流全体が自動運転ですとかロボティクスによって支えられる、そんな時代をしっかりと見据えながら、二十拠点が全国に戦略的、効...
課税の特例や必要な資金の出資及び貸付けなど様々な支援措置を通じまして、国として後押しをすることで、中継輸送拠点の整備を促進することとしてございまして、それにより...
更に先を見据えてこの施設整備に当たっていくべきだと思っております。
トラックドライバーの負担を軽減し、人手不足の中で安定的に効率的な輸送を可能とするためにもこの環境整備は極めて必要だというふうに思いますけれども、このことについて...
中継輸送拠点を災害時の物流・防災拠点として位置づけることが議論されました。中山委員は有事対応も見据えた物流ネットワーク基盤となる設計かを問い、山田委員は東日本大震災・熊本地震・能登半島地震の教訓から平時からの物流拠点設計が不可欠と主張し、自衛隊活動拠点や避難スペースとしての活用も提言しました。西岡委員は計画段階から自治体が関与することの重要性を訴えました。金子大臣は熊本地震時に地元営業倉庫が支援物資の保管・荷さばき拠点として極めて重要な役割を果たしたと述べ、基本方針に災害時の役割を位置づけ物流事業者と自治体間の災害協定締結が重要と表明しました。岡野政府参考人は基本方針に緊急物資の保管・受入れ機能と自治体との災害協定締結の重要性を定める方針を示しました。
このため、今回の改正案における中継輸送施設の整備に当たっては、関係都道府県知事の意見を聞くこととしているほか、災害対応等の観点からも地方公共団体の積極的な関与を...
自治体等との間で災害時における中継輸送施設の利用に関する協定を締結することは望ましいと考えられます。
委員御指摘のとおり、本法案により整備を促進することとしてございます中継輸送拠点につきましては、災害等の緊急支援物資の輸送拠点となることも想定されております。
この中継拠点、防災拠点としても本当にこれから大変資するものだというふうに思いますので、しっかりそのことにつきましては進めていただきたいというふうに思っております...
また、先ほど御指摘がありましたような、このような災害時における中継輸送拠点の役割を踏まえ、災害発生に備えて物流事業者と関係自治体との間で災害協定を締結することも...
本制度が単なる効率化にとどまらず、有事対応も見据えた物流ネットワークの基盤となるような設計となっているのか、その基本的な考え方をお伺いしたいと存じます。
佐藤委員が令和3年以降の北海道での実証実験の成果・課題と政策への活用方針を質問しました。石川伸政府参考人は、道の駅・除雪ステーションの活用では錯綜の課題があるものの簡易パーキング・チェーン着脱場は安全に作業できることを確認したと報告しました。また令和7年9月から北海道中継輸送ポイントマップを公開し、実証成果を北海道の物流システム維持・効率化に生かすと表明しました。佐藤委員は実証実験の成果を政策に生かすべきと求めました。
地方における中継輸送拠点整備の必要性と採算性の課題が論点となりました。犬飼委員は地方に拠点がなければ物流格差が拡大するおそれがあると警告し国の関与を求め、愛知の中小物流事業者が全国発信する際に地方の拠点が必要であるという現場の声を紹介しました。西岡委員は九州からの鮮魚が翌日豊洲市場に届けられない状況を例に地方物流の深刻さを指摘しました。佐藤委員は名寄市の北・北海道物流拠点検討協議会の取組を紹介しつつ地方での採算性の課題を指摘しました。金子大臣は九州においても施設は必要と考え、幹線輸送と地域輸送の接続ニーズや地域課題解決のため地方自治体と民間連携による整備も想定されると表明しました。高橋政府参考人は生鮮食料品等の中継共同物流拠点整備をKPIとして定め拠点整備と利活用推進で物流効率化を図ると説明しました。
是非、地方での拠点づくりということにも取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
御指摘のとおり、九州においてもこういう施設は必要だというふうに考えておりますので、全国的に有効な中継施設ができるように努力をしていきたいと思います。
こうしたニーズのあるエリアにおける中継輸送施設の整備を積極的に進めていくべきと考えますが、今後の見通しについて伺います。
農林水産省といたしましては、今般閣議決定をいたしました総合物流施策大綱において、生鮮食料品等の中継共同物流拠点の数というものをKPIとして定めたところでございま...
運送業界の多重取引構造を把握・是正するための実運送体制管理簿の実効性が論点となりました。住吉寛紀委員は荷主自身が下請の深さを把握できていない状況があるとして法改正による見える化と構造改善を求めました。畑野君枝委員は管理簿の政府への提出義務がなく執行状況が把握されなければ実効性も確保されないとして実態把握の手だてを求めました。岡野政府参考人は改正物流法により元請事業者から実運送事業者までの取引関係把握を義務づけたと説明する一方、管理簿作成の義務化は昨年4月施行だが政府への提出義務がないため詳細な数は把握していないと答弁しました。金子大臣は実態把握に努めると表明しました。
川崎市JFEスチールのクレーン解体現場で作業員5人が転落し3人が死亡した事故を受け、畑野委員が関係機関と連携した原因究明と安全対策の強化を求めました。金子大臣は元請の東亜建設工業に対して原因究明・再発防止・同様工事現場の点検を指示したと表明し、厚生労働省など関係省庁と緊密に連携して施工現場の安全確保に全力で取り組むと述べました。
中山委員が沖縄・辺野古沖の転覆事故に言及し、無理な出航をせず安全最優先の原則が軽視されてはならないと主張しました。坂巻健太政府参考人は業務上過失致死等の容疑で捜査中であることを報告しつつ、二度と事故が起こらないよう関係機関と連携して海難事故防止に取り組むと表明しました。
中東・ウクライナ情勢による燃料価格高騰が物流事業者の経営を直撃していることが広範に議論されました。中山委員と住吉委員・犬飼委員・西岡委員・佐藤委員がそれぞれ業界への深刻な影響を指摘し、万全の対応を求めました。西岡委員は激変緩和措置の予算枯渇を懸念し、国民民主党として要望を届けると表明しました。政府側では、山田政府参考人が3月11日に石油備蓄放出を決定し5月には代替調達で前年比過半のめどがついたこと、米国からの調達が5月に前年比約4倍まで拡大見込みであること、令和7年度予備費7,948億円活用で1兆円超の基金規模を確保し激変緩和措置を継続すること、約8か月分の石油備蓄があり年を越えて供給確保できることを説明しました。石原大政府参考人は荷主団体に燃料サーチャージ制導入等による価格転嫁徹底を3月27日付で文書要請したと説明し、金子大臣はLPガス補助約58億円を予備費で確保し支援に万全を期していると表明しました。
中東、イラン情勢を踏まえた燃料の調達、そして燃料価格への支援については、私からもお願いをさせていただきたいと思います。
燃料価格の高騰や地政学リスクによるサプライチェーンの混乱は、既に限界に近い物流事業者の経営を直撃しております。
地域の安心を守るためにも、タクシー会社や業界団体からの報告を通じて状況の把握に努め、必要に応じて更なる支援を検討していただきたいと思います。
原油価格の高騰を踏まえまして、国民生活と経済活動を守るため、三月十九日からガソリン、軽油、重油、灯油などの緊急的な激変緩和措置を実施しているところでございまして...
国土交通省としましては、引き続きトラック、バス業界への影響を注視しつつ、経済産業省を始めとする関係省庁や業界団体と連携しながら、事業者が軽油を安定的に確保できる...
激変緩和措置も含めて、やはりこれから長期化した場合には予算も枯渇をするということが想定をされますので、しっかりやはりそこに中長期的な目を持った予算の確保というこ...
引き続き、所管の業界や現場の事業者の生の声をしっかりと聞き、情報収集や状況の把握に努めるとともに、経済産業省等の関係省庁との連携協力をしてまいります。
現時点での取組の状況とその効果をどのように評価し、今後どのように現場を支えていくお考えか、まずお伺いしたいと存じます。
中継輸送施設へのマッチングシステム導入と国の関与の在り方が議論されました。住吉委員はマッチングシステムを認定施設の標準装備とすべきと主張し、吉川委員は国がマッチング事業を運用するくらいの気概で主体的に取り組むべきと訴えました。犬飼委員は中小・小規模事業者では電話・ファクスで調整している実態を挙げデジタル化の遅れが効率化の障害と指摘し、データ標準化プラットフォーム整備への国の関与を求めました。臼木委員はシステムが乱立するよりも国交省が推奨システムを示すなど主導的関与を求め、WebKITの実際の利用者がまだ少ないと指摘しました。吉川委員は民間システムの利用料が結局実運送事業者に転嫁される可能性を懸念しました。岡野政府参考人は認定中継施設へのシステム導入を課税特例の要件に位置づけ、物流情報標準ガイドラインに準拠したデータ連携を令和7年度補正予算等で支援すると表明しました。
業者に対して促していくという答弁でございましたが、私は標準装備としてやる方がいいのではないかというふうに思います。
事業者間のマッチングや予約、運行情報の共有を円滑にするためのプラットフォームの整備について、国としてどのように関与していくのか、また、データの標準化やシステム連...
こういったマッチングサービス、先ほど臼木議員からも御指摘ありましたが、国としてもっともっと主体的に、いろいろあって選ぶのも大変でしょうし、そこはやはりもっと国が...
様々なシステムがあるということは、これはかえってよくないと私は思いますので、ある程度国交省としても、これにしろということは言えないとは思いますけれども、推奨のシ...
中継輸送の実施に当たりましては、トラック事業者が、貨物の受渡し相手となる他のトラック事業者を確保できることが重要でございます。
本法案に基づく認定を受けて整備を行う中継輸送拠点についても、このようなシステムの導入を促していくことで、実効性の高い中継輸送を促進してまいりたいと考えております...
現在の積載率が平均41.3%にとどまり片道空車が常態化している問題が議論されました。犬飼委員は非効率を問題視し、福岡―兵庫間の先進事例で中継輸送により従来空荷だった復路に帰り荷を確保し運行効率が向上したと紹介しました。吉川委員は適切なマッチングが確保されれば中継輸送に限らず長距離輸送でも空荷削減が可能と主張しました。岡野政府参考人はKPIとして積載効率を2024年度の41.3%から44%へ向上させる目標を設定していると説明しました。金子大臣は積載効率向上・モーダルシフト・再配達削減等の官民取組により物流機能を何とか維持できていると表明しました。
現行の物流には非効率も多く残されております。積載率は平均で四一・三%にとどまっており、片道空車が常態化しております。
中継輸送は、空荷を可能な限り発生させないようにするなど、物流の効率化に寄与すると考えます。
トラックドライバーの荷待ち、荷役時間の短縮、トラックの積載効率の向上、宅配便の多様な受取方法の普及、浸透、消費者への啓発広報活動等の取組を推進するほか、本年四月...
長距離輸送であっても、これは別に中継輸送にかかわらず、やはり適切なマッチングというものが確保されれば、空荷の削減というものは可能です。
自動運転トラックの早期社会実装と中継輸送施設との連携が論点となりました。住吉委員は自動運転が人手不足を劇的に変化させる技術として早期社会実装を強く求めました。臼木委員は自動運転レベル4は高速道路のみ運転可能となるため物流施設を高速道路直結で整備すべきと主張し、施設が高速道路から離れた場合は人手運転区間が残る問題を指摘しました。山田委員は自動運転やロボティクスで支えられる物流の未来を見据えた国家戦略の必要性を訴えました。岡野政府参考人は2026年以降可能な限り早期に高速道路でレベル4自動運転トラックを社会実装する方針を総合物流施策大綱に位置づけていると説明し、中継輸送拠点が自動運転にも活用されることを期待していると答弁しました。
荷主を頂点とする多重下請構造の是正が議論されました。住吉委員は中抜きにより現場ドライバーに適正賃金が届かない構造が根深く残っているとして法改正による見える化と構造改善を求めました。吉川委員は多重下請構造が固定化し法改正や監視体制強化だけでは不十分であり取引構造そのものの是正が不可欠と主張しました。犬飼委員も再委託構造の改善が業界環境改善に不可欠と冒頭で明言しました。岡野政府参考人は改正物流法で元請から実運送事業者までの取引関係把握を義務づけ、トラック適正化二法で再委託2回以内制限の努力義務を本年4月から課していると答弁しました。金子大臣は書面交付や実運送体制管理簿作成が多重取引構造是正に重要と表明しました。
幾ら中継輸送を導入して効率化をしても、下請、孫請と流れる中で中抜きが起きれば、最終的にドライバーに適正な賃金が支払われません。
業界環境の改善には、近年指摘されております運送料金の引上げや、再委託構造の改善、共同輸送、さらには価格転嫁率の改善が不可欠であります。
さらに、運送業界特有の多重下請構造が定着化して、実運送事業者には十分な運賃が行き渡らない構造がもう固定化されています。
委員御指摘のとおり、改正物流法に基づく契約内容の書面交付や実運送体制管理簿の作成は、多重取引構造の是正につながる重要な取組であり、その実態を適切に把握できるよう...
中継輸送の普及に伴うコスト増を背景とした買いたたき防止と適正運賃確保が広範に議論されました。佐藤委員は監視体制構築が極めて重要と主張しました。吉川委員は標準的運賃の実効性確保と取引構造是正が不可欠であり、実運送事業者に適正な対価が届かない限り施設整備をしても物流は持続可能にならないと強調しました。犬飼委員は適正原価に中継施設利用料も反映させ荷主と一体で持続可能な物流再構築が必要と主張し、荷主責任の明確化と商習慣見直しの具体的政策を求めました。畑野委員は荷主への規制がなければトラック事業者・ドライバーに新たな負担が生じると警告しました。酒井副大臣は標準的運賃の周知・Gメンによる是正指導・適正原価制度の導入準備を推進すると明言し、岡野政府参考人は輸送コスト上昇分の荷主への適切な転嫁に向けた取引環境適正化を強力に進めると表明しました。
今回、こうした中継輸送施設の、先ほど申し上げました利用料、こうしたものもここの適正原価に反映させるなど、荷主側と一体となって持続可能な物流の再構築に取り組んでい...
このため、標準的な運賃の周知、浸透や、荷主等に対するトラック・物流Gメンの是正指導のほか、本年の四月に全面施行された改正物流法や本年一月に施行された中小受託取引...
荷主がこのコスト増を認めず運送事業者に負担を押しつける、いわゆる買いたたきが発生しないよう、監視体制を構築していくことも極めて重要と考えますが、いかがでしょうか...
荷主と実運送事業者双方による商慣行の見直し、そして標準的運賃の実効性の確保を含めた取引構造そのものの是正が不可欠だと考えます。
国土交通省といたしましては、中継輸送の実施に伴い増加するコストを含め、トラック事業者が適正な運賃・料金を確保できるよう、取引環境の適正化を引き続き強力に進めてま...
中継輸送の実施に伴う輸送コストの上昇分についても荷主に適切に転嫁できるよう、引き続き取組を進めてまいります。
中山委員が大阪市での下水道工事中の事故・水道管破裂を紹介し、老朽化インフラの点検・更新・事故防止の計画的加速を求めました。鶴田浩久政府参考人は予防保全型メンテナンスへの転換を進め、第一次国土強靱化実施中期計画(5年間・約20兆円強)に位置づけて対策を推進すると表明しました。
中継輸送拠点を鉄道・港湾と結節したモーダルシフト推進が議論されました。犬飼委員は中継拠点を複合一貫輸送ハブとして活用し、幹線部分を鉄道・船舶で担い前後をトラックで中継することで輸送効率向上とドライバー負担軽減の両立が期待できると積極提言しました。高橋政府参考人は鮮度を保ちつつドライバー負担を軽減するため船舶・鉄道へのモーダルシフトを推進してきたと表明しました。岡野政府参考人は総合物流施策大綱で陸海空のあらゆる輸送モードを総動員した新モーダルシフトを推進することとしていると説明し、中継輸送拠点の立地によっては貨物駅・港湾等の結節点になり得るとしてモーダルシフト推進にも資すると答弁しました。金子大臣は鉄道・船舶へのモーダルシフトやEVトラック・FCVの導入支援などの施策を強力に推進していると答弁しました。
中継輸送施設の整備推進については与野党ともに概ね賛同しつつ、都市部偏在の回避・中小事業者のアクセス確保・適正運賃の実効性・多重下請構造の根本的是正など課題の解決策について各委員から具体的な要求が相次ぎました。政府側は2030年度までに全国20件の認定を目指すとともに、課税特例・資金支援・Gメン活用・適正原価制度準備などの総合的施策を推進する方針を表明しました。また燃料価格高騰・中東情勢に起因するエネルギー安全保障上のリスクについても緊急的な対応が求められ、政府は備蓄放出・代替調達・1兆円超の激変緩和基金確保などの複合的措置を講じていると説明しました。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。
○中山(泰)委員 おはようございます。自由民主党の中山泰秀でございます。 まずもって、質問の機会をいただいたことに、委員長、与野党の理事の皆様、そして各委員の皆様に感謝を申し上げたいと思います。そしてまた、金子大臣を始めとする政務三役及び行政の皆様にも、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず冒頭、中東情勢やウクライナ情勢の影響によりまして燃油価格の高騰が続く中、国土交通省所管の各業界は...
○酒井副大臣 おはようございます。お答えを申し上げます。 国土交通省では、トラックや航空、住宅建設に至るまで広範囲な分野を所管をしておりますが、国土交通省所管の一部の事業者からは、燃料の供給停止や制限が行われているといった声も上がっております。供給の偏りや流通の目詰まりを解消し、安定供給を確保することが重要でございます。 国土交通省においては、所管の業界団体等を通じた聞き取りや国土交通省ホ...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約62,107文字) |
AIによる自動生成のため、一部情報が省略されている場合があります。
