予算委員会では、安住委員長の下で内外の諸課題について集中審議が行われました。本予算の国会修正は一九九六年以来二十九年ぶりであると後藤委員が指摘し、基礎控除の引上げと所得制限、ガソリン・軽油の暫定税率廃止の時期と代替財源、交付税特会借入金、予算修正における項の新設などが議論されました。石破茂総理は、高額療養費制度の見直し、高校無償化と教育の質、消費税、米価高騰と備蓄米放出、社会保険料負担などについて答弁しました。古川元久委員、櫛渕万里委員、藤岡たかお委員、赤羽一嘉委員、鈴木英敬委員、山田賢司委員、福岡大臣、江藤拓大臣らも、物価高対策、中小企業支援、基金の見直し、介護・保育の処遇改善、台湾周辺情勢やエネルギー安全保障、能登半島地震の被災地支援などについて質疑を行いました。
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全71テーマ ・ 紐づく質疑73件
ガソリン・軽油の暫定税率廃止
AIロボティクス分野の強化とロボット産業の競争力について議論されました。鈴木英敬委員は、サービスロボットの分野で米国や中国に後れを取っているとの認識を示し、AIロボティクスによって日本が牽引してロボット大国として復活すべきだと強く推進する立場(賛成)を取りました。これに対し、武藤容治経済産業大臣は、AI基盤モデルの開発等に補正予算として三百二十三億円を計上し、競争力の強化を図ると答弁しました。武藤大臣は、人手不足の解消と産業競争力の強化の両立を目指す意欲を明確に示しており、賛成の立場です。両者はいずれも同分野の強化に賛成の立場であり、反対や中立の発言は提示された材料には含まれていません。
OTC類似薬の保険適用見直しについて議論されました。辰巳孝太郎委員は、OTC類似薬を保険から外すと自己負担が20〜60倍になり、健康格差を招くと指摘し、見直しに強く反対する立場を示しました。これに対し福岡大臣は、初診料等も別途かかることを述べたうえで、見直しの内容は三党協議体で検討すると答弁しました。石破茂総理は、受診抑制を起こさないことの確認が必要であるとし、あわせてセルフメディケーションをより真剣に考えるべきだと述べました。石破総理の発言は具体策への言及を伴わず、立場は賛成寄りと位置づけられています。なお、提示された材料の範囲では、見直しの可否に関する決定事項は示されておらず、検討は三党協議体に委ねられています。
ウクライナ停戦に向けた米露協議と日本の役割について議論されました。提示された要点によると、石破茂総理は米ウクライナ首脳会談の結果を残念とし、G7の結束を図るとともに、アメリカの関与をつなぎ止めることに尽力する考えを述べました。スタンスデータでは、石破総理は賛否スコア0.70で、賛成寄りの立場と位置づけられています。根拠は、米国の関与の維持とG7の結束に尽力する意向を示した点です。一方で、停戦協議そのものに対する態度は明示されていません。提示された材料の範囲では、他の発言者の見解や、重要な結論・決定事項は確認できません。
私どもとして、いかにしてアメリカの関与というものをつなぎ止めるか、そしてG7全体の結束をどう図るかということに、日本としては更に尽力をしてまいりたいと思っておるところでございます。
ガソリン暫定税率の廃止による燃料価格の引下げについて議論されました。櫛渕委員はガソリン税をゼロにすることを求めるとともに、石油元売への補助金が3年間で約8兆円に上ったことを挙げ、その効果に疑問を呈しました。これに対し石破総理は、地方ほどガソリンの負担が重いとの認識を示し、燃料券など地域の実情に応じた対応を行うと述べました。提示された材料では、両者の主張と根拠は上記のとおりであり、賛否を示すスタンスデータは含まれていません。また、結論や決定事項に当たる内容も示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
ガソリン・軽油の暫定税率廃止をめぐり、廃止の時期と代替財源の確保が論点となりました。石破総理は廃止自体は認めつつ、1.5兆円の代替財源と地方の減収対策が未決であるとして時期を示さず、財源が見出せるまで当分の間は税率を維持するが、ずるずる続けてはならないと答弁しました。古川元久委員は課税根拠が消滅したとして廃止時期の明示を求め、補助金予算を充てて先に税率を下げるべきだと主張しました。重徳和彦氏は令和七年四月廃止案を説明し、財源確保と地方減収の補填を示しました。赤羽一嘉委員は廃止を約束する一方、地方税5000億円や灯油・重油支援などの課題を挙げて年末決着を提案し、総理は一つの見識と評価して三党での早急な結論を求めました。後藤茂之氏と山崎正恭氏は、自治体予算への影響から慎重な検討が必要との立場でした。加藤大臣は財源確保が課題で、本則は与党税調で議論すると述べました。
ガソリンと軽油の暫定税率はこの七年度から廃止するということを総理として御決断ください。
ガソリン価格が安定するまでガソリン税はゼロにする、これが一番シンプルで効果的であり、また、物流コストを抑えることができる。
ですから、一日も早くやめるべき。
ガソリン暫定税率を廃止するなら今でしょうということを考えております。
また、いわゆる当分の間税率の廃止についてに質問を移らせていただきたいと思いますが、公明党は、これは三党間の合意でありますから、これは廃止は必ずやるということを約束したいと思います。
その上で、先ほどもありましたけれども、御党の修正案について言えば、現在の税収を前提として既に予算編成を行っている自治体への影響等が大きく、慎重な検討がなされる必要があるというふうに考えております。
私どもの党としては、それが見出せるまではこの当分の間税率というものを維持しなければならない。
御党の修正案は、私の理解によれば令和七年四月一日から実施するということになっておりまして、そういうことになりますと、予算編成を行っている自治体への、要するに予算のつくり替え等、大変大きな影響が出るということで、慎重な検討が必要であるというふうに思っております。
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想の基金と海外大学との協議に関する議事録の提出について議論されました。藤吉参考人は、海外大学との議事録は現在相手方が内容を確認中であり、速やかに対応すると述べました。これに対し藤岡たかお委員は、協議から3週間が経過していることを指摘し、議事録の提出を明日にも求めました。藤岡委員は議事録の提出に強く賛成する立場で、スタンスのスコアは0.90です。提示された材料の範囲では、提出時期について具体的な日付での合意や決定事項は示されていません。
もう三週間もたっていますので、明日にも提出を是非お願いをしたいと思います。
こども未来戦略の財源と高額療養費見直しの関係が論点となりました。後藤委員は、戦略に盛り込まれた一・一兆円規模の歳出改革の一部が高額療養費の引上げに当たるのではないかと追及しました。これに対し石破総理は、高額療養費の見直しをこども施策の財源とする手段と目的の関係にはないとして、両者の関連を一貫して否定しました。中村英正氏も、高額療養費の見直しは財源確保を目的としたものではないとして関連を否定しています。厚生労働省の参考人は、元の政府案では給付費ベースで五千三百億円の軽減になると説明しました。提示された材料の範囲では、財源と見直しの関係をめぐる答弁は否定の立場で示されており、結論や決定事項に当たる内容は含まれていません。
マイナポータルをはじめとするデジタル行政の推進について議論が行われました。田所嘉徳委員は、マイナポータルを活用して名宛て人に確実に情報を届ける行政への転換を求め、積極活用と情報通知の推進を主張する賛成の立場を示しました。これに対し平将明大臣は、マイナポータルのUI改善、マイナンバーカードのiPhone搭載、生成AIの導入を進めると答弁し、UI/UXの改善を進めながらマイナポータル等の活用を呼びかける賛成の立場を示しました。両者ともに推進の方向で一致しており、反対や中立の立場の発言者は提示されていません。なお、具体的な実施時期や数値目標などの決定事項は示されていません。
与党予算修正案における交付税特会借入金と財源の恒久性が論点となりました。松本洋平委員(賛成寄り)は、修正で新規国債の追加発行はなく公債金収入は減額されたと説明し、交付税原資の減には交付税特会借入金の償還額を0.2兆円減らして対応するとしました。また、償還減額でも2兆円の前倒し償還となり財政健全化が進むと述べました。総務省局長は、交付税特会の借入金が2056億円増える点を事実と認めました。これに対し藤岡たかお委員(反対)は、国債ではなく特会へのつけ替えで借金が増えており、ワンショットの財源も見出せていないと批判し、財源は恒久どころか一時的にも不十分だと主張しました。石破茂総理(賛成寄り)は、修正案全体で公債金収入は減り財源は確保した形だと反論し、恒久性は目指していると答えました。
これは、要は、先送りをしているものを前倒しをされているということだけでございまして、少なくともこのワンショットの財源すらやはり見出されていないということは強く指摘をしたいと思いますし、一般会計で新規国債を発行しないと言いながら、これは特別会計の方につけ替えて、この一時借入金の借金を増やしているということは強く指摘をさせていただきたいと思います。
今回の交付税原資の減に伴いまして交付税特別会計借入金の償還を〇・二兆円減額するといたしましても、なお二兆円を前倒しして償還をすることになるものであり、地方財政の健全化が進むものと考えております。
したがいまして、財源は確保した形になっておると考えております。
中国による台湾周辺での軍事演習と対中外交について議論が行われました。鈴木英敬委員は、中国の演習が常態化していることに危機感を示したうえで、訪中に先立ち、水産物輸入の再開など中国側が対応すべき課題の解決が先であると指摘しました。この立場は慎重姿勢とされますが、根拠となる発言は1件で断片的です。これに対し岩屋毅外務大臣は、台湾問題の平和的解決を中国側に伝えていると述べ、懸案の解決に向けて対話を重ねていく考えを示しました。なお、岩屋外務大臣の演習そのものへの評価や批判は、提示された材料からは明らかではありません。会議では、結論や決定事項は示されていません。
中小企業の倒産増加とゼロゼロ融資後の支援について議論されました。櫛渕万里委員は、税や社会保険料の滞納、およびゼロゼロ融資後の倒産が増えている状況を挙げ、ゼロゼロ融資の返済猶予と低金利融資の継続を求めました。同委員は支援を強く要望する立場で、賛成寄りのスタンス(スコア0.85)と整理されています。提示された材料には、他の発言者の見解や、政府側の答弁、結論・決定事項に関する記載はありません。
中小企業を救うため、ゼロゼロ融資の返済猶予や低金利融資の継続を是非やってください。
中小企業対策とインボイス制度による負担をめぐり、立憲民主党の修正案にインボイス廃止が盛り込まれていない点が取り上げられました。櫛渕万里委員は、この点を重徳委員に質しました。櫛渕委員はインボイス廃止法案の提出を野党に強く呼びかけており、廃止を明確に支持する立場です。これに対し重徳委員は、社会保険料の軽減などで対応するとの趣旨で答弁しました。提示された材料の範囲では、廃止の是非について両者の考え方に隔たりがあることが示されていますが、結論や決定事項は示されていません。
野党第一党さえ、消費税減税、このことを決断していただければ、野党全体が一致して、消費税減税、インボイス廃止法案を提出をし、そして、野党が多数ですから、国民を救うことができるんですよ。
予算修正における項の新設が内閣の予算提案権を損なうかが議論されました。松本洋平氏は、項の新設は一概に提案権を損なわず、歳入は収入見積りであるため許容されるとし、個別判断とする条件付きの立場を示しました。加藤勝信財務大臣は、昭和五十二年の法制局長官判断に沿ってケースごとに判断するとしたうえで、今回の歳入予算の項の新設には異論がないと述べ、容認の立場を取りました。後藤祐一委員は、歳入歳出の双方で項の新設が可能とする政府統一見解の提出を求め、理事会で協議されることになりました。古川委員は、国会修正ではなく政府修正による出し直しを考えていたと述べ、国会修正にこだわる理由を質しました。石破総理は、予算提出権は政府にあり、それを損なわない範囲で修正するとしたうえで、自治体が現行税収を前提に予算審議中であることを国会修正の理由に挙げました。
人手不足への対応と生産性向上・省力化をめぐって議論が行われました。石破茂総理は、人手不足に特効薬はなく、生産性向上と省力化、二地域居住の考え方が必要であると述べ、生産性向上と省人化への政府支援を肯定する立場(賛成寄り)を示しました。これに対し、鈴木英敬委員は、人手不足倒産が過去最多となっていることを挙げ、政府の対応は縦割りで小粒であると指摘しました。鈴木委員は政府の人手不足対応を批判する立場ですが、省力化そのものへの賛否は示されていません(中立)。提示された範囲では、本テーマに関する具体的な決定事項や結論は確認できません。
保育士・幼稚園教諭の処遇改善を中心に議論が行われました。早稲田ゆき委員は、保育士・幼稚園教諭にも月1万円の処遇改善を求め、賃金を上げなければ質も上がらないと述べました。賃金引上げが質の向上と負の連鎖の解消に重要であるとの立場から、処遇改善に賛成の姿勢を示しました。これに対し石破茂総理は、更なる賃上げを実現したいと述べ、賃上げに前向きな立場を示しました。あわせて、潜在保育士に見合う働き方を提示することや情報提供も課題であると述べました。提示された材料には、人材紹介手数料の負担に関する石破総理の具体的な言及は含まれていません。月1万円の処遇改善について、具体的な結論や決定事項は示されていません。
公教育の質の向上と高校・大学教育の接続が議論されました。山田委員は、私学への多額の公費より公立高校の魅力と質の向上を優先するよう文科大臣に求めました。文科大臣は、DXハイスクール、芸術家派遣、専門高校の地方創生支援などを実施中だと答弁しました。赤羽一嘉委員は、不登校の増加などを挙げ、教育費負担の軽減とともに公教育の質の向上が重要だと主張し、将来のための重要な政策として明確に支持する立場(賛成)を示しました。石破茂総理は、高校三年間の学びが大学教育に役立つかなど教育の質を問う議論が重要だと述べ、質の向上を検証する手法の開発が必要であること、高校と大学の一貫性も議論すべきことを指摘しました。また、卒業証書だけの教育を批判し、賛成の立場を示しました。本議論の中で、結論や決定事項は示されていません。
公文書管理法の運用改善と改正について議論されました。緒方林太郎委員は、個人メモ等を理由とした恣意的な運用が行われていると指摘し、公文書管理法の大改正や運用の見直しを絶対に行うべきだと強く主張し、賛成の立場を示しました。これに対し石破茂総理は、個人メモであるという言い訳は通用しないと述べて恣意的な解釈を戒め、必要があれば法改正や運用改善を検討すると答弁しました。ただし、改正に対する積極的な賛成までは示していません。法改正や運用見直しの具体的な内容や時期についての決定事項は、提示された材料には含まれていません。
公立高校の定員割れと公立離れについて議論されました。柴山氏は、大阪府で公立高校の定員割れや専門高校の衰退への懸念が指摘されていることに触れたうえで、現時点ではデータが不足していると述べました。一方、城井崇氏は、大阪府では公立志望者が減り私立志望が増えたのは間違いないと指摘しました。城井氏は、無償化が先行した大阪で公立志望が減ったとの認識から公立離れを懸念する立場を示しており、スタンスのスコアは0.30(0=反対〜1=賛成)でした。柴山氏のスタンスについては、示された材料に数値データはありません。今回示された内容の範囲では、結論や決定事項は確認できません。
一方で、高校無償化を先行した大阪府の例を見てみますと、やはり公立高校の志望者が減少し、私立高校を目指す方が増えたというのは間違いないと思っています。
公立高校入試の複数受験化とセーフティーネットの在り方が議論されました。山田賢司委員は、セーフティーネットは公立が担うべきだとの立場から、公立入試が一発勝負となっている点を問題視し、複数受験などにより受験機会を増やすべきだと主張し、賛成の立場を示しました(賛否スコア0.80)。これに対し政府参考人は、受験機会の複数化についてはすでに各教育委員会へ依頼していると述べ、取り組みの例として福岡県の第二志望制度を挙げました。提示された内容の範囲では、複数受験化を新たに決定した事項は示されておらず、政府側は各教育委員会への依頼を行っている段階であることが説明されました。
むしろ、公立高校の入試を、一発勝負じゃなくて、複数受験にするなど機会を増やしてあげるべきではないかと考えますが、参考人、いかがでしょうか。
公立高校施設の老朽化対策と財政支援について議論されました。城井崇氏は、立憲案として公立高校施設整備費六百七十億円を提案し、与党案の十億円は不十分であると指摘しました。その根拠として、自治体の財政難によって施設の老朽化が進んでいる点を挙げ、施設整備への支援拡充が必要であると述べました。城井氏は施設整備費の大幅な追加を財源付きで提案しており、本テーマに対するスタンスは賛成(スコア1.00)です。提示された材料には、他の発言者の見解や、本件に関する結論・決定事項は含まれていません。
立憲民主党では、六百七十億円の施設整備費の追加が必要だという提案を財源つきでいたしましたが、与党案の中では僅か十億円という有様であります。
介護・障害福祉職員の処遇改善をめぐり議論が行われました。後藤祐一委員は介護現場が崩壊しているとして処遇改善の必要性を訴え、与党から返事がないと指摘しました。早稲田委員は、介護職員の賃金が全産業平均より6〜7万円低いとして、処遇改善の修正案の実現を求めました。中島克仁委員は、働き手不足を防ぐため月1万円の賃上げを第一歩とし、全産業平均並みを目指すと述べ、賛成の立場です。これに対し田村憲久氏と山崎正恭氏は、処遇改善は重要であり今後も取り組むと述べ、賛成の立場を示しました。福岡大臣は、処遇改善加算の要件弾力化や補正予算による賃上げ支援など、きめ細かな対策を講じていると答えました。なお、公定価格の引上げについては、提示された材料に具体的な言及はありません。結論や決定事項は示されていません。
こうした更なる働き手不足を防ぐため、立憲民主党といたしましては、改善の第一歩として、月額一万円の賃上げを実現することを御提案をさせていただいております。
公明党としましても、やはり介護、障害者の従事者の皆様方、また保育士、幼稚園教諭の皆様方の処遇改善は非常に重要だと思っております。
いずれにいたしましても、これからも介護従事者の方々の処遇を改善していくことは大変重要だというふうに思っておりますので、我々与党としてしっかりと力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。
今の介護の現場は崩壊しています。
参議院の合区解消と憲法改正をめぐる議論です。緒方林太郎委員は、参議院の合区を早急に解消する必要があるとし、憲法改正によって代表制のあり方を考えるべきだと主張し、賛成の立場を示しました。赤澤亮正大臣は、合区解消は与党で合意があり、地域の民意を反映させる観点から重要だと述べ、賛成の立場です。ただし、憲法改正への言及はありませんでした。石破茂総理は、合区解消のための憲法改正を急ぐべきだと答弁し、賛成の立場を明確にしました。提示された範囲では、三者はいずれも合区解消に賛成しており、反対や中立の立場の発言者は示されていません。具体的な改正の時期や手続きに関する決定事項は示されていません。
台湾有事に伴う避難民対応と入国管理について議論されました。論点は、避難民の保護と、敵性国関係者のスクリーニングをどのように進めるかという点です。法務大臣は、避難民の保護と敵性国関係者のスクリーニングを入管庁の所管として検討すると答えました。鈴木馨祐議員は、賛成寄り(スコア0.65)の立場で、避難民の保護とスクリーニングの両立に取り組むことが重要であると述べています。提示された材料の範囲では、具体的な制度や手続きに関する決定事項は示されておらず、検討を進めるという答弁にとどまっています。
そういった意味でいえば、どのようにして避難民の保護を行うのか、同時に、やはりそこに敵性国の関係者が交ざることも当然考えられますから、そこをどのようにスクリーニングをしっかりするのか、こうしたことをきちんと取り組んでいくことが大変大事だと思っております。
台湾有事を含むエネルギー輸入途絶への備えが議論されました。経済産業大臣は、石油備蓄の放出訓練や余剰LNGを確保する仕組みを第七次エネルギー基本計画に位置づけたと説明しました。武藤容治氏は、台湾有事を含む輸入途絶を想定した安定供給の確保を極めて重要であると明言し、賛成の立場(スタンススコア0.75)です。鈴木英敬氏は、エネルギー輸入途絶を想定した万全の対応が必要であると主張し、賛成の立場(スタンススコア0.80)です。提示された材料の範囲では、両氏とも輸入途絶への備えを重視する立場であり、反対や中立の立場を示す発言者は確認できません。決定事項としては、備蓄放出訓練と余剰LNG確保の仕組みが第七次エネルギー基本計画に位置づけられたことが説明されています。
台湾海峡の抑止力と日米共同声明における台湾への言及が論点となりました。石破茂総理は、ウクライナで抑止力が十分に機能しなかった点を検証したうえで、台湾海峡における抑止力を高めたいという思いを共同声明に込めたと述べました。スタンスデータでは、石破総理は共同声明の内容について肯定的な立場(賛否スコア0.75)と整理されており、その根拠は、抑止力強化の思いを声明に込めたと述べている点です。提示された材料の範囲では、他の発言者の賛否や、本件に関する結論・決定事項は確認できません。
とにかく、戦いを起こさないために、理念とともに抑止力というものを着実に高めていくということも私どもとしては考えていかねばならないことであって、そういう思いも込めて日米首脳会談の共同声明にあのような盛り込み方がされたというふうに私は思っておるところでございます。
大型商業施設のテナント部分がバリアフリー義務の対象外となっている点が論点となりました。赤羽一嘉委員は、この現状を問題視し、是正を求める立場から義務化に前向きな姿勢を示しました。これに対し中野洋昌大臣は、標準のフォローアップ会議において実態を把握し課題を整理した上で、実効的な対策を講じると答弁しました。大臣の答弁は対策を講じる意向を示すものですが、義務化への直接の言及はありませんでした。なお、今回の議論では義務化の可否や時期について具体的な結論や決定事項は示されていません。
国民医療費四兆円削減と後期高齢者医療制度をめぐり、合意内容の位置づけと影響が議論されました。石破総理は、医療費4兆円削減で保険料を年6万円減らすという案は維新案であり、これを念頭に置くことで合意したと答弁しました。福岡大臣は、三党の考えを併記したうえで、それを念頭に協議を進めるものだと説明しました。これに対し辰巳孝太郎委員は、4兆円は医療崩壊を4回起こす規模だと批判し、高額療養費の見直しが5330億円であることを確認したうえで、合意の中止を求めました。スタンスデータでは、辰巳委員は一貫して反対(スコア0.00)です。石破総理は中立的な条件付きの立場(スコア0.50)で、医療崩壊を否定しつつ、必要な診療の確保と制度継続の接点を探る姿勢が示されています。なお、議論の中で具体的な削減方法や最終的な決定事項は示されていません。
国民皆保険制度の持続可能性をめぐり、給付と負担の均衡に向けたロードマップの策定が議論されました。緒方林太郎委員は、給付と負担を均衡させるロードマップを政権が示し、野党も同条件で提示するよう提案しました。同委員のスタンスは、給付と負担の均衡を条件とする主張であり、制度への賛否は明確ではなく中立と位置づけられます。これに対し石破茂総理は、ロードマップの作成は是非やりたいと答弁し、応能負担の議論が必要であると述べました。石破総理は制度の理論的課題を認めたうえで作成に前向きな姿勢を示しており、賛成寄りの立場です。なお、ロードマップの具体的な内容や時期などの決定事項は、提示された材料には含まれていません。
基礎控除の引上げ幅の拡大について、控除額の引上げ方法と減税の規模が論点となりました。古川委員は、年収制限を設けず一律で控除額を引き上げるよう求めたものの、この主張は受け入れられなかったと述べました。赤羽委員は、課税最低限を123万円から160万円へ引き上げる内容を示し、これにより一人当たり2〜3万円の減税になると説明しました。提示された材料には各発言者の賛否を示すスタンスデータがないため、両委員の立場は賛成・反対・中立のいずれとも整理できません。また、結論や決定事項は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
基礎控除の上乗せ特例における所得制限と与党修正案の評価が議論されました。後藤茂之委員は、低所得層への配慮と物価上昇下の中所得層の負担軽減が目的と説明し、年収200万円超で控除差37万円により約1.85万円の段差が生じることを認めつつ、影響は大きくないとの立場でした。藤岡たかお委員は、住民税非課税世帯が対象外であること、制度が複雑で定額減税のようであることを指摘し、修正案を批判しました。古川元久委員は、年収制限は最低生計費非課税の趣旨に反し税理論的におかしいと述べ、財源へのこだわりが制度を複雑化したこと、2万円程度の増加では物価高対策にならないことを指摘しました。石破総理は、所得制限は高所得者優遇とならぬよう配意したものと説明し、複雑さを認めつつ公平性と簡素さの両立を説明していくと答えました。加藤大臣は、平成30年改正で2400万円超に所得制限を設けた経緯を挙げ、再分配の観点から与党案に理解を示しました。赤羽一嘉委員は、160万円への引上げ、850万円以下の対象、減税額平準化の考え方を説明し、中間層をカバーする工夫と評価しました。
基礎控除というのは、元々、最低生計費には課税しない、そういう趣旨から設けられている、それに年収制限をかけるというのはやはり税理論的にはおかしいんですね。
減税すること自体、全て否定するものではありませんけれども、住民税非課税世帯には恩恵が行き渡りませんし、公平、中立、簡素を逸脱し、やはり不公平で複雑な、泥縄の生煮え減税になっているとしか私は思えないんです。
基礎控除を上げるということは収入が多いほど減税額が多くなるので、ここはやはり高額所得者に対する優遇とならないように工夫をすべきじゃないかということで、このブラケット自体に、二百万から四百七十五万。
その意味で、低所得者層に手厚く配慮するという意味は、所得税の考え方と整合的だと考えております。
そこは、よくこれから先の御議論を踏まえまして、この修正案というものが審議がなされ、成立に至ることを期待をいたしておるところでございます。
この一万八千五百円をどう評価するかですけれども、必ずしも大きくないものと考えてはおりますけれども、もしそこに何らか壁が生じないような手当てを講じるとすれば、例えば消失控除のようなものを考えるとかいうこともありますが、それは制度を複雑にしていくこととのバランスだというふうに思っております。
基金の点検・見直しと補正予算の常態化をめぐり、基金の積み過ぎと既存基金への3年ルール適用の是非が議論されました。階猛委員は、基金の積み過ぎが約7.8兆円に上り、政府試算でも8.1兆円になると指摘し、積み過ぎを食い止めてしっかり見直すとして賛成の立場を示しました。藤岡たかお委員は、既存基金にも3年ルールを適用し、積み過ぎ分を財源に充てるよう求め、政府の見直しは不十分だと批判しました。山崎正恭委員は、策定前の既存基金への一律適用は難しいとしつつ、不断の適正化が必要と述べ、慎重な立場でした。加藤財務大臣は、既存基金の一律の切り出しは困難としつつ、年度ごとに検証し、不用分は国庫返納すると答えました。石破総理は、既存基金への3年ルール適用の指摘を真摯に受け止めると答えました。松本洋平委員は、基金の不断の見直しが必要との認識を示しました。なお、本議論で明示された結論や決定事項はありません。
こうしたことを食い止めていかなければ、我々の政策は実現できませんし、何よりも国民の貴重な税金が無駄になるということで、しっかり基金の見直しに努めてまいりたいと思います。
改めて、本当に、やはり政府の方、また与党の方、財源を見出す気合、思いが足りないんだなということを強く指摘をさせていただきたいということを思います。
今委員からの御指摘もあったように、そうした基金に対する不断の見直しというものもしっかりとやっていくことは、大変必要なことだと考えております。
先ほど来委員からも御指摘があります、三年ルールを、その策定より前に措置された予算額に対して直接当てはめることは適切ではないかなというふうに公明党としても考えています。
外免切替え制度の見直しと運転免許証の信頼性が議論されました。三木圭恵委員は、外免切替えの筆記試験が簡易であること、ホテルの住所でも取得できることを挙げ、免許証の信頼性が下がると指摘しました。そのうえで、外免切替えの見直しと、日本人と同様に一から取得する制度への改正を要望しており、立場としては見直しを強く求める側です。これに対し坂井学国家公安委員長は、外免切替えを課題として認識していると述べ、15か国の制度を調査し、制度と運用の両面から検討中であると答弁しました。具体的な対応策は示されませんでしたが、見直しには前向きな姿勢を示しています。本議論において、制度改正に関する結論や決定事項は示されていません。
外国人による高額療養費の不適正利用と国民健康保険の適正化について議論されました。福岡大臣は、国保における外国人は被保険者の3.6%、高額療養費支給額の1.15%であり、利用は突出していないと答弁しました。実態把握と適正利用に取り組む意向を示す一方、踏み込んだ賛否は明確にしていません(スタンススコア0.60)。三木委員は、不適正利用の調査が市町村任せで不十分であるとして、国が調査を行い、検挙や処罰を示すべきだと指摘し、適正化に積極的な立場を取りました(スタンススコア0.80)。石破総理は、調査の必要性を認めつつ、制度の持続性や民間保険の活用も考える必要があると述べました。提示された材料に、結論や決定事項は含まれていません。
外国人学校・インターナショナルスクールへの就学支援金支給について議論されました。山田賢司委員は、国内の外国人学校に通う外国人子弟を公費負担の対象から除外するよう制度の見直しを求め、反対の立場を示しました。これに対し政府参考人は、対象となるのは四十三校の外国人学校であり、国籍を問わず日本国内に住所を有する生徒を支援する制度であると説明しました。提示された材料には、制度見直しに関する結論や決定事項は含まれていません。
今後の制度設計については、この際、根本から見直して、外国人学校に通う外国の子弟は授業料の公費負担の対象から除外するように考えていただきたいと思います。
外国人材の税・社会保険料の未納対策が議論されました。鈴木英敬氏は、未納対策を基本方針に盛り込むよう要望し、あわせて中小企業の負担への配慮を求め、賛成の立場を示しました。これに対し法務大臣の鈴木馨祐氏は、未納を防止するため、外国人材と受入れ機関の双方に公租公課の支払い責務があることを基本方針に明記し、必要な措置を講じると答弁し、対策に前向きな姿勢を示しました。両者のスタンスはいずれも賛成寄りで、反対の立場の発言者は提示されていません。決定事項としては、基本方針への支払い責務の明記が答弁で示されたことが挙げられます。
大船渡林野火災の被災者支援について議論されました。石破総理は、緊急消防援助隊の投入、自衛隊の派遣、災害救助法の適用、避難所環境の確保に努めていると述べました。また、官邸対策室を設置済みであり、温かい食事の提供や床の冷え対策を指示したと答弁しました。後藤祐一委員は、被災者の生活支援に加え、災害廃棄物の処理、水産業や林野の復旧にも万全の対応を求め、政府主導の支援に積極的な立場を示しました。赤羽委員は、延焼が拡大していることを述べたうえで、対策本部の設置と、避難所環境や情報伝達の改善を求めました。石破総理は消防と自衛隊の全力投入や避難所環境の即時改善を指示するなど、積極的な支援姿勢を示しています。提示された範囲では、対策室の設置と避難所環境の改善指示が答弁で示されました。
学校給食の無償化と地産地消・有機農産物の活用について、実施方法と対象範囲が議論されました。山田賢司委員は、全国一律の単価や追加負担の禁止では給食の質が下がる懸念があるとして、国費支援を前提に平均額補助と自治体裁量を求め、条件付きで容認する立場を示しました。政府参考人は、小学校を令和八年度に実現し、中学校へ拡大するとともに、質の向上等を検討すると説明しました。柴山昌彦氏は、財源負担を指摘しつつ小学校から段階的に無償化を進める方針を述べ、中学校は完全給食の実施率が低く選択制もあるため検討課題が多いと説明しました。後藤祐一委員は、中学校給食無償化の先行自治体は多く、すでに答えは現場で出ていると指摘し、導入の遅れを批判して賛成の立場を示しました。
安倍派の裏金問題の真相解明と証人喚問について議論されました。三木圭恵委員は、松本参考人の聞き取りで還流を話した議員が現職でないとされた点について報道の真偽を質し、松本氏には事務局長への指示権限がなく、誰かの罪をかぶったのではないかと指摘しました。石破茂総理は、報道の真偽は断定できないが真実解明に党として可能な協力をすると述べ、清和会の不記載は遅くとも十数年前、二十年以上前からの可能性が高いと説明しました。また、三木委員の指摘する推測は成り立つとしつつ、意思決定の経緯は分からないと答えました。三木委員は新たな参考人招致への賛成を求め、石破総理は党の機関と相談して決めると答えました。櫛渕万里委員は、松本氏の参考人聴取が秘密会となり質問権を奪われたと抗議し、安倍派幹部ほか裏金議員全員の証人喚問の議決を委員会に要求しました。スタンスは、櫛渕委員が賛成(1.00)、三木委員と石破総理がいずれも賛成寄り(0.70)でした。証人喚問の議決など具体的な決定事項は示されていません。
定時制・通信制高校生に対する就学支援金の支給期間の上限について議論されました。渡辺創委員は、同一校で学年をやり直す場合に支給期間の上限により対象外となる制度の谷間を指摘し、支援対象とすべきだとして支給拡充に賛成の立場を示しました。城井崇氏は、立憲民主党の法案に検討条項があることに触れ、党派を超えて実現したいと述べ、支給期間の手だてを増やしたいと前向きな姿勢を示しました。これに対し柴山昌彦氏は、修業年限との均衡や納税者の理解の観点から、他の論点と併せて検討すると答え、上限の維持を支持し、無制限の公費支出には慎重な姿勢を示しました。今回の議論で、支給期間の上限に関する結論や決定事項は示されていません。
少子化の進行と、婚姻や出会いの機会の減少が論点となりました。石破茂総理は、婚姻率が人口減少と正の相関にあるとの認識を示し、出会いの機会の創出と非正規雇用者の収入増に努めると述べました。政府参考人は、少子化に歯止めがかからない状況にあるとし、婚姻の減少に対しては出会いの機会の提供を支援していると答えました。田所嘉徳議員は、家族観の希薄化と個人主義の偏重を少子化の問題と捉える立場から、賛成寄りのスタンス(スコア0.75)を示しています。石破総理も同じくスコア0.75で、価値観への介入は否定しつつ、出会いの機会づくりは行政の務めであると肯定しました。なお、今回提示された材料には、新たな施策の決定事項や結論は含まれていません。
就学支援金に関連し、授業料の便乗値上げの防止と、授業料以外の学校関係費への充当の是非が論点となりました。山田賢司委員は、便乗値上げの上限を国が決めることには疑問があるとの認識を示しました。また、制服代などまで公費で負担することは別の問題であると述べ、制服代や課外活動の公費負担には否定的な立場をとりました。スタンスデータ上のスコアは0.30で、授業料以外の学校関係費全般に対する態度は不明とされています。これに対し政府参考人は、私学の自主性を尊重することに留意しつつ、合理性のない授業料の値上げが行われないよう留意すると答弁しました。提示された範囲では、便乗値上げ防止の具体的な方法や、授業料以外の費用への充当に関する結論・決定事項は示されていません。
制服代や課外活動まで公費で負担しろというのは、またこれは違う話だと思っています。
教育無償化の効果と恒久的財源確保について議論されました。金村龍那委員は、親の所得格差が子の教育格差になる負の連鎖を断つために教育無償化が必要であると明確に主張し、賛成の立場を示しました(スタンススコア0.85)。これに対し石破茂総理は、教育は社会全体で負担すべきという価値観を維新と共有していると答え、協議を進めている点を根拠に、賛成寄りの立場を示しました(スタンススコア0.80)。両者は教育費を個人や家庭に委ねず社会全体で支える必要があるという認識で一致しています。一方、提示された材料には、恒久的財源の具体的な確保方法や、制度の内容・開始時期などの決定事項は含まれておらず、財源面についての具体的な議論内容や結論は確認できません。
親の所得格差が子供の教育格差につながり、そしてそれが所得格差につながるという、この負のスパイラルをしっかりと改めていくためには教育の無償化が必要なんじゃないか、これを一月の段階で我が党から質疑させていただきました。
しかしながら、教育というものが社会全体のレベルを上げていく、お金がないということによって高いレベルの教育が受けられないということはあってはならないのと同時に、お金があるなしにかかわらず、教育というのは社会全体で負担すべきものだという、これは一つの価値観の問題だと思っておりまして、そのことについて我々は御党と考え方を一にするということで、今回協議を進めさせていただいておるところでございます。
日本の農業所得の低下と農業再建のあり方が議論されました。黒岩宇洋委員は、日本の農業所得が20年で4割減少した一方、米国は3倍、EUは2倍に増えたと国際比較を示しました。農林水産省参考人は、水田作の時給換算が20ha以上で1706円、全経営体平均では10円と答弁しました。黒岩委員は、2010年以降は生産額が1.5兆円増えてもコスト増で所得が4千億円減ったと指摘し、農水省は統計を取るだけで分析せず答弁も定性的だと批判して、国家プロジェクトによる農業再建を求めました(賛成の立場)。江藤拓大臣は、従事者減少、規模拡大の遅れ、輸出が生産額の2%にとどまる点を要因に挙げ、所得補償に否定的ではないが財政を見ながら効果的な設計が必要とし、基盤整備と輸出を挙げました(立場は明確でない)。石破茂総理は、共同利用等のコスト削減と輸出拡大に取り組むと答え、所得補償は対象と理由の明確化が必要で、生産調整を含め議論したいと述べました。
東京一極集中の是正と、若者・女性に選ばれる地方づくりについて議論されました。鈴木委員は、東京圏への転入超過が再加速しており、特に二十代の転入が増えていると指摘しました。これに対し総理(石破茂氏)は、地方出身の四十代の過半が地方に帰りたいと考えていることを挙げ、仕事などの課題を解決する必要があるとの認識を示しました。あわせて、二極論では駄目であると述べました。石破氏は東京一極集中の是正を実現したいと明言しており、スタンスデータ上は賛成寄り(スコア0.85)です。提示された材料では、具体的な施策や決定事項は確認できません。
いかにしてそれが東京にもメリットがあることなのかということもきちんと訴えていきながら、一極集中是正というものを実現してまいりたいと思っておるところでございます。
次期静止気象衛星による線状降水帯の予測精度向上が取り上げられました。気象庁長官は、次期衛星を令和十年度に打ち上げ、十一年度に運用を開始できるよう、整備と予算の確保に努めると答弁しました。発言者のスタンスとしては、田所嘉徳氏が賛成の立場で、次期ひまわりによる線状降水帯の狭域予測と避難の推進を肯定的に評価しました。野村竜一氏も賛成の立場で、次期衛星の令和十年度打ち上げに向けて整備と予算確保に努めると表明しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場の発言は確認できません。決定事項としては、令和十年度の打ち上げと十一年度の運用開始に向けて整備と予算確保に努めるという方針が示されています。
消費税の輸出還付金と消費税財源の使途をめぐり、櫛渕委員と石破総理の間でやり取りがありました。櫛渕委員は、財務省が「お金に色はない」と答弁していることと、消費税は全額社会保障に使っているとする総理の答弁は矛盾していると指摘しました。これに対し石破総理は、消費税は全額社会保障に使っていると述べ、そうでないとする根拠があるなら示すよう求めました。提示された材料では、両者の主張は対立したままで、賛成・反対・中立といった立場の集計データはなく、結論や決定事項も示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
消費税の廃止・減税と国債発行による財政出動が論点となりました。櫛渕万里委員(賛成、スコア1.00)は、消費税廃止、ガソリン税ゼロ、一律10万円給付と国債発行を求める組替え案を提出し、消費税廃止と国債発行による財政出動を一貫して主張しました。これに対し石破茂総理(反対寄り、スコア0.20)は、消費税は社会保障の安定財源として必要であると答弁し、廃止には応じませんでした。重徳和彦委員(条件付き、スコア0.40)は、立憲の修正案に消費税は含まれていないと述べ、財源確保に責任を持つことが政権党の条件であると答弁しました。消費税軽減は選択肢としつつも、財源とのバランスの必要性を強調しています。提示された範囲では、消費税廃止に関する合意や決定事項は確認されていません。
消費税は廃止、ガソリン税をゼロにして、今すぐ国民にお金を返してください。
消費税については今更繰り返すことはいたしませんが、社会保障の費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合うということでございますし、法人税や所得税のように景気の変動によって税収が大きく振れたりいたしませんので、安定的な税収として必要なものだということだと私自身は承知をいたしております。
私たちは、消費税だけ、もし思い切り軽減できるんだったら、それはそれで一つの選択肢かもしれないけれども、やはり何事もバランスというものもありますし、何かをやるためには財源だって必要なんです。
「物価高と個人消費の回復策」のテーマでは、手取りの減少が個人消費に与える影響が論点となりました。古川委員は、手取りが減れば個人消費が減り、デフレへ逆戻りしかねないと訴えました。提示された材料には、古川委員の発言以外の要点や、各発言者の賛否を示すスタンスデータは含まれていないため、他の発言者の立場や根拠、また結論・決定事項については確認できません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
物価高対策と手取りを増やす政策について、103万円の壁の引上げとガソリン税暫定税率廃止をめぐる三党協議が合意に至らなかった点が議論されました。古川元久委員は、手取りを増やす政策が与党に受け入れられなかったと問題視し、国民生活を優先する大きな方向性の指示がなく総理のリーダーシップが不足したと批判しました。そのうえで、減税や電気・ガス・ガソリン価格の引下げなど、政策で国民の懐から出る分を減らすべきだと主張しました。石破茂総理は、昨年12月の幹事長合意は有効であり、手取りを増やす点では一致していると述べました。協議は政調会長・幹事長に任せ、手取りを増やすよう配慮を指示したと説明しました。また、低所得者への手当てが肝要であり、賃上げは労使交渉が基本で、政府は賃上げ税制で支援すると答弁しました。スタンスは古川委員が賛成(0.90)、石破総理が賛成寄り(0.70)ですが、総理から具体策への言及はありませんでした。
現役世代の社会保険料引下げと社会保障改革について議論されました。金村龍那委員は、年収350万円の単身者で社会保険料が年約50万円に上り所得税より重いと指摘し、引下げの改革が必要だと明確に主張しました(賛成、スコア0.85。ただし根拠となる発言は1件のみです)。これに対し石破茂総理は、少子化が負担増の根底にあるとし、若者の負担減と医療・福祉水準の維持の両立が課題だと述べました。若年世代の保険料負担増に問題意識を示した一方、引下げそのものへの明確な賛否は示されていません(スコア0.70、立場は不明確)。石破総理は、新たな三党協議体で応能負担、非効率、既得権を正面から議論すべきだと述べました。また、協議体は骨太の方針や来年度予算編成に間に合うよう早期に発足させたいと答えました。
空き家対策と固定資産税の住宅用地特例について議論されました。緒方林太郎委員は、家を壊すと固定資産税が最大6倍になる仕組みが空き家を増やしていると指摘し、見直しに前向きな立場を示しました。これに対し村上誠一郎大臣は、住宅用地特例が空き家増加の要因の一つであると承知していると述べました。そのうえで、解体費用の問題や相続の問題なども含め、総合的に対策を進める必要があると答弁しました。大臣は政策転換と総合的対策の必要性には言及しましたが、特例そのものへの賛否は明らかにしていません。提示された範囲では、特例の見直しに関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
米価格高騰への対応として、備蓄米放出の目的と今後の運用が議論されました。江藤拓大臣は、放出の目的は流通の円滑化であり、効果次第で追加放出もあり得ると答弁しました。一方で、放出は異例の措置であるとして、追加は慎重に運用する姿勢を示しました。買戻しについては、一年以内に行わない可能性もあるとし、市場動向を見て慎重に対応すると述べました。石破茂総理は、今回の対応を恒常的に行うことは現在考えておらず、一時的措置に限定する姿勢を示しました。渡辺創議員は、放出判断の是非には言及せず、備蓄米制度の前提が転換したことへの認識を求めました。スタンスは江藤大臣が中立からやや慎重、石破総理がやや慎重、渡辺議員が中立でした。
今回の対応が恒常的に行われるということは、私として、現在考えておるところではございません。
そして、効果がなければ、それに対応して追加をするということは当然ありますが、ただ、備蓄米の趣旨として、大量に出して備蓄米の総量が減ったときに国民の皆様方が不安にならないのか、大規模な災害が起こったり、今年秋にもし大冷害が起こったときにどうするんだということも考えながら、慎重に運用を行っていきたいと考えております。
私は、この判断が間違っているとかと言いたいわけではありませんで、ただ、今回のことというのは、備蓄米制度の考え方や前提が大きな転換を迎えたということであるというのをきちんとみんなで認識をしなきゃいけないという問題意識を強く持っています。
米価高騰と農政の反省をめぐり、2024年の米不足の予見可能性と農林水産省の責任が議論されました。黒岩宇洋委員は、元農水次官の指摘を引き、2024年の米不足は予見できたものであり農水省にも責任があるとして、反省を求めました。農政に批判的な立場です。これに対し江藤拓農林水産大臣は、2024年産については8千筆の調査に基づいており予見は困難だったと説明しました。反省を求められても分析が異なるとして、反省の要求には応じませんでした。両者は米不足の予見可能性の評価で見解が分かれ、対立したままでした。なお、提示された材料の範囲では、この論点に関する結論や決定事項は示されていません。
能登半島地震の被災地における分散型上下水道の導入が論点となりました。赤羽委員は、珠洲市での分散型上下水道の導入について、国が前面に立ち、技術面と予算面の双方から支援すべきだと提案しました。これに対し、中野洋昌大臣は、珠洲市で技術実証を行い、その内容をすでに公表していると答弁しました。あわせて、分散型システムの位置づけや導入に対する支援の在り方についても検討する考えを示しました。中野大臣のスタンスは、賛否を0から1で表すスコアで0.65であり、前向きに検討する姿勢がうかがえますが、導入そのものは明言していません。なお、今回の議論では、具体的な導入時期や予算規模などの決定事項は示されておらず、支援の在り方は今後の検討課題とされています。
今後、人口減少、また今後の災害、こういうことも見据えて、分散型システムの位置づけ、あるいは導入支援の在り方などについてもしっかり検討を行い、御地元の御意見もしっかり伺いながら、強靱で持続可能な上下水道システムというのを構築してまいりたいと思いますし。
能登半島地震の被災地における戸建て型災害公営住宅の整備について議論されました。赤羽委員は、更地となった宅地や農地に戸建て型の災害公営住宅を設け、最終的に入居者へ払下げする案を提案しました。これに対し中野洋昌大臣は、戸建て型での整備や入居者への譲渡は制度上可能であると答弁し、自治体の意向を伺いながら対応する考えを示しました。スタンスデータでは、中野大臣は戸建て型災害公営住宅の整備を重要な視点として肯定的に評価しており、賛否の指標は0.75で賛成寄りです。本テーマでは、制度上は戸建て型整備と譲渡が可能であること、具体的な対応は自治体の意向を踏まえて進められることが示されました。
公費解体後の民有地や農地を活用して必要な用地の確保に取り組んでいくことも重要だと思いますし、共同住宅型だけでなく戸建て型の災害公営住宅を整備するという視点も重要だというふうに思います。
衆参両院の選挙制度と二院制の役割分担が論点となりました。金村龍那委員は、参院に強い権限が残る中で衆院が民意の集約と反映を同時に担う制度はガバナンス上不安定だと指摘し、衆参の役割を明確にする選挙制度改革を今の国会で議論すべきだと求めました。立場は賛成(スコア0.80)ですが、根拠となる発言は1件のみです。石破茂総理は、ベストな選挙制度はなく、衆参がほぼ同じ制度でよいのか議論が必要だと述べました。また、衆院は権力をつくり参院は権力をチェックするという役割分担の実効性を高める議論が必要だとし、改革に前向きな立場(スコア0.80)を示しました。赤澤大臣は、定数削減の下で1対2を実現すると鳥取県の一票が最も軽くなる点を指摘しました。改革の実施に関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
参院選の公認基準をめぐり、裏金のキックバック(還流)の扱いが議論されました。石破茂総理は、政治資金の不記載は法の趣旨から大きく逸脱し、有権者の厳しい批判を払拭することは党として当然だと述べました。参院も衆院と同様の考えを踏襲するとしつつ、公認は党で個別に判断すると答え、地元の理解を重視する姿勢を示しました。還流金の使途は会合費や人件費等が主だと説明し、使途の公開と説明責任は党にあると認め、公認は党の責任で自身が判断するとしました。これに対し黒岩宇洋委員は、改選期の参院議員は全額還流を選挙に使った蓋然性が高く、衆院と同じ基準は不適切だと指摘しました。2019年の還流額と使途を領収書で証明できない者は非公認とするよう求め、公開を公認基準にしない姿勢を批判しました。石破総理は参院選に向け最大限努力すると述べました。両者の立場は一致せず、公認基準の変更は示されていません。
訪問介護の基本報酬引下げと事業者支援について議論されました。早稲田ゆき委員は、基本報酬の引下げへの緊急助成として357億円を修正案に計上したと説明し、事業所の廃止が相次いでいると指摘しました。支援に積極的な立場で、スタンスの評価は賛成寄りです。これに対し福岡資麿大臣は、訪問介護が人手不足や燃料費高騰で厳しい状況にあると認めたうえで、同行支援や燃料費支援などで対応すると答えました。大臣の発言は現状の厳しさへの認識表明にとどまり、報酬引下げそのものへの賛否は示されておらず、立場は中立として整理されます。提示された材料には、本件に関する結論や決定事項は含まれていません。
財政規律への危機感と、恒久財源を伴わない予算修正協議のあり方が論点となりました。緒方林太郎委員は、中央公聴会で示された危機感が共有されていないとの認識を示し、野党が恒久財源なき陳情を行っていると批判しました。財政規律を重視する立場から、スタンスのスコアは0.80で賛成寄りです。これに対し古川委員は、単年度ではなく中長期の視点で国民生活を支えるべきだと主張し、予算の枠にこだわるべきではないとの考えを述べました。提示された材料からは、両委員の間で財政規律と予算修正の進め方をめぐる認識の違いが示されています。この論点について、結論や決定事項は示されていません。
少数与党に対して、恒久財源を挙げることなく、各野党が陳情を繰り広げています。
農林中金の巨額赤字と運用体制の見直しをめぐり、外債への依存や損切りの遅れ、理事長辞任という事態の重さが論点となりました。渡辺創委員は、外債依存と損切り遅れを指摘するとともに、理事長辞任に至った事態の重さを強調し、公益性の強い金融機関であると述べました。これに対し石破茂総理は、運用体制への対応を江藤大臣の下で検討中であると述べ、農林水産業への寄与が大事であるとし、融資の在り方を再考する意向を示しました。両者のスタンスについては、いずれも運用体制の見直しに対する賛否が明確には示されておらず、中立的な立場として整理されます。具体的な見直しの内容や結論、決定事項は示されていません。
部活動の地域移行と生徒負担の無償化について、山田賢司委員は、地域移行によって受益者負担が生じ、参加できない生徒が出ることのないよう、生徒が無償で参加できるための予算確保を大臣に強く求めました。山田委員のスタンスは賛成寄りで、地域移行を前提としたうえで生徒の負担をなくす点を根拠としています。これに対し文部科学大臣は、実証事業を拡充するための予算を計上したと答えました。また、令和八年度以降の取り扱いについては、有識者会議の議論を踏まえるとの考えを示しました。提示された範囲では、無償化の具体的な実施方法や八年度以降の予算措置について、明確な結論や決定事項は示されていません。
全ての中学校の部活動を地域クラブに移行するに当たって、生徒が誰一人取り残されないように、公立中学校に通う生徒たちが皆無償で部活動ができるよう、十分な予算を確保することを優先していただきたいと思いますが、予算確保に向けて文部科学大臣の御決意をお聞かせいただけますでしょうか。
防災庁の設置と防災立国に関する議論では、赤羽委員が発言しました。赤羽委員は、防災庁の設置は既存の組織に重ねて置く「屋上屋」にはあたらないとの認識を示しました。また、公明党として今後、建設的に意見を述べていく考えを表明しました。提示された発言からは、赤羽委員が防災庁設置そのものに否定的ではない立場であることがうかがえますが、賛否を明示したスタンスデータは提示されていません。そのほかの発言者の意見や、議論全体を通じた結論・決定事項については、今回提示された材料には含まれていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
高校就学支援金の所得制限撤廃と税負担化をめぐり、納税者の理解が論点となりました。山田賢司委員は、無償化は税負担化であるとして、富裕層の私立通学費用まで税で賄うことへの納税者理解を質しました。山田委員は公費負担の理念は支持するものの、所得制限撤廃や無制限化には慎重な立場(スタンススコア0.35)です。これに対し柴山氏は、三党合意で収入要件の撤廃を含めて検討するとし、国民に丁寧に説明して理解を求めると答えました。また柴山氏は、令和八年度の私立加算引上げでは現行の四千億円に加えて追加で四千億円が必要になるとの試算を示しました。財源については、政府全体の行財政改革により安定財源を確保するとの三党合意に基づくと述べました。石破茂氏は、高校教育は国民全体の負担で賄うべきとの考えを一つの考え方として肯定する立場(同0.72)です。
高校無償化後の高校教育の質の確保について議論されました。総理は、量と同時に質を高める必要があるとの認識を示し、農業高校などの公教育が果たす役割も大きいと述べました。これに対し、山田賢司委員は、結論ありきではなく腰を据えた制度設計を行うよう総理に求めました。山田委員は、私学への公費投入よりも公立高校の質の向上を優先すべきとの考えから、結論ありきの制度設計には慎重な立場で、反対寄りのスタンス(スコア0.30)と位置づけられます。提示された内容からは、質の確保に向けた具体的な施策や決定事項は確認されておらず、制度設計の進め方と公教育の役割が論点となりました。
裕福な家庭の子弟を立派な施設で教育内容の充実した私学に通わせるために四千億も公費を費やすよりも、むしろ公立高校への支援を拡充して、優秀な先生に来ていただくとか、文化芸術、スポーツの充実、本物に触れる機会を確保するとか、体験学習あるいは国際交流の促進などを通じて公立高校の魅力や質を高めることを優先させていただきたいと思いますが、文部科学大臣、いかがでしょうか。
高額療養費制度の持続可能性と現役世代の保険料負担が論点となりました。石破総理は、高額療養費の総額が医療費全体の倍の速度で伸び、保険料負担が増えていると説明しました。福岡厚生労働大臣は、物価・賃金動向と応能負担の観点から見直しを行い、保険料の軽減効果が見込まれると述べ、制度維持のため見直しに前向きな姿勢を示しました。田村氏は、医療保険の持続可能性と保険料率の抑制の観点から議論したと説明しました。田所嘉徳氏は野党の凍結案を批判し、持続可能な制度の推進を求めました。石破総理は持続可能性を重視しつつ、財源には慎重で条件付きの姿勢です。一方、早稲田委員は、現役世代の負担減は令和7年度で月75円、3年後でも月250円にとどまると指摘しました。辰巳委員は、上限引上げが重病患者に深刻な影響を及ぼすと指摘しました。金村龍那氏は、自己負担の引上げを制度が立ち行かなくなった証左として批判的に捉えています。
つまり、今回の高額療養制度の自己負担引上げは、もはやこの医療制度や保険機能が立ち行かなくなっている何よりのあかしだと考えています。
これに対する野党案では、この制度を持続的なものにする方策というものは示されずに、利用者負担上限額引上げを凍結すべきと主張しております。
こうした中、高額療養費というすばらしい制度を我々の子や孫の世代まで守っていくためには、社会保険料をお支払いいただいている方々の御理解もいただきつつ、世の中の平均的な物価、賃金の上昇に見合う分の費用増加を皆が負担能力に応じて支え合う仕組みとすることが重要だと考えています。
本当に大事な制度、命に関わる制度であるからこそ、この持続可能性というのは維持をしていかねばなりません。
高額療養費制度の見直し凍結の是非が議論されました。福岡厚労大臣は、定率改定等は予定通り実施するとし、令和8年度以降の所得区分細分化は一旦立ち止まって秋までに再検討すると述べましたが、結果の予断は避けました。後藤祐一委員と早稲田ゆき委員は凍結を求め、早稲田委員は年収700万円層で73%増となる点の再検討を指摘しました。中島克仁委員は今年8月の定率引上げを含む全面凍結と1年延期を求め、修正案で予算を修正すると説明しました。三木圭恵委員も一年間の凍結に賛成しましたが、個人的見解とされています。石破総理は、財源の安定性が問題だとして凍結を否定し、保険者の負担を過度に増やさない工夫も必要と述べました。鹿沼参考人は、歳出削減額が変われば今後の予算編成過程で検討するとし、多数回該当から外れないよう判定基準の据置きを設けると説明しました。金村委員は、今回の引上げは現行医療制度が立ち行かない証左だと述べ、制度の再定義を主張しました。
高額療養費制度の見直しをめぐり、検討プロセスと患者・当事者の関与の在り方が議論されました。田村氏は、医療保険部会で複数回議論を行い、患者団体の意見を受けて多数回該当を据え置いたと述べました。後藤祐一委員は、与党の事前審査は崩壊しており、予算委員会での質疑によって多数回該当が動いたと指摘しました。後藤委員のスタンスは、与党の事前審査への批判にとどまり、見直しプロセスや患者参画への立場は示されていません。中島克仁委員は、見直しが総選挙後に突然提示され、4回の審議で当事者の意見を聞かないまま決まった点を手続の瑕疵と批判し、患者参画を支持する立場を示しました。これに対し福岡大臣は、秋までに患者団体を含む関係者の意見を聞いたうえで再検討する考えを述べました。
会議全体を通じて、暫定税率廃止の時期、高額療養費の見直し、教育無償化の財源などの多くの論点で、具体的な決定には至りませんでした。石破総理は幹事長合意が守られなかったとは考えず、税法審議の詰めまでに合意できなかっただけと答弁しており、与野党協議は引き続き課題となっています。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。