農林水産委員会では、江藤拓農林水産大臣が就任にあたり従来の農業政策を検証し大胆な転換に挑む考えを述べたほか、平沼正二郎委員が改正基本法の下での生産基盤と消費拡大の重要性を指摘しました。主な論点は、水田活用交付金の見直しと令和九年度以降の水田政策、米価高騰と備蓄米、直接支払い制度と所得政策、畜産・酪農の経営危機と配合飼料価格安定制度、国産飼料の振興です。このほか、新規就農と担い手育成、スマート農業、能登半島地震・豪雨の復旧復興、みどりの食料システム戦略、和牛・米の輸出拡大などが、玉木雄一郎氏、村岡敏英氏、金子恵美氏、野間健氏、石川香織氏らと政府側との間で議論されました。
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全75テーマ ・ 紐づく質疑88件
合理的な価格形成と流通効率化の法制化
スマート農業の導入と情報通信環境の整備について議論されました。前島明成氏はスマート農業の活用には通信環境の整備が重要との認識を示し、賛成の立場でした。奥下剛光氏は山間部では公主導による通信網の拡充が必要と提起し、整備に前向きな立場でした。荻原直彦氏は条件不利地域の携帯エリア整備を後押しする方針を示し、環境整備に前向きでした。これに対し政府側は、総務省が条件不利地域の基地局整備への補助や離島の補助率かさ上げ等で支援していると答弁しました。農林水産省は、情報通信環境整備対策による光ファイバー等の整備支援と、RTK基準局の単独整備への支援を行っていると答弁しました。反対の立場を示した発言者は提示された材料には見られず、結論や決定事項についても記載はありません。
スマート農業技術の人材育成とサービス事業体の確保について議論されました。松尾氏は、農業大学校のカリキュラムを充実させるとともに、サービス事業体の育成を推進していく方針を説明しました。これに対し、角田秀穂氏は、必要となる人材の目標を明確にしたうえで、人材育成を強化するよう求めました。角田氏のスタンスは賛成寄り(スコア0.85)で、人材育成を強力に進める必要があると明確に主張している点が根拠として示されています。提示された材料の範囲では、具体的な人材目標の数値や決定事項は示されていません。
スマート農業技術の活用によって食料の安定供給を確保するためには、いつまでに、どれだけのこうした人材が必要になるのかという目標を明確にした上で、人材育成を強力に進めていく必要があると考えますが、この点について見解を伺います。
パック御飯・米粉による新たな販路開拓について、消費拡大策が議論されました。農産局長(松尾浩則氏)は、パック御飯の生産量が10年で58%増、米粉が46%増となったと説明し、支援の成果として肯定的な立場から述べました。これに対し平沼正二郎委員は、米粉やグルテンフリー、米油などについて輸出向けのターゲットを把握することを求め、米粉等の売り込み強化と輸出拡大への継続的な取組を要望しました。両者のスタンスはいずれも賛成寄りで、スコアはともに0.80です。本テーマに関して、提示された範囲では特段の結論や決定事項は示されていません。
また、先ほど御指摘のありました食の簡便化に対応しましたパック御飯、こういった工場の整備でございますとか、米粉の製品の開発、あるいは製造施設の整備への支援、こういったことに取り組んでおりまして、ここ十年間で、生産量につきまして、パック御飯は五八%、米粉は四六%増加しているところでございます。
例えばグルテンフリーの米粉をもっと売り込んでいった方がいいんじゃないかとか、例えばヘルシーな米油みたいなものを考えていくとか、その辺りも踏まえて、いろいろな観点からしっかりとターゲット把握をしていただいて、今後の輸出拡大に引き続き取り組んでいただきたいなと思っております。
プラネタリーヘルス・ネイチャーポジティブとみどりの食料システム戦略に関して、農林水産省はSDGs後も見据えたうえで、みどりの食料システム戦略を着実に推進すると答弁しました。発言者のスタンスでは、堺田輝也氏が、同戦略を着実に推進すると明言した点を踏まえ、肯定的な立場(賛成寄り、スコア0.78)とされています。小山展弘氏は、日本が国際的にリードすべきと述べ、推進に積極的な立場(賛成、スコア0.85)とされています。いずれのスタンスも根拠となる発言は1件のみです。提示された範囲では反対や中立の立場は確認されておらず、新たな決定事項や具体的な施策の内容も示されていません。
みどりの食料システム戦略における化学農薬低減の実証について議論されました。農林水産省は、総合防除184件、低リスク農薬への切替20件、有機農業61件の実証を実施したと答弁しました。成果として、徳島のかんきつで農薬使用が約三割減少し、和歌山のミカンでは黒点病に対する散布回数が減ったことが示されました。発言者のスタンスとして、安岡澄人氏は賛成の立場(スコア0.85)で、実証成果を基に化学農薬低減の取組を横展開し拡大する意向を示しました。林佑美氏は条件付き賛成の立場(スコア0.65)で、低減の必要性は支持しつつも、現場での実現難度を懸念しました。提示された範囲では、結論や決定事項に関する言及はありません。
リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う大井川の水資源への影響と国の関与について議論されました。小山展弘委員は、流域首長の不安を踏まえ、国の関与を文書で確約するよう重ねて要望し、慎重・懸念寄りの立場を示しました。これに対し、国土交通省の岸谷克己氏は、モニタリング会議等を通じて関与を続けると述べる一方、国の関与を示す文書についてはJR東海と県等の協議が先であると答弁し、当事者間協議を優先する消極的な姿勢を示しました。国の関与を文書化するか否かについては、提示された範囲では結論や決定事項は示されていません。
リンゴの高温障害対策と品種開発について議論されました。農林水産省は、対策として新品種「紅みのり」の育成、遮光ネットの活用、かん水、日焼け予測システムの研究を挙げました。松尾浩則氏は、高温下でも着色に優れる新品種の育成を重要と位置づけて取り組んできたと述べ、賛成の立場(スコア0.80)を示しています。提示された材料の範囲では、決定事項や結論に該当する内容は示されていません。
気候変動に伴う高温に対応するためには、まずは、これも御指摘ございましたけれども、高温状況下でも着色に優れました、例えば今、紅みのり、こういった新品種の育成、こういったものが大事だということで取り組んできたところでございます。
七月豪雨による秋田・山形の農業被害と、共同施設に対する激甚災害の補助率が論点となりました。村岡敏英氏は、秋田・山形の豪雨被害を取り上げ、カントリーエレベーターなど共同施設の補助率を十分の九に引き上げるよう明確に要望しました。これは賛成の立場として整理されています。これに対し江藤拓農林水産大臣は、個別案件であることを理由に十分の九については明言を避けました。一方で、委員会終了後に検討すると答弁しており、前向きな姿勢が示されたものの、中立寄りの賛成との位置づけです。補助率の引き上げを決定する結論や決定事項は、この議論の中では示されていません。
下水汚泥からのリン回収と国内肥料資源の利用拡大について議論されました。松原英憲氏は汚泥の肥料活用を食料安保に資する有意義な取組と評価し、松尾浩則氏は下水汚泥等の国内資源を活用した肥料への転換を重要と認識して、いずれも賛成の立場を示しました。西川将人氏も賛成の立場から、下水汚泥の肥料活用の取組をさらに進め、力を入れるよう求めました。これに対し農林水産省は、安全性への懸念や成分のばらつき等を課題に挙げたうえで、基準の周知や成形施設の整備などを進めると答弁しました。国土交通省は、リン回収の実証や施設整備への財政支援、出口戦略に向けた案件形成支援を実施していると答弁しました。提示された内容に、特段の結論や決定事項は示されていません。
中国向けの水産物・牛肉・米の輸入規制解禁交渉をめぐり、見通しと交渉の位置づけが議論されました。野間健議員は、解禁には政治決断が必要との認識から見通しを質問しましたが、賛否は明示しませんでした。これに対し江藤拓大臣は、安倍政権時に再開寸前まで進んでいた経緯を述べ、この解禁交渉は米国とは無関係であると答弁しました。江藤大臣は、中国市場へのアクセスに何としても取り組む意欲を表明しており、取り組みに前向きな立場です。提示された範囲では、具体的な結論や決定事項は示されていません。
中山間地域等直接支払い制度による支援と条件不利地域への対応について議論されました。岡田華子委員は、リンゴ産地の中山間地域における中小規模農家への支援強化を求め、賛成の立場を示しました。これに対し庄子賢一政務官は、中山間地域の特性に応じた個別の支援策が必要であるとして、中山間直払いの概算要求301億円などの個別支援策を挙げ、支援を強化すると答弁しました。江藤拓委員は、急傾斜のみを対象とする地理的要件に疑問を呈し、対象の拡大を示唆する発言をしましたが、内容は断片的でした。スタンスデータでは、岡田委員が0.80、庄子政務官が0.75、江藤委員が0.65と、いずれも支援に肯定的な傾向です。提示された範囲では、特段の結論や決定事項は示されていません。
ですので、今後、中山間地域の中小規模の農家さんへの支援というのを是非強化していっていただきたいと思っているんですけれども、今後の農林水産省さんの方針について是非お尋ねできればと思っております。
ただし、今委員御指摘のように、大規模化するということが非常に、地形的にも急峻ですし、矮小化していますから、大変難しいという特性を持っておりますので、中山間地域の特性に応じた個別の支援策、これが必要だというふうに思っております。
ですから、地理的要件についても、もう急傾斜だけで考えることはいかがなものかという考えも持っています。
令和九年度以降の水田政策見直しと、その一環としての水田活用交付金(水活)の見直しが議論されました。江藤拓大臣は、水田政策の見直しの一環として水活を見直すと述べ、骨格が示せる段階になれば提示すると答弁しました。これに対し村岡敏英氏は、水活の見直しが離農の増加を招くと懸念し、見直しの方向性を早期に示すよう求めました。江藤大臣は、本日は具体的な内容に言及しないとしつつ、時間を置かずに基本方針を示すと約束しました。スタンスデータでは、村岡氏は懸念を示す立場(スコア0.25)、江藤大臣は方針を早期に示す責任を述べるのみで賛否が明確でない中立的な立場(スコア0.50)とされています。具体的な見直し内容は示されておらず、基本方針の提示時期も明示されていません。
備蓄米放出ルールの運用柔軟化と食糧法の制約が論点となりました。江藤拓大臣は、食糧法上は価格上昇を理由に備蓄を放出することはできず、放出するのであれば法改正が必要になると答弁しました。また、消費が当時より二百万トン減っており、備蓄を増やすことの論理的な裏づけは難しいと述べました。スタンスデータでは、江藤大臣は法の建付け上、価格上昇を理由とする放出は不可であるとの立場から、運用の柔軟化に慎重な姿勢(スコア0.30、やや反対寄り)を示しています。提示された材料の範囲では、運用柔軟化に関する具体的な結論や決定事項は確認されていません。
価格が上がったから出すというふうに法のたてつけ上なっておりませんので、もし出すということであれば食糧法の改正が必要になりますし。
働き方改革に伴う残業規制が一次産業に与える影響と、季節性への配慮が議論されました。石川香織委員は、残業規制により牧草の収穫や子牛の輸送を担うドライバーの確保に支障が出ていると指摘し、その評価を質しました。石川委員は働き方改革の趣旨は認めつつ、一次産業への悪影響を懸念し配慮を求める立場です。これに対し江藤拓大臣は、農業は規制の枠外であるものの季節性が強いとして、農林水産業の特異性を厚生労働省に説明し報告すると答弁しました。江藤大臣は配慮を求める姿勢を示していますが、根拠となる発言は1件のみで断片的です。本議論では、具体的な制度変更などの結論や決定事項は示されていません。
加工原料乳生産者補給金・集送乳調整金の単価引上げをめぐり、資材高騰や物流の2024年問題を踏まえた単価の算定が論点となりました。鈴木貴子委員は、資材高騰や2024年問題の直近の実態を反映した価格算定を求めましたが、引上げの明言はなく、スタンスは中立からやや賛成寄りです。渡辺創委員は、資材高騰を踏まえ再生産可能な水準での単価決定を求め、引上げに賛成の立場でした。石川委員は、補給金の算定方法は分かりにくいとして、現場が納得できる水準を探るよう求めました。これに対し大臣は、生産者が納得する数字を出したいと述べ、自助で足りない部分は公助で支えると答弁しました。具体的な単価や決定事項は示されていません。
南海トラフ地震など自然災害時の農業者支援について議論されました。谷村氏は、被災した農業者への支援策として、職員の派遣、施設の復旧に対する補助、低利資金の融通、共済金の早期支払いなどを行う旨を説明しました。提示された材料には、他の発言者の発言やスタンス(賛成・反対・中立)に関するデータは含まれておらず、結論や決定事項も示されていません。
収入保険の加入促進と、気候変動による高温・渇水被害への対応が議論されました。北神氏は、京都の柿や小豆で高温・渇水による被害が出ていることを述べ、収入保険に未加入の農家への救済を求めました。これに対し江藤拓大臣は、青色申告者の加入率が28%にとどまると認めたうえで、未加入者の救済は難しいとし、加入を促す考えを示しました。杉中氏は、使い勝手の見直しを行うとともに、説明会や個別訪問を通じて加入促進を図ると説明しました。また江藤大臣は、収入保険の公費負担率の引上げについて、検討の余地はあるものの精緻な議論が必要であると答弁しました。スタンスデータでは、江藤大臣は加入促進と公費負担率引上げの検討余地を示した点から、賛成寄り(スコア0.75)とされています。未加入者の救済については、結論として難しいとの見解が示されました。
無理ですが、しかし、委員がおっしゃるように、収入保険の負担率を下げていく、今五〇パーでありますけれども、これの負担の比率を、いわゆる公費の負担の比率を上げられないかは、検討の余地はあると思いますよ。
合理的な価格形成と流通効率化の法制化をめぐり、法案提出の時期や対象品目、実効性の確保策が議論されました。江藤拓大臣は来年の通常国会への法案提出を目指す方針を示し、コスト把握や公正取引委員会との協力、経済対策の必要を指摘しました。また、生産から消費者までが参加して議論する法制化は国民理解の醸成にもつながると述べる一方、合理的な価格形成の難しさを痛感しており、市場はオーバーシュートしつつ収れんするとの認識も示しました。宮浦浩司委員は、農政局等への実効性担保のための職員配置を求め、令和7年度は取引実態調査を行うとの答弁がありました。小山展弘委員はお茶も対象とするよう求め、農水省は米・野菜を先行し、お茶は実態調査を進めると答弁しました。北神圭朗委員は、米の価格形成による農家支援は外国米への消費移行を招き難しいと指摘し、法制化に消極的な立場を示しました。平沼正二郎委員は党内議論に入り推進する意向を示しました。
令和七年度の組織・定員要求におきまして、農林水産省の本省とそれから七つの地方農政局、さらには北海道農政事務所に、費用を考慮した価格形成の実効性を担保するための業務を行う職員の配置を要求をいたしておりまして、現在最終調整中という状況でございます。
是非、お茶についても、品目、早期に取引実態の価格対象に加えていただきたいとお願い申し上げたいと思います。
こういうところを見ますと、なかなか価格で政策を行うというのは非常に難しいということをちょっと指摘をしたかったということです。
ですから、何とかして来年の通常国会で出さなきゃなりませんが、まずコストを把握しなきゃなりません。
私も、しっかりと党内の議論に入って、引き続き皆さん方と一緒に頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしまして、質問を終わります。
和牛の消費ニーズ多様化と赤身肉生産の推進について議論されました。長友氏は、霜降り偏重が子牛価格の低迷に影響していると指摘し、赤身肉へのシフトを提起しました。八幡愛氏は、サシ重視の高級路線を改め、手頃な国産赤身肉の生産へ転換するよう明確に求め、賛成の立場を示しました(スコア0.95)。これに対し江藤拓大臣は、消費が多様化していることを認めつつ、霜降りも赤身も生産するバランスが必要であると答弁しました。霜降りを全面的に否定せず、消費多様化と生産基盤の見直しには理解を示す立場です(スコア0.65)。また、生産者の所得確保なしに急な転換は難しいとも述べました。なお、今回提示された材料の範囲では、具体的な転換の時期や施策に関する決定事項は示されていません。
和牛の輸出拡大と中国向け牛肉輸出の再開が論点となりました。江藤拓大臣は、宮崎牛の輸出が五年で倍増したものの全体比では少な過ぎると述べ、中国市場を取りに行く必要があるとして、外相や総理と連携して働きかけていると答弁しました。また、対中輸出の達成へ積極的に動くとし、出口の確保が最も有効な政策であるとの考えを示しました。江藤大臣の立場は賛成(スコア0.95)です。長友慎治議員は、大臣の前向きな輸出への取組を支援すると表明し、賛成寄り(0.75)の立場でした。野間健議員は、輸出拡大自体は否定せず、推進した政府の責任を追及する立場で、中立寄り(0.40)でした。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
和牛価格の下落と繁殖・肥育経営の危機への対応が議論されました。野間健委員は、畜舎に牛の骨が散乱していた離農の事例を挙げ、畜産は限界を超えた危機にあるとして、政府に原因認識を質しました。江藤拓大臣は、価格低迷の要因としてコロナ、インバウンドの不振、増頭と借入返済の重なり等を挙げました。また、補給金単価の引上げや6万円事業により現場に対応してきたと述べ、農水省の対応責任を認めたうえで、需要喚起や輸出策を進める姿勢を示しました。長友慎治委員は、出口が不足しているため子牛が高く買えない構造を問題視し、現状に批判的な立場でした。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
ですから、全く責任がないのかあるのかと言われると、今起こっているこの状況、これに対応する責任は我々農林水産省には十二分にあるというふうに思っておりますので、それゆえに、いわゆる生産者補給金単価を引き上げたり、今年上げました、今年度引き上げました。
これはもう限界を超えていますね。そんな状況に今なっていることはもう大臣も恐らく御存じのことと思いますけれども、なぜこうなってしまったのか、どういうふうに大臣はお考えになっておられますか。
つまり、出口がないから肥育農家も繁殖農家から高く子牛を買えないという構造が実は、先ほどの新聞の記事はもう十年以上前の記事ですけれども、何十年も続いていて、ここ最近はそれが顕著になっているのが私は現実ではないかと思います。
和牛肉需要拡大緊急対策事業において、奨励金分を実需者に買いたたかれるのではないかという懸念が議論されました。池畑浩太朗委員は、この懸念を指摘して対策を質し、防止の必要性を示唆しました。これに対し松本平氏(農林水産省)は、卸売業者と小売業者等の双方の同意に基づく事業計画を認定し、その後のフォローアップも行う仕組みであるため、買いたたきは生じないと答弁し、懸念を否定しました。また、公正取引委員会の藤井宣明氏は、一般論として、一方的に著しく低い価格を設定することは優越的地位の濫用となり得ると述べ、独占禁止法上問題となるおそれがあると説明しました。懸念を示す立場と、制度上生じないとする立場が示されましたが、結論や決定事項は示されていません。
国産飼料生産の振興と自給率向上について議論されました。池畑委員は、十五年前の飼料高騰時に自給飼料増産の機運がしぼんだことを挙げ、その二の舞にならないよう懸念を示して質しました。これに対し庄子賢一政務官は、補正予算で耕種農家と畜産農家の顔の見える関係づくりや外部支援組織の強化を支援し、継続的な生産を図ると答弁しました。スタンスデータでは、庄子氏は国産飼料の生産・利用拡大が経営安定に寄与するとして賛成寄り(0.78)です。江藤拓氏は輸入飼料からの脱却と飼料の安全保障確立を課題とし賛成(0.85)、渡辺創氏は生産・利用拡大を強力に推進し自給率向上を求める立場で賛成(0.95)、緑川貴士氏は割高でも中長期で供給基盤を整備すべきとして賛成(0.90)です。提示された材料に、明示的な結論や決定事項は含まれていません。
さらに、青刈りとうもろこしや飼料用米等の活用及び耕畜連携等による国産飼料の生産・利用拡大を強力に推進し、飼料自給率の向上を図ること。
国産飼料のコストがたとえそのいっとき割高であったとしても、定着するまでには時間がかかったとしても、中長期で見て、国産飼料を安定的に作っていく、利用していくという供給基盤を整えるべきであるというふうに思います。
やはり、日本の畜産の大きな課題として、輸入飼料からの脱却、食料安全保障と同時に飼料の安全保障の確立。
国産飼料の生産、そして利用の拡大ということは、国際情勢の影響を受けにくいということでございますし、また、畜産経営の安定に寄与するものだというふうに理解をしております。
地域計画の策定支援と農地の集積・集約化について、地域計画の進捗が議論されました。金子恵美委員は、地域計画の公示が635地区にとどまっていることに懸念を示し、進捗の遅れを踏まえて現場への支援が行われるかを確認しました。これに対し江藤拓大臣は、地域計画を将来の設計図として極めて重要と位置づけ、必要な地区にはサポートを行うと答弁しました。また大臣は、期限に間に合わない地区もあり得るとしつつ、期限に遅れてもペナルティはないと述べ、しっかりした計画の策定を支援する考えを示しました。両者とも地域計画の策定を進める方向では一致しており、スタンスデータ上は江藤大臣が賛成(0.85)、金子委員が推進支援を求める賛成寄りの立場(0.65)とされています。本テーマで示された結論や決定事項は、要点の範囲では特にありません。
基本計画のKPI設定と達成状況の検証について議論されました。江藤拓大臣は、現行の基本計画を反省・検証したうえで、KPIを設定し、PDCAによって見直す仕組みを基本計画に組み込む意向を答弁で示しており、この方針に肯定的な立場です。金子恵美議員は、現行計画の検証と反省を徹底し、改善を求める立場から、KPIの検証に積極的な姿勢を示しており、賛成の立場です。両者とも、KPIとPDCAによる検証・見直しの仕組みの導入を支持する方向で一致しており、反対や中立の立場を示した発言者は提示された材料には含まれていません。なお、具体的なKPIの内容や数値目標、導入時期などについては、提示された要点には示されていません。
外国人材の農業分野での活用と、外国人による農地取得の是非が論点となりました。農林水産省は、特定技能による外国人材の活用を進める一方、外国人の農地取得には強い懸念があるとして、調査結果を見ながら慎重に対応すると答弁しました。また、農地法の要件を満たす在留外国人は農地の取得や経営が可能であるとも説明しました。発言者のスタンスでは、奥下剛光氏が賛成寄り(スコア0.85)で、耕作放棄地や一般の土地を外国人に開放すべきだと積極的に提案しました。一方、杉中淳氏は反対寄り(スコア0.20)で、外国人の農地取得に強い懸念を示して慎重な姿勢をとり、人材活用への言及は乏しいものでした。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
大雪被害を受けた畜舎の復旧に関し、農地利用効率化等支援交付金の発動が検討されました。西田昭二議員は、畜舎復旧に向けて同交付金を令和7年度も引き続き利用できるよう要望しており、発動に積極的な立場(賛否スコア0.80、賛成寄り)を示しました。これに対し副大臣は、同交付金について令和7年度への繰越しを検討すると答弁しました。提示された内容の範囲では、繰越しを検討するとの答弁がなされた段階であり、繰越しの正式な決定や具体的な条件、対象範囲などは示されていません。反対や中立の立場を示した発言者に関する情報も示されていません。
このため、引き続き、畜舎復旧に必要な農地利用効率化等支援交付金が令和七年度も使えるようにしてほしいという要望もございます。
学校給食と医療・介護施設の食材費における適正予算措置というテーマでは、学校給食の無償化に関する国の対応が論点となりました。松尾氏は、学校給食の無償交付の仕組みを変更することは難しいとの認識を示しました。その上で、重点支援交付金を活用して各自治体による給食費の支援を促していく考えを答弁しました。なお、提示された材料には、医療・介護施設の食材費に関する発言や、他の発言者の氏名・立場(賛成・反対・中立)を示す情報は含まれておらず、スタンスデータもありません。そのため、本テーマについて確認できる範囲の議論は上記の答弁にとどまり、結論や決定事項として明示されたものもありません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
政府備蓄米の子供食堂・子供宅食・フードバンクへの無償交付について議論されました。角田秀穂氏は、これらの団体への備蓄米の交付量が約二百トンに増えたと述べ、その上で備蓄米の子供食堂等への積極的な活用を引き続き行うよう要望しました。スタンスデータでは、角田氏は賛成寄り(スコア0.80)とされており、その根拠は備蓄米の積極活用の継続を求めている点にあります。提示された材料の範囲では、他の発言者の見解や、この議論に関する結論・決定事項は確認できません。
平時からの食料安全保障、良質な食料が全ての人に行き渡る環境づくりのためにも、積極的に活用されるよう、これからも取組をお願いしたいと思っております。
新規就農者の年齢要件の見直しと支援対象の拡大が論点となりました。林佑美委員は、支援の対象年齢を五十代・六十代まで広げるよう求め、賛成の立場を示しました。江藤拓大臣は、予算総枠の制約から緩和できなかったと説明した上で、時代に即して検討すべき課題であると答弁し、前向きな姿勢を示しました。杉中氏は、就農時四十九歳以下とする要件について、年齢構成の是正のためであると説明しました。角田秀穂氏は、年齢で一律に区切らず、就職氷河期世代向けの新たな支援枠を設けることを提案し、支持の立場でした。庄子政務官は、五十歳以上の新規就農者向けの支援を説明し、問題意識を共有しました。年齢要件の緩和は予算上の制約から今回は見送られており、今後の検討課題とされています。
新規就農者の確保と担い手育成について議論されました。経営局長は、親元就農を含む新規就農対策を拡充し、初期投資支援の上限を600万円に引き上げると説明しました。江藤拓大臣は、人材確保に特効薬はなく、夢のある農政と手取りの向上が重要だと答弁しました。ただし、新規就農や育成そのものへの賛否は発言から明確ではなく、スタンスデータ上も中立的な位置づけ(スコア0.60)です。庄子政務官は、新・農業人フェアやトレーニングファームの取組、女性向けトイレ・更衣室の整備などを挙げました。角田氏は、新・農業人フェアの場で、就農支援に関する国の支援の充実を求める声があったと紹介しました。なお、提示された要点には、結論や決定事項として明示されたものはありません。
いずれにしても、国民さんのために言うわけではありませんが、やはり手取りを増やしていくということが大変重要な課題になってくるだろうというふうに思っております。
日ロ地先沖合漁業交渉の妥結と国益確保について議論が行われました。鈴木貴子委員は、日ロ関係が厳しい中でも漁業外交には意義があると強調し、交渉の早期妥結を求めるとともに、水産庁に全力で取り組むよう求めました。これに対し江藤拓大臣は、国益を守りつつ早期合意を目指す考えを示し、従来の合意を維持することを基本とする姿勢で、妥結に前向きな立場を述べました。また大臣は、交渉内容については説明できないとしたうえで、譲るなと指示していると述べ、最後に粘った者が勝つとの認識を示しました。両者とも交渉の妥結を目指す点で方向性は共通していますが、本議論の中で具体的な決定事項や合意内容は示されていません。
東日本大震災・原発事故からの第一次産業の復興支援について議論されました。江藤拓農林水産大臣は福島を視察した経験を踏まえ、復興は道半ばであると述べ、風評被害に対して強い懸念を示しました。金子恵美委員は、福島再生加速化交付金が行政事業レビューの対象となることを懸念し、復興交付金の必要性を訴えて農林水産大臣に支援を強く求めました。これに対し江藤大臣は、復興大臣を全面的に支援する考えを答弁しました。スタンスデータでは、江藤大臣、金子委員ともに復興支援に積極的な賛成の立場(スコア0.85)と示されています。提示された範囲では、具体的な決定事項や結論は示されていません。
果樹の季節雇用労働力の確保について議論されました。岡田委員は、リンゴ農家において季節雇用の確保が年々困難になっていると指摘しました。これに対し、庄子賢一政務官は、季節的な労働力の確保は重要であるとの認識を示し、担い手の育成に加えて、民間の人材派遣サービスの活用などにより労働力を確保していくと答弁し、取組を推進する姿勢を明言しました。スタンスデータでは庄子政務官は賛成寄り(スコア0.85)とされ、その根拠は、季節的労働力の確保を重要とし、人材派遣活用などの取組推進を明言した点にあります。提示された材料の範囲では、具体的な決定事項や結論は示されていません。
生産量の維持拡大を図っていくためには、担い手の育成、確保に加えまして、今申し上げたような季節的な労働力の確保が重要だというふうに思っておりますので、したがいまして、実地研修と園地継承を組み合わせたような担い手の育成、確保に加えまして、民間の人材派遣サービスを利用した労働力の確保なども上手に生かしながら、取組を推進してまいりたいと思っております。
気候変動に伴う漁期のずれと、マイワシ漁期変更への支援が論点となりました。水産庁は、サンマ棒受け網でのイワシ試験漁獲など、操業形態を転換するための実証を進めていると答弁しました。これに対し鈴木委員は、実証で終わらせず、定着すれば明快に方針を打ち出すよう要請しました。石川委員は、広尾町でマイワシの漁期がずれている事例を挙げ、協議の根拠となる客観データの提供を求めました。水産庁は、漁期の変更には許可条件の変更と他の漁業者との調整が必要であると説明し、道庁と連携してデータの提供や助言を行うと答弁しました。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、結論や決定事項として示された内容はありません。
水産高校の教育充実と、関係省庁の連携による水産人材の育成が議論されました。水産庁は、水産高校でのガイダンスやスマート水産業に関する出前授業を実施してきた実績を説明しました。鈴木貴子委員は、文部科学省や経済産業省などとの連携による人材育成を求め、水産高校教育を省庁連携で強化すべきとの立場から積極的に推進する姿勢を示しました。これに対し、水産庁長官の森健氏は、関係省庁と連携して取り組む意向を示し、連携を約束しました。両者はいずれも賛成の立場であり、反対の意見は示されていません。具体的な施策や数値目標などの決定事項は、提示された内容には含まれていません。
令和九年度からの水田政策の根本的見直しの検討体制に関して、江藤大臣は、水田政策は農政の中心であるとの認識を述べました。あわせて、水活(水田活用の直接支払交付金)が水田政策の中に入るべきかどうかについては、今後の議論の対象であるとの趣旨を答弁しました。提示された材料からは、この論点に関する大臣以外の発言者の氏名や賛成・反対・中立といった立場は確認できず、スタンスデータもありません。また、検討体制の具体的な構成や、決定事項・結論に当たる内容も示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
水田活用交付金をめぐり、五年水張り要件の扱いが議論されました。西川将人委員は、令和九年以降は一度水張りした農地に再度の水張りを不要とするよう求め、賛成の立場を示しました。玉木雄一郎委員は、水田に限らず品目に着目した交付に整理すべきだとし、水張り要件は廃止か大幅な緩和が必要と主張しました。村岡氏は、当初は水張り要件が示されておらず農家に認識がなかったとして、猫の目農政だと批判しました。これに対し江藤拓大臣は、水田機能が交付の条件であり会計検査院の指摘もあるとして、水張り不要化は水田の趣旨に反し検査院への対応上も困難との立場から、廃止には否定的でした。一方で、省内で見直しを検討中であると答弁しました。明確な結論や決定事項は示されていません。
私は、これはもうやめるか、あるいはもっと要件を柔軟にしたらいいと思っていますが、そもそも、水田活用の直接支払交付金と言うから、水田なのかどうか、水を張るのか張らないかでやんややんや言うわけですね。
私の思いとしては、今回、令和八年までに一回水張りをした農地については、一度この基準を満たしているわけですから、令和九年以降は、水張りを五年に一回しなくてもいいんじゃないかなというような思いを持っています。
まず、水田の機能を持っているということが最初の条件でありますので、五年に一回、水張りをしました、その後はずっと水張りは要りませんということになると、元に戻ってしまうということであって、再び会計検査院がまた乗り込んでくるのかなというふうに思います。
牛のげっぷ由来メタンの削減とJクレジット方法論について議論されました。農林水産省は、削減物質が飼料添加物に初めて指定されたことを受け、飼料添加物を活用する新たな方法論をJクレジットの対象に追加する検討を行う旨を答弁しました。発言者のスタンスとして、堺田輝也氏は、この新方法論の追加検討を前向きに表明しており、賛成の立場(スコア0.75)です。奥下剛光氏は、算定基準を策定して海外展開を期待するという前向きな提案を行っており、賛成の立場(スコア0.80)ですが、その根拠として示された発言は1件のみです。反対や中立の立場を示す発言者は提示された材料に含まれていません。現時点で示されているのは追加の検討であり、方法論の追加が正式に決定したとの記載はありません。
牛マルキン(肉用牛肥育経営安定交付金)の素畜費算定と、相対取引の実態把握が論点となりました。石川香織委員は、相対取引が多く市場価格と乖離している実態を指摘し、素牛価格を実態に近づけるべきだと主張しました。これに対し江藤拓大臣は、ALICと連携して実態データを集めると答弁し、実態把握を進める姿勢を示しました。ただし、算定方法の見直しに賛成か反対かについては明確な立場を示さず、前向きな検討姿勢にとどまっています。提示された材料の範囲では、算定方法の変更に関する具体的な決定事項はなく、実態データの収集を進めることが示された段階です。
物流2024年問題への対応策として、地産地消の推進が論点となりました。八幡愛氏は、地産地消によって物流問題の根本的な解決を図るべきだと主張し、推進に積極的な立場(賛成)を示しました。これに対し江藤拓大臣は、地産地消は理想であると認めつつ、地元に市場がないという現実を指摘しました。そのうえで、この点を課題として受け止める考えを述べ、条件付きでの賛同という立場(やや賛成)でした。両者とも地産地消の方向性自体には理解を示していますが、八幡氏が解決策として強く推すのに対し、江藤大臣は市場規模の制約を挙げています。本テーマに関して、具体的な決定事項や結論は示されていません。
生乳生産の見通しと後継牛の確保に関して、長命連産緊急対策事業の妥当性が議論されました。石川委員は、子牛価格が下落している現局面で同事業が適切かどうかを質し、雌子牛が母牛になるまでに三年かかることの影響を懸念しました。これに対し政府参考人は、同事業は増頭を奨励するものではないと説明し、後継牛の頭数が大幅に増えることがないよう、雌牛の頭数を注視していくと答弁しました。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、結論や決定事項に関する記載もありません。
畜産物価格決定における再生産可能な水準の確保について議論がありました。江藤拓大臣は、補給金単価を現場が納得する水準にするとともに、審議会の意見も参考にして適切に決定すると答弁しました。スタンスデータでは江藤大臣は賛成寄り(スコア0.75)とされ、生産者が納得できる価格を目指し、公助で支える姿勢が示されています。一方で、具体的な価格水準への言及は限定的でした。提示された材料の範囲では、具体的な単価や最終的な決定事項は示されていません。
自助で足りない部分を公助で支えていく。
令和七年度畜産物価格等に関する決議案が、七会派の共同提案として趣旨説明されました。決議案の題目には、再生産可能な価格、防疫、飼料、輸出、復興などが掲げられています。採決では起立総員により可決されました。渡辺創議員は、決議の実現に万全を期すよう政府に求めており、決議内容に賛成の立場です。決議を受けて大臣は、決議の趣旨を踏まえて適切に対処すると述べました。提示された要点には、これ以外の個別の論点や各項目の具体的な内容は含まれていません。
よって政府は、こうした情勢を踏まえ、令和七年度の畜産物価格及び関連対策の決定に当たり、左記事項の実現に万全を期すべきである。
畜産経営への融資支援と畜産特別資金(畜特資金)の活用について議論されました。江藤拓氏は賛成の立場で、畜特資金の活用を促し、金融機関の実績を督促・フォローアップする姿勢を示しました。大臣として、畜特資金は最長25年の償還が可能であり、信用低下にはならないと述べ、金融機関への猶予に関する通達について追跡すると答弁しました。野間健氏も賛成の立場で、畜産農家への返済猶予や繰延べに丁寧に対応するよう積極的に要望しました。提示された内容の範囲では、金融機関への猶予通達の状況を追跡するとの答弁が示されており、それ以外の具体的な決定事項は示されていません。
直接支払制度の整理・簡素化と食料安全保障基礎支払いが論点となりました。玉木雄一郎委員は、多様な直接支払いを農家に分かりやすく再編すべきだとし、食料安保基礎支払いに品目や条件不利の加算を組み合わせる案を提案し、整理に前向きな立場(賛成寄り)を示しました。村岡敏英氏は、水田・畑地・草地の全てを対象とする食料安保基礎支払いの新設を自党の政策として提案し、大臣に検討を求め、賛成の立場でした。江藤拓大臣は、直接支払いの再検討について玉木委員とほぼ同意見であり別途議論したいと答弁しました。一方で、基礎支払いは面積べた払いであり、単価を上げれば兆単位の財源が必要になると指摘し、財源確保を前提とする慎重な姿勢(中立寄り)でした。なお、結論や決定事項は示されていません。
水田フル活用の水田はなくして、全農地、水田、畑地、草地を対象に、農地の維持、営農継続のため、食料安保基礎支払いを新設して、まずはそこで安心してもらうということを、是非大臣にもその点も考えていただければ、こう思います。
私は、これはそれぞれの経緯で、それぞれの政策目的で出てきたのはそうだと思いますけれども、これは一回再整理したらどうかなと思うんですね。
直払い自体に対して否定的なことは今日申し上げませんが、しかし、財源をしっかり確保した上でないとやれないことがあるということは御理解をいただきたいと思います。
米の生産量増加と多収性品種の普及による単収向上が議論されました。池畑浩太朗委員は、持続的な稲作には多収化の取組を進めることが大事であるとして、取組状況を質し、肯定的な立場を示しました。これに対し農研機構は、「にじのきらめき」等の多収品種の開発・普及を進めると答弁しました。堺田輝也氏も、多収品種の開発を生産性向上を支える極めて重要なものと評価し、賛成の立場でした。一方、江藤拓大臣は、米の増産は消費者に好まれても、自主的な経営判断により需給が均衡したばかりであるとして、慎重な扱いが必要であり増産は難しいと述べ、慎重・消極的な姿勢を示しました。提示された範囲では、結論や決定事項は示されていません。
米の輸出拡大と予算確保について議論されました。平沼正二郎委員は、輸出拡大が必要不可欠であると指摘し、賛成の立場を示しました。これに対し副大臣は、昨年の米の輸出実績が94億円、3.7万トンであったと答弁しました。また、笹川博義氏は、米が輸出で大きな役割を果たすことへの期待を述べ、賛成寄りの立場でしたが、目標や予算への具体的な言及はありませんでした。提示された範囲では、二〇三〇年の三十五万トン目標や予算確保に関する具体的な議論、および結論や決定事項は確認できません。
米価高騰の原因と流通の目詰まりについて議論されました。西川委員は、米価が約1.6倍に上がり購入制限も生じたことを挙げ、需給調整の脆弱性を指摘しました。松尾氏は、十月の相対取引価格が前年比57%高の二万三千八百二十円であると説明しました。北神氏は、買い込み需要や燃料高だけでは高騰を説明し切れないと指摘しました。これに対し松尾氏は、南海トラフ情報後の買い込みと新米の集荷競争が価格に反映されたと説明しました。スタンスについては、江藤拓氏が米価は高過ぎると述べ、現状の高騰に否定的な立場を示しています(スコア0.25、根拠となる発言は1件のみ)。提示された材料には、結論や決定事項に当たる内容は含まれていません。
私は、やはり高過ぎるなと思いますよ、正直なところ。
耕作放棄地の解消と企業の農業参入について議論されました。平沼正二郎委員は、経営力の高い企業経営体を活用することや異業種への裾野拡大を提起し、賛成の立場を示しました。これに対し庄子賢一政務官は、法人経営体の活用を含め、他産業や地域外からの参入を促進する旨を答弁し、前向きな姿勢を示しました。江藤拓大臣は、耕作放棄地が25万ヘクタールに及ぶ中でその増加を止めたいと述べ、資本を持つ食品産業等の参入を促進することを挙げ、肯定的な立場を示しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場からの発言は確認されません。また、具体的な決定事項や結論は示されていません。
貸し先等に経営力の高い企業経営体を積極的に活用するのがいいのではないかなと私は思っているんですけれども、その辺りの見解をお伺いできますでしょうか。
しかし、これから先は、ある意味、食品産業や様々な関係のそういう資本を持っている方々が農業経営に参入することを促していけば、もう耕作放棄地になっているところも、耕作放棄地予備軍も、何とか止めることができるんじゃないか。
農地バンク、農業委員会など、関係機関が一体となりまして、より広域的に、近場にそうした法人がいない場合もありますから、情報収集やマッチングを通じまして、法人経営体の活用を含めて、他産業や地域外からの参入を促進してまいりたい、そう思っております。
肉用子牛対策と肉用牛経営の採算ライン・補給金をめぐる議論では、肉用牛経営が成り立つための保証基準価格のあり方と、補給金制度の充実が論点となりました。発言者として確認できたのは渡辺創氏で、賛否スコアは0.80と賛成寄りの立場です。同氏は、再生産が可能な水準で保証基準価格を決定するよう求め、その根拠のもとに補給金制度の充実を支持しました。一方で、要点の抽出はなく、他の発言者の氏名や立場、具体的な数値、結論や決定事項については、提示された材料からは確認できません。
肉用子牛生産者補給金制度における保証基準価格等については、中小・家族経営を中心とする繁殖農家の努力が報われ、営農意欲が喚起されるよう、生産コストの上昇を踏まえ、再生産を可能とすることを旨として適切に決定すること。
肥料原料の備蓄水準を三か月分とすることの妥当性が論点となりました。庄子賢一政務官は、緊急輸入に要する期間とリン安の品質保持期間を考慮すると、三か月分が必要十分であると答弁し、現行の備蓄水準を擁護する立場(賛成寄り)を示しました。一方、西川将人氏は、三か月分の備蓄は少ないとして、備蓄量を増やすよう求める立場(反対寄り)を示しました。提示された内容の範囲では、備蓄水準の見直しに関する結論や決定事項は示されていません。
能登半島地震と豪雨の複合災害による農林水産業の復旧復興が議論されました。西田委員は、農地約400haが土砂被害を受け、復旧に5〜6年を要すると訴えました。これに対し江藤拓大臣は、復旧復興へ何でもやる決意を示し、作物残渣の撤去に10aあたり1.2万円を支援するほか、倉庫清掃などの支援策を説明しました。水産庁は、漁港について着工後おおむね3年での復旧完了を目指すと答弁しました。金子恵美委員は、補正修正で能登支援1000億円が確保されたことを確認し、第一次産業の再生を重要課題として復旧復興を支持しました。大臣は被災地選出議員の意見を聞いて活用すると答えました。笹川博義氏は被災地の現状を受け止め、繰越し対応を検討すると答弁しました。庄子政務官は、農地の応急復旧、豪雨被害への地震同様の支援、林業・漁業の復旧推進を説明しました。
被災漁船の新造支援をめぐり、補助の期限とリース料の扱いが議論されました。西田昭二委員は、漁船の造船に3年以上かかる一方で補助期限が令和7年3月末とされており、これが支援の障害になっていると指摘し、期限の延長と漁船リース料の支払い猶予を政府に求めました。これに対し水産庁は、予算の繰越しを検討していると答弁しました。また、リース料については、石川県漁協に支払い猶予への配慮を通知済みであり、実際に猶予されていると説明しました。森健委員は、予算繰越しの検討と適切な対応の要請を示し、支援に前向きな立場でしたが、明確な言及は限られていました。期限延長そのものについての最終的な決定事項は示されていません。
被災農地の復旧を担う工事業者の確保が論点となりました。西田昭二委員は、農地復旧を担う工事業者が不足していると指摘し、工事業者の確保を国に強く要望して復旧復興の推進を求めました。賛否のスコアは0.90で、推進に積極的な立場です。これに対し、笹川博義副大臣は、新たに確保した業者数を訂正した上で、県や建設協会と連携して業者の確保に努める意向を示しました。スコアは0.75で、前向きな立場です。また、庄子政務官は、業界団体に要請を行い、県内外の二十三業者を確保したと説明しました。提示された内容の範囲では、今後も業者確保に努めるとの答弁が示されており、新たな決定事項は示されていません。
親元就農者への支援要件緩和が論点となりました。親と同じ品目であっても、経営のバージョンアップがある場合には経営開始資金の対象とする方針が明確化されました。江藤拓氏は、親元就農者は研修済みとも言え有力な担い手であるとして、要件の見直しを自ら指示したと述べ、緩和に賛成の立場を示しました。杉中淳氏は、補正予算で親元就農者の初期投資支援を拡充すること、同一品目でも支援が可能であることを説明し、賛成の立場でした。林佑美氏は、親元就農は恵まれているとの見方に疑問を呈し、支援要件の緩和に前向きな立場を示しました。以上のとおり、提示された発言者はいずれも要件緩和に賛成の立場でした。
財政審建議への見解と食料安全保障上の備蓄の在り方が論点となりました。江藤拓農相は、財政審の方向性は自身の考えと合わず、言いなりにはならないと述べました。備蓄見直しの指摘には一理あるとしつつ、国民の不安を踏まえ、減らす場合の受け止めに懸念を示し、備蓄削減には慎重な姿勢でした。村岡敏英氏は、財政審が農水施策を一刀両断にしており言い過ぎだと批判し、農相の奮闘を求めて擁護する立場を示しました。金子恵美氏は、農業は国民負担に支えられるという趣旨の建議を大問題と強く批判し、反対の立場でした。一方、西川将人氏は、米の増産と備蓄量の拡大を主張し、備蓄強化に賛成しました。提示された内容に、結論や決定事項は含まれていません。
国民の負担に支えられているといっても、国民のための食の安全保障を構築するための農業だと思いますが、こういう文言が入っているということ自体、本当に大問題だというふうに思っています。
そういった視点から、私は、米の生産をもう少し増やすべきではないかなという視点、それと備蓄量、これももうちょっと増やしていくべきではないかというように思っております。
そして、財政審の話題が出ていますけれども、財政審が言っていることで、これはちょっと幾ら何でも言い過ぎだなというのが、様々な施策、農林省が取ってきた施策を一刀両断にして、諸悪の根源みたいに言っていると、これは元農水省官房長の荒川さんが今日の農業新聞に出ていましたけれども、やはり、江藤大臣、頑張ってもらわなきゃいけないです。
言いなりになるわけがなくて、彼らの言っている方向性と私の考えている方向性は合いません。
貧困世帯への食料支援とフードスタンプ類似制度について議論されました。八幡愛議員は、フードスタンプに類似した制度が日本で実施可能かどうかを大臣に問い、導入に前向きな姿勢を示しました(賛成寄り、スタンススコア0.70)。これに対し、庄子政務官は、食料支援は生活保護などの福祉施策の中で行われているとの認識を示し、農林水産省としてはこれらの施策と連携していくと答弁しました。提示された材料の範囲では、フードスタンプ類似制度の導入に関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
いわゆる米国のフードスタンプのような、食料に焦点を当てた低所得者層への支援制度について、日本でも同様の施策ができないか、大臣の御意見、お伺いさせてください。
輸出拡大に偏った補正予算が、国内向けの自給率向上政策と矛盾しないかが論点となりました。八幡愛氏は、輸出拡大よりも国消国産と自給率向上を優先すべきだとの立場から、輸出偏重の補正予算の整合性を質し、輸出拡大予算に批判的な姿勢(反対寄り)を示しました。これに対し江藤拓大臣は、リンゴの輸出によって農家の手取りが増える例を挙げ、輸出予算は国内農政の基盤維持に直結すると答弁し、両者は整合するとの立場(賛成寄り)を示しました。両者の主張は、自給率向上を優先するか、輸出を通じた基盤維持を重視するかで分かれており、提示された範囲では、この論点に関する特段の結論や決定事項は示されていません。
農家の再生産可能な所得の確保と戸別所得補償制度のあり方が議論されました。野間健委員は、畜産の所得率の低さを示したうえで所得政策を要望し、所得補償など所得政策の必要性を主張するとともに、直接支払いも検討中と述べ、賛成の立場でした。江藤拓大臣は、所得に着目する考えには賛同する一方、財源が課題であると留保を付け、やや賛成の立場でした。小山委員は、基礎支払い、戸別所得補償、買取りを柱とする議員立法案に言及しました。西川委員は、米価の変動に左右されない戸別所得補償・直接支払い制度の構築を求めました。江藤大臣は、旧民主党の戸別所得補償も数量遵守が条件だったと述べ、その評価については答えないとしました。提示された内容に、結論や決定事項は含まれていません。
農林水産関係予算の増額と食料安全保障のための予算確保が論点となりました。小山展弘委員は、物価上昇に予算増が追いついていないと指摘し、農水予算一兆円の増額を超党派で目指す意向を明確に表明し、賛成の立場を示しました。野間健委員は、農水予算内でのやりくりは限界であるとして、予算増額が必要だと主張しました。八幡愛委員も、農林水産予算が足りないとして増額に賛成しましたが、根拠となる発言は1件のみです。江藤拓大臣は、現行の予算規模は十分とは考えないと認め、増額を求める提案は正しいと答えました。また、当初予算の確保に努力する考えを示しました。発言者はいずれも増額に賛成の立場であり、反対の発言は示されていません。具体的な増額幅や決定事項は提示されていません。
農業の魅力向上と、雇用型農業における労働環境の改善および補助率の引上げが論点となりました。江藤拓大臣は、雇用型の農業で週休二日や有給休暇を可能にすることを述べ、あわせて補助事業の補助率を現行の5割から6割へ引き上げるよう努力する考えを示しました。江藤大臣の立場は賛成で、根拠として物財費の高騰を踏まえ、国の補助率引上げが必要であると明言しています。提示された材料には、他の発言者の氏名やスタンスは含まれていません。また、補助率の引上げについて具体的な決定事項や結論は示されておらず、大臣が努力する旨を述べた段階にとどまっています。
これだけ物財費も上がり、資材調達費も上がっていったら、農家の方々が挑戦しようという意欲が高まるように、国の補助率も上げていかなきゃいけない。
農業委員と農地利用最適化推進委員の併存配置の見直しについて議論がありました。金子恵美委員は、両者の併存配置を見直すべきだと問題提起し、見直しに前向きな立場を示しました。これに対し江藤拓大臣は、見直しを否定はせず、現在は地域計画を策定している最中であることから、時間をかけて協議を行い、議論を尽くしたうえで方向性を決めると答弁し、条件付きの姿勢を示しました。両者の立場には、見直しに前向きな金子委員と、協議を経て判断するとした大臣との間に温度差がありますが、現時点で見直しの具体的な時期や内容に関する決定事項はありません。
農業者の所得確保と直接支払い制度について議論されました。江藤拓大臣は、他産業並みの所得という旧基本法の目標は平均では達成できておらず、まだら模様であると認めましたが、直接支払い制度への賛否は示されていません。玉木雄一郎氏は、価格政策に加えて所得政策の拡充が政治の役割として必要だと述べ、制度拡充に賛成の立場を示しました。八幡愛氏は、手厚い所得補償と価格保障で農林水産業を支えると明確に表明し、賛成の立場でした。以上のとおり、所得目標が未達であるとの認識が示され、所得政策の拡充を求める意見が出されましたが、今回提示された内容には、重要な結論や決定事項は含まれていません。
農業高校等の教育現場への最新技術導入について、施設の老朽化とスマート農業への対応が論点となりました。池畑浩太朗委員は、農業高校の施設が老朽化していること、スマート農業に対応した学習が難しい状況にあることを指摘し、拠点となる農業高校への最新機器導入の必要性を明確に主張しており、賛成の立場です。これに対し文部科学省は、DXハイスクール事業による補助や計画的な更新への支援を行うことを答弁し、拠点校の整備も一案であると述べました。今井裕一氏も、施設更新と先進機器導入を支える取組を進める意向を明言しており、賛成の立場です。提示された内容の範囲では、両者の方向性は一致しており、反対や中立の立場の発言は確認されていません。
退職自衛官の農業分野での活躍と、農業大学校での学び直しが議論されました。池畑委員は、退職自衛官が農業大学校で学ぶ枠を設けることを提案しました。これに対し江藤拓大臣は、気力・体力・資格を備えた自衛官は農業分野にとって極めて有効な人材であるとの認識を示し、防衛大臣とも話した上で前向きに検討すると答弁しました。江藤大臣のスタンスは賛成寄り(スコア0.78)とされていますが、その根拠は答弁1件のみであり、具体的な施策や枠の設置方法は示されておらず、未確定の状態です。本テーマでは、提案と前向きな検討の意向が示された段階にとどまり、決定事項はありません。
そういったところで、新たに学び直しというものは、今、リスキリングは政治の一つのトピックスにもなっておりますので、そういった観点も含めて、是非前向きに検討させていただきたいと思います。
連携管理保全計画(水土里ビジョン)の策定と協議会の運営について議論されました。江藤拓大臣は、水土里ビジョンが水門や水路といった個別パーツの管理を扱うものであり、地域計画と矛盾しないと答弁しました。改正を進める意向を示しており、立場は賛成寄りです。一方、金子恵美議員は、現場の負担への懸念を示したうえで制度の見直しを求めており、条件付きの姿勢です。提示された材料の範囲では、本テーマについて確定した結論や決定事項は示されていません。
配合飼料価格安定制度の補填枯渇と持続性が論点となりました。緑川貴士委員は、基準価格の上昇で通常補填が減り、緊急補填も昨年度第四四半期以降ゼロであると指摘し、制度の持続性のため現生産者への補填支援を優先すべきと主張しました。野間健委員も、補填金がほとんど出ない現状への強い困窮を訴え、改善を求めました。江藤拓大臣は、生産者負担が重くなっていることを認め、異常補填基金は枯渇し、商系の協力も乱れて合意に至っていないと述べました。一方で、遡及しての追加補填は前例がなく難しいと答弁し、立場は中間とされます。また、畜種間のばらつきや関係団体間の受け止めの違いを踏まえて落としどころを検討するとし、見直しには時間が必要との認識を示しました。具体的な結論や決定事項は示されていません。
配合飼料価格安定制度の見直しと国産飼料への政策誘導について議論されました。緑川委員は、輸入依存の状態では巨額の補填が必要になるとして、これを改め、国産飼料の供給基盤を整えるべきだと主張しました。これに対し江藤大臣は、輸入飼料からの脱却と飼料の安全保障の確立が日本の畜産にとって大きな課題であると述べました。両者とも輸入飼料への依存を課題と捉え、国産飼料の重要性を指摘する点で共通した認識を示しています。なお、発言者の賛否を示すスタンスデータは提示されておらず、具体的な制度改正の内容や決定事項は示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
酪農家の所得補償制度の創設について議論されました。玉木雄一郎氏は、酪農家の所得を補償する新たな直接支払制度の創設を求め、賛成の立場を示しました。その根拠として、同制度の創設を従来から一貫して求めていることが挙げられています。これに対し江藤拓氏は、今回の対応は難しいとしつつ、将来の課題として受け止めると答弁しました。江藤氏の姿勢は、賛成とも反対とも言い切らない消極的なものと整理されています。本テーマについて、制度創設の具体的な決定や結論は示されていません。
酪農家戸数の減少と経営悪化への対応が議論されました。鈴木委員は、農家戸数が1万戸を切り、50〜60代の離農が増えていると指摘しました。石川委員も酪農家が1万戸を割ったことを指摘し、これに対し江藤拓大臣は衝撃的であるとして、減少のトレンドを止めたいと答弁しました。池畑委員は、農家数が9,960戸に減り、酪農家の半数が離農を検討しているとの調査を紹介しました。緑川委員は、補填がゼロであることや離農によって基金を支える人が減ると、制度の持続性も損なわれると指摘しました。江藤大臣のスタンスは、対応に前向きである一方、具体策への言及はありませんでした。提示された内容に、結論や決定事項は含まれていません。
このようなトレンドは止めたいなというふうに私自身も思っております。
酪農経営の多様な形態への支援について、石川香織委員は、経営規模の大小に関わらず営農を継続すること自体を価値とし、戸数の減少を抑える観点が重要であると指摘しました。これに対し、江藤拓大臣は賛同の立場を示し、規模の大小によらず離農を防ぐ観点が重要であると答弁しました。また、その取り組みの手段として、畜産ICT事業等も活用できると述べました。両者のスタンスは、石川委員が賛成寄り、江藤大臣が賛成であり、規模を問わず営農継続を支える方向で認識が一致しています。ただし、江藤大臣の賛同を示す根拠は発言1件のみです。提示された範囲では、新たな制度の創設や具体的な数値目標など、明確な結論や決定事項は示されていません。
食品アクセス(買物困難者)への対応強化について、岩間氏は新交付金を通じて伴走支援を行う方針を示し、移動販売やドローン配送などの好事例を紹介しました。これに対し、角田秀穂氏は取組の強化を評価する立場(賛成寄り、スコア0.80)から発言し、省庁間の連携によって確実に食料を確保できるようにすることを要望しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場の発言者は示されていません。また、重要な結論や決定事項についても明示されていません。
関係省庁としっかり連携して、必要な人が確実に食料を確保できるよう取り組んでもらいたいと思います。
飼料用米の助成単価引下げと飼料自給率への影響について議論されました。提示された要点によると、大臣は飼料用米の一般品種への助成を5千円ずつ引き下げていることを説明したうえで、急に助成をやめれば大混乱になるとの認識を述べました。スタンスデータでは、江藤拓氏が助成単価の急な引下げや支援縮小は大混乱を招くとして批判的な立場(スコア0.20、反対寄り)を示しています。以上のとおり、段階的に引き下げる運用と、急激な縮小がもたらす混乱への懸念が論点として示されましたが、提示された材料の範囲では、飼料自給率への具体的な影響や結論・決定事項は明示されていません。
そうなったときの米価が果たしてどうなるか、その米価を支えるために、じゃ、どれほど財務の方々もまた心を砕かなきゃいけないかを考えると、私は議論がかなり乱暴だなと思っております。
飼料用米の安定確保と産地交付金の活用について議論が行われました。松尾氏は、飼料用米については多収品種を基本とする方針を示し、あわせて計画書の変更期限を八月二十日まで延長したと説明しました。一方、角田秀穂氏は、主食用米の価格が高騰していることから飼料用米の確保が困難になることを懸念し、現行の支援制度の改善と対策を求めました。角田氏のスタンスは賛成寄りで、スコアは0.80であり、飼料用米の確保に積極的な立場です。提示された材料の範囲では、結論や決定事項として明示されたものは、計画書変更期限の延長以外にはありません。
国産飼料作物の安定供給基盤を強化していくためにも、現行の支援制度の改善を含め、対策を講じる必要があるのではないかとも考えますが、この点について見解を伺いたいと思います。
飼料用米の配合利用促進と水田維持について議論されました。緑川委員は、配合飼料メーカーによる飼料用米の利用が四百五十万トンの目安の約三分の一にとどまると指摘しました。また、秋田で飼料用米の混入を四〇%に高めた例を紹介し、その取り組みの価格への反映を求めました。これに対し江藤拓大臣は、牛への給与は3%が上限であること、微粉砕機械が高価であることが課題だと説明し、メーカーと意見交換すると答弁しました。スタンスデータでは、江藤大臣は協議のうえ消費拡大に前向きに対応する意向を示したとして賛成寄り(0.70)、金子恵美委員は飼料用米等の栽培拡大が耕畜連携と食料安保に資すると評価しており賛成(0.85)とされています。提示された材料に明示的な結論や決定事項は含まれていません。
実際に、水田農業政策を語る上で、やはり飼料用米とかホールクロップサイレージ用の稲とか、そして飼料作物など、全体の栽培面積を増加させること、これはやはり耕畜連携の基盤を拡大することに通じていくだろう、実際に国内畜産をも支援するということにもつながっていくんだろうなというふうに思いまして、最終的に食料安全保障の確保に資するといった方向性、こういうものがあるわけなんですが、そういうことすら多分財政審の中では語ることはない。
是非、それぞれメーカーの方々とも意見交換をしながら、飼料用米の消費の拡大についてどのような取組ができるのか、現場の要望がどれほどあるのか、しっかり対応していきたいと思っております。
鳥インフルエンザで殺処分された家畜の埋却地確保に関連し、焼却処理の活用が論点となりました。消費・安全局長は、鳥インフルエンザでは焼却の活用が進んでいると述べ、事前の調整や好事例の共有によってさらに拡大していく考えを答弁しました。安岡澄人氏は、事例共有や地域協議を通じて焼却活用をさらに進める意向を明言しており、賛成の立場です。野間健氏は、焼却処分を地元が望んでいると述べて活用に前向きな姿勢を示す一方、費用面の課題も指摘しており、賛成寄りの立場です。提示された範囲では、焼却活用を進める方向で発言が見られ、費用面の課題が指摘されています。
畜産物価格等に関する決議案が七会派の共同提案で起立総員により可決され、大臣は趣旨を踏まえ適切に対処すると述べました。直接支払いの与野党協議は党内議論が先で約束は困難とされ、水田政策の見直しなど多くの論点では具体的な結論は示されていません。
上記テーマに分類されなかった質疑応答です。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。