参議院文教科学委員会において、あべ俊子文部科学大臣の所信に関する質疑が行われ、教員処遇改善・不登校対策・高校無償化・高等教育予算・国立劇場再整備など文教科学行政の幅広い基本施策について、与野党各会派の委員が大臣や政府参考人に対し詳細な質疑を行った。
本会議での議論の要点をAIが要約したものです。
パリ・オリンピック・パラリンピックを契機とした教師としての入職を希望するアスリート支援策について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、アスリートのリスト作成・周知、オンデマンド研修パッケージの提供、オリンピアン・パラリンピアンを任用する加配措置を実施したと表明し、「引き続き優れた外部人材の活用を促進してまいりたい」と述べた。伊藤孝恵議員(賛成寄り)はこの取組を評価しつつ、「何もアスリートだけにこだわらない」と指摘し、文化など様々な分野で活躍する人材へと拡大すべきと提言した。政府参考人も将来的にアスリートのみならず文化分野などの人材を学校現場に迎え入れる取組を進める意向を示した。
パリ・オリンピック・パラリンピックも契機といたしまして、教師としての入職を希望するアスリートを支援する処置といたしまして、教職を希望するアスリートのリストの作成、周知、委員がおっしゃったように、オンデマンド研修パッケージの提供、オリンピアン、パラリンピアンを任用する加配措置を行ったところでございまして、学校教育において、まさに子供たちが優れた知識、技能に触れまして、それぞれの未来をいわゆる開く契機にもなり得ると考えておりまして、引き続き優れた外部人材の活用を促進してまいりたいというふうに思っております。
私も、オリンピアンやパラリンピアンやデフリンピアンと直接話したり、その方々から教えてもらうというような機会、これは、子供たちにとっては本当にかけがえのない経験になるし、時間になるというふうに思います。
国立大学法人運営費交付金の拡充
フルインクルーシブ教育の実現と障害のある子供の就学先決定における説明責任について議論された。舩後靖彦議員(賛成寄り)は、障害のある子供が本人・保護者の希望に反して特別支援学校等に措置されている実例を挙げ、「合理的配慮を尽くしても学習権を保障できないことの説明責任を課すべき」と主張し、将来的にフルインクルーシブ教育を目指すべきと述べた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「本人及び保護者の意見を最大限尊重しつつ、十分な説明と合意形成を図った上で決定することが適当」と表明し、意見が一致しない場合に第三者による評価も可能であることを示した。また、舩後議員は、東大阪市など一部自治体で校区の学校への就学通知を全員に送る方式を全国展開することを提案した。
子供の自殺防止や不登校対策としてのスクールカウンセラー等の支援体制強化について議論された。水野素子議員(賛成寄り)は、「スクールソーシャルワーカー、カウンセラーとか、そういうようなサポート体制を強くしていくこと」が必要と強く求め、担任の先生だけに負担をかけないよう専門家のサポート体制充実を訴えた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、スクールカウンセラー・SNS相談体制の強化を自殺防止対策として推進し、学校内の危機対応チームやネットワーク型緊急支援チームの設置など組織的な危機管理体制の強化を実行すると表明した。
スクールソーシャルワーカー、そういうカウンセラーとか、そういうようなサポート体制を強くしていくこと、さらに、やはり多様性教育、これ大臣がおっしゃっていた、多様な価値観を持つ一人一人が互いに尊重し合い、これが実はやはりベースとして大事だと思うんですね。
文科省といたしましては、一人一台端末を活用した心の健康観察の実施、またスクールカウンセラー、SNSの相談体制の強化などの取組を進めていくとともに、自殺のいわゆる危機への組織的な対応を強化するため、学校内で自殺予防を組織的に行う校内連携型危機対応チーム、また学校外の専門家も加えたこのネットワーク型緊急支援チームの設置など、学校内での危機の管理体制の強化、さらには福祉部局等と教育機関の連携強化を一層推進していかなければならないと思いまして、これを実行してまいります。
中教審作業部会がデジタル教科書の中間報告書をまとめたことを受け、その在り方について議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は「デジタルは社会の流れであり学習意欲を高めるために推進すべき」と評価しつつ、大臣の見解を求めた。あべ俊子大臣(中立)は、現場の関係者が主体的に取り組める多様な選択肢を設ける方向性と理解しつつ、「パブリックコメントなどを通じて様々な声にしっかりと耳を傾けながら慎重に検討を深めていきたい」と述べた。平木大作議員(中立)は推進派としながらも、紙とデジタルの選択を教育委員会に委ねるよりも「国として教科によって方針を示すべきではないか」と問題提起し、スウェーデンが紙に戻した事例なども踏まえた慎重な検討を求めた。小中学校校長の95%が紙とデジタルの併用を希望するという調査も紹介された。
私自身、デジタルは社会の流れでもありまして、子供の学習意欲を高める教科書とするために教科書のデジタル化は進めていくべきものと考えておりますが、中間報告書に対します大臣のお考えをお伺いをいたします。
まず前提として、私、このデジタル教材をとても、推進派なんですけれども、ただ、それの中でもいわゆる紙との中で例えば選んじゃっていいのかと、教育委員会の立場で選んじゃっていいのかというところがちょっと正直分からないところがあるなと思っています。
デジタル教科書の在り方をめぐっては様々な御意見がございますのを承知しているところでございますが、文科省といたしましては、今後、パブリックコメントなどを通しまして様々な声にしっかりと耳を傾けつつ、ワーキンググループにおいて更に検討を深めていきたいというふうに考えているところでございます。
不登校児童生徒へのフリースクール情報の普及と支援体制について議論された。金子道仁議員(賛成寄り)は、運営するフリースクールの近くに住む中学2年生の女子が自死した事例を挙げ、「この紙がもし二年前にうちの町で配られていたら守れたかもしれない」と述べ、文科省が作成したパンフレットの普及強化を強く求めた。宮口治子議員(賛成寄り)は「フリースクールは保護者と子供の選択肢の一つになっていくべき」と述べ、前向きな検討を求めた。あべ俊子大臣(中立)は、教育委員会が主体となることを前提としつつ、フリースクールとの連携・不登校児童生徒の支援協議会の設置補助などの取組を推進していると表明した。
大臣、この紙がもし二年前にうちの町で配られていたら守れたかもしれない、そういうケースが私の近くに起こってしまったので、是非こういったことは、そういう意味でも、この自死の予防という点でも非常に有効な情報だと思います。
学校とそしてフリースクールの連携、これも本当に大切なことですが、学費の負担というところもかなり大きい課題があります。大臣所信にもございました誰一人取り残されない社会、フリースクールというのは、不登校の居場所ではなくて、保護者と子供の選択肢の一つになっていくべきだと私は思っています。
子供の状況によってはフリースクール等の民間団体と連携しながら相談支援体制の強化を図っていくことが必要だというふうに私ども考えておりまして、学校や教育委員会がフリースクールなどの民間施設との連携を図る際に必要となるガイドラインの周知、また教育委員会や福祉機関、フリースクール等の民間団体が連携したこの不登校児童生徒の支援協議会の設置への補助などの取組を行っているところでございまして、引き続き、子供たち一人一人の状況に応じた多様な学びの場の充実に向けて必要な取組を推進してまいります。
不登校の背景分析、学びへのアクセス確保の具体的指標・目標設定、学校そのものの在り方見直しについて広範に議論された。金子道仁議員(賛成寄り)は、出席扱いを受けている不登校児童生徒が約1割に過ぎないとして、「学びへのアクセス100%早期実現のための具体的な政策目標や年限を設定すべき」と強く求めた。吉良よし子議員(賛成寄り)は、調査で不登校の最多要因が「学校生活に対するやる気が出ない」であることを示し、「学校に起因する問題を直視して授業時数削減・教員増・予算拡充で学校改革を」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、COCOLOプランに基づく多様な学びの場の整備や誰一人取り残されない支援を推進すると表明したが、授業時数削減については消極的な姿勢を示した。
この不登校というのが学校に起因する問題でもあるんだというこの視点にちゃんと立って、文科省こそが学校に行けない子供たちをこれ以上増やさないという立場で大本から学校を変えていくと。
是非大臣、学びへのアクセスを一〇〇%、これ早期実現するための具体的な政策目標や年限について考えていただけないでしょうか。
文部科学省といたしましては、COCOLOプランなどに基づきまして、学校の状況を見える化をしていきながら、学校が児童生徒にとって生活しやすい雰囲気となるよう改善する取組、また、子供たち一人一人の興味、特性に応じた柔軟な学びの実現、いじめ等の問題行動に対する毅然とした対応の徹底などを進めているところでございまして、引き続き、子供たちに寄り添いながら、誰一人取り残されない学びの保障に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っています。
給特法改正に伴い新設される主務教諭職が、一般教諭の給与を下げることなく処遇改善を図るものかについて議論された。斎藤嘉隆議員(賛成寄り)は、東京で主任教諭を設置した際に一般教諭の賃金が相対的に下がった経緯を踏まえ、「そんなことないならないと、はっきりこの場で明言してください」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「主務教諭の職の新設に伴い、教諭の職務・責任について変更を加えることは想定しておらず、教諭の基本給を引き下げることは考えていない」と明言し、国庫負担上も教諭に用いる単価を減額しない予定であることを表明した。
「令和の日本型学校教育」の概念と、個別最適な学びを実現していくための課題について議論された。平木大作議員(賛成寄り)は、諸外国から高く評価されている日本の学校教育の強みを確認しつつ、創造性が育まれにくいとの指摘もあることへの大臣の受け止めを求めた。大臣は、全員を同じ正解に導く傾向や自立した学習者を育めない場合があるという課題を認識しつつ、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させることで教育の質を向上させていくとし、「私どもと一緒に令和の日本型学校教育を追求していきたい」という趣旨の認識を示した。
基本的には世界から今称賛をされるような、そういった教育システムをつくり上げることができている。そして、今の時代に合わせた形で、大臣からも御答弁いただいていますけれども、この個別最適の学びというものを、特にICTみたいなものを活用しながら、これはもう試行錯誤の部分がどうやったって出てくるわけですけれども、しっかり追求していただきたいなというふうに思っております。
修学支援新制度の課税額基準による支援打切り問題と制度見直しの必要性について議論された。吉良よし子議員(反対寄り)は、姉の卒業で扶養変動が生じ課税区分が変わった結果として支援が突然打ち切られ、授業料支払のためにアルバイトを大幅に増やして10単位落とした学生の事例を挙げ、「収入状況が変化しないのに課税状況によって対象外とされる線引きを今すぐ見直すべき」と強く求めた。舩後靖彦議員(反対寄り)も同様の学生の声を紹介しつつ、「修学支援制度で授業料免除され給付型奨学金を受けていたが突然外された」実態を示し、全学生を対象にした学費値下げこそが必要と主張した。あべ俊子大臣(中立)は、住民税の課税額に基づく現行制度の適切な実施に努めるとし、制度の根本的な見直しには言及しなかった。
令和6年の小中高生自殺者数が過去最多の527人(暫定値)となったことを踏まえ、自殺防止対策について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「極めて重大に受け止めている」とし、一人一台端末を活用した心の健康観察、スクールカウンセラー・SNS相談体制強化、校内連携型危機対応チームやネットワーク型緊急支援チームの設置など危機管理体制の強化を実行すると表明した。水野素子議員(賛成寄り)は早期発見システムの構築とスクールカウンセラー等のサポート体制強化を強く求めた。金子道仁議員(賛成寄り)は、フリースクールの情報が届かず中学2年生の女子が自死した事例を挙げ、情報普及による自死予防の必要性を訴えた。
小中高生の自殺者数、暫定値で五百二十七と過去最多となっていること、女子中高生の自殺者数が増加傾向であること、極めて重大に受け止めておりまして、大変痛ましく感じております。
大臣、この紙がもし二年前にうちの町で配られていたら守れたかもしれない、そういうケースが私の近くに起こってしまったので、是非こういったことは、そういう意味でも、この自死の予防という点でも非常に有効な情報だと思います。
やはりその緊急対策として、やはり早めに気付いてあげる、そのシステムをつくるとともに、それを学校の担任の先生にばっかりお願いしてしまうとやはり負担が上がってしまいますので、スクールソーシャルワーカー、そういうカウンセラーとか、そういうようなサポート体制を強くしていくこと、さらに、やはり多様性教育、これ大臣がおっしゃっていた、多様な価値観を持つ一人一人が互いに尊重し合い、これが実はやはりベースとして大事だと思うんですね。
高校無償化拡充に伴う公立高校への影響と都道府県ごとの学校配置計画の必要性について議論された。斎藤嘉隆議員(反対寄り)は、大阪で公立高校の志願者数が10年で1万4000人減少し約半数が定員割れとなった実態を示し、「高校無償化の所得制限撤廃には慎重で、場合によっては立ち止まる決断も必要」と主張した。石井正弘議員(反対寄り)は、農業・水産・工業等の公立専門高校への影響を懸念し、公立への支援拡充を求めた。金子道仁議員(賛成寄り)は、「公私立両方含めた都道府県ごとの学校配置計画策定が必要」と繰り返し求めた。あべ俊子大臣(中立)は、公立高校への影響を認識しつつ、三党合意の枠組みの中で論点を検討するとした。
これ、このことで地域のインフラとしての公立高校、荒廃が進んでいるのではないかという、こういう指摘に対して、文教政策をつかさどる立場として、文科省としての認識をまず冒頭お聞かせをいただきたい。
高校進学率が一〇〇%近くになっております今日において、経済状況にかかわらず進学先を選べる環境を整えるということ、このことは意義あることと存じます。しかし、公立と私立を同列に扱うということになりますと、都市部では公立離れを招いてしまいます。
高校も、公立も私立も含めて、どこに住む子供たちも、高校までは少なくとも自分で生まれ育ったところで質の高い教育機会を確保できるように、そういう設計を都道府県ごとにつくっていただきたいということをもう一度申し上げて、質問に入っていきたいと思います。
私立高校の授業料支援拡充により、この私立の高校の進学を希望する生徒が増加して、また公立高校の進学者数が減少する可能性があるなど、公立高校に一定の影響があるものと考えます。
閉場から1年3か月以上が経過した国立劇場の再整備方針について議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は、「民間資金にとらわれず、国が責任を持って再整備を進めてほしい」と訴えた。赤松健政務官(賛成寄り)は、過去2回の入札不成立の原因であった建設費高騰への対応として補正予算200億円を計上したことや、ホテル併設・地代設定を必須としないよう要件を変更して民間参入をより確実にする手立てを講じていると説明し、「閉場期間を限りなく短縮することを旨に、一日も早い再開場を実現してまいりたい」と表明した。
法人化以降減少し続ける運営費交付金の増額を求める議論が複数の委員から行われた。吉良よし子議員(賛成寄り)は「運営費交付金が20年で1600億円減少し学費値上げにつながっている」と批判し増額を求めた。平木大作議員(賛成寄り)は物価高騰・円安で実質目減りしている現状を示し、附帯決議を引用しながら「より積極的な予算編成をお願いしたい」と求めた。石井正弘議員(賛成寄り)は「地方の国立大学の厳しい状況を受け止め、前向きに対処すべき」と求め、武部新副大臣(賛成寄り)は「運営費交付金の確保に全力で努める」と表明した。舩後靖彦議員(賛成寄り)は基盤的経費の大幅増額を求め、「国債発行してでも予算を確保すべき」と主張した。財務省は、めり張りある配分強化と多様な財源確保の必要性を強調した。
国立大学について言えば、運営費交付金、二十年前から比べれば一千六百億円も減らされていると、私学助成はこの間一切増えていないという状況で、だから、それで教員への給料もまともに払えないような状態になっているからこそ、もうやむにやまれず値上げに踏み出すしかない大学が増えていると、そういう実態だということをしっかり認識していただきたいと思いますし、何よりも、この今百二十を超える大学の学生たちが、その値上げを止めてほしいんだと、ちゃんと無償を目指してほしいんだという声を上げていると、この声にしっかり向き合うべきだということを重ねて申し上げたいと思います。
国立大学運営費交付金の基盤的経費、私立大学経常費補助金の一般補助の大幅な増額が必要と考えます。
この地方の国立大学の厳しい状況を受け止めていただいて、文部科学省にはこの運営費交付金の充実を是非とも前向きに対処していただきたいと考えておりますが、副大臣の見解をお願いいたします。
これ、やっぱりしっかりと、今教育の質の低下とかいうことが言われているときに、ここのやっぱり予算の考え方をもう一度一から見直していく必要があるんじゃないかというふうに思っておりまして、財務省として、この予算の現状の認識と今後の運営費交付金の在り方、方向性について、少し丁寧に御説明をいただけたらと思います。
文部科学省としては、地域の大学の実情を把握しながら、各大学が安定的、継続的に人材の育成や教育研究が実施できるよう、運営交付金の確保に全力で努めてまいります。
国立高等専門学校機構の機能強化の具体的内容と、高専のない県への対応について議論された。水野素子議員(賛成寄り)は、全国で5つしかない高専のない県の一つである神奈川を例に挙げ、「国立高専の新設も含めた専門教育の拡充を強く求めた」。あべ俊子大臣(中立)は、新設については「15歳人口の動向と国の厳しい財政状況を鑑みて慎重に検討する必要がある」としつつ、徳島県の神山まるごと高専や滋賀県の県立高専設置検討などの自治体の取組を支援していく意向を示した。
そういったことを総合的に見て、やはり専門教育の拡充、日本は普通科教育が多いと言われています。でも、普通科教育じゃない、早いうちから専門職、専門を目指していくという、人材を育てるという意味でも是非抜本的にいろんな検討をいただきたいと思います。
国立高専を新設することに関しては、この十五歳人口の動向と国の厳しい財政状況を鑑みて慎重に検討していく必要があると考えていますが、技術が急速に進展する中、地域、また産業界のニーズを的確に捉えたこの人材育成の有望な選択肢の一つとして、近年では、実は、徳島県で私立の神山まるごと高専、これは企業から多額の寄附を受けて創設、運営されているほか、いわゆる、滋賀県におきましては、滋賀県を始めとした複数の自治体で県立高専等の設置に向けた検討が今まさに進められているというふうに承知しておりまして、文科省としては、国立高専の設置、運営に関わるノウハウを生かしていきながら、こうした自治体における取組の支援をしっかりと進めてまいります。
高等教育機関の再編・縮小・撤退を見据えた地域連携推進の枠組みについて議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は、地域の大学・自治体・産業界が将来像を議論する地域構想推進プラットフォームの構築を中教審答申が求めていることを踏まえ、「首長の関心と責任を促すため、県レベル協議体の設置・地域連携を大いに進めるよう求めた」。政府参考人は、4月に省内に地域大学振興室を新設する予定であり、関係府省とも連携しながら大学や地域を支援していくと表明した。
こうした点を踏まえながら、この県レベルの協議体設置は大変意義のあるものでありますので、このことを地方にしっかりと認識をしてもらって、是非とも、文科省におかれましては、地方の大学の問題に首長がもっともっと関心を持っていただいて、責任を持ってもらうというためにも、この県レベルの協議体設置あるいは地域連携、これを大いに進めていってほしいと願っておりますが、御見解をお伺いいたします。
地域の特色ある産業と大学が連携して人材育成を行う仕組みの構築について議論された。水野素子議員(賛成寄り)は、ブラジルのエンブラエル社と国立航空技術大学の連携事例などを紹介しながら、「地域の特色ある産業が高等教育機関と連携して施設拡充のための寄附や給付型奨学金を提供できれば、地域の持続的な発展につながる」と提案した。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「総理の御指示の下、産業界と伴走型の大学・高専づくりや寄附講座の拡充を模索中」と表明した。
地域の特色ある産業の発展のために、そして企業が高等教育機関と連携して施設拡充のために寄附とかインターンの機会、さらに奨学金も給付型という形で提供することができれば、教育研究環境の向上に加えまして、その地域、産業における将来人材の確保、その地域の特色を生かした持続的な発展につながるのではないかと思うんですね。
実は今総理からの御指示もございまして、産業界と伴走型のいわゆる学校づくり、大学、高専、高校を含めて考えられないかということを検討している最中でございまして、寄附講座をもう少し増やしていくことも実はできるのではないかということで今模索中でございますので、また御指導いただけたらと思います。
米国と比べて低水準にある大学への寄附拡充策について議論された。水野素子議員(賛成寄り)は、英国のマッチングファンド方式(企業からの寄附獲得額に応じた公的資金の提供)を紹介しながら、「予算面も含めた抜本的な強化が必要」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「産業界と伴走型の学校づくりや寄附講座拡充を模索中」と表明した。政府参考人は、社会からの投資・支援の重要性を中教審答申も提言しているとし、多様な財源に支えられた持続可能な仕組みを構築してまいりたいと述べた。
三党合意に基づく学校給食無償化の実施に伴う児童生徒間の公平性問題について議論された。石井正弘議員は、給食未実施校の児童生徒や重度アレルギー等で給食を喫食できない約61万人の児童生徒には恩恵が及ばないとして「公平性の観点から問題がある」と指摘した。武部新副大臣(中立)は、学校給食法との関係、児童生徒間の公平性、支援対象者の範囲など様々な論点について「十分な検討を行い、意義あるものとなるよう取り組む」と述べた。選択制給食の実施状況など複数の課題が指摘されたが、結論は出ず、今後の検討に委ねられた。
この政策では、給食未実施校の児童生徒や、あるいは給食実施校でも給食を喫食しない児童生徒がおられる、例えばアレルギー等で弁当持参をしているお子さん、あるいは選択制の給食を実施している場合とか不登校の児童生徒の方もおられる、こういった方々には恩恵が及ばないところでありますが、児童生徒間の公平性の問題、観点から問題があるのではないかという指摘もあろうかと思いますが、局長の御認識をお伺いいたしたいと思います。
今回の三党合意、三党間の合意内容では、学校給食法との関係を始め、児童生徒間の公平性、支援対象者の範囲の考え方など様々な論点が示されていることから、今後、十分な検討を行い、安定的な財源の確保と併せて、いわゆる給食無償化が意義あるものとなるよう取り組んでまいりたいと考えております。
不登校対策や教員負担軽減の観点も含めた次期学習指導要領改訂の在り方について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、指導要領のスリム化・標準授業時数の柔軟性向上・教員の余白創出を方向性として中教審で審議中と表明し、「総授業時数は現在以上に増やさないことを前提とする」と述べた。吉良よし子議員(反対寄り)は、増やさないとするだけでは不十分として「授業時数の削減が必要」と主張した。水野素子議員(賛成寄り)は「教科書のボリュームを下げ、現場が柔軟に対応できる教育課程編成の検討を求めた」。
やっぱり私はこれ、減らさなきゃいけないと思うんですよね。一方通行型でない、一人一人の子供に向き合う、そういう学びを実践するためには、やっぱり各現場に子供一人一人に向き合う時間が必要なわけで、そのためには授業時数を減らす、教員数を増やす、文科省がやるべきことがあるはずなわけです。
教育のボリュームを下げていくとともに、教育の現場で創意工夫をして柔軟にその子供たちの個性や地域の事情に合わせた教育ができるような検討をしっかり進めていただきたいと思います。
学習指導要領におきましては、育成すべき資質、能力、一層理解しやすくすること、表形式やデジタル技術を用いて分かりやすく使いやすくすること、これらにより複雑で重畳なこの記載をスリム化することの方向性が議論されているところでございまして、また、多様な子供たちを包摂するこの柔軟な教育課程の編成の促進するため、現行の教育課程の特例制度を活用しやすくすること、標準授業時数に関わる柔軟性を高めること、これらが教師に余白を生み、まさに働き方改革のところでございますが、また同時に、教育の質の向上に資する可能性について御審議いただいているところでございます。
就職氷河期世代の教員免許保有者の教職入職促進について議論された。伊藤孝恵議員(賛成寄り)は、自身が国語教員志望だったが採用倍率が小学校で12.5倍、中学校で17.9倍だった就職氷河期の実態を示しながら、「こういった氷河期世代の免許保有者を教職に迎える採用促進をやっていただけないか」と強く求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「就職氷河期世代を含む現職以外の教員免許保有者に教職に就いていただくことは大変意義深い」とし、各教育委員会に対する研修・採用選考の工夫促進を表明した。
こういった就職氷河期の、本当に先生になることが夢だった、しかし、でも今社会で働いているという方々を学校現場に迎え入れるというこの就職氷河期採用をやっていただけませんか、以前やっていたじゃないですかというのを今度は大臣にお答えいただきたいんです。
こうした方々が再び教職を志していただき、これまでの社会経験を子供たちへの教育に生かしていただくことは大変意義深いというふうに考えておりまして、各教育委員会に対し、このため、就職氷河期世代も含めた現職以外の教員免許保有者向けの研修、また企業等の勤務経験のある方に対して一部試験免除やいわゆる加点を行う採用選考の工夫を促しているところでございまして、こうした取組等を通じまして教師人材の確保にしっかりと努めてまいります。
次期学習指導要領改訂における平和教育の在り方と、ノルウェーの日本被団協教材を参考にした取組について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「平和で民主的な社会の大切さを教えることは極めて重要」と明言し、現行指導要領の成果・課題を分析しながら次期改訂でも必要な改善を図ると表明した。宮口治子議員(賛成寄り)は、「平和教育を広島・長崎・沖縄だけでなく全国で同様に取り組むよう」強く求めた。政府参考人は、ノルウェーの日本被団協に関する教材を分析済みで、我が国の教育課程でどのような形で扱えるかについて指導案などの作成を検討していくと述べた。
2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア大会・アジアパラ大会への政府支援の在り方について議論された。斎藤嘉隆議員(賛成寄り)は、「地方での大規模スポーツ大会開催に政府全体として支援の在り方を協議してほしい」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、機運醸成イベントへの協力や情報発信に加え、「スポーツ振興くじ助成金を活用した財政支援を引き続き行う」と表明した。
地方で、名古屋が地方かどうか分かりませんけれど、地方でこういう大規模なスポーツ大会をやるということがこれから可能なのかどうか、でも、それなくなっちゃっていいのかどうかということも含めて、いろんな観点から、スポーツ庁さん、それから文科省さんはもちろん、政府全体としてその支援の在り方について御協議いただければ幸いでございます。
大会組織委員会や開催の都市の愛知県、名古屋と連携させていただきながら、大会の成功に向けまして、引き続き必要な支援、協力を行いながら、また、実はスポーツ振興くじの助成金を活用した財政支援も、文科省として、引き続き両大会の成功に向けて必要な支援と協力を行わせていただきます。
教職調整額を令和12年度までに段階的に10%へ引き上げる今回の改革の評価と今後の課題について議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は「50年ぶりの改革の教職調整額引上げは評価できる」としつつ、「引上げ期間の短縮等の更なる改善を求めた」。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「教職調整額引上げや定数改善等を一体的に推進することは優れた人材確保に向けた意義深いものになった」と評価し、附則に更なる改善検討規定も設けたと説明した。斎藤嘉隆議員(賛成寄り)は調整額引上げには賛成としつつ、人材確保法の趣旨との整合性について確認を求めた。
昨年十二月の財務大臣との合意におきましては、五十年ぶりの改革となる教職調整額の引上げ、また、直近二十年間で最大となる五千八百二十七人の教職員定数の改善、財源確保と併せまして、令和八年度から中学校三十五人学級への定数改善などを行うことにしたところでございまして、我が国の未来を担う子供たちのために、教師への優れた人材の確保に向けた意義深いものになったと考えているところでございます。
調整額の議論、給特法の改正については、またその折にじっくりいろいろさせていただきたいというふうに思っています。もちろん、例えば教員の処遇改善をしていくために、調整額と例えば義務特手当と比較してどちらが手っ取り早いかといえば、それは調整額の方が、一時金とか退職金とかへの跳ね返り分も含めると、そちらの方が改善のベースというか、基本的な部分について大きなものになる可能性が高いので、その方がいいのかもしれない。
今回、二〇三〇年度までに一〇%へ段階的に引き上げるということで決着を見たところであります。文部科学省の多大なる御労苦に敬意を表する次第であります。
令和8年度からの中学校35人学級への定数改善と、不登校対策としての教員増について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「令和8年度から中学校35人学級への定数改善を行う」と明言し、直近20年で最大となる5827人の教職員定数改善が実現したことを「意義深い改革」と評価した。吉良よし子議員(賛成寄り)は、不登校対策の観点から「授業時数削減と教員増が必要」と主張し、定数改善を求めた。
昨年十二月の財務大臣との合意におきましては、五十年ぶりの改革となる教職調整額の引上げ、また、直近二十年間で最大となる五千八百二十七人の教職員定数の改善、財源確保と併せまして、令和八年度から中学校三十五人学級への定数改善などを行うことにしたところでございまして、我が国の未来を担う子供たちのために、教師への優れた人材の確保に向けた意義深いものになったと考えているところでございます。
一方通行型でない、一人一人の子供に向き合う、そういう学びを実践するためには、やっぱり各現場に子供一人一人に向き合う時間が必要なわけで、そのためには授業時数を減らす、教員数を増やす、文科省がやるべきことがあるはずなわけです。
能登半島地震での文化財レスキュー事業の課題と、緊急避難の専門性を持つ人材育成の必要性について議論された。金子道仁議員(賛成寄り)は、文化財レスキューの専門家が文化財保護の専門性は高い一方で緊急的に文化財を取り出す専門性が不十分であることや、一週間ローテーションで引継ぎが不十分な体制の問題を指摘し、「人材育成・体制強化を求めた」。合田哲雄政府参考人(賛成寄り)は、文化財を毀損しないことが第一としつつも、「今回得られた知見を踏まえ、レスキュー事業に携わる関係者の多様な専門性向上など、事業の一層の充実に取り組む」と表明した。
不合理な校則の見直しと、児童生徒が安心して参画できる環境整備について議論された。宮口治子議員(賛成寄り)は、広島市立中学校でジャンパーを着用した生徒が校門で指導を受け発熱した事例や下着の色まで指定する校則の実態を示しながら、「不合理な校則の見直しに児童生徒が安心して参画できる環境整備を強く求めた」。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「説明できない校則は教育目的に照らして絶えず見直しが必要」とし、見直しの検討過程に児童生徒が参画することの教育的意義を生徒指導提要で示しており、引き続き周知に努めるとした。研修会での好事例の把握・周知や、都道府県教育委員会への研修講師派遣(100回以上)も紹介された。
民間企業経験を経て入職した教員の定着率の低さと、その原因調査の必要性について議論された。伊藤孝恵議員(賛成寄り)は、民間経験者が「授業準備に多大な時間を要する」「現在の学校で求められることとのギャップ」「学校現場での中途採用者が少ないために人間関係で難しい面がある」などの困難を感じて辞職する可能性を指摘し、「定着率や辞職理由を調査すべき」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「委員の御指摘はしっかりと受け止める」と表明した。
そういった部分で、ちゃんとこの定着率、もしお辞めになるんであれば、それなぜ辞めたかというのは調査すべきだと思いますが、こちらは大臣お願いします。
教員免許を持たない優れた専門性を持つ社会人を学校現場に迎え入れる特別免許状・特別非常勤講師制度の活用促進について議論された。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「優れた専門性を有する社会人を学校現場に迎え入れることは有意義」と明言し、特別免許状の授与件数が令和5年度に約600件と増加傾向にあるが更なる活用促進が必要と述べた。伊藤孝恵議員(賛成寄り)は、「社会経験を持つ多様な人材が子供たちの前に立つことは非常に有益」として促進を求め、学校種・教科別の偏り是正についても質した。政府参考人は採用前後の研修体制整備の必要性と、授与指針改訂による研修実施の明記を説明した。
特別免許状や特別非常勤講師制度、教員免許を持たないけれども、教科に関する優れた知識、経験を有する社会人を学校現場に迎え入れることを趣旨としたものでございまして、これからの子供たちに実社会の課題と結び付いた探求的な学びを提供していく上でも重要な、有意義な仕組みであると考えているところでございます。
言わずもがな、学校というのは、自立して、社会で生きて、そして個人として豊かな人生を送ることができるように、その基礎となる力を培う場でありますから、自立をするということがどういうことなのか、社会で働くということがどういうことなのか、そういうことを一度見た方々を学校現場に迎え入れるということは非常に有益だというふうに思います。
私立大学の公立化を安易に認めないためのルール明確化について議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は、大学進学者数急減期に向けた提言として「地域の特性に応じた人材育成役割を担えると期待できる場合に限って認めるルールを明確化すべき」と求めた。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「安易な設置は避ける必要がある」とし、地域の人材需要、定員充足の見込み、財政負担と運営の見通しなどを十分に吟味されるよう、「留意すべき事項などのルールの明確化を図る」と表明した。
公立化を検討する場合には、真に地域に貢献するものとなるように、地方公共団体におきまして、例えば、地域の人材需要、また定員充足の見込み、それに見合った学部、学科の再編、財政負担と将来の運営の見通しなど、十分に吟味されるよう、文部科学省として留意すべき事項などのルールの明確化を図ってまいりたいというふうに思っているところでございます。
この提言の中におきましては、大学進学者数の急減期の入口となります二〇三五年、これに向けて、各大学は自らの大学の使命や役割、機能を明確にした上で、再編統合、縮小、撤退の検討を含めて定員規模の適正化を徹底的に進めると、このようにしたところでありますが、この受け止めにつきまして、大臣の見解をお伺いいたします。
能登半島地震における丁寧な自費解体制度の周知・活用と、なりわい・文化財保全への対応について議論された。金子道仁議員(賛成寄り)は、蔵から木おけや輪島塗の道具を取り出すボランティア活動の実態を紹介し、「丁寧な自費解体を被災自治体が速やかに運用できるよう制度設計すべき」と強く求めた。自費解体の手引きが地震発生から8か月後の昨年8月に作成・周知された経緯について環境省政府参考人が説明し、今後も被災者に寄り添った対応を進めると述べた。金子議員は、応援派遣された自治体職員に専門性ある人材を含めるなどの仕組みも求めた。
やはりその自費解体、丁寧な解体というものを制度としてしっかり、しかも被災地でも速やかに運用できるように今後の災害に是非生かしていただきたい。
高校無償化(私立高校の就学支援金引上げと所得制限撤廃)の実施に伴う課題と制度設計について広範に議論された。斎藤嘉隆議員(反対寄り)は、「高校無償化の所得制限撤廃には慎重で、公立離れや地方格差を懸念し、場合によっては立ち止まる決断も必要」と主張し、予算の4分の1が東京・大阪に集中する不公平も指摘した。石井正弘議員(中立)は三党合意を尊重しつつ、公立離れ・所得格差拡大・便乗値上げ等への懸念を表明した。平木大作議員(中立)は、「丁寧な制度設計と公立高校関係者からの意見収集が必要」と求めた。あべ俊子大臣は三党合意の枠組みの中で諸課題を検討するとした。
就学支援金・奨学給付金・都道府県上乗せの3制度の手続の複雑さと統合の可能性について議論された。金子道仁議員(賛成寄り)は、就学支援金が学校への代理受給、奨学給付金が保護者への現金直接支給と支給方法が異なる制度の複雑さを問題視し、「マイナンバーカードを使って3制度を統合すべき」と提案した。デジタル庁参考人は、申請書の工夫により一度に複数機関に申請できる仕組みはマイナンバー制度上否定されないと回答し、ワンストップ化の検討は文科省で行う必要があると述べた。政府参考人は、三党合意でもDX化による効率化が論点とされており、デジタル庁とコミュニケーションを取りながら検討すると述べた。
だから、両方を解決するためにも、事務負担の軽減、そして目的外流用の防止、そのためにも是非、このマイナンバーカードによって統合したシステムができるかどうか、デジタル庁と文科省でしっかりと御検討いただきたい、そのことをお願い申し上げます。
私立高校の授業料無償化拡充に伴う便乗値上げへの対策と私学の自主性とのバランスについて議論された。石井正弘議員は「私学の建学の精神を尊重しながら便乗値上げを防止する対処策が必要」と求めた。斎藤嘉隆議員は「便乗値上げ対策と公立・私立バランスの工夫を求め、単純な拡充には慎重」な立場を示した。あべ俊子大臣(中立)は「大阪・東京の先行事例の成果・課題を踏まえ検討する」と述べた。政府参考人は、過去の支援拡充時は授業料上昇・施設整備費減少の傾向があったとし、今後の支援単価増額時の授業料上昇防止策を行政府として検討していくと述べた。
全面的に否定しているわけじゃないんです。やっぱり、そういう政策としてどうなのか、どんな影響があるのかというやっぱりそういう議論、特にこの教育政策についてはそういうのをした上で慎重に、慎重に事を進めていかないと、もう子供たちの人生なんて一瞬ですよ、その高校生の時代は。
合理性のない授業料の値上げ、いわゆる便乗値上げでございますが、これが行われないようにする観点にも留意する必要が、まさに委員の御指摘のようにあるというふうに思っております。
もし行政側がこれをチェックをしていくんだということになると、規制を強化、これは私学経営への介入にもなって、ひいては私学の建学の理念など、私学の独自性、自主性を脅かすことになるのではないか、このようにも懸念いたしますが、どのように対処する御方針なのか、お伺いいたします。
相次ぐ大学の学費値上げへの対応として、授業料負担軽減のための緊急予算措置の必要性について議論された。吉良よし子議員(賛成寄り)は、百二十一の大学・大学院・高専の有志が学費値上げ止め・値下げへの要請書を提出した院内集会を紹介し、「学費値上げ止めと値下げのために直ちに予算措置を踏み出すべき」と強く求めた。水野素子議員(賛成寄り)は税負担による教育コスト軽減と地域産業連携の仕組みを提案した。舩後靖彦議員(賛成寄り)は、高額療養費制度の見直し凍結と同様に「学費値上げ撤回のために緊急予算措置が必要」とし、「国債発行してでも予算確保すべき」と主張した。あべ俊子大臣は機関支援・個人支援の両面での予算確保に取り組むとし、緊急措置には踏み込まなかった。
改めて、文科大臣、こうした学生の切実な訴え、願いに応えて、今の大学で相次いでいる学費の値上げ止めて、値下げに踏み出すその予算措置、直ちに踏み出すべきと思いますが、いかがでしょうか。
高等教育だけでなく、義務教育段階での教員不足、教育環境の改善のためには教育予算の大幅な増額が必要です。本来、減税した法人税を元に戻して累進強化する、金融所得課税の導入などで税収を増やし、不必要な予算を削るなどして予算配分全体を見直し、人づくりのための教育予算拡充が必要です。しかし、今この緊急事態に対応するには国債を発行してでも予算を確保すべきと考えます。
おっしゃるとおりで、社会がいわゆる税負担で負担をして教育のコストを下げていく形と、あと奨学金という形もあると思いますけれども、やはり、総理も地方創生ということを強く出されていますので、地域の特色ある産業、一緒になって人材育成にということを是非御検討いただきたいと思います。
18歳人口の急減を踏まえた大学の再編統合・縮小・撤退を含む定員規模適正化の必要性について議論された。石井正弘議員(賛成寄り)は、自民党内の大学再編・地域アクセス確保PTの座長として取りまとめた提言を紹介し、「2035年を見据えて再編統合・縮小・撤退を含む定員規模の適正化を早急に進めるよう求めた」。あべ俊子大臣(賛成寄り)は、「18歳人口が急減する中で、再編統合・縮小・撤退の議論は避けることができない状況」と認識を示し、中教審答申や自民党提言を踏まえて「速やかに具体的方策の実行に取り組む」と表明した。
御指摘のその自民党の提言においてまさに示されているように、十八歳人口が急減する中におきまして、設置者の枠を超えたこの高等教育機関の連携、再編統合、縮小、撤退、この議論はまさに避けることができない状況でございます。
大変な出生数の減少、これは想定を超えるスピードでありまして、この人口の減少が高等教育機関であります大学にも大きな影響を及ぼす、そして二〇四〇年における大学の入学者は現在から約十七万人減、四十六万人まで大変大きく減少するということが予測されているところでありまして、高等教育全体の質を確保していくためには、規模の適正化、この取組を早急に進めなければならないということがこの提言あるいは答申の趣旨かと思います。
本委員会では、教職調整額の50年ぶりの引上げや中学校35人学級の実現など教員処遇・定数改善について一定の評価がなされる一方、不登校の記録的増加・学費値上げへの対応・高校無償化に伴う公立離れなど喫緊の課題に対し、与野党を問わず更なる政策強化を求める声が相次いだ。文科省は各テーマについて既存施策の推進を中心に答弁したが、授業時数削減や学費値下げのための緊急予算措置など抜本的対応については慎重な姿勢を示し、引き続き審議が必要な論点が多く積み残された。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
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本委員会では、教職調整額の50年ぶりの引上げや中学校35人学級の実現など教員処遇・定数改善について一定の評価がなされる一方、不登校の記録的増加・学費値上げへの対応・高校無償化に伴う公立離れなど喫緊の課題に対し、与野党を問わず更なる政策強化を求める声が相次いだ。文科省は各テーマについて既存施策の推進を中心に答弁したが、授業時数削減や学費値下げのための緊急予算措置など抜本的対応については慎重な姿勢を示し、引き続き審議が必要な論点が多く積み残された。
○水野素子君 立憲民主党の水野素子でございます。会派、立憲民主・社民・無所属を代表いたしまして、大臣所信に関しましての質疑を行わせていただきます。 冒頭、まず、あべ俊子大臣が、十二月の委員会での私の質問、提案に誠実に御対応くださりましたこと、今国会の所信におきましては、科学技術立国、これを力強く実現したいと宣言されましたこと、これで、若い方が技術を目指して夢を持って取り組む大きな環境にとって大...
○国務大臣(あべ俊子君) 水野委員におかれましては、いつも大変御質問内容も御経験に基づいた深いものでございまして、敬意を表する次第でございます。 そうした中で、御質問の内容でございますが、昨年末の中央教育審議会の諮問におきまして、より質の高い、深い学びを実現するという観点から、個々の知識をただ覚えるのみならず、学ぶ意味、また社会とのつながりを深く理解できる学びの実現を検討課題としているところで...
| モデル | Claude (Anthropic) |
|---|---|
| 要約方式 | 抽出+要約 |
| 対象範囲 | 議事録 全文 (約99,945文字) |
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