予算委員会では、令和七年度一般会計予算と修正案をめぐり、集中審議および締めくくり質疑が行われました。主な論点は、物価高対策やガソリン暫定税率廃止、消費税の在り方、高額療養費制度の見直し凍結、企業・団体献金、自動車関税への対応、防衛費、外国人政策、環境・教育・社会保障など多岐にわたりました。石破茂首相のほか、加藤勝信財務大臣、武藤容治経産大臣、福岡資麿厚生労働大臣、杉尾秀哉氏、山添拓氏、川田龍平氏、柳ヶ瀬裕文氏、礒崎哲史氏、堀井巌氏、木村英子氏らが質疑や答弁に立ちました。自民・公明は予算の修正動議を提出しています。
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全84テーマ ・ 紐づく質疑89件
高額療養費制度の見直し凍結
シーレーン沿岸諸国との関係維持を巡り、ODAやOSAなど国際協力の強化が論点となりました。堀井巌氏は、財政難を認めつつも、シーレーン沿岸諸国との緊密な関係を維持するうえでODAやOSAなどの国際協力が重要であると指摘し、この方向に賛成の立場を示しました。これに対し石破茂総理は、日本も開発協力の恩恵を受けてきたと述べ、財政難であっても他国への開発援助を打ち切るべきではないとの考えを示したうえで、ODAの正しい使い方を追求すると答弁しました。両者とも国際協力の継続・強化に賛成の立場です。提示された範囲では、具体的な予算規模や制度の変更といった決定事項は示されていません。
PFASの耐容一日摂取量(TDI)の国際比較と予防原則の位置付けが論点となりました。川田龍平氏は、日本のTDIは米国の数百倍など各国より緩い基準であると指摘し、批判的な立場から質しました。これに対し浅尾慶一郎環境相は、基準は食品安全委員会が専門家の議論を経て選定したものであると述べました。また川田氏は、環境基本法に予防原則を盛り込むべきではないかと質しました。浅尾環境相は、環境基本計画に予防的取組方法が位置付けられており、これに基づき施策を推進すると答えました。スタンスデータでは、川田氏は予防原則の明記を求める賛成の立場、浅尾環境相は予防的な取組方法に基づく施策推進を明言する賛成寄りの立場とされています。環境基本法への明記について、提示された発言の範囲では決定事項は示されていません。
PFAS食品健康影響評価の透明性と文献選定の経緯が議論されました。川田龍平氏は、評価の過程に非公開の会議があり文献選定が不透明だと指摘し、最重要文献の除外や非公式会合での差し替えを批判しました。また、東京1か所でペットボトルの水で薄めた農水省データを採用した点を批判し、都内水道水を調べたA評価の論文が評価書にない理由を問いました。これに対し食品安全委は、アブストラクト段階の選定が本文の精査で入れ替わるのは一般的で、追加論文の理由は第4回WGの議事録に祖父江専門委員の発言として記載されていると説明しました。A評価論文が載らない理由は議事録上明示されていないとされました。川田氏の準備会合の議事録や音声データ提出の求めに、委員長は理事会で協議すると答え、食品安全委は準備段階の情報の公開方法を改めて考えると述べました。石破総理は、議論の公開と科学的見地に基づく厳正な判断のため努力すると述べました。
イスラエルのガザ攻撃への対応について、停戦合意の破棄後に攻撃で死者が増え、子供の犠牲も多いことが取り上げられました。大門実紀史氏は、この攻撃を大規模で残忍な虐殺と強く非難し、反対の立場を示しました。これに対し石破茂首相は、局長がイスラエル側に強い懸念を伝えて合意の履行を申し入れたと答弁しました。あわせて、負傷者の受入れ等の人道支援も行うとしました。石破首相は民間人の被害を極めて遺憾とし、合意の継続を求める立場から、イスラエルの作戦に批判的な姿勢を示しています。
オーガニック学校給食への財政支援の継続について議論されました。川田龍平氏は、みどりの食料システム戦略の交付金が3年間に限定されている点を問題とし、この縛りを解いて財政支援を継続するよう強く求めました(賛成)。これに対し江藤拓農林水産大臣は、有機農業を広げるという目標のためには横の広がりを重視する必要があるとの考えを示し、継続的な支援については一つの検討課題であると述べました。江藤大臣は継続の意義は認めつつも、3年という期限と横展開の拡大を優先する立場であり、やや慎重な姿勢でした(中立寄り)。今回の議論では、財政支援の継続について具体的な決定や結論には至っていません。
オーバーツーリズム対策と訪日客目標の見直しについて議論されました。柳ヶ瀬裕文氏は、住民生活への弊害が出ており六千万人目標は物理的に無理だと指摘しました。また、人数目標を掲げるとそれありきになるとして、目標の取り下げと人数の伸びの抑制を求めており、立場は賛成寄り(スコア0.90)です。これに対し石破茂首相は、地方分散とインフラ整備が重要であり、ゴールデンルートへの偏りが問題だと答弁しました。柳ヶ瀬氏の指摘に同意する姿勢(スコア0.65)を示しましたが、目標の見直しそのものには言及しませんでした。目標の取り下げについての結論や決定事項は示されていません。
ガソリン価格激変緩和補助の基金残高と追加支援の要否が論点となりました。武藤容治経産大臣は、全国平均百八十五円を目安に支援を続け、基金には残高があると答弁しました。また、七年度当初予算に基金への積み増しは計上されていないことを確認し、現時点では追加支援を想定していないと述べました。補助額は直近で三・八円です。加藤勝信財務大臣は、基金残高が約一・二兆円であり、灯油支援等で当面対応すると答弁しました。石破茂首相は、基金がなくなっても手がないという無責任なことはしないと述べ、基金は十分準備済みであるとの立場を示しました。スタンスデータでは、加藤氏は現在の残高内での対応という消極的姿勢(0.40)、武藤氏は残高の範囲での継続を示しつつ追加拡大には慎重(0.60)、石破氏は枯渇後を前提にした予算は組めないとの立場(0.55)とされています。
これから世界の価格動向も踏まえながら、そして国民生活の動向もまた注視をしながら、これから引き続き講じていくことになります。
そういったところをやりながら、それから従前から言っております出口、どういう形でこの出口を出していくのか、そういうのを総合的に見ながら、当面、この予算というか、この残高の中で対応するということ、今考えているのはそういうことでございます。
ただ、この暫定税率廃止をめぐっては、先ほど御指摘があるように、じゃ、恒久財源どうするんだということが中心ですが、多くの論点があって、その論点を今詰めておるときに、じゃ、基金がなくなったらどうしますかとか、そういうことを考えておったら予算なんか組めませんので、基金はきちんと十分準備をしておるということで予算をお願いをいたしております。
ガソリン暫定税率の廃止による燃料価格引下げについて議論されました。財務大臣は、七年度予算案と税収見積りは現行税制を前提としており、暫定税率廃止を含まないと答弁しました。政府は、廃止は三党協議の結果を受けて対応するとし、予算措置は計上されていないと述べています。石破首相は、廃止が実現すれば消費者が裨益するのは当然としつつ、法案が出ていない前提では議論できないと答弁し、恒久財源など多くの論点を詰めている最中で、基金は十分準備していると述べました。小沼巧氏は、一年限りで暫定税率廃止相当の予算措置を行う選択肢もあり得ると指摘し、物価高対策として肯定的な立場(賛成寄り)を示しました。礒崎哲史氏は、暫定税率廃止の法改正と今国会での結論を求め、賛成の立場を示しました。
ガソリン・軽油の暫定税率廃止について議論されました。武藤経産相は、廃止は昨年12月の幹事長合意に基づく政党間協議を踏まえて対応すると答弁しました。石破首相は、廃止は決まっているとの認識を示し、恒久財源の確保を含めて早期に結論が出ることを期待すると答弁しました。礒崎氏は、法改正が必要であることから、今国会中に結論を出すよう総理に求めました。なお、発言者の賛否に関するスタンスデータは提示されていません。
このテーマでの明確なスタンス表明はありませんでした
グリーン購入法を通じた資源循環市場の創出について、基本方針の見直しが議論されました。論点として、先端的環境製品を率先調達の対象と位置付けること、グリーンスチールの基準を新設すること、2030年度までに原則として全対象品目へ再生プラスチック利用率等の循環性基準を導入・強化することが挙げられています。発言者では浅尾慶一郎氏が賛成の立場(スコア0.80)で、公共調達において循環性の高い製品を評価し、資源循環市場の創出に貢献する意向を表明しました。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場を示す発言者は確認されていません。
引き続き、公共調達で循環性が高い製品、サービスを評価し、需要拡大を図ることで資源循環市場の創出に貢献してまいりたいと、このように考えております。
小中学校の不登校児童生徒数が過去最多の三十四万人に達したことを受け、解消に向けた取組が議論されました。平木大作氏は不登校の解消に向けた取組の推進を大臣に求め、支援に積極的な立場を示しました(賛成寄り、スコア0.80)。これに対し、あべ俊子文部科学大臣は、寄り添い誰一人取り残さない学びの保障を進める姿勢を示し(賛成寄り、スコア0.75)、心の健康観察の導入促進やスクールカウンセラー等の配置によって相談体制を充実すると答弁しました。反対の立場の発言者は提示された材料には含まれていません。
中国における人権状況への対応について、政府は新疆ウイグルの人権状況に関し、石破首相が習主席に直接懸念を伝達したと説明しました。石破首相は、普遍的な人権・民主主義を訴えつつ、中国の安定的発展との関係も慎重に検討する考えを示し、中国に迎合しない姿勢を示しましたが、対応の詳細は断片的な言及にとどまりました(賛成寄り・中立的な立場、スタンススコア0.60)。柏原裕氏は、中国を含め普遍的価値は保障されるべきだとして、懸念の伝達と連携に言及し、賛成の立場を示しました(スコア0.70)。柳ヶ瀬裕文氏は、中国の人権確立に向けて国際社会と協調して取り組むべきだと主張し、賛成の立場を示しました(スコア0.80)。提示された材料には、重要な結論や決定事項は含まれていません。
予備費の減額による修正財源の確保と、財政民主主義との関係が論点となりました。修正案は予備費を百五億円減額し、歳出歳入総額は変更しない内容で、秋野氏は公債金収入を増やさず財源を確保するための措置と説明しました。古川俊治氏は同額減額を修正財源として提示し、積極的な立場です。杉尾秀哉氏は、この財源確保が財政法二十四条の趣旨に反しないかと質し、反対の立場を示しました。加藤勝信財務大臣は、予備費を使用したのではなく減額したにすぎず法律上問題ないと答弁しました。石破茂首相は、予備費の弾力性は財政民主主義に反しないとして運用に留意すると答弁し、減額には消極的でした。小沼巧氏は、年度開始前の事由に予備費を使えるとの答弁は財政民主主義に反すると指摘し、反対の立場を示しました。
私は、その予備費を使えるのだ、使える可能性があるのだという今の総理の答弁は誤りだと思いますし、財政民主主義に反する行為になってしまう、そういった政権に任せることはできないということを申し上げまして、終わります。
財政法違反ではないかと思いますけれども、財務大臣、答えてください。
また、予備費について、同額の百五億円を修正減少することとしています。
つまり、何というかな、弾力的に使えるということがこの予備費の眼目であって、そうすると、何にでも自由自在に使えるというやや否定的な言い方をなさいますが、弾力的に使えるというこの特性には、私は財政法あるいは財政民主主義に反するものだとは考えておりません。
今修正者からお話がありましたように、予備費を使用しているわけではなくて、予備費の予算額をそういう形で減じているという対応をしているので、それ自体が、その予備費の使用と、今おっしゃった法律との関係で問題になるものではないと承知しています。
予算執行状況の見える化と会計DXについて議論されました。平木大作氏は、財務会計システムが執行段階まで一元化されておらず、執行状況を即時に把握できないと指摘し、即時把握体制の整備を求めました。これに対し財務大臣の加藤勝信氏は、見える化は重要であるとして、システムの一元化やデータ連携を各省の実態調査も踏まえて検討すると答弁し、関係省庁と連携して積極的に進める意向を示しました。デジタル行財政改革担当大臣の平将明氏は、重複入力やエクセル管理等の課題を分析し、ワンスオンリーを目指すと答弁するとともに、指摘を受け入れて会計DXをしっかり進めると述べました。三氏はいずれも見える化と会計DXの推進に賛成の立場です。具体的な決定事項は示されておらず、検討や実態調査を進める方針が示されました。
人事委員会が教職員の命と健康を守る機能を果たしているかが論点となりました。水岡氏は、人事委員会が教職員の命と健康を守る機能を果たしているかについて、総務大臣に質しました。これに対し、村上誠一郎総務相は、人事委員会等の役割の重要性を踏まえ、必要な助言を行うと述べました。村上総務相は賛成寄りの立場(スコア0.80)で、その根拠として、監督機関としての役割を重視し、過重労働の指導徹底を助言する姿勢を示しています。提示された範囲では、具体的な決定事項や結論は確認されておらず、総務省として人事委員会等に対し必要な助言を行うとの方針が示された段階です。
総務省としましては、人事委員会等が有する労働基準監督機関としての役割の重要性を踏まえまして、様々な機会を捉えて、過重労働に対する監督指導などを徹底して行って、助言しているところであります。
企業・団体献金の制限と政治資金の透明性強化をめぐり、首相の取組姿勢が議論されました。杉尾秀哉氏は、企業・団体献金の禁止は自民党型利権政治に終止符を打つことだと主張し、少なくとも約八千の政党支部への企業・団体献金禁止を最低限実現すべきだと求めました。また、三案が三すくみのまま年度末期限を迎えようとしている点について、首相の姿勢を質しました。これに対し石破茂首相は、政策活動費の廃止や第三者機関の設置などの成果を挙げ、何もできていないとの指摘を否定しました。一方で、政治改革委員会の議論を見守り、各党が協議中であるためあれこれ申し上げないと答弁し、団体献金への明確な立場は示しませんでした。スタンスデータでは、山添拓氏と川田龍平氏が企業・団体献金の禁止・廃止に賛成の立場を示しています。結論や決定事項は示されていません。
使用済紙おむつの再生利用促進について議論されました。排出量は今後増加する見込みですが、多くの市町村は再生利用を行わず焼却や埋立てで処理しており、採算性が課題とされています。再生利用を実施または検討している自治体は令和5年度末時点で78であり、目標は150とされています。普及に向けた課題として、情報の不足と予算の確保が挙げられました。これに対し、環境省は設備導入への支援とガイドラインの改訂を検討するとしています。発言者のうち浅尾慶一郎氏は、再生利用を大変重要であるとして促進に前向きな立場を示しました。
使用済みの紙おむつは、高齢化の進展に伴い一般廃棄物における排出割合が増加する見込みであり、その再生利用は、廃棄物処理の合理化や資源循環の促進に加え、少子高齢化等への対応の観点で大変重要であります。
児童の通学安全確保と立法措置について議論されました。水岡俊一氏は、新学期の通学時に事故が起きていることを指摘し、立法措置を含む対応を総理に質しました。また、2022年に会派として児童通学安全確保法案を提出した経緯を述べ、与野党一致の思いとして政府に立法を考えるよう求めており、賛成の立場です。これに対し石破茂総理は、被害の減少を強く掲げたうえで、立法が必要であれば検討すると述べ、条件付きで前向きな姿勢を示しました。あわせて、文部科学省から教育現場への注意を徹底させるとしました。政府による立法の実施については、検討にとどまり、明確な決定事項は示されていません。
内閣支持率の低下と政権運営について議論されました。杉尾秀哉氏は、内閣支持率が急落していると指摘し、その原因を総理に質しました。また、政権の前後で言動が異なることから国民が総理を信用できなくなっていると述べ、世論調査の数字を挙げて政権運営に批判的な立場(反対寄り)を示しました。これに対し石破茂首相は、支持率低下には複合的な要因があるとしたうえで、足らざるところは反省し、国民の信頼を得たいと答弁しました。支持率低下を受け止めて信頼回復を図る姿勢を示しており、立場は賛成寄りの中立的なものと位置づけられます。ただし、この評価の根拠となる発言は1件のみです。本テーマでは、具体的な結論や決定事項は示されていません。
再生可能エネルギー賦課金の見直しと電気代負担軽減について議論されました。礒崎哲史氏は、賦課金が5月から1kWh当たり0.5円上がると指摘し、徴収停止を決断すべきだと主張し、賛成の立場を示しました。これに対し武藤容治経産相は、単価は3月の34円から4月に35.7円へ上昇するものの、負担は約2千円減ると説明しました。また、脱炭素の観点から賦課金の方針を維持し、支援はいつまでも続けないと答弁しており、現行制度を着実に運用する姿勢で、スタンスは反対寄りです。電気・ガス料金支援は3月末で終了し、4月以降は使用量の減少を理由に夏の対策は未定とされています。賦課金の徴収停止を求める意見と制度維持の方針が示され、見直しに関する決定事項は示されていません。
出産育児一時金の外国人への支給と不正請求対策が論点となりました。柳ヶ瀬裕文氏は、支給に国籍要件がなく虚偽申請も起きていることを指摘し、少子化対策の目的に照らして支給対象を日本人に限定する、または差を付けるべきだと主張しました(賛成寄り、スコア0.80)。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、国籍で差を設ける合理的理由はなく、外国人も要件を満たせば同様に支給することが合理的だと説明しました。不正請求への対策として、海外で出産した場合には証明書の提出を求めていることも示しました(スコア0.70)。両者の間で、支給対象を国籍で区別するか否かについて見解が分かれており、提示された範囲では制度変更に関する結論や決定事項は示されていません。
これ少子化対策として税金を投入している、その政策目的に照らせば、これは対象を日本人に限定するべきだというふうに考えますけれども、見解を伺いたいと思います。
支給対象を日本国籍を有する者に限定すべきではないかという御提案につきましては、日本人と同様に適正に適用要件を満たし保険料を納めているにもかかわらず扱いに差を設けることに合理的な理由があるとは言えないというふうに考えられますが、なお、海外で出産した場合の出産育児一時金の支給に当たりましては、渡航事実であったり海外の医療機関で出産したことを証する書類の提出を求めるなど、不正請求対策を行っているところでございます。
北朝鮮による拉致問題の解決をめぐる議論です。堀井氏は、被害者家族の親世代が横田早紀江さん一人となった現状を踏まえ、解決への決意を質しました。石破総理は、拉致問題は国家主権の侵害であり時間的余裕がないとの認識を示し、解決にはトップ同士の会談が必要だと述べました。スタンス分析では、石破茂氏は拉致を国家主権の侵害と位置づけ、交渉による解決を図る意向を表明しており、解決に前向きな立場(スコア0.75)とされています。提示された範囲では、具体的な決定事項は確認されていません。
私は北朝鮮の拉致問題も国家主権の侵害だと思っておりますので、これは国家主権の問題だという認識の下に、中国に対して引き続き強力に交渉もし、解決を図りたいと存じます。
医療・介護従事者の処遇改善が議論されました。小沼氏は、与党からも処遇改善が不十分との指摘があるとして政府を質しました。厚生労働大臣は、補正予算で医療約1300億円、介護約1100億円等を措置し現場へ届けると答弁しました。また、令和7年度予算に報酬改定の2%分の処遇改善や食材費高騰分を含むと述べました。さらに、サービス類型や地域ごとの経営状況を見て必要な対応を検討すると答弁しました。厚労大臣の福岡資麿氏のスタンスは中立寄りで、現状把握の上で必要な対応を検討するとの表明にとどまり、明確な賛否は示されていません。財務大臣は、処遇改善の要望には今後も応えていくと答弁しました。
こうした取組の効果であったり経営状況など、足下の情勢変化や現場の声もしっかり把握した上で、必要な対応を検討してまいりたいと思います。
国債発行と財政運営の考え方をめぐり、公債依存の水準と将来世代への負担が論点となりました。進藤金日子氏は、三十年間で赤字国債が約九倍に増え、建設公債は約六割に減少したと指摘しました。そのうえで、社会資本ストックの形成には建設公債でちゅうちょなく賄い、後世代へ継ぐべきだと主張し、国債発行に積極的な立場を示しました。これに対し加藤勝信財務大臣は、歳出増に税収増が追い付かず公債依存が進んだと答弁し、依存は財政の硬直化や信認低下を招き得ると述べました。また、安易な国債発行で将来世代に負担を先送りせず、経済再生と財政健全化を両立する考えを示し、慎重な立場でした。石破茂首相も、将来世代の政策選択の幅を狭める権利は今の我々にないと答弁し、同様に慎重な姿勢でした。
私は、我が国の生産性向上と国土強靱化に不可欠な道路、河川、港湾、鉄道、土地改良、森林、治山、水産基盤などの良質な社会資本ストックの形成に不可欠な予算をちゅうちょなく建設公債で賄い、後世代につないでいくべきと考えております。
更なる人口減少が予想される中で、安易な国債発行により将来世代に負担を先送りすることのないよう、歳入、歳出両面の取組を行っていくことが重要でありますし、現下においては、経済あっての財政との考え方の下、力強く経済再生を進める中で、財政健全化も実現し、経済再生と財政健全化の両立を図っていきたいと考えております。
将来世代の政策選択の幅を狭める権利は、今の我々にはございません。
国際標準化戦略の策定と標準化人材の育成が論点となりました。城内大臣は、6月をめどに19年ぶりとなる国際標準戦略を策定中であり、8分野を選定してKPIで管理すると説明し、積極的に推進する立場を示しました。武藤経産相は、標準化人材の高齢化と経営戦略人材の不足を認めたうえで、研修等を展開し、人材育成に引き続き取り組む意欲を示しました。礒崎氏は、欧州に拠点を置く駐在人材による人的ネットワークの構築を進めるべきだと提案しました。3名はいずれも賛成の立場で、反対や中立の発言は提示されていません。
このため、御指摘のとおり、本年六月をめどに策定を予定しております十九年ぶりの国際標準戦略においては、こうした国内外の社会課題の解決につながり、我が国が強みを持つ戦略領域としてAI、量子、環境、食料などの八分野を選定すべく、検討を進めているところでございます。
引き続き、標準化人材の育成に取り組むことで、日本企業における市場創出に向けた戦略的な標準化活動の促進を行ってまいりたいと思っております。
その意味では、このルールメーキングが中心的になっているヨーロッパという地域に、それこそ駐在ですね、出張ベースではなくて、向こうに拠点をつくって、そこに長い間いる人材、そこの中で人的ネットワークをつくっていくということも併せて進めていく必要が私はあると思っていますので、そうした点もしっかりと御検討いただけますことをお願い申し上げまして、質疑を終わりたいと思います。
地域手当の見直しと、公務員給与の民間比較における企業規模が論点となりました。堀井巌氏は、地域手当の地域差には同一労働同一賃金の観点から課題が多いと問題視し、民間給与の比較対象が従業員50人以上の企業である点も指摘しました。これに対し人事院側の佐々木雅之氏は、地域手当の支給割合の差の在り方を検討するとともに、官民給与比較の企業規模の引上げについても具体的に検討すると前向きに表明しました。提示された範囲では、見直しを検討する方針が示されたものの、具体的な結論や決定事項は示されていません。
地方創生の推進について、松野明美氏と石破茂首相の間で議論が行われました。松野氏は、10年前の地方創生は結果が見えず粘りが足りなかったのではないかと問い、交付金が倍増されても自治体の自立を促すことが重要だとし、スポーツやブランド化の活用を提案しました。石破首相は、地方創生2.0で10年前の一体感をもう一度取り戻したいと答弁し、地方出身者が戻れるよう教育・医療・職を示す必要があると述べました。また、水上村のような活用例を全国に知ってもらうよう努力すると答えました。スタンスとしては、多角的な地方創生の推進を求める松野氏が賛成寄り(0.75)、地方創生2.0に意欲を示す石破首相が賛成(0.80)です。決定事項に関する言及はありません。
外免切替え制度の運用と外国人ドライバーの交通事故の実態把握が議論されました。警察庁(早川智之氏)は、外免切替えは警察庁の所管で知識確認の問題数や基準は変更しておらず、令和5年9月に審査体制強化を指示したものの審査内容は緩和せず、緩和の要望もなかったと答えました。川口市の死亡事故の運転者は外免切替えではなく教習所卒業で免許を取得したこと、令和6年の中国籍運転者の死亡事故9件のうち外免切替えは1人で短期滞在者ではなかったことも示されました。事故統計は外免切替えか否かを項目としておらず、データの把握方法を検討するとしています。宮崎勝氏は実態把握に基づく対策と制度の在り方についての見解を求めました。坂井学国家公安委員長は、外免切替えに見直しの余地があるとし、データ分析を踏まえて検討すると答弁しました。海外15か所の制度を調査中で、結果を踏まえ制度・運用の両面から検討するとしています。
外国人による医療保険制度の不適正利用防止について議論されました。柳ヶ瀬裕文氏は、経営・管理ビザ取得後に保険へ加入し高額療養費を利用できる点を制度の抜け穴と指摘し、まず塞ぐべきだと主張しました。これに対し福岡厚生労働大臣は、入国目的を偽って加入することは制度の信頼を損なうとの認識を示し、実態を把握した上で対応し、適正利用に取り組む姿勢を答弁しました。石破首相も、美徳を逆手に取る悪用は許さないとして、実態を調べると答弁しました。柳ヶ瀬氏は対策に賛成の立場、福岡大臣も実態把握と適正利用に向けた取り組みに前向きな立場でした。具体的な制度改正や期日など、決定事項として示されたものはありません。
外国人への給付金の支給要件について、来日1年目の外国人も住民税非課税世帯として給付対象になり得る点が議論されました。柳ヶ瀬裕文氏はこの取扱いを問題視し、外国人への給付金に一年以上の居住要件を設けるよう主張しており、見直しに積極的な立場です。これに対し内閣府は、迅速な給付と自治体の負担軽減という趣旨からそのような取扱いをしていると答弁しました。加藤勝信財務相は、本当に困った方にピンポイントで迅速に届ける体制づくりを検討すると答弁しましたが、要件見直しそのものへの賛否は示されていません。居住要件の導入に関する決定事項は、提示された範囲では確認できません。
外国人受入れ拡大に伴う自治体の受入れ体制整備について議論されました。柳ヶ瀬裕文氏は、受入れ体制が自治体任せとなって疲弊しているとして、拡大のペースを緩めるべきだと指摘しました。受入れ拡大の前に自治体の定着支援を優先し、拡大は慎重にすべきとの立場で、スタンスは反対寄りです。これに対し鈴木馨祐法務大臣は、一元的相談窓口の整備支援などを行っていると説明し、自治体の意見を聞きながら対応する旨を答弁しました。鈴木氏は自治体支援に力を入れ、あつれきを防ぐ必要性に同意しており、賛成寄りの立場です。両者とも自治体への支援の必要性では認識が重なる一方、受入れ拡大のペースについては見解が分かれました。なお、結論や決定事項は示されていません。
外見ケア(アピアランスケア)支援事業の対象拡大が論点となりました。平木大作氏は、支援が千百以上の市区町村に広がる一方、がん患者に限定する自治体もあると指摘しました。また、脱毛症の子供用ウイッグが高額であるとして、十八歳以下への支援策を求め、対象拡大に前向きな立場を示しました。大坪寛子氏は、がん対策推進基本計画は主にがん患者を対象としつつ、自治体ががん以外を対象とすることを制限しないと答弁しました。三原じゅん子氏は、厚労省とも相談し、こども家庭庁として何ができるかを実情を踏まえて考えると答弁しましたが、具体的な支援拡大の約束はありませんでした。この議論において、重要な結論や決定事項は示されていません。
三原大臣、今日来ていただいていますが、まず、十八歳以下に限定した形でもいいんですけれども、何らかの形で支援策って検討していただけないものでしょうか。
これ、あくまでもがん対策基本法に基づき我々が策定している基本計画の中での記述でありまして、一義的にはがん患者の方を対象とした計画でございますが、自治体ががん以外の患者様を対象に個別に外見のケアに係る取組を行うことにつきまして特段制限するものではございません。
本日議員から御説明いただきましたそうした実情も十分踏まえながら、こども家庭庁として何ができるかということ、厚生労働省からもいろいろお話を聞きながら考えてまいりたいというふうに思っています。
少子化対策と子どもの貧困・不登校・自殺対策のテーマでは、出生数の減少を巡る認識と、今いる子供への支援の在り方が論点となりました。松野明美氏は、出生数の減少が想定より15年早く進んでいると指摘し、出生数を増やす施策よりも現に生きている子供を守る施策を優先すべきだと主張しました。スタンスデータでは賛成寄り(スコア0.70)とされ、対策に積極的な立場です。石破茂氏は、子供を守るべきとの指摘に全面的に同意しており、賛成の立場(スコア0.80)ですが、示された根拠は一言にとどまります。提示された材料には、具体的な施策の内容や、結論・決定事項に該当する記述は含まれていません。
就労継続支援B型事業所の工賃向上が論点となりました。松野明美氏は、B型事業所の工賃が月7千円から1万円と非常に低いと訴え、改善を求める立場(賛成寄り)を明確にしました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、工賃の低さを受け止め対策を進める姿勢(賛成寄り)を示し、報酬改定や補正予算による経営改善支援、物価高騰への支援を行っていると答弁しました。提示された範囲では、新たな決定事項や結論は示されていません。
就職氷河期世代の老後と生活保護の将来推計について議論されました。吉川沙織氏は、就職氷河期世代が高齢期を迎えることを特に懸念する立場から、生活保護の将来推計の実施と、住宅政策を含めた検討を求めました。これに対し、石破茂総理は、推計は前提を置いた試算になるとしつつ、厚生労働省で計算が可能かどうかを検討し、その結果を報告すると答弁しました。石破総理の答弁は手続的なもので、推計の実施そのものへの賛否は示されていません。現時点で、推計の実施や具体的な政策に関する決定事項はなく、厚生労働省による検討と報告が今後の対応として示されたにとどまります。
平和安全法制廃止法案をめぐり、同法が日米の協力と抑止力にどう寄与したかが論点となりました。堀井巌氏は、平和安全法制は廃止すべきでなく、法制を前提に平和を守るとして廃止法案に反対し、同法の寄与について質しました。これに対し中谷元防衛相は、武器等防護の警護が米軍・豪軍に対して計150件あったことを示し、平和安全法制により日米同盟と抑止力が強化されたと肯定的に評価しました。提示された範囲では、堀井氏と中谷防衛相はいずれも法制を支持する立場で、廃止法案に賛成する発言者は示されていません。結論や決定事項は示されていません。
年金制度改革関連法案の提出遅延について議論されました。林官房長官は、期限の3月14日までに閣議決定できなかった法案は年金制度改革関連法案等の2件であると答え、様々な意見があり調整に時間を要していると説明しました。福岡厚労相は、できる限り早く国会に提出できるよう努力すると述べ、提出に向けて関係各位の理解を得るべく鋭意努力していると答弁しました。これに対し杉尾秀哉氏は、重要広範議案に指定されながら法案が未提出となった前例はないとして提出を質し、一刻も早い提出を求めて提出遅延に反対の立場を示しました。林氏は法案を重要と認識し推進する姿勢ですが、遅延そのものへの言及はありませんでした。福岡氏も早期提出への努力を述べる一方、遅延への具体的な立場表明は乏しい状況でした。なお、提出時期に関する具体的な決定事項は示されていません。
年金積立金(GPIF)の運用におけるイスラエル関連投資のリスク管理が論点となりました。大門実紀史氏は、ガザ関連企業への年金投資を問題視し、リスク面から引き揚げを求める立場(スコア0.10)です。政府が企業を問題視すれば指数除外により引揚げが可能になるとして政治判断の重要性を指摘し、ロシア関連の損失例を挙げたうえで、イスラエル投資約2270億円のリスク管理を求めました。これに対し福岡資麿厚労相は、運用は被保険者の利益のために行うものであり、銘柄判断を外交問題に巻き込むのは不適切として否定的な立場(スコア0.20)を示しました。また、中国企業は米制裁で指数から除外され、受託機関が投資撤退したと説明しました。石破首相は、リスクを適切にウォッチし運用を安全にしたいと答弁しました。投資の引揚げに関する具体的な決定事項は示されていません。
循環経済への移行と資源有効利用促進について、石破首相が循環経済を国家戦略と位置付け、資源有効利用促進法の改正案を提出したと説明しました。また、来年度予算には循環経済移行加速化パッケージ関連として470億円を計上したことが示されました。スタンスデータでは、石破茂首相は循環経済移行を国家戦略として極めて重要と明言しており、推進する賛成の立場です(スコア0.90)。提示された材料の範囲では、他の発言者の賛否や反対意見、具体的な議論の応酬は確認できません。
循環経済への移行というのは、委員御指摘のとおり、廃棄物を資源として最大限に活用しながら付加価値を生み出し、新たな成長につなげる国家戦略として推し進めるというような極めて重要な取組でございます。
投票所における障害者の介助者付添いと合理的配慮について議論されました。木村英子氏は、投票所で介護者の付添いを断られる事例を挙げ、各選挙管理委員会への周知徹底を求め、あわせて当事者との協議の場の設置と、自治体ごとの会議体の検討を要望しました。これに対し村上誠一郎総務相は、投票管理者が認めれば介護者は入場可能であると答弁し、参院選に向けて選管へ周知徹底を図る考えを示しました。石破茂首相は、総務省が今年度6回の意見交換の場を設けたと答弁し、改善措置を継続して検討する姿勢を示しましたが、具体策は示されていません。スタンスとしては、木村氏が賛成、村上氏と石破氏も前向きな姿勢とされています。自治体ごとの会議体については、今後の検討が要望された段階です。
教職員不足と学校の働き方改革について議論されました。あべ文科相は、教師不足は臨時講師のなり手不足など構造的な要因が大きいと述べました。水岡俊一氏は、学校の危機的状況と過労死を指摘したうえで、学校だけが働き方改革から外れ、時間外労働が認められていない点を問題として挙げ、改革の必要性を強く訴えました。石破総理は、教師の人権と子供の問題であるとの認識を示し、業務の代替も含めて精緻に分析し対応すると述べました。水岡氏と石破総理はいずれも改善に前向きな立場です。本議論において、具体的な決定事項は示されていません。
文化庁予算の充実と文化政策をめぐり、与党から文化庁予算が足りないとの指摘がある中で、政府がどう答えるかが論点となりました。小沼巧氏は、文化庁予算は不足していると指摘し、積み増しや予算修正の必要を主張する立場から、政府の見解を質しました。これに対し石破茂首相は、足りないとは言わず、予算の着実な執行とコンテンツの世界発信に力点を置くと答弁しました。首相は現予算を最善のものとして擁護しており、予算拡充への意欲は示されていません。賛否の傾向としては、小沼氏が予算拡充に強く賛成、首相は中立寄りの立場です。なお、予算の増額や修正に関する具体的な決定事項は示されていません。
日本版ESTAの早期導入と不法残留対策について議論されました。堀井巌氏は、不法残留者が多い現状を踏まえ、日本版ESTA導入経費の予算計上を評価したうえで、速やかな導入に向けた決意を求め、賛成の立場を示しました。これに対し鈴木馨祐法相は、日本版ESTAを極めて重要と位置づけ、2030年とされる導入目標をできる限り前倒しできるよう検討を加速すると述べ、早期導入に積極的な姿勢を示しました。両者はいずれも早期導入に賛成の立場であり、論点は導入時期の前倒しに集約されています。
日本版サーキュラーエコノミーの万博での発信について、万博の「地球の未来と生物多様性ウィーク」(9月23日から)において、リサイクル技術の展示や参加型企画を実施する旨が示されました。発言者のうち田尻貴裕氏は賛成の立場で、万博を日本版サーキュラーエコノミーを発信する絶好の場であると明確に肯定しています。提示された材料の範囲では、反対や中立の立場の発言者は確認されておらず、この件に関する結論や決定事項も示されていません。
大阪・関西万博は、国内外からの多くの方々が参加をされる貴重な機会でございまして、製品設計から分別、再利用に至るまでの全過程における日本の高度な技術力や社会システム、それとともに日本独自のもったいない精神を融合させた取組として、日本版サーキュラーエコノミーを世界に発信する絶好の場であると考えてございます。
日米貿易協定との整合性と自動車関税への対応が議論されました。水岡俊一氏は、自動車関税は日米貿易協定違反であるとして、厳しく対抗すべきではないかと質し、賛成の立場(スコア0.80)を示しました。石破茂総理は、大げんかではなく論理的に交渉し、高関税は米国の得にならないと理解させると述べました。また、協定に反するとの見解も首肯し得るとしつつ、対抗措置が最善とは現時点で認識していないと答えました(スコア0.20)。経産大臣は、日米共同声明に協定の精神に反する行動を取らない旨が明記されていると説明しました。岩屋毅外務大臣は、協定との整合性の断定は避けつつ米国の措置を極めて遺憾とし、交渉による解決を図る考えを示しました(スコア0.35)。対抗措置やWTO提訴については、あらゆる選択肢はあるが当面は協議での解決を目指すとされました。
旧統一教会と閣僚等との接点の把握について議論されました。石破茂総理は、接点が認められた者は既に関係を絶っているとの認識を示し、今後そのような接点が判明した場合には厳正に処分すると述べました。石破総理のスタンスは、接点の把握に前向きな賛成寄りの立場として整理されており、その根拠は、接点が判明した場合の厳正な処分を表明している点にあります。ただし、この処分に関する発言は今後の事態を想定した仮定の発言である点も併せて示されています。提示された要点の範囲では、他の発言者の立場や具体的な決定事項は確認されていません。
仮にそういうことがあった場合には、これはもう厳正な処分をしていかなければなりません。
旧統一教会に対する解散命令と、被害者救済・財産保全をめぐる議論です。石破総理は、解散命令を国側の主張がおおむね認められたものと評価し、被害者救済に万全を期すと述べました。水岡俊一氏は、解散命令を救済の一歩と歓迎しつつ、解散前の資金移動で被害者が救われない恐れがあると指摘し、包括的な財産保全の検討状況を質して、政府に強く求めました。あべ俊子文科相は、隠匿・散逸のおそれが確認されれば特別指定宗教法人に指定できると制度を説明し、包括的な財産保全は信教の自由への影響から慎重な検討が必要とされ見送られたと述べました。石破総理は、現時点で財産の隠匿・散逸のおそれは確認されていないと答えました。包括的な財産保全は見送られた一方、特別指定の枠組みが示されました。
私は、また私たちは、多額の献金等による被害に遭われた方の救済の一歩だということで私は歓迎したいと、こういうふうに思っておりますが、その解散命令が出たと決定されたということから先、これから先がまた問題だと、いろんなことを考えなきゃいけないということがここに出てくるわけですが、これ総理、どういうふうにお受け止めですか。
と同時に、被害者の方々の救済ということがおろそかになってはなりませんので、これは、その審理は審理といたしまして、被害者の救済というものに対して十分な対応ができているかどうか常に検証しながら、万全を、これも、さっきから万全という言葉を多用して恐縮でございますが、被害者の方々の救済、これを遺漏なきを期してまいりたいと思っておるところでございます。
仮に、旧統一教会が海外に現金を移動させることなどによって保有財産を減少させていること等が確認でき、財産の隠匿また散逸のおそれが認められる場合には、特別指定宗教法人として指定することができます。
森林整備と林業活性化による地方創生について議論されました。堀井巌氏は、豊富な森林資源を活用すれば若者が山村に定着し、地方創生に大変資すると指摘し、肯定的な立場を示しました。串田誠一氏は、総理に山林管理の強化を求め、整備推進に賛成の立場でした。石破茂総理は、供給量・品質・価格のばらつきを克服し、CLTなども活用して努力すると述べ、賛成の立場を示しました。江藤拓農水大臣は、日本の森林の約四割が人工林で、杉が約四割、ヒノキが約三割を占めると説明しました。その上で、人工林の管理は十分でなく、間伐は目標四十五万haに対し実績三十一万haにとどまると答弁しました。また、伐採後の再植林や、経済ベースに乗らない場所の広葉樹化が必要であるとしました。決定事項は示されていません。
治安の維持と安心安全の確保について議論がありました。松野氏は、以前より治安が悪くなったと感じると述べ、楽しい日本の約束を求めました。これに対し石破首相は、楽しい日本の大前提は安心安全であるとの認識を示し、闇バイトは許さず、世界一安全な日本を目指すと述べました。提示されたスタンスデータはなく、賛成・反対・中立の区分は確認できません。また、議論の結論や決定事項として示されたものはありません。
法人税減税の効果と企業献金の見返りをめぐる議論です。山添拓氏は、トヨタの献金5千万円に対して法人三税の減税が4145億円に上ると指摘し、献金の見返りとしての減税はゆがみであるとして企業献金の全面禁止を求め、反対の立場を示しました。これに対し石破茂首相は、法人税減税の効果が十分でなかったと与党税調で総括し反省していると答弁しました。一方で、減税が献金の見返りであるとの指摘は否定しており、立場は中立寄りです。企業献金の全面禁止については、提示された範囲では結論や決定事項は示されていません。
海外における日本語教育の普及支援について議論が行われました。堀井巌氏は、海外での日本語教育の普及を極めて重要であるとして推進を求め、外務省の考えを質しました。これに対し、生稲晃子政務官は、日本語教育支援を日本外交上極めて重要であると肯定したうえで、国際交流基金を通じた専門家の派遣や教材の支援など、現地のニーズに沿った支援を行っていると述べました。両氏はいずれも日本語教育の普及支援に賛成の立場であり、意見の対立は見られませんでした。提示された範囲では、新たな決定事項は示されていません。
海底ケーブルの自律的な生産・敷設・保守体制と同志国連携について議論されました。堀井巌氏は、海底ケーブルが国際通信の99%を担っていることを挙げ、自律的な生産・敷設・保守体制の整備と同志国との連携を求め、これを重要と主張しました。これに対し石破茂総理は、敷設・保守の自律性の確保と同志国との連携は死活的に重要であるとの認識を示し、その実現に努めると述べました。両者のスタンスはいずれも賛成であり、自律性の確保と同志国連携の必要性について認識が一致しています。提示された範囲では、具体的な施策や数値目標、期限などの決定事項は示されていません。
他国に頼ることなく、我が国で自律的にこの海底ケーブル生産、敷設、保守できる体制の整備、あるいは、ODAの基準や手続を柔軟化して、日米豪、同志国が連携して、この特に重要な太平洋地域のデジタルインフラ、海底ケーブルの敷設を強化していくことが重要だと思いますが、これもちょっと総理にお伺いしたいと思います。
もちろん、衛星による通信もございますが、やはりその圧倒的多くを海底ケーブルに頼っているという状況において、その敷設あるいは保守、そういうことにおいて自律性を確保する、あるいは同志国との連携を更に深めるということは極めて重要だと認識をいたしておるところでございます。
消費税の逆進性と社会保障財源の在り方が議論されました。福岡厚労相は、令和6年度当初予算の社会保障財源が保険料80.3兆円(59.5%)、公費54.7兆円(40.5%)であると答弁しました。山添拓氏は、保険料も消費税も逆進性があるとして、公費を消費税で賄う発想を転換すべきと主張し、消費税の廃止を目指した減税を求める反対の立場を示しました。これに対し首相の石破茂氏は、負担だけでなく給付も見るべきであり、軽減税率や低所得者への手厚い給付で再分配が働くと答弁し、消費税を全世代型社会保障の中核財源として位置づける賛成の立場でした。加藤勝信財務相は、逆進性を認めつつ軽減税率で緩和でき、社会保障によるジニ係数の改善効果も大きいと答弁し、第三分位の勤労者世帯の年間消費税負担を約26万5千円と推計しました。
消費税減税の是非と諸外国事例の調査について議論されました。石破茂首相は、諸外国は税率や期間が日本と異なり効果の検証が必要だが一概に否定しないと述べ、減税が景気を良くすると短絡的には考えないとしました。税率・期間・品目や事務の煩雑さなどを精査したいとして時間の猶予を求め、諸外国の減税の規模や対象を知識として調べるが予断は持たないと答弁しました。一方で、調査は食料品ゼロ税率の検討を意味せず、税率引下げは適当でないとの立場を示し、消費税は全世代型社会保障の中核財源であるとの認識を維持しました。加藤勝信財務相は、引下げを前提とせず試算も行っておらず、物価の動きを見極めないと試算は難しいと答弁しました。山添拓氏は、消費税の一律5%への引下げを必要かつ効果的として主張し、調査後の対応の検討や試算の報告を求めました。委員長は試算報告の扱いを後刻理事会で協議すると回答しました。
私たちは、一律五%への引下げが必要であり、効果もあると考えておりますが、とにかく消費税を聖域とせずにその全体を見直しの対象として排除しないと、このことは、総理、よろしいですね。
先ほど総理からもお話がありましたように、私ども、引下げを前提に検討しているわけではございませんし、当然試算も行っておりません。
政府といたしまして、食料品に対する税率を含め、税率を引き下げることは適当ではないと考えておりますが、御指摘を随分いただいておりますので、じゃ、本当に諸外国でどうであったのかということは、それは知識として知っておくことは重要だと思っております。
熊被害対策と危険鳥獣の位置付けが議論されました。串田誠一氏は、秋田県の熊が推定約四千四百頭で令和五年度の捕殺数が約二千三百頭に上ったことを挙げ、針葉樹は実を付けず杉が最多の同県では餌不足が出没の背景にあると指摘し、熊を危険鳥獣とする位置付けに疑問を呈して捕殺以外の対策拡充を求めました。石破茂首相は、熊は危険鳥獣以外の何物でもないとしつつ、山に帰れる環境づくりは人間の責任と答弁し、捕獲即処分には否定的な立場で、両面ある対応を示しました。名称変更については、自治体が困惑するため環境省で方針を示し検討すると述べました。浅尾慶一郎環境大臣は、人と熊のすみ分けを重視する立場から、捕殺以外にも広葉樹林への誘導や学習放獣支援など総合対策を進めると答弁しました。名称変更の結論は示されず、環境省での検討に委ねられました。
燃料油価格激変緩和対策の出口戦略が論点となりました。武藤経産相は、激変緩和事業は緊急避難的措置であり出口が必要としつつ、終了時期は未定と答弁しました。また、補正予算は来年度前半まで支給単価15円の補助が続くとの仮定で計上したと説明しています。スタンスデータでは、武藤氏は出口に向けた対応が必要と述べ、段階的縮小に前向きな立場(スコア0.60)とされています。礒崎氏は、年1.5兆円が必要であるのに対し予算は1兆円であるとして、年度途中の判断が必要と指摘しました。財務大臣は、出口をどう出すかを総合的に見ながら、当面は残高の中で対応すると答弁しました。終了時期など出口の具体的な決定事項は示されていません。
本事業ですけど、緊急避難的な対応として実施をしておりまして、出口に向けた対応が必要だというふうに考えているところであります。
物価高対策をめぐっては、出費を下げることと収入を増やすことの二つの観点から議論されました。石破総理は、賃上げに加え、給付金や重点支援地方交付金など全ての施策を動員して対応する姿勢を示し、物価上昇を上回る賃金上昇の実現が先決であり、選挙目当てではなく手取り増に専心すると答弁しました。赤澤亮正氏も賃上げを軸に価格転嫁や生産性向上など政策を総動員する姿勢を示し、強力な対策とは新たな予算措置ではなく既存施策の総動員であると説明しました。一方、小沼巧氏はガソリン対策は不十分で賛成できるか疑問だと批判しました。山添氏は、米類が九割近く上がりエンゲル係数も高いとして、消費税減税こそ強力な対策だと主張しました。
基礎控除の上乗せによる所得税の減税、あるいは高校無償化の先行措置などもそうでございますが、そういうものを全て動員をして物価高対策というものをやっていきたいというふうに考えておるところでございます。
政府としては、賃上げこそが成長戦略の要との認識の下、物価上昇に負けない賃上げの実現に向けて、昨年の水準を上回る今年の春季労使交渉の勢いを全国津々浦々に波及できるよう、適切な価格転嫁、生産性向上、あるいは事業承継やMアンドAの後押しなど、政策を総動員してまいります。
そういったところで、本当にこの一年間の出費を下げるという対策は大丈夫なのかということは改めて指摘しなければならないし、そういう状況で賛成できるかと言われると、ちょっと不十分だと思います。
物価高対策と手取りを増やす政策について議論されました。礒崎氏は、国民民主党の手取りを増やす政策として、基礎控除を178万円へ引き上げることなどを提示しました。これに対し、石破茂氏は、所得増・手取り増の実感に専心すると表明しており、手取りを増やす方向性に積極的に賛成の立場を示しています(賛否スコア0.78)。提示された材料の範囲では、礒崎氏による政策提案と石破氏の賛成の姿勢が確認できますが、具体的な結論や決定事項は示されていません。
私どもとして、選挙目当てということではなくて、本当にどうすれば国民が物価上昇に打ちかつような、所得の増とか手取りの増とか、そしてまた将来不安の払拭とか、そういうことを実感していただけるかということに専心したいと思っておるところでございます。
生物多様性の保全とネイチャーポジティブに関して、二つの観点から答弁がありました。農林水産大臣の江藤拓氏は、光が入らず手入れされない人工林には生物多様性がないとして、明るい森づくりが大事であると答弁しました。採算に乗らない人工林の広葉樹化など、生物多様性に配慮した自然回帰の努力を肯定的に捉えており、スタンスは賛成寄り(スコア0.70)です。経済産業大臣の武藤容治氏は、ネイチャーポジティブは持続的な経済発展に重要であるとの認識を示し、企業の先行的な取組を促進すると答弁しました。ネイチャーポジティブの実現に肯定的であり、スタンスは賛成寄り(スコア0.75)です。両大臣はいずれも生物多様性の保全に肯定的な立場で、森林整備と企業活動促進というそれぞれの所管から取組の方向性を示しました。なお、提示された範囲では、具体的な決定事項や反対意見は確認されていません。
進藤氏が、公述人から提案された社会保障全体を議論する国民会議の設置について見解を質しました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、国民的議論の喚起は重要であるとして、全世代型社会保障構築会議などの方策を挙げましたが、国民会議の設置そのものへの言及はありませんでした。石破茂首相は、名称は別として、関係者が互いに全体を見る場の必要性を痛感していると答弁し、設置に前向きな姿勢を示しました。スタンスデータでは、石破首相が賛成寄り(0.70)、福岡大臣がやや賛成寄り(0.60)とされています。本議論において、国民会議の設置に関する具体的な結論や決定事項は示されていません。
租税特別措置(租特)の適用企業の公開と、企業・団体献金の廃止との関係が論点となりました。川田龍平氏は、企業・団体献金の廃止のためにも、企業の公開を原則とするよう求め、公開に積極的な立場(賛成)を示しました。これに対し石破茂総理は、租特の適用状況の公開は企業の競争上の不利益となり得るとして、現状は非公開が望ましいとの立場を示しつつ、更に検討すると述べ、慎重(やや反対)ながら検討の余地を残しました。両者の間で公開の可否について結論は示されておらず、決定事項はありません。
米国が日本車を含む輸入車に25%の関税を課す意向を示したことを受け、日米関係の捉え方と対応が議論されました。堀井氏が政府の認識を質したのに対し、石破総理は日米双方の利益になる関係を目指し、自動車の件も含め日米関係を強固にすると述べました。また、日系自動車メーカーの対米投資が616億ドル、雇用が230万人に上ることを挙げ、正当な評価を求めました。武藤経産相は渡米してグリア代表らに貢献を説明し、除外とウィン・ウィンに向けて協議を続けるとしました。首相は、あらゆる選択肢があるとして対抗措置を含め最も早く得な対応を検討するとし、国防長官との会談など様々なルートで大統領に日本の立場を伝えると答弁しました。スタンスでは、石破総理が追加関税を遺憾とし対抗措置も辞さない姿勢を示し、浜口誠氏は大統領への直談判を求め、礒崎哲史氏は影響を懸念して継続的な対応を求めており、いずれも関税措置に反対の立場です。
それは極めて遺憾なことであります。
是非、総理には改めて、こうした部品企業への大きな影響を及ぼす五月というタイミングもございます、さらには日本だけではなくてメキシコを始めとした違う国からもアメリカに輸入している、こうしたところの影響も踏まえた上で、しっかりと対応を今後も続けていただきたい、そのことをお願いしたいんですけれども、改めて総理の決意をいただければと思います。
是非、直談判していただいて、総理から大統領に、日本の立場、日本のことを、もう一回会われているんですから面識ありますので是非やっていただきたいと思いますが、どうですか。
統計データへのアクセス性と、所管移管時の情報公開のあり方が議論されました。吉川沙織氏は、所管がこども家庭庁に移管されたことで調査結果が検索しづらくなった点を指摘し、所管変更時の調査結果の引継ぎと情報公開への配慮を政府に求めました(賛成の立場)。これに対し三原じゅん子大臣は、指摘を受けて引きこもり調査のページを新設し、検索しやすくする改善を速やかに行ったと報告し、前向きな対応姿勢を示しました(賛成の立場)。石破茂総理は、統計を参照しやすい環境の整備は極めて重要であると明言し、所管変更時の不透明さも問題視した上で、所管が変わった場合でもアクセスできる体制を各省庁に確認させると述べました(賛成の立場)。
政府が行いました統計調査などの結果につきまして、国民の皆様方が参照しやすい、こういう環境を整えることは極めて重要でございまして、また、こども家庭庁もそうなのですが、組織再編で所管官庁が変わった場合には、また何が何だか分からぬというようなことが起こるわけでございます。
今回のように所管が変更された場合、国民への情報公開の観点から、大事な調査結果の引継ぎ等について政府としても配慮すべきではないかと思いますが、総理の御見解をお伺いいたします。
議員からの御指摘を踏まえ、速やかに御指摘のあった統計調査のウェブページを新たに設け、検索エンジンにヒットしやすくなるよう改善を行いました。
緊急銃猟における事故時の賠償責任と保険について議論されました。環境省は、人身被害の場合は被害者から市町村への国家賠償請求が想定され、市町村が対応すると答弁しました。また、人身事故も保険の適用対象であり、保険料は市町村の負担が大きくならないよう国が支援するとしました。法務省は、過失で死傷させれば業務上過失致死傷罪が成立し得るものの、正当行為等により違法性が阻却され得ると答弁しました。串田誠一氏は賛成の立場(スコア0.80)で、保険費用は国が負うと明言すべきだと主張し、責任の曖昧さを批判しました。植田明浩氏は賛成の立場(スコア0.60)で、賠償は市町村が担い保険料負担は国が支援するという説明を踏まえ、政府方針を肯定的に述べました。
自動車産業への追加関税措置と対米交渉が論点となりました。水岡俊一氏は、2024年の対米輸出の28.3%を自動車が占め、全産業の1割の雇用を担う基幹産業であるとして影響の大きさを指摘し、悠長な対応は許されないと政府に早急な対応を求めました。礒崎氏は、日米の協力関係を損ないかねないとして部品関税も懸念しました。武藤容治経産相は、関税が乗用車で計27.5%、トラックで計50%となり、中部のトヨタ系列への影響も大きいと述べ、日本の除外を申し入れてきたが除外されず極めて遺憾と答弁しました。石破茂首相は、日本の対米投資や雇用創出を示し、どちらが得かを論理的に交渉すると述べ、直接も含め様々なルートで働きかけるとしました。カナダ・メキシコ拠点への影響を踏まえ他国と連携する考えも示しました。外務大臣は非関税障壁への対応の具体策について答弁を控えました。部品の対象品目は未確定です。
自動車関税の影響を受ける企業への資金繰り支援と雇用維持が論点となりました。石破茂総理は、影響を精査中であるとした上で、保証や利率など資金繰りの形を精緻に分析し、産業・雇用に影響が出ないよう対応すると述べ、資金繰り支援は十分可能だとして雇用と暮らしを守る意向を示しました(スタンススコア0.75、賛成寄り)。また、資金繰りは利率・保証・期間で対応でき、下請等には担当官派遣による情報支援を行うと答弁しました。二五%の関税分は予算に直接盛り込んでおらず、必要であれば予備費も考えるとしています。武藤容治経産大臣は、追加の支援措置について予算措置の要否を含めて検討すると答弁しましたが、具体策は未確定です(スタンススコア0.60、やや賛成寄り)。現時点で追加支援策の具体的な決定事項は示されていません。
花粉症対策と人工林の転換について、花粉症の有病率と森林対策のあり方が論点となりました。有病率については、日本の花粉症有病率は約四割であり、米国の季節性アレルギー症状の有病率より高いことが確認されました。発言者では串田誠一氏が賛成の立場を示しました。同氏は、花粉症は若年ほど重症化していると述べ、人工林が花粉症の原因であると指摘したうえで、人工林に関する森林対策に力を入れるべきだと主張しました。提示された範囲では、重要な結論や決定事項は示されていません。
そういう意味で、人工林というのは、我々大人たちが、この日本、本当に国土の七割を覆っている、そこに四割という人工林、そしてそれが杉が四割、ヒノキが三割、まあ非常に花粉が発生しやすいものを人工林として植えて、そして今それを若者が苦しんでいるという状況でございますので、私はここは森林対策もっともっと力を入れていかなければいけないと思うんですが、この水害や花粉症だけではなくて、生物多様性との関係でも、人工林、大きく影響するのではないかなと思うんです。
補正予算編成の必要性と財政出動をめぐり、杉尾秀哉氏が質問しました。杉尾氏は、十兆円規模の経済対策が報じられていることを挙げ、政府が補正予算を想定して動いているとの感想を述べました。ただし、補正予算への賛否は明示していません。これに対し石破茂首相は、現時点で補正予算を考えているとは言えず、当初予算の成立が第一であると答弁しました。また、七年度予算案は審議されている以上の最善のものだと述べました。報道されている時期や規模については、政府として考えておらず、予算執行に尽きると答えました。補正予算を編成する意思について、首相は時期や規模も含めて一貫して否定的な姿勢を示しており、本テーマで補正予算の編成を決定する結論や決定事項は示されていません。
訪日外国人の医療費未払い対策と民間保険加入義務化について議論されました。柳ヶ瀬裕文氏は、22年度の調査で3割近い医療機関が未払いを経験し、総額が約8億8千万円に上ると指摘しました。その上で、2年前の質問から対応が進んでおらず後手後手であるとし、先手の対応を求めるとともに、訪日外国人への民間保険加入の義務付けなどの手当てが必要だと主張しました。これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、保険加入の義務化には事務負担や相互交流への影響といった課題があるとして慎重な検討が必要との認識を示しました。一方で、加入促進は進める姿勢を示しました。義務化については、賛成の柳ヶ瀬氏と慎重な福岡氏とで立場が分かれています。
訪日外国人へこの民間保険加入の義務付けをしていくといった手当てが必要なんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
御提案いただいたように、その民間医療保険の加入の義務化につきましては、短期滞在者に求める医療保険の保障額や保険金の請求方法をどのようなものにすべきか、ビザの審査や入国時の審査における事務負担、義務化の対象となる諸外国との相互交流への影響といった課題がございまして、慎重な検討が必要と考えますが、先ほども申し上げましたような取組を通じまして、訪日外国人旅行者などに対する民間医療保険の加入促進について、関係省庁と協力して進めてまいりたいと思います。
象牙の国内市場について、規制強化と閉鎖の是非が議論されました。政府は、ワシントン条約の市場閉鎖勧告は厳格に管理された日本市場には当たらないとの見解を示しました。日本が関与する象牙押収は2010〜19年に257件3.3トンで、外国政府による押収が多く、近年は減少傾向にあるとされました。輸出については外為法で経産大臣の承認が必要であり、無許可輸出は関税法で5年以下の懲役等の対象となります。経産省は国内取引の実態調査、取引確認書への署名、骨董市巡視の定例化を予定しています。宮崎勝氏は賛成の立場から、日本の市場は違法取引網から完全には切り離されていないと指摘し、EUが市場閉鎖に転じた経緯を挙げ、種の保存法見直しの機に方向性の提示を求めました。これに対し経産省の竹内真二氏は、市場閉鎖の方向性を示すには産業保護も含めた慎重な検討が必要と答弁し、慎重な立場を示しました。
価格転嫁と賃上げの推進が議論されました。石破茂首相は、価格転嫁率は四九・七%でまだ道半ばであるとし、指導や下請Gメンによる実態把握を進めると答弁しました。価格転嫁を経済の中核と位置づけ、現場への徹底と春闘への寄与を明言しており、賛成の立場です。浜口誠氏は価格転嫁を大変重要と位置付け、下請法改正の施行を来年の賃上げに間に合うよう一月までに行うことを求め、賛成の立場です。これに対し首相は、賃上げへの寄与を念頭に経産省が対応すると答えました。武藤容治経産大臣も、今年の賃上げを進める必要があるとして委員と同じ思いであると答弁し、賛成の立場です。下請法改正の施行時期について、具体的な決定事項は示されていません。
退職金課税の見直しをめぐり、雇用の流動化との関係が議論されました。吉川沙織氏は、総理の3月5日と19日の答弁が雇用の流動化との関係で食い違うと指摘し、見直しの根拠が曖昧であること、50代の転職が増えている事実もあることを挙げ、客観的根拠に基づく議論を求めましたが、賛否は明らかにしていません。石破茂総理は、課税強化を意図したものではなく、働き方に中立であるべきで拙速な結論は出さないと述べ、中立の立場を示しました。赤澤大臣は、新しい資本主義実現会議の委員の意見を受けて事務局資料に記載したと説明しました。また、村上総務相は、地方議会が地方自治法に基づき国へ意見書を提出できると説明しました。結論や決定事項は示されていません。
通勤手当を標準報酬月額に算入することの是非と、社会保険料の在り方が議論されました。福岡厚労相は、通勤手当を支給する企業の割合は30人以上の企業で86.4%であり、昭和23年から報酬に含まれ、労働の対償として扱われていると述べました。加藤財務相は、通勤手当は実費弁償的性格を有し、一定額まで非課税とされていると説明しました。吉川沙織氏は、財務と厚労で通勤手当の位置付けが分かれていると指摘し、標準報酬月額への算入は納得感に乏しいとして見直しを求め、総理の見解を質しました。石破総理は、感覚的には実費弁償だとしつつ、制度の沿革や保険料収入も踏まえて整理すると答えました。結論は示されず、検討姿勢にとどまっています。
道路管理における国と県の役割分担と権限代行について議論されました。堀井巌氏は、広域幹線道路は国が管理するという柔軟な考え方が重要ではないかと質しました。同氏は分権を重要としつつも、広域幹線については地元の意向に基づいて国による管理を認めるべきだとする条件付きの賛成の立場です。これに対し石破茂総理は、都道府県の要請に基づいて国が整備や復旧を行う権限代行制度があることを説明し、国の役割を検討すると述べ、前向きに回答しました。ただし、具体的な方策は示されませんでした。
中国で拘束されている邦人5名の解決が論点となりました。柳ヶ瀬裕文氏は、邦人の拘束を不当であるとし、5名の早期釈放を総理の手で中国側に求めるよう要請しました。これに対し石破茂首相は、不当な拘束は認められないとの立場を示し、あらゆるルートを通じて強く申し入れを行い、解決を図ると答弁しました。両者とも拘束の不当性を指摘し、早期の解決を目指す点で立場が一致しています。賛否のスコアはいずれも0.90で、賛成の立場です。具体的な釈放時期や交渉の進展に関する決定事項は、提示された内容には示されていません。
重度訪問介護における外出制限を定めた告示523号の見直しが論点となりました。木村英子氏は、告示の外出制限が障害者の地域生活を妨げており、行動計画にも反すると主張し、告示文言の見直しを求めて制度の不可欠性を訴えました。厚生労働省は、告示は給付範囲を定めるものであり、公費による福祉サービスであるため対象外を設けると答弁しました。石破茂首相は、告示の規定の見直しは難しいとしたうえで、自治体の補助事業により外出支援を行うと答弁しました。木村氏は見直しに賛成、石破首相は見直しに否定的な立場です。告示の見直しについては結論に至らず、代替策として自治体補助事業による外出支援が示されました。
重度障害者の参政権と政治活動の保障について議論されました。木村英子氏は、告示が重度障害者の政治活動を制限しており憲法14条に反する差別であると指摘しました。これに対し石破茂首相は、選挙運動等のみを理由に一律に不適当とはならない旨を自治体に周知したと答弁し、障害者の政治参加の推進は重要との認識を示しましたが、具体策は示されませんでした。木村氏は、選挙以外の政治活動そのものについては許可が得られていないとして政府対応を批判し、追及を続けると述べました。また木村氏は、障害当事者の意見を反映し参政権を保障するため、公職選挙法や合理的配慮に関する協議の場を求めました。結論や決定事項は示されていません。
防衛装備品の調達と米国依存の在り方が論点となりました。大門氏は、米国からの兵器購入額が増え続けていると指摘しました。これに対し石破首相は、米国装備については価格の適正さと部品の継続調達を厳しく見ると答弁しました。石破首相のスタンスは、米国装備品への依存を前提としつつ価格の適正性を精査するというもので、賛否のいずれにも偏らない中立的な立場と整理されています。なお、本テーマに関して、提示された範囲では具体的な結論や決定事項は示されていません。
そこにおいてこの価格は本当に適正なのかということは常に見ていかねばならないことだと思っています。
防衛費の急増が国民生活予算に与える影響が論点となりました。大門実紀史氏は、契約ベースの軍事費が3年で35兆円に上るとして国民生活予算の圧迫を指摘し、軍事費拡大そのものに反対の立場から、削って暮らしに回すべきだと主張しました。また、GDP比で額を決める方式はマクロ経済の足かせになるとも指摘しました。これに対し加藤勝信財務相は、財源は行財政改革と4分の1の税制措置で賄い、生活予算は確保すると答弁し、社会保障や教育予算も確保しつつ防衛力強化を進める立場を示しました。赤澤亮正大臣は、予算は積み上げで編成しており、他分野への悪影響との指摘は当たらないと答弁し、賛成の立場から明確に否定しました。
防衛費増額の背景と安全保障環境をめぐり、議論が行われました。石破首相は、ウクライナ侵攻が増額の論理ではなく、中国等の能力向上により安全保障環境は厳しいと答弁しました。また、国の独立がなければ経済どころではないと述べ、独立を守る観点から防衛費増額を正当化しており、立場は賛成です。これに対し大門氏は、防衛費を対GDP比2%とする目標は侵攻前からの公約であり、米国による負担分担の要求が背景にあるのではないかと指摘しました。提示された材料の範囲では、首相が安全保障環境の厳しさを根拠に増額を説明した一方、大門氏が増額の背景を米国の要求との関係から問うた点が主な論点です。重要な結論や決定事項は示されていません。
いや、経済が悪くなったら防衛どころではあるまいがというお話ですが、国の独立がなくなったら経済どころではあるまいがと、私はそのように思っておるものでございます。
障害者雇用代行ビジネスのルール作りが議論されました。松野明美氏は、雇用代行ビジネスによって地域との交流が失われるとの懸念を示し、地域交流等に関するルール作りを要望しました。スタンスデータでは、松野氏は代行ビジネスに対して規制的・条件付きで前向きな立場とされ、賛否を示すスコアは0.70です。提示された材料の範囲では、他の発言者の意見や具体的な結論・決定事項は確認できません。
ただ、やっぱり交流、地域との交流とかを、やっぱりルール作りとかを是非やっていただければと思っております。
食料品への消費税ゼロ税率の適用や付加価値税の減税を物価高対策として検討してはどうかという論点が議論されました。川田龍平氏は賛成の立場で、食料品のゼロ税率化を提案し、英国など食料品を非課税または低税率としている諸外国の例を挙げて、他国並みの実施を求めました。提示された材料の範囲では、川田氏以外の発言者の立場や、政府側の答弁、結論・決定事項は確認できません。
私たちも党の中で、今、食料品の消費税のゼロ税率化といったことなど、本当になかなか、消費税の給付付き税額控除となると、またまたこれ制度をつくっていくというのはなかなか時間が掛かりますので、この付加価値税のこの減税といったところも考えてはどうかと思うんですが、それについて、総理、いかがでしょうか。
首相による商品券配布問題をめぐり、公邸での会食の性格と首相の説明責任が論点となりました。杉尾秀哉氏は、公邸会食が政治目的を持たないはずはなく、法に触れる可能性もあるとして、謝罪から始めるべきだと主張し、首相の説明も信用されていないと批判しました。石破茂首相は、政治活動の定義に照らして政治信条の開陳や特定候補の支持要請はなく、会食は政治活動ではないと答弁しました。一方で、世の中の感覚と離れていたとして商品券の件については反省しおわびを表明しました。前日配布の話については存じないと答えました。また、官房機密費がポケットマネーだとの指摘に対しては、決してそうではないと答弁しました。スタンス上は杉尾氏が反対、石破首相はやや反対寄りの立場として整理されています。
高額療養費制度の見直しの凍結が論点となりました。古川俊治氏は、見直し全体の実施を見合わせ秋までに方針を再検討するとして、歳出を百五億円増額する修正を示し、凍結に賛成の立場です。杉尾秀哉氏は凍結を支持しつつ、当事者の声の聴取と政策哲学からの再議論には期限を切るべきでないと主張しました。山添拓氏は、現行の上限額でも過度な負担との声があるとして、秋以降の検討に引下げを含めるよう求めました。石破首相は、患者や保険者の理解を目指して濃密に議論するが拙速な議論はしないと答え、納得なしの実施はしないとの条件付きの立場を示し、引下げを求める声は承知していると述べました。福岡厚労相は、医療費の倍のスピードで伸びる中、患者負担が過度とならぬよう審議会で意見を聞くと答弁し、凍結には明言せず中立寄りの立場でした。進藤金日子氏は修正案を参議院の成果と評価しました。
そこで、今回の再修正案ですけれども、高額療養費の負担限度額の引上げを凍結する、これは我々も主張していたことで、これは全面的に賛同しますが、今も話がありました、ではなぜ、その百五億円が必要なのを、予備費を減額して費用を賄うのか、修正案の提出者に説明求めます。
一般会計歳出のうち、高額療養費制度について、見直し全体の実施を見合わせるため、百五億円を修正増加することとしています。
ですから、今後検討されるとおっしゃっているその際には、秋以降の検討ですよ、引下げも含めて検討していくべきだと思いますが、当事者の声を踏まえてですね、検討プロセスを誤らないようにするためにはそういう対応必要じゃありませんか。
私としては、今回の修正案は、まさに熟議の府である参議院のハウスとしての成果であり、参議院の存在意義が明白に示されたものと考えます。
しかしながら、そうした中でも、患者さんの方々の経済的な負担が過度なものとならないように、今後関係者の御意見もしっかり承った上で、御理解をいただけるよう議論を尽くしていきたいと思います。
納得いただかなくても、はい、やらせていただきますということはいたしませんというのは答弁で申し上げたとおりでございます。
多くの論点で政府は検討や実態把握を進める姿勢を示しましたが、具体的な決定事項が示されたものは限られました。自民・公明の修正動議について趣旨説明が行われ、総予算三案と修正案の締めくくり質疑をもって審議が終了しました。
この要約はAI(自然言語処理モデル)を用いて生成しています。 要約の精度向上に努めていますが、解釈の違いや誤りが含まれる可能性があります。
必ず元の議事録本文もご確認ください。